読み込み中の一言
コチョン「疲れ目は早めにケア。ほら、何回かまばたきしてみて!」
カエデ「頭の中を整理する時間も忘れずにな」

おでん屋台The・CAT その一

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開店準備

今日も今日とて。

人通り少ない街はずれ。

石造りの古い小さな架橋の、その近くにひっそり構えられた、これまたこじんまりなやや古めかしい屋台。

奇をてらった品書きはなく、どこにでもあるような、でもよそにはけっして負けない美味しいおでんが自慢。

――と、ここの店主はそう自負して店をやっている。

陽が沈みかけた空に群青と橙のグラデーションが効いている。

「さてと……」

今日も今日とて小さな身体でよいしょと台へと登り、これまたよいしょと、のれんとのぼりをあげて、提灯に火をともす。

これもまた店の主としてのルーティン。

……小さな身体?

と、いっても子供ではない。

なにしろここの店主。

ネコなのだ。

「あ、一応黒猫って付け足してね」

「その辺にいる有象無象のネコって思われたら、なんかやだし」

――そこ重要?

……もとい黒猫なのだ。

街はずれの、小さな架橋近くにあるおでんの屋台。

唯一変わっているのは、人語を操る不思議な黒猫が営業していること。

たったそれだけのことである。

Relation1 大根

「あー」

「また飲んでもーたー」

辺りはもう真っ暗闇じゃござんせんか。

ちょぼちょぼ街灯が灯ってるだけじゃござんせんか。

仕事上がりにここまで酔っぱらうのもいつものこと。

どうせ家にゃ誰も待っていやしない。

酔ったって誰も困らんワケだ。

そんで帰ったところで、くたびれスーツを脱いで着替えて、水飲んで、ベッドに潜るだけ。

ほーっと強めに息を吐く。

少し冷え込んだ空気のせいで、すぐさまそれは蒸気へと変わった。

鼻から酒の匂いが抜けるようで心地いい。

さて。

20時……過ぎか。

酔い覚ましにいつもとちがったコースで帰ってみるか。

どうせ家にゃ誰も待っていやしない。

……この頭んなかの独り言、二度目だったか。

ま、いいや。

って、感じるくらいは酔っぱらってるってこったな。

――「ん?あんなとこに屋台……なに、なに『おでん』?……ヒック」

飲み屋街じゃ、そう珍しくはない。

でもこんなへんぴな場所で?

やたらと年季の入ったのぼりと赤提灯に何となく惹きつけられる。

先客も居なさそうだし、ちょいとよってみるか。

小腹も空いてきたし。

二つ三つ食ったら〆にもちょうどいい。

どんな顔のおっさんがやってんのか分からんけど、対面で呑みなおすってのもアリだな。

って、オレはまだ呑むつもりなのか。

「ヒック……1人ね?」

「はいよー、いらっしゃいー!」

……アレ?

声は聞こえど、姿はなし?

ん?黒ネコ?

三角巾と割烹着姿の?

「お客さん、目ぇまんまるくしてないで座ったら?」

その「目」をこすっても眼前のネコがしゃべってるという事実。

「……えーっと、念のため聞くけど、あんたがやってるの、ここ?」

「そうだけど?ひやかしじゃないなら座ってよ」

「立ち呑みはやってないからねウチは」

ふーん……ネコがおでん屋台を、ね。

時代も変わったもんだな。

菜箸を上手いこと使う。

鍋の中は大根、ごぼ天、はんぺんにタコ串……うん、ちゃんとおでんだな。

湯気の香りが鼻をくすぐる。

ネコがやってる割にそこそこ期待できる店な気がしてきた。

「よっと……カバン横に置いていい?」

「いいよー、でもほかのお客さん来たら、悪いけど膝上に置いてね?」

「カバンの置き場所まで作ってないからさー」

……なんていいつつ、身体の大きさほどある醤油瓶を必死に運ぶネコなんて、多分ここにしか居ないだろうな。

大体、こんな人っけないとこに店構えて、俺以外の客がどのくらい来るもんかね。

――「はい、初めての人へのお通し代わり。箸はそこに立ててあるやつ、洋辛子はそこ、お好みでつかってね」

「おっ大根じゃん、定番定番。まずこいつを頼もうと思ってたんだ」

輪切りの大根とひたひたに注がれた出汁が器の中で香気をあげている。

そこいらのおでん屋だと小さ目な割に値段はそこそこってのもあるが、この大根はゴロっと大きく切られていて、けち臭さを感じない。

カンタンに箸が入っても二つには割れない。

火の通りもイイ感じだな。

「はふはふ……」

――うめえ。

そりゃ酔った時のおでんってのは指折りの肴だけど、この大根。

出汁の味が優しくてほんのり甘い。

それも薄味ってワケじゃなく、昆布にカツオ、醤油のコクもしっかり感じられるうえに、牛スジ、タコ、ホタテ……。

ほかのおでん種から移った旨味が全体にしみわたってる。

いやそれより。

身体だけじゃなくて心の底から温まるってような……不思議な……。

と、脳内食レポはこのへんにして、ノリでありきたりなこといっちゃうけど。

「大将、良い腕してんね」

……ん、なんかむくれてるぞ?

