
コチョン「Web上で何かのサービスの会員登録する時ってさ『最短3分で登録完了!』みたいに書いてることあるじゃん。カップラーメンタイムでお手軽感ある感じで。アレってどうなのよって思うんだよね」

カエデ「どうなのよって、いったいなにがいいたい?⦅カップラーメンタイム?⦆」

コチョン「いやつまりさ、そういうの登録する時、登録フォームで情報の入力やログインID、パスワードとか決めるワケじゃん?そのあいだに3分なんてあっさり過ぎちゃわないかってこと」

カエデ「入力が手ばやい者なら可能なんじゃないか?」

コチョン「そういう人ならね。でもさ、それだけじゃなくて『利用規約読んで同意してください』ってのも書かれてることあるじゃない?アレ読んでたら「たった3分ぽっちで終われるかー!」って話。たいがい長文で字もぎっしり、なにより内容がやたら堅苦しくて小難しいの四拍子そろってるし」

カエデ「言わんとしていることは分かるが、規約や約款とはそういうものじゃないのか?文言の理解はまだしも、おおまかな内容だけは把握するものだと思うが」

コチョン「それはそうなんだけど……『3分で登録完了』ってとこだけをうのみにするならさ、最低でも規約のところは超速で流し読みするか、もしく読んだ体でスルーしかないよね。むしろ大半の人がリアルにそうしてるんじゃないかって思うくらい」

コチョン「ワリと素朴な疑問じゃない?でさ、それならいっそはじめの方に『情報入力は約3分で完了できると思うけど、規約の確認はちょっと時間かかると思うよー(人によるからね)でも大事なとこだから一応目とおしてね♪』なんてデカデカと書かれてた方がまだ親切だと思うんだけど、どう?」

カエデ「……そんな文言ならかえって登録する気になれなくないか?だいたい約3分という時間も、あくまで目安や形式的なものとして書かれているだけだと思うが……約とか最短とはそういうことだろう?」

コチョン「うーん、でもなんかモヤッとしちゃうな。でもああいうのしっかり読んで理解してからサービス登録してる人って、ホントのところどれくらいいるんだろうね?」

カエデ「もしかすると、しっかり読む者ほど登録しないかもしれないぞ。それこそ延々と書かれた規約を読むだけでわずらわしくなったりとかな」

コチョン「だとしたら、ユーザーを増やしたい側としては本末転倒だよね」