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カエデ「鮮度にもよるが、ゆで卵は冷水でしっかり冷やすと殻がむきやすくなるんだ」

悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 レビュー【ネタバレ注意!】「ソウルスチールッ!!」妖美な探索アクションRPGの金字塔

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※本ページには広告を含む場合があります。

ネタバレなしで要点だけ知りたい方はこちら→要点まとめへ

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ネタバレはイヤだけど……

ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までなら安心して読めるようにしてあるよ!

それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!

ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!

情報もろもろ

発売日1997年3月20日
発売元コナミ
開発元コナミ
ジャンル探索型アクションRPG
プレイ環境PS 
※筆者の最新プレイ環境はXbox360(LIVEアーケード版)

おススメする人

以下のような要素が好きな方におススメ

  • アクションRPG
  • 中世風ファンタジー
  • ゴシックで妖美な世界観
  • 一つの広大な迷宮(城)を深く探索する
  • ドラキュラ伯爵の息子が主人公(いわゆるダークヒーロー)
  • 美麗なキャラデザイン
  • 悪魔城ドラキュラシリーズ
  • ディテール細やかな2Dグラフィック
  • コレクション欲を満たしたい(敵からのレアドロップが豊富)

プレイ目安時間・ゲームの特徴

クリアまでのプレイ時間は20~25時間くらい……って前に言ってたんだけどさ。

ごめん、タイム見誤ってた。

こないだ再プレイしたら※ちゃんとしたEDまで10時間切ったんだよね。(9時間48分だったかな)

久しぶりのプレイで、しかも敵からのレアドロップ狙い&レベリングしつつ、ゆっくりめにやってこのくらいかーって感じ。

※この「ちゃんとしたED」とは、数種類のマルチエンドがある今作でラスボスを倒し、きちんとした結末を迎えたという意味。(タイトルに戻った後、そのセーブデータのところに「クリアー」と印字されたら〇)
 コチョンの「10時間切った」という発言も一度クリアを迎え、有利なアイテムが入手可能となったいわば2周目以降の話。
 しかも何度かクリアして勝手が分かっているため、初見より攻略が速くなるのは当然なわけです。

先だってのプレイ中「相当迷うかのんびりじゃないと20時間なんてかかんないじゃん」とかつぶやいていたものな。

ってなわけでタイム見直し、初見&アクション苦手でも15時間くらいでクリアできると思うよ。

もっかい言うけど、もうここ見てくれてた人はごめん。(またここに来てくれることがあるかは分からないけど)

でもゲームの魅力そのものは前に書いたことと変わらないよっ。

冒険する場所はドラキュラ城のみ、でもすごく広いし、探索重視な内容でボリュームもぎっしり詰まってるんだよ。

物語こそ一本道だが、高いアクション性、未知のMAPを徐々に埋めていく楽しさを味わえるぞ。

広大な城の各所で手に入れた特殊なアイテム(魔導器)の効果でアクションの幅も行動範囲もみるみる広がっていくんだ。

仕掛けや隠し要素も豊富に用意されているし、初代PS時代の同ジャンルの中でもかなり長く遊べる一本だと思う。

一回クリアしても、別主人公で同じ舞台を遊べたり。

新しいレアアイテムや、タイムアタック機能なんかも解禁された2周目が楽しめたり。

こういうオマケ要素もけっこう充実してるんだよねー。

取り返しのつかないことはいくつかあるが……。

せいぜいセリフの聞き逃がしや、いくつかの消費アイテムが有限とかそういう程度のものだ。(ほかにもあるがいずれも致命的というほどではないな)

やろうと思えば2周目で取り返せるわけだし、最初はじっくり自由に悪魔城探索を行うのが一番楽しめるやり方だと思うぞ。

▼要点だけ知りたい方向け

要点まとめ

  • ひとことでいうと
    ドラキュラの息子・アルカードを操作して広大な悪魔城を探索する。ゴシックホラーなアクションRPG
  • 以下が好きな人におススメ
     メトロイドヴァニア/中~長編/中世風ダークファンタジー/悪魔城ドラキュラシリーズ/一つのダンジョンをじっくり探索する
  • 合わないかもしれない人
     ダークな雰囲気は苦手/屋外フィールドが欲しい/ほかの町やダンジョンにも行きたい
  • プレイ時間
     20~25時間前後 初見15時間前後/再プレイ10時間未満/MAP踏破・アイテムコンプ・魔物図鑑コンプを含めると打ち消し線のタイムが目安
  • 難易度
     中程度(終盤でいくつかの壊れ性能の装備を入手できた場合は、低~極低)

〇特徴や要点だけで十分な方はここまででも問題ありません。
 ここからはストーリーやゲーム性など、項目別に分けたレビュー本編となっています。

この先ネタバレ注意!














序文

序文といいつつ、構成も方向性もロクに考えず、ノリで書き進めているせいで大した話も思いつかないため「ソフトそのもの」についての話を少々。

現在多くのプラットフォームで移植版が出ている今作ですが、元祖(無印版)は初代PSでのリリースとなっています。

ちなみに筆者が今作をプレイした最新環境は、Xbox360のLIVEアーケード版。

レビューもそちらに準拠した内容にしています(PS版がベースなため、内容のちがいはほぼありません)

これから遊びたい人にどのプラットフォームでのプレイが良いか、それは所持機種にもよる……といいたいところですが。

今(令和8年5月時点)遊ぶならPS4の※悪魔城ドラキュラX セレクション。

※前作、悪魔城ドラキュラX・血の輪廻(PCエンジン)と、今作が同梱されたカップリングタイトル。
 なお、ダウンロード版のみ販売。

――と、筆者も既プレイのPSPの※悪魔城ドラキュラXクロニクルもおすすめしておきます。

※血の輪廻のリメイク版。
 今作はゲーム内ゲームの形で同梱されている。(クロニクル本編中に、あるアイテムを取得することで今作がアンロックされる)

また、どちらの月下にもセガサターン版でしか遊べなかったマリア(操作可能)モードが搭載。(仕様はSS版と異なる)

物語の前後作を楽しみきりたいなら、いずれかを選択肢にすると良いでしょう。

ごろ寝プレイ上等な筆者はクロニクルの方がスタイルに合っていましたが。

今作のみであればスマホでも遊べるんだな。

iPhone、Androidでね。

スマホ用にUIも調整されてるし、ゲームコントローラーにも対応してるみたいだからその選択肢もありだね。

感想のスタイル

レビューの各項目につけた★は「個人的な満足度」です。

☆5つで満足、★1つなら不満って意味ね。

ありきたりなスタイルかもだけど、見た目で分かりやすいからとりあえずそれでやっていってまーす!

