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ネタバレはイヤだけど……
ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!
初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!
それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!
ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!
情報もろもろ
| 発売日 | 1992年1月3日 |
| 発売元 | コナミ |
| 開発元 | コナミ開発三部 |
| ジャンル | RPG |
| プレイ環境 | FC |
おススメする人
以下のような要素が好きな方におススメ
- がんばれゴエモンシリーズ
- コマンドRPG
- 地底や月にまで舞台を広げるスケール感
- 前作黄金キセルをプレイ済み(テイスト慣れや比較が可能なだけで未プレイでも全然可)
プレイ目安時間・ゲームの特徴
クリアまでのプレイ時間は15~25時間くらいだよっ。
エンカが結構多い、敵が強めでタフい、ダンジョンが結構複雑な作りってのを考えると、大体このくらいの時間ってとこだね。
あと、ちゃんとレベル上げや装備を整えていかないとキツめ難易度にはなってるね。
一応、移動速度がアップする手段とか、エンカを抑えてくれたり、無限に使えるうえ敵から必ず逃げられる道具もあったりだから、そういうところは親切だったかな。
このゲームはファミコンのゴエモンRPGでは2作目となるタイトルだな。(扱いでいうと外伝というやつ)
シリーズでは変わらずな、ゴエモンどのたちの喜劇的かつ感動的?な活躍がコマンドRPGの世界に落とし込まれているんだ。
無論、前作「消えた黄金キセル」をプレイ済みでも、初見で遊ぶプレイヤーにも楽しめるレトロRPGといったところか。
何よりの特徴は砂漠にジャングル、海底、雪国!
さらに地底から雲の上、果ては月にまでいっちゃうシナリオスケールのデカさだね。(良くも悪くもエリアの移り変わりがめまぐるしいってことだけど)
あと前作と比べたらの話だけど、戦闘の見た目も良くなってて敵味方両方がちゃんとアニメーションで動くっていうグラフィックの楽しさもあるかな。
いくつかのミニゲームまで遊べるしな。
アクションの印象が強いシリーズだが、こうした変わり種もあったということだな。
2026年7月2日(木)に、ゴエモンシリーズの13タイトルが収録されたコレクションタイトル「がんばれゴエモン大集合!」が、ニンテンドースイッチ・PS5・Steam(こちらはDL版のみ)で発売されます。
今作も収録されているため、該当機種を所持(購入予定含め)しているなら購入選択肢として充分すぎるほど。
なにより電池切れの心配がないのも大きく。
FC・SFCなどROMソフトのセーブデータは、パスワード式など一部を除いて、内蔵電池(ボタン電池)の電力によってソフト内に直接保存しておくものになっています。
この電池が切れていると、たとえセーブ自体は出来ても保存データはすぐ消失します。(電源を落とすと保持できない)
もちろん電池交換は可能なので終了ではありません(DIYにしても業者さんに頼むにしても、一定の費用はかかります)
今更ながら今作に限らず、中古ROMソフトを買って公式の機種でプレイする場合は、電池切れかどうかを一応留意しましょう。
ほかのゴエモンタイトルも数多く楽しめるワケですし、巻き戻し・一部ゲームの速度アップ・クイックロード&セーブと、プレイヤーの痒いところに手が届いた機能も搭載されているようです。
なお上記ソフトの存在を知ったのは、公式サイトが公開された26年2月6日当日、調べ物をしていた際の偶然でした(Webでソフトのサムネを見た時に、どうせまたパチスロのやつかなーなんてカンちがいしたくらいです)
前年の下半期あたりからゴエモンのレビューを書き始めたのは、このタイトルが発売されることへの第六感みたいなものが働いたのかなーなんて……。
ただの偶然だと思っていますが、なぜか気分が晴れやかになりました。
この先ネタバレ注意!
序文
何気にファミコンでも2作リリースされていたゴエモンRPGの続編。
前作・黄金キセルの時よりも冒険の舞台は広がり、地上のみならず地底、雲の上、さらに宇宙(月)にまでおよぶスケール。
コマンドRPGをベースに、ゴエモンらしさふんだんなグラフィックとサウンド。
いってもボリュームはファミコンなので推して知るべしですが、その二作目ながらも「ロープレゴエモンもイケる!」という気持ちが存分に味わえるものとなっています。
――あれ?
なんか序文というより、総評みたいになってんぞ?