「――あのさぁボク、一応メスなんだけど」

こいつは失敬。

「あ、じゃあ女将……美味いねコレ」

「それは何より。決まったらほかの注文もどうぞ。あ、品書きは上ね」

と、いって天井から下がった何かを指さす。

木の板に具が書かれてるのか……これまたレトロでイイな。

ん、下に肉球のマーク?が描かれてら。

なるほど、そこはネコっぽい。

今の大根の感じだとほかのやつも相当期待できそうだ。

「そいじゃ、お次ははんぺんと、白滝、それと……ちくわぶにするか……ヒック」

「3つね、あいよー」

「あ、それと冷酒」

お、なんかジト眼で見てきてんぞ?

「お客さんさ、ここ来るまでも相当呑んできたんでしょ?それ以上は身体に毒だよ」

「なんだよーいいじゃん、余計なお世話だっつうんだよ……」

儲けになる癖に今日日いらんこというネコだな。

でも。

初めて会ったのにお袋に怒られているって感じに近い。

……何となく気に入ったぞココ。

「そういわないで頼むよーなんかさ今猛烈に呑みたいっつうか」

「……んじゃ一杯だけね」

――。

「はい、はんぺんに白滝、ちくわぶね。お待ちどう」

あとお酒ね。と、器の横にトンと置かれたお銚子。

あれ、おでんだけじゃなく、こっちも湯気が立ってら。

「大将……じゃなかった、女将ーオレ冷酒頼んだんだけど……」

「冷えこむ季節に冷や酒は余計身体に毒だよ、熱燗にしときなって」

「あー……はい、んじゃそうします。ヒック」

お節介焼きなのね?そうなのね?

――――。

「あのさ、女将ネコーちょっと聞いてよ」

ほかの客が居たらいわないようなセリフ。

「……毎日しんどいんでしょ?」

「……なんで、分かる?」

「そういう色してたから」

――色ってなんだ?

ただでさえネコがやってるってだけでも変わってるのに、輪をかけておかしなことを。

ま、いいや。

「どうせさ、こんだけ疲れて帰っても誰も居ないし……あ、それよりさあ、会社の女上司がいらつくってえのなんのって!」

「ふんふん」

「あ、その女上司ね、実は俺と同期なのよ」

「へえ」

「……そう、んで9年くらい前になるっけな……その時の同期入社でそいつがいまや課長補佐!つまり今の部署のナンバーツーってわけ」

「ふんふん」

「俺も必死に働いてきたつもりで、こないだよーーやく主任になれたって身でさ、でもそいつは入社から実績あげまくって、先にとんとーんと出世しやがってさ……」

「ふむふむ」

「女だてらにっつたら、今時代差別になるんだろうから言いたくねえけどさ、ちくしょう、やっぱ腹立つんだよね……あの豚……」

「豚って……太ってるってこと?」

「そそ!デブなわりに背え高くて、豚ってよりむしろ巨漢の女子プロレ……」

「おっと、その辺にしときなよ、悪口って止まらなくなるもんだよ?」

腕組みしながらこれまたジト目で見詰めてくる。

ネコのクセに目力あんな。

へーへー確かにそのとおりで。

ま、見た目のことなんざオマケみたいなもんだよ。

「で、そいつ、来季は課長昇進もあり得るんじゃないかって周りにもウワサされててさ」

「その反面、同期入社の俺はなんだって感じで――」

ここで酒をひとあおり。

アア……こいつは効く。

喉にしみてすぐに熱っぽくなる。

「……これまた周りにヒソヒソされてる感じに思えてさ」

「うんうん」

「いやそんなことよりさあ、そいつ、役職ついたあたりから、もうずーっとズケズケきやがんの!」

「こないだもさ『あー武田さぁん……ロクな数値もないのに、今月も当たり前に給料もらえるんですかぁ?』とか」

「ツラ見る度にイヤミいってきやがんの……」

「あ、武田って俺の名字ね……ヒック」

「うん」

切れ間のない愚痴にうなづきながら、菜箸で鍋をゆっくりと混ぜる女将ネコ。

なんだろう?

穏やかな表情で聞いてるせいか、ここに来てその姿がやたらと様に思えてくる。

「それはそれは。キツイね」

「あー続けっから……ヒック。んでさ、今日オレ久しぶりにけっこうデカい失敗しちまったわけ、そしたらその女に会議室まで呼ばれてさ『マジで私と同期?何年やってんの?恥ずかしくないの?』とか、こんこんつめてきやがるワケ」

人間のぼやきをネコに聞いてもらう日がくるなんて、もう何がなんだか。

大分酔いが回って来たか?