★★★+や★★★★―のように表記することもあるぞ。

次の★数まであと少しで達する、達したが少々物足りないという感じの微妙さ加減を表していると思って欲しいな。

シナリオ・ストーリー ★★★+

父親を否定する息子の物語。

振り返ってみればそう思えてくる。

父が闇の一族の長、人々に仇なす者の頂点ゆえに立ち向かうしかなかった。

これがもしごく普通の親子であれば、どこにでもある親子喧嘩で済んだのかもしれない。

酷な運命を背負ったものだな……アルカードどのは。

(ちょっぴりマンガのバキを連想させることいってるな……倒すべきお父さんが地上最強だから苦労するっていう、ね)

――前作、血の輪廻でのクライマックスバトル体験後に本編へと突入。

時の経過による流れや脈絡がつかみやすい良き流れです。

操作も前作主人公・リヒターから今作主人公・アルカードへ移り、以降は彼視点で物語が展開していく。

かつてのシモンやラルフ時代のドラキュラと比べ、ドラマ性はぐっと増しています。(アクションメインな過去作と比べても仕方ないかもしれませんが)

といいつつ、実際はアルカード対〇〇な、一対一の会話イベントが※いくつかあるのみ。

※全編の会話イベントをカウントしたところ計14回。
 なおバトル前後で分かれる会話シーンと、複数パターン用意されたリヒター戦での会話は1回(1セット)としてカウント。(EDシーンはノーカウント)

……ですが、顔絵ありのフルボイステキストのおかげで臨場感はしっかり味わえました。

主人公は”あちら側”の存在

これまではドラキュラVSヴァンパイアハンターの構図が当たり前で、主人公もシモン、ラルフといったハンターたち。

彼らを操り、ラスボスのドラキュラを倒す……という紋切り型だった。

しかし今作の主人公は※ドラキュラ伯爵の息子。

※正確には伯爵と人間の女性・リサとのあいだに生まれた混血児。
 いわゆるダンピール。

シリーズの、いわばダークサイドの人物を主人公に据えたことが特異点になっている。

……といいつつ、悪魔城伝説でも味方として出てたんですけどね、彼。

てなもんで、父親との対峙は実のところ2度目。(OPでもかつて父を倒したとふれられている)

今作でキャラもより立ち、目の保養になるほどの美形でもあるため人気も出たのか、以降のシリーズにもちょくちょく登場する。(暁、蒼月など)

なんだったらメーカー越境で、スマブラ(アシストフィギュアとして)にも出ちゃってますしね。

限られた出番でも気質がしっかり感じ取れる(マリア以外は)

個性的な人物たちと出会い、否応なく彼ら彼女らと関わるアルカード。

イベント数こそ多くないものの、先にふれたとおり顔グラフィックあり&フルボイスのイベントシーンなため、臨場感はたっぷり。

ゆえに、たったワンシーンの出番であろうと、それぞれの人物像はしっかり感じ取れた。

以下、各人物評を軽く列挙。

……いっても、主役脇役合わせて8人だけですが。

渡し守(ぎーこぎーこ)

リサ「私は故人ですし、出番があるといっても偽物(サキュバス)でしたしね……」

↑ノーカウントの2人。

〇アルカード

「これについてだが……」

クールかつ知的な物言い、そして立ち振る舞い。

他者には基本無関心で、お世辞にも人当たりが良いとはいえない。

もっとも、人間の手で母親をこ〇された惨い過去を背負う身の上。

人間不信になりこそすれ、社交的な性格になるのは無理というものである。

一方で母の「人を憎んではいけない」という言葉を心に秘めているためか、思いやりは少なからず持ち合わせている。

マリアからの頼みを素直に引き受ける、EDで謝罪するリヒターを彼なりにフォローするというあたりがなによりの証左。

が、悪夢イベントの際、母への冒涜ともいえるサキュバスの行為に対しては、さすがにブチ切れたらしく、バトル後の彼女へ言い放った言葉は淡々として無感情、それがかえって恐ろしい。

伯爵ゆずりの冷徹さを垣間見られる貴重なシーン。

余談。

マリアとのイベントで彼女がリヒターの話をふってきた際、彼女の横にリヒターの姿が描かれたフキダシが出てくるが、アルカードの方のフキダシの姿は、かつてのファミコン版・悪魔城伝説のラルフのものになっている。

推察するに、ベルモンドというワードが彼女の口から出たことで、かつて共に戦ったラルフのことを思い出したらしい。

とりあえず場での会話は成立しているものの、イメージは双方ズレていたということ。

プレイヤーにしか分かりえないうえ、殺伐とした舞台の中でクスっと出来る数少ない場面。

〇リヒター

「滅びよ!ここはお前の住む世界ではない!」

前作での熱血タイプな青年からガラッと変化し、今作ではそこに思慮深さがほど良くミックスされたアダルト(雰囲気)男子になっている。(声がまた激シブ)