まあ、いっか。
気を取り直して。
本レビューでは前作との比較を交えての話もしていますが、そちらを未プレイであっても今作のゲーム性や雰囲気のみは伝わるよう心がけて書いた(つもり)です。
なお前作・黄金キセルのレビューもそのうち書く予定です。
評価スタイル
ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!
☆5つならめっちゃ満足、★1つなら不満って感じでね。
ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。
★★★+や★★★★―のように評価させてもらうこともあるぞ。
これは次の★数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。
シナリオ・ストーリー ★★★+
導入部をざっくりと。
いつもの江戸のはぐれ町……の自宅でキセルふかしてくつろぐ正義の義賊・ゴエモン。
そこへ自称正義の忍者でゴエモンの相棒・エビス丸が瓦版を手に持ち、忙しない様子で現れる。
彼の大ニュース発言に、耳を傾ける気がイマイチ起こらないゴエモンだったが……。
仕方なしに瓦版へと目をやると「世界ドロボウ大会」なるものが大江戸タウンで開催されるとのこと。
なにより衝撃をうけたのは優勝賞金1億両の字。
とてつもない金額に目がくらんだ2人は大会に参加するため、さっそく花の大江戸タウンへと向かうことに。
慣れたもんよと予選(チュートリアルダンジョン)を突破した2人と、数名の参加者に課せられた優勝の条件は「この世のどこかにある天下の財宝を手に入れるために必要な8つのカギを集める」というものだった。
ゴエモンとエビス丸は世界に散らばるそれらのカギを探し出すため、再び江戸から旅立つことに。
そして。
道中での出会いと別れ、各地で起こる怪事件、さらにUFOの出現や先々で襲い来る謎のからくりロボの存在。
当初は賞金が目的だったはずの旅。
その雲行きは段々と怪しくなって……。
――良くも悪くもファミコンボリュームながら、笑いあり感動ありな活劇テイスト、すなわちゴエモンエッセンスがしっかり詰まったシナリオでした。
またSFCのマッギネス以降に増していくSF感がこの辺りでも多少見られつつ、そこまで「なんかちがう」と思わせることにはなっておらず。
筆者にとっては不思議な感覚になったシナリオでもありました。(あれか?まだゴエモンインパクトが出てきてないからか?)
でも「とぶんびー」は出てきたろう。
あれも少し世界観にはそぐわない……
でも空飛ぶ乗り物の存在ってテンプレみたいなもんだからね。
ただのからくり飛行機って感じなら良かった?
それよりアレってさ。どう考えてもツインビーなんだよね。
同じメーカーのキャラ(乗り物)なんだから、名前はそのままでも良かったんじゃと思ったけど……
8つの重要アイテムを集める過程で多種多様に舞台が移り変わりつつも、話がいきなり飛んでしまうこともない至極まっとうな一本道。
いつものごとく江戸からはじまり、ラクダに乗っての砂漠越え、移動の際に足が生えるスーパーリニアかごや、船で大陸を渡り……。
南国の密林を経て、雪国へと辿り着き、やたらカラフルな地下世界にまで突入したと思えば。
今度は雲の上へと飛ばされ、空の旅を楽しむことつかの間、地上へとリターン。
さらにお次はアームストロング船長よろしく、月面の旅へ。
再三地上に戻ってきたところで、これまで集めた8つの鍵を使って秘密の洞窟内にある「財宝」とようやくご対面……と思いきや。
各地で起こった事件の黒幕がついに姿を現し。
――と、上へ下への目まぐるしい旅路(大分端折っているので余計に)なワケですが、しっかりゴエモンらしいオチとともに収束する物語が「らしく」もあり。
エビス丸「ゴエモンはん、じんせいってこんなもんでっせ……」
とはいいつつ、2人のちょっとした願いだけは叶ったようで。
一応は世界の危機を救ったことにも寄与したゴエモンたちなので、それくらいのご褒美はあってもバチは当たらないはず。
……ともあれ、舞台のスケール感は前作よりも大幅に広がっていることにはまちがいなく、バラエティに富むフィールドや街並み、住人の変化もなかなか楽しめるものとなっていました。