「あー段重ねでつらいねえ、それも」

「でもさ、まだお互いヒラだった時、そいつのミスの穴埋めしてやったこともあってさ。オレなーんにも責めなかったのに、自分だけなんなんだよって」

あー熱燗は良いな。

はんぺんもフワッフワで、白滝もしっかり味シミだ。

ちくわぶもイイの使ってるのか、もっちりしてて粉っぽさが全くない。

……どいつもこいつもいい仕事しやがって。

「しかもそんな屈辱うけながらさ、あ、ちなみにオレ離婚組で娘がいんだけど、別れた時に嫁じゃなくてこっちにひっついてきたわけ」

「今高2ね。俺の自慢の不良娘」

「へえ、年頃の娘さんが居るんだ?」

「そ、成績まで俺に似てんだか、ケツから数えた方が早いっていうおバカ!」

「ふふっ良いじゃない、おバカな子ほどかわいいっていうしねー」

「いや、可愛いってもんじゃなしに、ロクに授業も聞かずにずーっとスマホいじってるらしく、いよいよ教師にガッツリと怒られたみたいでさ……」

「俺まで学校に呼び出しくらっちまったよ」

「あらら」

「んで、あいつの頭押さえつけて平謝りしたんだけど……いやそんなことよりも最近じゃまともに口も聞かんし」

「今じゃどこで遊んでくんだか、下手すっとこっちより遅く帰ってきたりスンの」

「ふーん」

「んで、こっちがうとうとしはじめた頃に帰ってきやがんのよ、カチャ……ソローってな」

「まあ悪いことしてる訳じゃなさそうだし、こっちも疲れてっからあんまりつべこべ言わねえんだけどさ」

「っても、ちょっと前まで説教らしいことくらいはいってたんだけど、懲りてねえし」

ああ。

しゃべりだすともう次から次だな。

「んで毎朝、簡単だけど飯作ってやって、あ、晩飯だってこういう風に呑まなきゃ、作ってやんだけど」

「ロクに箸もつけやしねえ」

「それもそれで小遣いや昼飯代のほかに、帰りが遅くなりそうな時は別に金置いて」

「出前でもとって適当に済ましてくれってメモ残したりとかしてんだけどな」

「うんうん」

「ようやく顔合わせたと思って話しかけても……そっけなくされて」

「トドメみたいにこっちはこっちで毎日同期のクソ女にやられてさ、こんな日々ってわけですよ」

「……なるほどね」

「あーなんのために生きてんだろな」

「ツラいのはもう十分伝わったよ。でも大事なメッセージを見落としてるような気がするな」

「……なんだよメッセージって」

「娘さんって、毎晩足音忍ばせて帰ってきてんだよね?」

「それってさ……気にしてなきゃ、しない歩き方だと思うけど」

「……どういうことだよ?」

おっと、話ばっかしてても冷めちまうな。

……うん、冷めても美味い。

今気づいたけど、熱燗温めなおしてくれてら。

そんじゃチビリっと……ふう、すっげー温まる。

「お客さんのことどうとも思ってないなら、ツラッとしてズカズカ帰ってくると思うよ」

「足音忍ばせてってのは、バツの悪さからくる無言のメッセージじゃないのかな」

「……無言の?」

「そそ、そっけないってのも、どんな顔してどんな言葉でお客さんと向き合うべきなのか、迷ってるんじゃないのかな」

「女将ネコ……ヒック、あいつが?」

「お客さんさ、ここ来た時、しんどそうっていうより、スゴイしかめっ面だったよ?」

「娘さんに向けてる普段の顔もそんなんじゃないの?」

「そりゃこっちは疲れ切ってるんだからそうなるでしょうが……さ」

「日々の不満は分かる。まして自分より出世した同期に毎日しごかれてるんじゃ疲れちゃうのも当たり前……」

「でもさ、お客さんには家族が居る。それも足音の立て方を気にするような可愛らしい娘さんが……ね」

「試しに『気を使わせて悪いな』とかいってみたら?」

「はあ?なんでこっちが……向こうがいうべきだろうよ……『毎晩遅く帰ってきてごめんなさいお父さん』ってな!」

「だいたい父親に対しての態度じゃねえよアレ。女将ネコには分からんよ……」

「まあね、おっしゃるとおり、ただのネコだし」

「そんなネコでも分かるのは」

「今まで娘さんにはロクにかまってこなかった。日々の成り行きにそのまま身預ける感じでさ」

「毎晩遊びホロけてくるっていうのは、実はいつもむっつりヅラの父親に寂しさを感じてるだけじゃないかなってね」

「ネコだとそっぽ向いて、呼んでも返事をしない」

「そんな状態ってとこかな」

「……」

「これはボクの友達がいっていたことだけど、自分のことでいっぱいいっぱいな時」