さらにトゥルーエンドではアルカードに対するマリアの想いを察して背中を押す。

自身も(ニセ城主として)身体を酷使して満身創痍なはずなのに何とも粋である。

気をつけて帰ってね。

残念ながら出番の大半では、シャフトに操られていた影響でバトル狂と化しているため「素の彼」はオープニング・悪魔城最上階でのバトル後の一幕・エンディングと、マリアに及ばない登場数。

逆さ城のどこかでもう一回くらい出てきてくれても良かったかもしれない。(どういう状況で出てきてもらうのが良いかは現状思いつかないが)

リヒターモードで遊んだところで特別なイベントは皆無。

オマケモードとはいえ残念な気はする。

〇Death(デス)

「これはアルカード様、一体何をしに参られましたか?」

伯爵の腹心で、他シリーズでも出番に事欠かない死神様。

彼の名前のみ英語表記なのがグッとくる。

主君の息子であるアルカードに表向きの礼節は尽くしているものの「邪魔するならやってやっかんな」的に、どすの利いたお声で警告してくる登場シーンが印象的。

まさに死を司る者の異名に恥じない貫禄である。

ついでにアルカード愛用の装備まで取り上げて去るあたりも、優秀な側近感が半端ない。

大分間が空き、逆さ城で決着をつける際はアルカードに再度念押ししてくるが、譲歩すらムリなことを悟ると、セリフどおり魂を奪うため襲いかかってくる。

2形態目を用意しているところも流石だが、実は1形態目より弱い。

この締まらなさもご愛敬。

〇シャフト

「我が主、ドラキュラ伯爵よ!腐りきった世界に破壊と混沌を!」

リヒターを操って城主に据え、番犬代わりにしていた策士っぷりとは裏腹。

実際に対峙した際はぽっと出感がぬぐえなかった暗黒神官様。

あと少し出番があれば良かったのに(デスやサキュバスらにも同じことがいえてしまうが)

ボイス効果がえぐすぎて、もはや人のそれではないあたりにそれなりの邪悪っぽさは感じられた。

が、実際戦ってみるとやっぱりあまり強くはなく、直後に出てくる伯爵の前座未満。

正直、リヒターを番犬代わりに使った本人はかませ犬にもならなかったという話。

ただ、伯爵復活に寄与(時間稼ぎ)したことは疑いようもない事実。

知られざる暗躍もふくめ、伯爵への貢献度は相当高かったと思うことにしている。

〇サキュバス

「――いらっしゃい坊や。」

夢魔ということで悪夢を用いた狡猾さが際立つ、睨みが利いた絵のタッチからか、エロいというより眼つきが怖いお色気悪魔。

筆者的に※彼女仕様のセーブポイントも怖かったため、そちらとの合わせ技?もあって、インパクト十分な悪役。

※本来のセーブポイントと異なり、色が紫で怪しさMAX。
 いざ利用してみると……。

結果的にアルカードの怒りを買って、手痛い報いを受けた唯一の人(悪魔)。

なお当イベントのクリアによってシナリオに関わるキーアイテム(の片割れ)が入手できるため、彼女とのバトルは事実上避けることはできない。

に、しても。

精神の死を迎えて、悪夢を抜け殻状態かつエンドレスにフラフラ~と、さまよっている彼女を想像すると、多少哀れと思いつつもゾッとする。

「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

ハロウィンのジャック・オー・ランタンさながらに、さまよいすぎて、↑な感じで気がふれたサキュバスと再遭遇するような裏ステージ(悪夢ver2)でもあったら、さらにホラーなスパイスが効きそう……とちょっぴり期待(リメイクがあれば)してしまう筆者。

〇マリア

「生きてたらまた会いましょう」

前作の快活な彼女はどこへやら。

「それじゃ」「失礼」などのセリフのせいでドライな感じがする一方。

「案外優しいのね」や「不愛想なのね」という言動からは、ある程度成熟した女性のようにも思えてくるが……。

これで17歳という事実。(イラストもかなり大人びている)

年齢とのギャップもあり、どういう気質なのかイマイチ掴みづらいヒロイン。

前作今作ともども、生きるか死ぬかの体験をしているわけだからな。

実年齢との乖離が感じられるのも当然だと思うが。

特殊な力(後述)持ってることを差し引いても、単独で城に乗り込むあたりは大した度胸だよね。

でもさ、歳だけなら女子高生じゃん。

ちゃんと学校行ってんのかな?(休み利用して城に来てるとかなら面白いけど)

そういうことは深く考えない方が良い気がするぞ。

――とりあえず真面目な娘というのはまちがいなさそうである。

悪魔城のほぼ全域を踏破したウォーキングマスター・アルカードに対しては、いつの間にか「ほっとけない彼」という見方に変わっていたらしく、EDでは彼と共に生きていく道を選ぶ。(次の項ではこのことについてもう少しふれています)

動物をあやつる力を持つが、今作でその能力を垣間見ることは「OPでわざとリヒターの体力をゼロにする以外」不可。

※SS版、PSP版では彼女を操作できるモードがある。
 ところによるとSS版での性能はかなりの壊れっぷりなよう。

〇図書館の主(爺)

「またなにかごようで?」

あなたにはお世話になりましたねえ(ショップ+αの役割は彼のみなため)

この人を思い浮かべると、デュプリケーター(500000)購入まで、けっこうな時間がかかったことを思い出す。

あー後、下から何度も突き上げると色々落としてくれたりもしたっけね。

……亡き人にいっているみたいだな、コレ。

アルカードの礼(金目の物)一つで、主を裏切って力を貸すあたり、忠誠心というものは彼の辞書にはないらしい。

……デスとかにバレたら粛清されるんじゃないだろうか?