EDで分かる話だけど。
おみっちゃんへのプレゼントのかんざしブランドがさ。
「シャナル」っていうのがね。
そのまま使えるような名前じゃないからモジったんだろうけど。
現実になぞらえたパロディといったところだな。
同メーカーのパロディ出演
飛行アイテム・とぶんびーを作ったシナモン博士。(ツインビーに登場する発明家)
洋館およびなんばん船のドラキュラン戦まで一時加入するシモン。(悪魔城ドラキュラのシモン・ベルモンドその人。何だったらドラキュランも顔付きが悪魔城スペシャルのどらきゅら君)
なお前作黄金キセルでは仲間の一員だったコバンネコも再登場する(茶店で売り子をやっている。今作では当然ながら仲間には加わらない)
遊び心の一環だろうと思っている。
期待した人も居るとは思うが……
ヤエちゃんとサスケは出てこないんだよねー。
残念ながら。
ヤエどのこそ前作では仲間になったが、サスケどのは今作でも名前すら出てこなかったな。
後期のゴエモンに慣れちゃうと物足りないって感じちゃうよね。
(そんだけ2人の存在が定着してたってことなんだろうけど)
コリュウタくんはサスケの代わりって感じではなかったけど、一応ヤエちゃんの代わりのハヅキちゃんってとこかな。
それも大分後半になってからの話だったがな。
ちょっと印象に残ったこと
○寝相について
宿で朝を迎えた時、皆個性的な寝姿になっているな。
一番凄まじいエビちゃんはゴエモン(の布団)にのっかって。
当のゴエモンはのっかられてうーんうーんなってて。
コリュウタくんは髪ぼっさぼさ。
んでね、気付いたのが。
うん?
4人目の寝相だけみんな共通みたいなんだよね。
朝になったら頭の位置が反対側になってるってやつ。
シモンもナナちゃんもハヅキちゃんも。
みんな同じだった。
おやまあ。
……大した話ではないなコレ。
○やたらメタなパヤの住民
アレってなんだったんだ?
なにアレって。
パヤの民家にいる住人(女性)がな。
助けを求める声が聞こえるが、それは自国の王女であったか、それとも開発スタッフの声であったかと……
そんな気味の悪いセリフをいっていただろう?
あーメタなセリフだねえ!
このソフト作った時の開発現場って、※さぞかし大変だったのかもしんないね!
※今作の発売日が1月3日、そしてGBタイトルのさらわれたエビス丸(レビューあり)が前年のクリスマスに発売されています。
リリース日が近接していることから、開発も当然同時進行……という推察にすぎずですが(そうだとすれば、発売に間に合わせるため現場はさぞかし阿鼻叫喚だったのかもしれません)
スタッフさんが住人の言葉を借り、助けを求めるというメタを仕込んだのはユニークでもあり、遊ばせてもらったこちらとしてはつい苦笑いしてしまうセリフでした。
そういう意味合いだったのか、アレは。
あとほかの民家の人だって、もうこの先で武器や防具は店売りされないから、ダンジョンで入手するようにっていってくれるじゃん。
さっきのとはちがって、アドバイス型のメタ情報って感じだったね!
「それ」を当たり前にとらえるというのも違和感があるが。
(住人もなぜそんな先々のことが分かっているのやら……と、こんなことを考える私は野暮なのだろうな、きっと)
ゲーム性・システム ★★★
見下ろし視点のスタンダードなコマンドRPG……なのは前作(むしろほかのRPGもそう)とも同様なものの。
かつてはかなりトロいゆったりめだった戦闘テンポの改善により、前作プレイヤーには「多少」快適なものに感じられたはず。(筆者はそう感じた)
一方ザコ・ボスともども強め&タフい設定なので、ある程度のレベリングと装備新調をしっかり行っていかずには、ツラい旅路となることうけあい。
時たま4人メンバーになることもありつつ、展開上、3人旅を強いられるシチュエーションが少なくないことも厳しい面の一つ。
これを良面としてとらえるならば、手応え充分な難易度ともいえます。
また、いくつかの村ではミニゲームで遊べる施設や、そこで獲得できるほか、買い物のおまけとしてももらえる「べるくーぽん(ベ○マークのモジり?)」および、くーぽんで交換可能な景品の存在。
宿や武具屋といった店が複合されたデパート。(いっても二店舗しかありませんが)
トルネコの鑑定顔負けな「めきき」