「そんな時だからこそ、身近な人に歩み寄ることで、結果自分が救われることもある……ってね」

そんなことやっても何も変わらんと思うけどなあ。

「今晩あたりさ、娘さんの帰り待って、2人で夜食がわりにこれつつきながらさ。ボソッとでも、ねっ?」

彼女はいつのまに用意していたのか、容器に詰めたおでんを袋に入れて、てこてこと歩いてきた。

今更だけどこの女将ネコ。やっぱり小さいな。

子猫……よりはやや大きい、立ち姿はせいぜい俺の膝丈くらいか。

ネコにとっては高めの位置で受け取った袋が、かじかんだ手に暖かい。

いつのまにやら悪い酒が冷めていた。

普段は節制の欠片もない酔い方で自分を満足させていたつもりだった。

酔い冷めた今の方が心地良いのは、一体どういうことか。

「ごっそさん、また来るよ。あ、勘定ね」

「そのおみやげのお代はいらないからね」

「へ?いや、でも」

「それもお通しと同じ。はじめてのお客さんへのサービス。またご縁があったらいらしてくださいってね」

提灯のやわらかな光を背に受けて屋台を後にし、少し歩いて後ろを振り向く。

あ、女将ネコ手ふってら。

「大根もちゃんと入ってるよー!」

あー……。

あれだけ美味かったのに、話に入り込みすぎて追加で頼もうと思ったのを忘れていた。

向こうは気付いてくれていたのか。

ありがたい。

こっちも振り返すか。

ひらひら。

ぶんぶん!

あ、そんなに笑顔で振り返さなくても。

「フ、ごちそーさん」

帰路に見えるのは月の明かり、それに等間隔でちょぼちょぼ照らされた街灯だけ。

「うん……悪くないな」

――どこかのアパート、その一室の主によって明かりがつけられる。

しばらくして遠慮気味にドアを開け、その一室へと入っていく一つの影。

(……いつもながら遅いお帰りで)

(……めずらしいじゃん、パパが起きてるのって)

(今日な、面白いおでん屋台に寄ってさ……あ、これな、そこのおでん……一緒に食うか?)

――。

(…………いいよ別に)

営業日誌1 あの大根は味シミだったが、芯はまだ固かった

今日も今日とて。

のれんとのぼりの準備。

よいしょよいしょ。

ボクの背丈じゃいちいち台登らないとダメってのがなあ。

ま、4つ足の愛玩動物が背負った性ってことですでに諦めてるけど……

次は提灯。

指でツンツン。

……やる気なさそうな揺れ方。

ま、火を点けりゃ、いやでも仕事してもらうことになるんだけど。

マッチの使い方はこの屋台を任せてくれたおばあちゃん仕込み。

あ、もちろんおでんの火加減もね。

――さて、具材も一通り煮えたし、出汁の味もオッケー。

ばっちこーい客。

あら、いってる側からどんよりしたものがあっちから。

うん、絶妙な酔っぱらい加減。

でもあれはちょっと……相当凹んでるかな。

くすみがかった青。

でもその後ろにもう1人分くっついてる?

あーそれは「離れたところ」にいるんだね。

……でもまあ。

そっちのはまだほんのりレモン色って感じだけど。

なんなんだろ。

家族かそれとも友達か。

――「ヒック!1人ね」

来た。

色の正体。

もう1人分くっつけてるのもこの人か。

ま、大根が合うでしょ。

この人には。

――いつもの後片付け。

鍋の大根は……まあそりゃ残るか。

今晩あの人だけだったし。

ま、こっちのご飯代わりになるし持ってかーえろッと。

でも、おばあちゃん、やっぱ場所が悪いよ。

こんな人っ気まばら以下な。

しかも古臭い石の橋の近くって。

ま、のんびり型のネコにはちょうどいいけどね。

それよりこうして大根見てると……。

ちゃんと2人で食べてくれると良いなあ。

でもなあ、あの「大根」。

味は染み渡ったと思うけど、まだ芯は残ってる感じなんだよな。

あ、どの具材にも全身全霊。

おばあちゃんの受け売りだった。

あれじゃまだ修行が足らんって怒られそう。

もう少し煮込んでから出せばよかったかな。

でも大根自体消化には良いし。

何だかんだでほかの具とも馴染むしね。

あとは本人次第。

ボクは「その後」のことまで責任持てないし。

でも帰りしな、色だけはくすみがちょっぴり薄くなったみたいだから。

それだけでもいいや。

さ、のれんとのぼりひっこめて、提灯消してっと……。

次のお話

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