〇ドラキュラ伯爵

「まだそんな世迷言を言うか」

ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュ。

OPとラストバトルのみでの出番。

人間の妻が居たあたり、元から人間を嫌って(見下して)いたのか、彼女(リサ)だけが彼にとって例外だったのか。

本編では描写がなく確かめようもない。

が、伯爵のセリフを聴く分、おそらく後者の方。(もしリメイクがあるなら、そのあたりにもふれたエピソードが追加されたら嬉しい)

それはそうと。

満を持して復活したものの、寝起き後すぐさま息子に退散させられるという、よくよく考えれば悲惨なお父さんである。

だがOPでもラストでも誰にも負けない強烈なインパクトを植え付ける様は、さすがラスボス兼シリーズの顔?といったところ。

「ほう、誰かと思えば」←クライマックス登場時のこのセリフとお声がやたら耳(脳内)に残っている。

中のお方は、ほかにもサザエさんのアナゴさん(2代目)や、ドラゴンボールZのセルなども演じてらっしゃったり。

「誰にも負けない強烈なインパクト」って、もしやあのボイスだったからか?

余談。

「おやじのいこう」という全体攻撃の消費アイテムがあるが、使用時のエフェクトで浮かび上がる顔は、ドラキュラのモデルとなった、実在のヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)の肖像画がおそらくモチーフ。

ドラキュラについて調べた経験のある人(筆者もそうだけど)にしてみれば、有名な肖像画なうえ、関連ワードで打てば一発で画像も出てくる。

気になった方は実在の「ドラキュラ伯爵」のご尊顔を一度ご覧になってはいかがだろうか。

ちなみに本人のエピソードは、ゲームの伯爵を凌駕するほどエグイものになっているが、すでに脱線しまくりなのでここでは割愛する。

いつの間にそんな関係に?

たとえば映画で。

出逢いからそれほど時が経っていないにもかかわらず、主人公&脇役の男性or女性が急速に濃密な関係になるパターンは少なからず。

もっとも、アクションやサスペンスなど切迫した状況が続くタイトルなら、短期間で関係が一気に進展するのも分からなくもない。(いわゆる吊り橋効果として解釈できる)

しかし。

今作のヒロイン・マリアとアルカードは、それぞれが別行動で会話を交わすのもわずか数回。

……のはずが、隠しEDでのマリアはアルカードを心配するあまり、リヒターと別れ、彼に着いて行くというオチ。

彼女の想いがそこまで強まるほどの描写は、本編中なかったように思えるが。

その点を「描写不足」とするか 「見えないところで実はロマンスがあった」と解釈するかはプレイヤー次第といったところか。

――まさかED後は2人仲良く、一つの棺桶の中で長い眠りにつくわけではあるまいな?(マリアのあの感じなら、アルカードを無理やり引っ張って世界中を旅してまわるとかそういう感じになりそうだけれど……)

そうなるとほぼ不老長寿のアルカードはともかく、マリアの身体は……

ファンタジックな世界観なので「肉体が腐らない薬や秘法」などありそうなもの。

でも、ドラキュラということでやっぱりあれだろうか?

アルカードに噛んでもらって自らも夜の一族の仲間入り。

それが、妥当な線に思える。

――と、ダークロマンス展開にイメージをはせたところでこの話は終わり。

ともあれ、こんなアフターを想像できるあたり、あのEDが実はかなり良い塩梅で収まったようにも感じられてきました。

勧善懲悪ではない虚しい結末

エピローグでの伯爵とアルカードの、最初で最後となる親子の対話はいつ見てもグッとくる。

最後の一撃と共にアルカードが父に投げかけた言葉の数々、まるでプレイヤーの言いたかったことを上手いこと言語化してくれたような、今作一のハイライトシーン。

「私は、間違っていたのか……」

パパのこのセリフがトドメ。

打倒の達成感より、もの悲しさが勝る終わり。

プレイ中、奥底で感じていた「空虚感」。

伯爵が光とともに消えるあの瞬間に、それが集約されていた。

そう考えています。

ハッピーエンド至上主義の筆者ですが、終わり方が諸行無常というかデカダンスというか。

これはこれでありと認めてしまえる稀有な結末でした。

ゲーム性・システム ★★★★

アドベンチャーエッセンスがこれでもかと詰まった悪魔城ドラキュラ。

探索エリアの多彩さはもちろん、城中心部に配置された※大時計の仕掛け。

※1分毎に開閉する道、サブウェポンの時計を使用することで開く道がある。

敵に爆弾を投げさせて床を壊し、さらなるエリアの入り口を作るなど、一筋縄ではいかないギミックもあり。

条件を満たすことで、同ボリューム以上の裏面(逆さ城)の攻略も待ち受けることから※この時代のアクションRPGと考えても探索密度は充分すぎるほど。

初見プレイ前提で同時期発売の他タイトルとボリューム比較するなら、アランドラよりも1.5倍、後年発売のブレイブフェンサー武蔵伝やデュープリズムと比べて2倍は上です。

↑もっとも、比べる対象がアクションRPGという大きなくくりでしかなく、プレイヤーによって異なる難易度、そもそも別ゲーシステムの差異もあるため、誤解を招かないように、あくまで筆者主観の話ということをひっそり付しておきます。

RPG要素・必殺技・魔導器・使い魔etc……豊富なシステム

色々詰まった内容ゆえに、何をどう挙げればいいのかといったところだが……。

そういう時のために、箇条書きっていうもんがあるんだよ。

ほれ、筆者とっとと書きな。

こう振っとかないと、いつものようにだらだらやりかねないからね。

  • レベルやステータスなど成長要素あり

    RPG感を強めている良き要素。

    強くなっていく感覚がアクションを通してリアルに味わえる。

    同じ敵でもこちらのレベルが上がると、もらえる経験値が段々下がっていく仕様。

    そのためレベルカンストはやり込みの領域。

  • 豊富なアイテム

    RPG感を強めている良き要素その2。

    城の各所、敵ドロップ、爺ショップ(後述)で入手可。

    中でも武器種はクセのない片手剣、手数に優れる短剣、トンファーやチャクラムなどユニークなものもふくめ多数、これらのコンプもいわばやりこみの一つ。

    なお、筆者データではアイテムコンプ済、さらに手数えにて確認したところ、その総数は254だった。(左記はPS版もしくはその移植版でのコンプ数、SS版では263らしい)