「じどう」によるオート戦闘が可能なところなどなど。
今思い付く特色といえばそんな感じでしょうか。
名前や内容を少し変えただけで、ほかのRPGでもあるようなものというツッコミはなしで。
……特色?をもう2つほど。
ダンジョンはいずれも広め複雑めな構造ばかりで、ある程度は通った道を把握できないと結構迷いがち。
……ま、筆者が迷った側なので。
ピラミッドやどんどこ洞窟といった序盤のダンジョンですら、すでにそんな感じ。
よっぽどなら道順が載った攻略情報、攻略本なりを……見る(買う)までもしたくないなら、アナログながらもマップをメモる(矢印とかで簡易的に書いたものでも充分)のもアリ。
が、それだけではなく、わりと高めなエンカ率(+少々遅めな戦闘)までが加わるため、どのようなプレイヤーであろうとリアル時間は地味に圧迫されます。
シナリオのボリュームとはまったく関係のない「こうした要素たち」が影響して、ある程度のプレイ時間がどうしてもかかることも付しておきつつ――。
初見プレイに際しては特にですが、やはり遠慮なく攻略情報を頼った方がおススメなことを、ボソッと付け加えて置きます。
感じ方の個人差ってのもあるけどね。
んでも、ファミコンの中では遊びやすい方だと思うな(前作やってからこっちやると余計にそう感じるね……)
もろもろの話(攻略情報にもふれています)
○ゴエモンは技が使用可に
前作のゴエモンは技の一切が使用できないいわばドラクエ2型主人公だったが、今作ではちゃんと使用可能なバージョンアップを果たしている。
つまり。
前作ゴエモン「(バシバシ)……って通常攻撃だけじゃねえか、オイラ」
前作エビス丸「わては攻撃技も回復技もいけるタイプでっせー」
からの~。
今作ゴエモン「でんこうパンチ!……そうそう、こういうのでいんだよ」
今作エビス丸「技使えるようになって良かったでんなあ!(わては今回も両刀でっせ!)」
と、なった。
ほかにも、たんか・はなふぶき・ぐらツーなど、以前までの彼の不満?を解消するように、特有技がそこそこ用意されていたのは立派な進化。
○ほぼ使わなかった必殺技。
4人パーティーになると使用可になる「ひっさつ」コマンド。
その効果は最大HPの半分を消費する代わりに、敵全体に大ダメージを与えるというもの。(全員行動なので各自の行動は不可)
が、上記のデメリット(体力消費)の大きさなため、頻繁に利用することはなく。
あげく、これで敵を倒しても経験値は入らない。
筆者には思いつかないが、アレの有効な使い出なんて果たしてあっただろうか?
そもそも4人組になることも限られるからな。
基本ゴエモンどの・エビス丸どの・コリュウタどのの3人での進行が多かったように思えるし。
4人目の仲間は時期限定の加入だしね。
体力ガッツリ持ってかれるのもともかく、フラッシュ演出も目にあんまり良くなかった気も。
追記。
ひっさつは※温泉が近くにあるところなら、戦闘突入→ひっさつ→温泉につかるの流れで、金稼ぎの手段にはなりえる。
※フィールドでは不可視な隠しスポットで、入るだけで宿屋と同じ効果がある。計3つ点在。進行上、メンバーが消耗状態になっている時の絶妙にありがたいところにあるため、ぜひ利用するべし。(場所は現在割愛、攻略サイトを参考にお願いします)
ただし4人目が必須なことと、そもそも温泉の数が少ないことから有効な時期は実質限られる。
またひっさつの演出タイムは、コマンド選択から敵殲滅まで20秒程度かかるため、だるみと見飽きが発生することとも引き換え。
ひっさつの有効利用法を考えたつもりでなんだが、これで金稼ぎするくらいなら、普通に進めた方が良い気もしてきたような……。
○マメタンを必ず雇うべし!
序盤のよろず村に住むタヌキの一匹「マメタン」は世にも珍しい?目利きダヌキ。
前述した「※めきき」システムは彼を雇わないことには利用できない。
※武器・防具・道具の鑑定(使用効果)のみならず、店では武具の装備可能者をアイコンにて教えてくれる。
たった10両の雇い賃で機能が解禁されるため、使わない手はない。(普通のタヌキと同じく村をうろついているため、彼の存在をスルーしてしまうこともあり得るが……)
え?攻略サイト見るから、雇わなくても大丈夫?
味気ないなー。
たった10両の銭惜しんでどうすんの?
