塩&砂糖は腐らない?

タイトルにひねりがねえな!

筆者のボキャブラリーが貧しいから仕方ないのかな。

どうもそうらしいな。

ガサゴソ……。

カエデ、何やってんの?

気のない返事したのは分かるけど、なんか作業中みたいだね。

容器に砂糖を補充するんだ。

ちょうどなくなったからな。

あ、そう……ごくろうさま。

…………うん、ダメだ、こんな日常的な風景じゃ話がふくらまないや。

ムリにふくらませなくても良いだろう。

とはいっても、それではこの場が本当にただの日常風景で終わってしまうな……。

それならあえて話題を作るが、コチョンどの。

へ?

砂糖や塩はいつまで食べられると思う?

ボクらが生きてるうちは食べられるんじゃない?

そういう冗談はいい。

なら、腐るかどうかを聞こう。

あーごめん。

腐るんじゃない? 一応、食べ物だから。

ぶー、不正解。

そもそも腐るという表現が合っていない。

分かりづらいよ。

説明ヨロ。

塩と砂糖は半永久的にもつ?

a spoon filled with sugar on top of a table
Photo by Immo Wegmann on Unsplash

砂糖には防腐効果があり、塩は※無機物なため、長期保存しても変質しにくい食品。

※化学的には元素である炭素(C)を含まない物質が無機物。

つまりどちらも腐らないというより、品質劣化が極めて少ない物質である。

そのため、JAS法(日本農林規格等に関する法律)でも、未開封時の賞味期限を表示する必要のない食品として定められている。

ただし保存の仕方によっては、食べない方が良い状態になることはあるので、半永久的に食べられるというのはまちがい。

ここ非常に重要。

菌が繁殖しづらいものの……

砂糖や塩には微生物が増えるために必要な水分を奪い取る特性があるんだ。

もっぱら、肉や魚の塩漬けや果物の砂糖漬けなどはそれを利用した有益な保存法だ。

生活の知恵というやつだな。

じゃ、砂糖と塩は長くほったらかしても平気ってこと?

いや、場合によっては菌やカビ、それと稀に虫なども繁殖することがあるぞ。

これは直接水にさらされたり、湿気の多い場所に置いていたりすればそうなる可能性が出てくるが、砂糖と塩の劣化が直接の繁殖原因ということではない。

ただ菌やカビが発生しなくとも、湿気を吸って固まってしまうことはザラにあるな。

うげー。

それに匂いの強いものと接しておくと、匂いが移ってしまうこともある。

うかつにキムチとかニンニクとか側に置けないね……。

そこまで不安がらずとも、フタ付きの密閉容器の中にでも入れておけば良いぞ。

その場合は常温保存で大丈夫だ。

容器も100均で売っているようなもので間に合うしな(実に便利になったものだ)。

あ、そこはみんなやっていそうな感じだよね。

あんまり手間のかかることになんなくて良かったよ。

容器に移した後は戸棚の中にでもしまって置けば良いだろう。

料理をする時に取り出しづらくなければ充分だ。

あまり神経質になることはないが、まちがっても湿気や水にさらされるところには置かないようにな。

まとめ

①塩と砂糖には賞味期限というものがないため長期保存が出来る

②湿気や水分が多くなると劣化したり、微生物などが繁殖しやすいため注意

③密閉容器などに入れて保存しておくと〇

塩も砂糖もよく使う調味料だが、話の理屈は分かったか?

うん、どっちもちゃんと保管しておけば、長く使えるんだよね。

もっとも黒砂糖のように精製の度合いが異なるものや、味が付いた塩コショウのようにほかの調味料が混ざり合ったものは、その限りではないがな。

黒砂糖はせいぜい色味の変化や風味が悪くなる程度だが、味付き塩コショウの容器には賞味期限がちゃんと書いているはずだ。

今度見てみると良い。

ホントだ、塩コショウには書いてあるや!

アレ? なんだろ……足元に黒いスジが……。

ってアリの行列じゃんコレ! あっちから来てるよ!

あ、砂糖の袋開けたままだった……。

あーあー。

……てへぺろ。

古い! 

そのワード、賞味期限ぎれー!

上手い!……とは言いたくない。

了。

コメント

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