    ――ここでずらーっと揃い踏みしたアイテムの数々を見やって気づいたことが一つ。

    バフ系アイテム(アタックポーション、レジスト系)&投擲(ペンタグラム、ダイナマイトなど)とかの消費アイテムをまったく使っていない事実(むしろプレイ毎にそうなる)

    回復自体が少しのポーションと食べ物、MPが上がってきたらソウルスチールで間に合ってしまう。(そこらじゅうに点在するセーブポイントでも全快するしやな)

    投擲も使うくらいなら殴った(武器攻撃)方が早い、それで十分いける。

    裏を返せば大半のものを使わずともクリアできるという証明。

    不遇なアイテムたちである。

    こうなるとデュプリケーター(消費アイテムの数が減らない)を買って、使い倒してあげるしか方法はないが、すべての敵を倒し、MAPも踏破したプレイヤーにとって役立つわけでもなく。

    ひたすら湧き出るピザやパフェを延々食するアルカードを見ても虚しい。

    ハードモードでもあれば、まだこれらアイテムの使い出があったかもしれない。

  • アイテムショップもあり

    RPG感を強めている良き要素その3。

    図書館の爺が運営するショップ(爺ショップ)で各アイテムが購入可。この店によって悪魔城の経済が回っているのかもしれない。

    ゲームの進行とともに商品も増加。

    ただし商品ラインナップのほとんどは敵のドロップや探索でも入手できる。

    必須なのはアンロックジュエルくらい。

    したがってアイテムコンプを目指さない場合、定期的な回復アイテムなどの購入を行わない場合、ほぼ無益な場所と化す。

    それでもたまに爺に会いたくなるので、マジカルチケットは定期的に使用してしまう。

    そして唯一の高額(500,000$)レア商品・デュプリケーターはやり込みプレイヤーにとっても、アイテムコレクターにとってもやはり購入すべき代物。

    もちろん消費アイテムで遊びたおしたい人にも……無限ピーナッツ!何度失敗しても永久に出せるぜ!

  • 格ゲーのようにコマンド入力で必殺技が出せる

    コマンド判定は気持ち甘めなので、技を出せた感も気軽に味わえる。

    筆者がおもに使用したのはソウルスチールと、コウモリ&オオカミ形態での体当たり技。(後述しているがこの3つの使い勝手が良い)

    爺から必殺技コマンドが書かれた本(まどうのしょ)を買えるが、すでに発動済みの技の書はショップメニューから消える。

    つまりコマンドさえ事前に分かっていれば無用の長物(ヘルファイアやサモンスピリットなど意図せずに発動しがちな技の書は特に)

    ケース次第ではすべてのまどうしょが爺に会う前に姿を消し、その存在すら分からなかったというプレイヤーも居る可能性が……筆者のことです。

  • 特定の敵からしか入手できないレアアイテム多数。(コレクター欲がそそられる)

    特に武器にはバランスブレイカー多数。

    ヘブンズルーンにモーンブレード、まさむねといった業物。

    後述しているが、アルカードシールド&ヴァルマンウェ。

    この2種の性能は別格というか、もはやチート。

    そしてようとうむらまさ……これは手に入れるまでも(体感レア度はトップクラス)手に入れてからも大変という例外中の例外。(攻撃力アップの血浴びマラソン)

    むらまさの強化は天井水脈のタコ(クレイジーオクトパス)集団狩りがおすすめ。

    ――ただしやり込むのであればという話だが。(やった時はどのくらいまで上げたか失念、でも100までは上げたような……)

    ※参考値として最強クラスのアルカードソード(片手剣)で42、上記のまさむね(両手剣)で90。

  • 城内各所で入手する魔導器によって新たなアクションや機能が解禁。

    段階的にエリアを進むようにさせるストッパー的な役目を持つものもあれば、表示関係などUI的なものまでそろっている。

    新たなものを入手するたびに出来ること、行ける場所が増えるので、探索を楽しませる良きスパイスになっている。

    が、さっさとソウルオブバット&エコーオブバット・ミスト&パワーオブミスト・ホーリーシンボルさえ取ってしまえば、事実上MAPのほぼ全域に行けてしまう。

    各種「素」を見つけることで、不死身の使い魔を召喚できるのもユニーク。

    そんな使い魔の話は下にて。

  • アルカードをサポートする使い魔を召喚できる。全7種。

    どれも素から誕生するあたり、カブトエビやホウネンエビのように乾燥卵から孵化するのかと、おかしな想像がふくらむ。

    アルカードとは独立したレベルと経験値が設定されていて、上昇すると行動が増えたり変化したり。

    こちらはこちらで成長を直に感じられる楽しい要素。

    好みにもよるが、安定して役立つのはスピーディーに攻撃を行ってくれる剣魔、コウモリ。

    剣魔と妖精(&半妖精)と子悪魔(&鼻悪魔)はボイス付きなので、それぞれのセリフを聴くことも楽しい。(特に鼻悪魔は雰囲気を破壊するレベル)

    半妖精と鼻悪魔(素)は情報無しで見つけるのは多分ものすごく難しい。(そのため初見はあえてノーヒントでプレイするのもアリに思えてきた)

  • 複数EDあり

    マルチエンド、でも正直マルチというほど数は多くない(全4パターン)

    しかも正式なEDといえるのは内2つで、残りはBAD EDに近い。

    聖なるメガネ入手前で見られるED(ぽっちED)なんてマリアの生死すら不明。

  • クリア後は2周目(あらたなデータを作成することでアナザープレイになる)が遊べる

    と、いってもシナリオ展開が変わるとか隠しボスと戦えるとか、そういうワケではない。

    爺のところに行くと初周と異なり、色々解禁されている。(クリアデータで続きを遊んでも解禁)