一旦雇えば最後まで活躍してくれるからな。
(コチョンどのは一体誰に向けて言っているのだろう)
○武器防具の中には……
使用時に技の効果が発動するものがあったな。
うん、スパークキセル(だいライメイ)・じごくブエ(だいカエン)・かみなりけん(ライメイ)
それとライオンけん(ハッスル)・がんせきよろい(ぐらツー)・やきゴテ(カエン)・トラのコテ(ひかりシュリケン)
これで全部だったかな。
この中では全体攻撃のスパークキセル・じごくブエ・がんせきよろい。
そして単体に高い威力を発揮するトラのコテがめぼしいところだな。
一部はダンジョン宝箱からの限定品だけど、これを使わない手はないよね!
なにせ道具としてなら誰にでも使えるんだから(しかも技消費もゼロ!)
ザコ戦はもちろん、ボス戦でも役に立ったしね。
しつこいようだが、大事なことなのでもう一度。
これらの武具の所持、とりわけカエデの挙げた全体攻撃効果を持つものの活用は時短的にも必須。
それらの中で最初に入手する(中盤始めで訪れるあくまの森の宝箱に入っている)であろう、ぐらツー効果のがんせきよろいの入手ですら、目に見えてザコの掃討が楽になった。
なんなら、そこからやや先のヒエルンみなとで店売りされているスパークキセルと、じごくブエに関してはそれぞれ余分に2つ(金があるなら3つでも◯)買うのが良い。(一つを使用後、次の仲間の行動時にはその一つがアイテム欄から消えるため)
つまり、その2つさえ所持していれば、今後メンバー全員がいつでも無限に、だいライメイ(ライメイの上位技・雷系全体攻撃)とだいカエン(カエンの上位技・炎系全体攻撃)が使用可能になったのと同じこと!
同じこと!同じこと!同じこと!(エコーがかってまでもいいたい)
FF的にはサンダラ・ファイラ、ドラクエ的にはイオラ・ベギラマの無限使用。
装備するよりも使用する方が断然良いってこった。
注意すべきは相手の属性によって効果が薄い、または吸収されることもあるため(もちろん弱点を突けば効果てきめん)なので使用するものをコロコロ変える必要はある。
ちょっとやり過ぎ(便利すぎ)じゃないか、効果はもちろん無限使用までできるのは。
良いの良いの!
そこまでチートでもないし、こういうお役立ち要素があった方が今作のテンポ(やや遅)とバランスがとれるってもんさ。
そういうものなのか?
それはそうと、マメタンどのにすら効果までは看破できないところを考えて……
気づかずクリアまでいったプレイヤーからして、もっと早く知っておけばと思わさるだろうな。
○3人目のレギュラー・コリュウタ
序盤をやや過ぎた頃から加入し、クリアまで長い付き合いとなる少年・コリュウタ。
彼は最終的に攻撃・回復・補助すべての技を高水準でこなす強キャラとなる。
たとえば全体完全回復のりふおる。
攻撃技のシャットアウト効果を単体に与えるばーりあなども彼特有の有益技。
ほかにも秘められた力が最大限に発揮される技、はりゅうへんげ・せいりゅうへんげは今作随一の性能を誇る。
もっとも正体が「龍神」なのだから、シリーズでもトップクラスで強い力を持つキャラクターととらえても、あながち間違いではない。(ゴエモンファミリーでは唯一の人外かつ最強のキャラなのではとも思えてくる)
ここでそんなコリュウタくんについての余話を。
彼の出番は今作のみにとどまらず、SFCのマッギネス、64のネオ桃山幕府、果てはGBの飛び出せ鍋奉行にまでおよぶ。
いずれもゲストキャラクターとしての登場ながら、ゴエモン&エビス丸とは旧知の間柄ゆえにそちらの方でも自身の力を使って一行の手助けをしてくれる。
――※マッギネスの時はアスレチックな楽しさという意味でも本当にお世話になりました。
※龍化したコリュウタの背に乗って進むステージがある。
……が、乱暴運転なせいで難易度は高く、筆者はやたらと水にダイブした。(その理由の裏付けとして、当の本人は龍変身の練習中だったらしく、後に町での会話でゴエモンたちを背に乗せていたことが無自覚だったことが分かる)
スタッフさんのお気に入りだったのかもね、彼。
シリーズまたいでも、それなりに出番が用意されてるってあたりさ。
そうかもしれないな。
○一時加入なのは残念
4人目として中盤に一時仲間となる娘……いや姫君か。
あーネタバレー!
そ、そういうレビューなんだからこれくらい良いだろう。
詳細までしゃべっていないわけだし。
だいたい見てくれている読者どのも承知の上だと思うしだな……
ごめん、言ってみたかっただけ。
※ナナちゃんのことね。
※出会った際は記憶喪失なことから、彼女の名前はプレイヤーが決める。何も入力しないで名前決めを終了するとデフォルトで「ナナちゃん」となる……名無しだから、ナナちゃん?
立場上、仕方ないとはいえ惜しかったな。
うん。
最後まで居て欲しかったよね。
※技すげー使えるし。
※ナナちゃん唯一の技「がんばって!」は、味方全員の攻撃力を少しのあいだアップさせる有益技。後に記憶を取り戻して仲間から外れたことに惜しいと思ったプレイヤーは、筆者だけではないはず。
別れのシーンがわりとあっさりめだったのも残念。(ただし、セリフにちょっとだけ長い沈黙が入るため、これを別れを惜む彼女の心の描写としてとらえるかどうかはプレイヤー次第)
設定も含めてなかなかキャラ立ちしていた気がするので、出番がアレだけなのは本当に惜しい。
シモンはそもそも登場作がちがうから仕方ないとしても。
彼女含めハヅキちゃんとペモペモは、一回くらいEDで出てきても良かった気がする。(コリュウタすら出てこないのだからムリか)
○逃げるコマンドは有難い仕様
みんなで使えるところが有難い。
一人が失敗してもほかのメンバーで成功することも多々あり。
これで無かったらキツかったが、下記でふれるクマのぬいぐるみさえ入手出来れば……。
○クマのぬいぐるみ、絶対取るべし!
集めたべるくーぽんと引き換え可能な景品のうち「ザコからかならず逃げられる&無限使用可」の「クマのぬいぐるみ」を入手することは、こちらも時短という意味で必須といってよい。
ただでさえ広めかつ入り組んだダンジョンで、状態異常を与えてくるめんどい敵からの逃走、迷いすぎて「もう位(レベル)も充分だし戦闘うんざりなんだけど……」といった場合の大きな助けとなる。
また、前作ほどではないものの、戦闘テンポも速いとはいえないため、立て続けの戦闘からの中だるみを防止するのにも役立つ。
比較的素早いコリュウタに使わせよう。
なお、交換所は中盤のしんかいみなとにあり、同所で遊べるミニゲームの野球拳でくーぽん自体も稼ぎやすいので(ほかのミニゲームより断然手軽)ここにきて交換用くーぽんが足りない場合は、一気に稼いでぬいぐるみと交換してしまおう。
それはそうと。
この野球拳もSFC雪姫(レビューあり)のさゆりちゃんショー同様、けっこう際どいグラフィックが出てくる。
あからさまなあちらと異なり、こちらではギャグなオチが待っているためマシなほうかもしれないが(でもマシってなんだ)。
くーぽんで交換できるほかの景品はどうなのだろうな。
ぬいぐるみ以外の。
クマのよびこ(無限使用可の敵呼びアイテム・2000枚交換)はレベリングでちょっぴり使えたから、取ってもおーけー。
クマのめざまし(ターン終了時に眠っていた仲間が起きる・8000枚交換)も戦闘補助アイテムとして取っても良し(あんま役立った時ないけど)
あとはいらん。
味気ないな。
その、クマのパス(乗り物フリーパス・500枚交換)と、別荘(無限無料で使える宿屋、しんかいみなとに建てられる・40000枚交換)はダメか?
乗り物なんてなぁ、そもそもが運賃安いし、とぶーん(とぶんびー)もあるから、一回乗りゃ充分よ。
別荘なんてあってもさ、そのへんの宿屋で充分でしょ。消耗したからってわざわざあそこ(しんかいみなとの上の方)まで行くワケ?