    でもイベントスキップ機能なんて知らないと分かりづらい。

    ほかにもデータ名の付け方によってリヒターで遊べたり、速攻アックスアーマーにコスプレできたり、運だけ99モード(他能力は0、なぜかラピスラズリつき)だったり。

    タイムアタックレコードがメニューから見られるようになったり。

    強くてニューゲームを疑似体験したいなら、さっさと闘技場におもむいてビッグがいこつを狩りまくり、どくろの指輪を手に入れましょう。

    一気にヌルゲーになります。

    あと、早々にお金を貯めてデュプリケーターも買うと、使われることなく欄に埋もれるアイテムたちを存分に使ってあげることも叶います。(表の悪魔城で500,000を稼ぐのは容易ではないですが)

――と、思いあたる要素とそれについてのコメントは以上です。

ついでに。

探索がどのくらい進んだかは、ステータス画面のROOM数やセーブデータに表示されるMAP踏破のパーセンテージで確認可能。

城内の各地点にはワープポイントが設けられ、各所へのショートカットが可能なところもユーザーライクです。(徒歩では地味に時間がかかるため地味に有難い)

こんな感じでしょうか。

良くまとめた(方)じゃないか。

やればできるのだな。

こういうのがコンスタントにできるようになればいいんだけどね。

(でも筆者のことだから、この後すぐグダグダになると思うけどね)

が、手放しで絶賛したいわけでもなく、アイテムは基本的に捨てることができず、宝石以外は売却も不可という仕様。

そして売れず捨てられずな武器・盾・道具すべてが同じアイテム欄にごっそり入るため、物が増えるにつれカオスな状態に。

要らないものを爺に預けるとかできたらかなり良かったかなーと。

もっとも、ここまで詰め込まれたゲーム性につき、求めすぎるのも贅沢というもの。

カオスなアイテム欄も探索が深みに達したことによるコレクション。

――と、考えればいいかもしれません。(むしろそう考えることにしました)

ほか、もっと先に書いとけよ的な話ですが。

普通に進めた場合でも難易度はそこまで高くありません。

アクション一徹で硬派?なかつてのドラキュラのように回復手段が限られ、ライフと機数が尽きたらゲームオーバー……というシビアさは一切なく。

しっかり装備を整えてレベルを上昇させれば、探索はおろか。

たいがいのボスもほぼ苦戦せずに攻略可能です。

レベルだって道中自然に上がっていくだけので十分だよ。

シリーズにもよるけど、マリオとかロックマンよりは簡単さ。

そういう機数ありきのタイトルや、アクション特化のドラキュラに慣れた人には物足りないだろね。

それらRPG要素のおかげ?もあって、苦手なプレイヤーでもクリアは楽な部類。

物足りないと思うなら、低レベルで進める、あえて装備をはずす、という風に工夫すると良いかもな。

それを縛りプレイっていうんだけど、現にやってる人は多いよ(ボクもやったし)

そうなのか。

やり込み界隈とは思うよりも盛んなんだな。

そうだよ。

プレイヤー同士で記録を競うっていう意味でもね。

でも世の中って広いもんでさ、この月下を「目隠しプレイ」でクリアしちゃう人だっているんだから。

……へぁ?

今、なんと?

目隠しだと?

そ、しかも1時間ちょっとで。

画面見ないんだから、敵の位置、動きと自分との位置関係を頭に描けないと絶対無理なんだよね。

この話知った時、同じゲーマーとは思えなくってさ。

衝撃のあまり白目むいちゃったよ、アハハハハハハ!

ははは……そりゃまあ笑うしかない、か。

(ホントに人なのか?そのプレイヤー)

バックダッシュで進む主人公も珍しい

普通アクションゲームで走る際は正面ダッシュというイメージだが、アルカードのソレはバックダッシュの連打。

もし「聴くことの多いサウンドランキング」があるなら、バックダッシュ時の「シャーッシャーッシャーッシャーッシャーッ」がダントツかもしれない。

――に、しても重力を無視して滑るようなあの動き、一体どうやってんだろう。

それを可能としているあたりも、さすが闇の貴公子といったところ。

いいのか?そういう解釈で。

まあ確かにあんな動きは私も練習しないと無理だが。

えーと、練習したらできるってこと?

うむ。

攻撃回避に使えそうだからな。

……ちょっとやってみるか。

さっ、ささっ、さ……さ、しゃーっ!

おっ、うまくいきそうだ!

しゃっ……しゃーっしゃーっしゃーっ!

(うわっ、できちゃってる!コイツきもっ!)

遊んでいるカエデたちはスルーで。

ほかの方法で素早い移動を行うには、アルカード変身形態の狼とコウモリの高速体当たり(必殺技)しかない。

……別にバックダッシュでも差し支えないが、リヒターのように普通に走ることはできないものか。

サブウェポンの決定版は?

どうよ筆者。

ボクは正直「無し」でも良いんだけど。

武器技出したいのに、コマンド判定甘いせいで誤発射する時あるから。

あれイラっとするんだよね。

うーん……難しいっすね。

でも確かに出そうと思ってないのに出ちゃうとき頻繁にあるし。

……あ、でも斧はよかったかな。

上方向にそこそこな攻撃当てれるし。壁床貫通するし。

ベルゼとかレギオンとか、上方向に陣取る敵に相性良かったと思う。

ほかにも天井の隠し部屋探してる時、アレ使うと見つけやすいよね。

あーそういうことなら場面によって有難い時あるかな。

大理石の廊下にいるデビルは聖水で秒殺したし。

着地地点狙って投げるのにコツ要るけどね。

うんうん。

でもアグネアはほとんど使わなかったです。

大体アレ連打しなきゃないし。

連打タイミングも分かりづらいし。

十字架はコスパ悪くて使いたくないのに、まちがって出るし。

演出派手だけど。

ビブーティー・ナイフ・跳鉱石。

このへんどう?

ナイフはそこそこコスパ良いし、遠くに当てれるからビビりながら進むのには合ってたかな。

跳鉱石は闘技場の通路とかで使うと気持ちいいね。

あとユコバックいるとこも少し役立つ。

でもそれくらいか。

広いとこだとどうしてもね。

ビブーティーはなくてもいい。

あーひでー。

でも同意。

時計は大時計のとこで使うから、そもそも探索用として必須だし。

でもさあ、なにもかもリヒター先生が……

すべてのサブウェポンを昇華(アイテムクラッシュ)させるしね。

まさしくサブウェポンマスター。

とりあえずアレですか、やっぱり。

ハイドロストームっ!!

ハイドロストームっ!!

……茶でも入れてこようか?

(珍しく2人で意気投合しているな)

霧変身はモワーン

すでにふれているが所定の魔導器を入手することで、コウモリ・狼・霧の姿へと変身可能なアルカード。

さらにそれぞれの変身はさらなる魔導器入手で便利な能力を備える。

吸血一族の印象を地でいく能力だな。

それにしても……

ガスクラウド(霧の付加能力)ってぶっちゃけオナラ。

そう思ったんだよね?

※色具合からして。

※毒の霧ということだが、あのモワーンな色はコチョンのいうように屁そのもの。
 SS版では色が変わっているらしい。

そ、そんなこと思っているわけないだろう。

なみいる魔物を霧で包んで倒してしまうなど、よほどキッツイ……

オナラね。

もういうな。

とりあえず出したくなる技・ソウルスチール

アルカード最強技(と個人的に思っている)ソウルスチール。

エフェクト、アニメーションは派手ではなくとも。

コマンド成功時には即時発動し、画面内を中心に広範囲の敵に連続ヒットさせ、体力吸収するという絶大な効果を持つ(1ヒット、8ポイント吸収)

ザコ掃討にはもちろん、ボス戦での急ぎのHP回復もこれ一つでいける。(筆者は全技中、ケタ違いレベルでお世話になった)

そんな実用性のほかにも。

ザンギエフのスクリューパイルドライバー、豪鬼の瞬獄殺。

ギースのレイジングストーム、八神庵の豺華といった、各種格ゲーの難コマンド技を意図的に出せた時の快感が※手軽に味わえるのも魅力。

※ソウルスチールのコマンドは右向き時に←→↘↓↙←→+□or〇
 ……と、よその格ゲーでいう超必殺技クラスのコマンド数。
 しかしコマンド判定が体感緩めで、格ゲー苦手な人でも成功率は高い。
 実際に格ゲー不得手な人が、2~3回に1回、コンスタントに成功するのを目の前で見ている。

スケルトンの群れなど、手ごろな集団をわざわざ探してぶっ放すのは、多分筆者だけじゃないはず。(特にスケルトン系は倒したときに骨が高音を立てて砕けるサウンドが鳴るため、快感度はゾクゾクもの)

ただ一つのデメリットはMP消費量(50消費)が随一なこと。

後半でも数発放てれば御の字。

が、レベリングで50(1回分)確保できるだけでも世界が変わるので、しばしの我慢。

なお、すでにふれたが、ほかにそこそこ使った(使えた)技はオオカミ形態時のアクセルチャージと、コウモリ形態時の体当たり飛行(名前忘れた)くらい。

一方で活用機会が限られるダークメタモルフォーゼ、発動から炎発射まで4~5秒かかるヘルファイアの2つは存在すら忘れることがあった。

らしくて好きなんですけどね、特に父親譲りの演出が見られる後者は。

難度崩壊、夜の血族の盾に秘められた力

後半はいくつかの壊れ性能の装備により、難易度が大きく下落することも今作の特徴。

その一角を担うアイテムの話を以下より。

まず隠し……というものでもないが、本作ではシールドロッド、もしくはレムリアソードの二種の武器を使用(Y+AでMP消費)することで、各種盾に封じられた特殊効果を発動できる。

その効果の種類は攻撃補助と多様なものがそろっているが、中でもアルカードが序盤でデスに持っていかれた装備の一つ、※アルカードシールドに眠る力がちょっとばかり限度を超えている。

※逆さ城、天井水脈の東端にあり。
 デスはこれらの装備一式を1か所ではなく複数のエリアにばらけて配置した。
 マジ策士。

端的に効果を書くと。

盾を構えたまま敵に接触すると、MAX255ダメージを「パパパパパパパ……」と高速ヒットさせ、かつその前後は無敵状態、さらに1ヒットごとに体力吸収してハート(小)まで出現させる。

※効果は制限時間切れか、残MPが尽きるかのどちらかになるまで続く。

※効果を発現させた時にMP20消費、以降は盾を構えている間、徐々に減っていく。
 MP切れにならなくても68秒で効果は終了する。
 ただしそちらの秒数も盾を構えている間しか消費しない(実プレイではまだ検証していないが、その仕様のせいか確かに相当長かった気がする)
 参考URL https://castlevania.fandom.com/wiki/Alucard_Shield

アルカード「これ以上いうことはないだろう」

マリア「あなた、チートな盾持ってたのね(奪われて当然ね)」

真祖ドラキュラ(ラスボス)ですら秒殺だよ。

……これさ、シールド入手時点で難度が吹き飛ぶよね。

伯爵を凌駕する強さのガラモスにすら同様だからな。

「アレ」を分かっているほど封印すべき攻撃方法に思えてくるな。

もしくはどうしても真祖やガラモス(本作ではこの2体がトップクラスの強さ)が正攻法で倒せないといった時の救済程度に。

もっとも。

アルカードシールドまで及ばずとも、※ヴァルマンウェというチート剣もあるため、こういう装備(ほかの有益装備も後半の敵ドロップに集中)を入手するほど難易度は下落する。