それはないし、ボクがプレイした時も実際なかったし。
あんな景品じゃなくて限定の装備品とかの方が良かったよ。
これまた味気ない。
(実際そのとおりで、否定しきれないのが心苦しいところだな)
○隊列変更は重要
キャラを前列に配置すると物理攻撃力がアップする代わりに被ダメが多くなる。
後列配置はその反対。
したがって物理攻撃が強烈な一部ボスへの対策は、こちらを全員後列へと下げること。(小判ガンなどの飛び道具や技の威力は隊列に関わらないことがポイント)
つまり後列でも威力の変わらない小判ガン系の武器はわりと重宝する。
また隊列を下げるだけでも物理ボコでのやられ率はグッと下がる。
戦闘中でも隊列の変更が可能というのも有難い。
これを知っているか否かでボス戦の難度に差が生じるため、攻略手段の一つとして覚えておきたい。
いや、むしろ。
中盤のはじめ(筆者の体感では洋館~いらはいみなと管内)に差し掛かるあたりで、すでに敵の攻撃が痛いので、先の小判ガン系や技などの攻撃手段を用いるなら、いっそこの辺りから全員後列のままでも良い。
実際ほぼそれでクリア出来たし。
オマケの攻略情報、ただし……
下は筆者がプレイ時にメモった、ダンジョンの道順や取るべきアイテムなど(それぞれのロケーションについての所感も)をまとめて記載した文のリンクとなっています。
ただし現在の内容は中盤のむかでやま~最後までという、半端なところからのはじまりとなっているため、ご了承のうえご覧ください。(無論、レビュー以上のネタバレ内容になっています)
その箇所からでも多少は楽をしたい、そんなタイムリーな方にとっては役立つと思っています。
音楽・サウンド ★★★+
いずれの音楽も短いループながら、良きゴエモンテイスト。
通常戦闘とフィールド曲は何度も聴く分、耳に残りやすく。
とりわけボス戦はノリがめちゃ良。
終わり→最初の箇所へループする際の盛り上がりが最高です。
ほか、シモンと出会った際には悪魔城ドラキュラでお馴染みのフレーズが。
あちらもプレイ済な筆者からしても胸アツでした。
演出的なことでは、ザコとボスへの与ダメサウンドが異なるのも細かい。
ある村の曲
初到達時のポカポン村とパヤ王国でかかる曲は時期限定。
民家の中にまで固有曲が用意されている。
この時の曲は、通常の民家でかかるものを微妙に音ずらし(マイナー調に変換?)したようなものとなっている。
これもなぜかやたらと耳に残ってしまった、個人的名サウンド(いや迷曲か?)。
グラフィック・見た目 ★★★+
前作・黄金キセルからキャラグラフィックが多少変化。
エビス丸はとにかく(彼はあのほっかむり姿なので同じなような……)ゴエモンは目つきがよりしっかりしたものに。
ほか目に見えての変化はやはり戦闘シーン。
前作では画面上の四角い枠内に敵が収まり(ドラクエ1的な)右側にパーティーの顔、下にコマンドという、それこそコマンドRPG感強めな見た目でした。
一方、今作では画面上部いっぱいに空間が広がったことで窮屈感は薄れ、臨場感がアップしています。
特に目を引くのはアニメーションの進化。
かつては顔表示のみだったメンバーが画面上に配置されるようになり、通常攻撃や技使用時のアニメーションがしっかり見られるようになりました。
ゴエモンの固有技「たんか」を最初見た時のインパクトは相当なもの。(やいやいやい!)
あれでどうやって敵に物理ダメージを喰らわせているのかはさておき。
エビス丸のちびエビスンや、のうてんおんどのコミカルさ。
コリュウタのはりゅうへんげ&せいりゅうへんげの二つは、出す作品をまちがえているんじゃと感じるほど、まっとう?でカッコいい演出。
敵サイドも負けてはおらず、通常時はもちろん、行動の際にはこちらにもちゃんとアニメーションが付きます。
また皆が非常にユニークかつ多彩なデザイン。
見た目にも楽しいバトルになっています。
ラスボスが……
ラスボス「ハイパー面相」(名前がもうダサい)
強さはともかく、ゴテゴテな装飾をつけた外見は超絶にダサい。(そのぶん※オオムカデというセレクトがカッコよく思えてくる)
※俵藤太(たわらとうた)という武士が龍神(大蛇)の頼みを聞き入れ、オオムカデを退治する昔話が存在する。なお俵藤太のモチーフは平安時代に活躍した武将・藤原秀郷(ふじわらのひでさと)。
一癖も二癖も……もとい。
一味も二味もある見た目の敵ばかりなタイトルでも「そちら」のベクトルへと振り切ったレア?な黒幕だったように思える。
なおグラフィックとは関係ないが、セリフもやたら小悪党感がぬぐえない。
舞台スケールの広さな割に、ラストに待ち構えるボスとしては突拍子のなさも手伝ってか、そこはかとないヘボ感が。
とはいえ、ゴエモンシリーズのノリゆえに許せてしまうというのもまた。
総まとめ ★★★★-
アクションだけじゃなくRPGでもしっかり魅せてくれたファミコンゴエモン。
前作で感じたゆったり感(戦闘行動時のスピードが少し遅い)や、やや機械的に感じられたコマンドRPGっぽさは本作では薄れていました。
アニメーション豊かで見た目にも楽しく、当時で考えてもかなりの良作だったように思えます。
元が別ジャンルであろうと、世界観やキャラクターが完成したものであれば、たとえほかのジャンルに当てはめても、十二分に楽しめるという最高例の一つのようにすら感じるほど(ドラクエやFFなどほかのRPGと比較しても「これぞゴエモン」というべき特有の雰囲気が堪能できました)
そもそもがファミコンソフト(それも後期作)なことを考えると、この天下の財宝は前作からの変化を踏まえても、これ以上に面白くしようがないくらい完成されていた様に思えました。
――そんな感じで賞賛しきっていますが、これは微妙……と思ったのはラスボスの正体(見た目やセリフも)。
あれ以外に居なかったものか。
ほか。
ダンジョンが広く迷いやすいいやらしい構造なため、道のりをある程度自分で把握する必要ありなこと。(迷ったあげく入り口まで戻っちゃった!ということは筆者が度々やっていたこと)
※今更ながら、MAPパーツが似通っている箇所が少なくないため、まだ通ったことない場所……と思いきや「おりょ?戻ってきてもうた」となることも少なからず。
そして戦闘のテンポが「前作よりも少々速くなったことに過ぎない」のと、エンカ率がわりと高めだったこと。
これらはエンカを下げるいんろうや、クマのぬいぐるみを活用することで若干の緩和は可能なので我慢が出来る範囲だったのが救いですが。
また難易度が良い意味でも悪い意味でも「しっかり」していること。
普通にプレイした限り、次のエリアに到達したばかりでは周辺の雑魚にすらてこずります。
さらにいずれのボスもタフ&強めに設定されているので(一部タフいだけというのもいますが)しっかりと装備を整えてレベリングを行わずには苦戦を強いられる。
本来RPGとはかくあるべきものか。
そこにも時間を消費することを加えて、これを良バランスとみるか、難易度が高いと見るかはプレイヤー次第といったところ。(筆者は両方でのとらえ方が混在していました)
ただしシステムさえ理解していれば本来苦戦を強いられるボスですら、わりと苦もなく倒せることもある。
そういった穴もちゃんと用意?されてはいる。
現在いえるのはそのくらいでしょうか。
もっとも今のところ筆者の中では、ほぼ満足レベルなファミコンRPGだったこと、致命的なマイナス点もなかったというのがホッとしたところですが。
以上でレビュー(仮)を終えます。
仮ってか。
ほかのレビューでもいっていることだが、最低限でも見られる(と思う)状態にしてから公開する形式をとることにしたのだろう?
リライトありきというやつで。
まあテンポも上がるから良いんだけどね。
あ、これも度々いってることだけど、ボクたちのこのおしゃべりも後々変わるかもだから、今のところは限定の会話ってことで。
読者どのがもう一度このレビューにおとずれてくれた頃には、会話が変化しているかもしれないからな。
もし時間を割いてくれるようだったら、いずれまた覗いてみてほしいぞ!
ネタバレ前にも同じことを書いておりますが、2026年7月2日(木)に、ゴエモンシリーズの13タイトルが収録されたコレクションタイトル「がんばれゴエモン大集合!」がニンテンドースイッチ・PS5・Steam(こちらはDL版のみ)で発売されます。
まさか、こんなタイトルが発売されることになったとは。
今作も収録されているため、該当機種を所持(購入予定含め)しているなら購入選択肢として充分すぎるほど。
昔のROMゆえのリチウム電池切れを気にする必要もなく。
なにぶん、ほかの多くのタイトルも楽しめるワケですし、巻き戻し・一部のゲームの速度アップ・クイックロード&セーブと、ユーザーの痒い所に手が届いた機能も搭載されているようです。
なお上記ソフトの存在を知ったのは、公式サイトが公開された26年2月6日当日、調べ物をしていた際の偶然でした(Webでソフト画像を見た時に、どうせまたパチスロのやつかなーなんてカン違いしたくらいです)
前年の下半期あたりからゴエモンのレビューを書き始めたのは、このタイトルが発売されることへの第六感みたいなものが働いたのかなーなんて……。
ただの偶然だと思っていますが、なぜか気分が晴れやかになりました。
了。


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