キュイキュウのレアドロップ。
1回振るだけで4ヒット、しかもソニックブレードと同様に移動しながら延々と高速斬撃が可能。
実質トップレベルの剣。
なお↑でキュイと書いたのは誤字、自分で入力したわりに面白かったので消さずにあえて残した。
フリーザ配下かよ。

アルカード「きたない花火だ……」

半妖精「あれっ!?ボクそのセリフ聞いたことあるかも!」

音楽・サウンド ★★★★

オーケストラ、ロックなどジャンルは変幻自在で、いずれもダークファンタジーな世界観に似合いすぎています。

歩みを止め、MAP画面を開いて曲を堪能することも多々あり。

しっかし、すげーなー作曲のひと。

レゲエのようなノリノリ曲や和風ジャンル以外は網羅されていた気がする。(そもそもレゲエなんてどのシーンでかけんねん)

筆者にとっては脳内で勝手に再生されたり、ふいに鼻歌などで口ずさんでしまうタイプはすべて良BGMです。

ご多分にもれず、今作のBGM8割がそうでした。

……ま、そんなのしらねーよってな。

お気にのBGM

各所で流れるBGMで「特に」良いと思ったものとコメントをこの項で。

筆者にすれば今作のほとんどが良曲ですが、さすがにそれ全部は書くわけにいかず。(字数がかさむだけなので)

曲名とどの場所で聴けるかくらいにしておこうと思います。

っと、ここはボクにやらせてんか?

アンタの下手なコメントよりボクがしゃべった方が面白味あると思うで!

なぜに急な関西弁……(ここにはじめて訪れた人にこのノリが伝わることは絶対にないな)

〇城入り口
 曲名・ドラキュラ城

曲名まんまって感じ。

しょっぱなのエリアで掛かる曲だね。

かっちょいいメロディの後、ちょっぴり静かで涼し気になるの。

あそこ良いんだよね。

〇異端礼拝堂・禁書保管庫
 曲名・失われた彩画

出だしから耳持っていく系。

チャン♪チャチャチャン♪ってイントロがマジ透明感あって、マジ綺麗でさ。

通しで漂う切なーい感じがマジやばいんだって!

語彙のなさを「透明感」やら「漂う」やらの語句で補おうとしてないか?

あと「マジ」乱発で押し切るのもやめた方がいいと思うぞ。

筆者からしてもこの曲は今作で1、2を競うほど好きなBGMです。

コチョンではありませんが、メロディが綺麗というだけではなく、得も言われぬ寂しいフレーズが耳をわしづかみにしていきます。

作業用BGMとしてもたまに聴いたりしていました。

〇時計塔
 曲名・悲境の貴公子

ロック調でカッコいい曲だね。

エレキ音が効いてるし、メロディも口ずさみやすいし。

そっこー聞き惚れちゃったよ!

ギターソロのとこなんてサイコーだったな。

そういえば、この曲やたら長くないか?

ボクもそう思った。

ループまで4分ちょっとあるんだよね。

ほかはほぼ1分~3分弱くらいなんだけど。

5分超えるのは確か1曲だけだったと思うよ。

その一曲は逆さ城の……忘れましたが(逆さ城入り口、フェンリルが居るエリアとかで聴けたような)で掛かる曲。

曲名は「終曲トッカータ」。

お気に入りということではありませんが、オルガン音が効いた不穏で厳かな悪魔城らしい曲です。

――リライト上等につき、BGMはまだ追加予定です――

隠し要素として聴ける「あの曲」は絶品

良曲ぞろいの今作でコレだけが別格。

「夜曲」。

子守歌のように穏やかで、どこか寂しくて。

何十年経っても心に残りつづけるようなBGM。

しかも普通にプレイするだけなら恐らく聴くことはできない※隠し曲。

※ようせい(半妖精)を呼び出した状態で、アルカードを椅子に座らせ、しばらく待てば歌いだす。
 ただし初版、重版では不可、歌ってくれるのはBest版とPS one Books版。
 SS版や一部の移植版でも聴ける。(本レビュー準拠元のXbox Live Arcade版でも可)
 半妖精のレベルが高いほど、歌いだすまでの時間が短いという情報もあり。
 とにかく椅子に何度か座りなおし、しばらく待つ(最長でも約1分)ことを繰り返せば、レベルにかかわらずいつかは歌ってくれる。(これについて少し検証したメモ)
 

ごほん……

「虫の声がまばらに響く森の奥、久しく明かりの絶えた無人の小屋で、おとぎ話に出てきそうな妖精が窓枠にもたれかかり、黎明の空を物憂げにながめ、口ずさんでいる」……そんな情景が思い浮かぶんだな?

もしくは「夜、静寂に包まれた泉のほとりで妖精一人、誰に聞かせるともなく孤独に歌う——そんな幻想的な空気をまとった曲」といった感じか?

ナニソレ。

ポエム?

ち、ちがうっ、これは筆者どのの考えた感想を代理でいっただけだ。

私だって恥ずかしいんだからな。

こんな出来の悪い詩もどきを口に出すのは。

あ、なるほど、筆者がね(カエデもずっしりなボディブローかましたな)

そらセンスもへったくれもないわな。

そんなへたくそな感想のせいで、大事なことを忘れてるんだけど。

この曲と※エンディングだけなんだよね、ボーカル付きなの!

※曲名・I AM THE WIND ボーカル・CYNTHIA HARRELL PS版はこちらの曲。
 360版、PSP版はそれぞれ別曲に差し替えられている。

なお、当の夜曲のボーカルおよび、それを歌う半妖精の声は、※椎名へきるという女性声優の方が吹き込んでいらっしゃいます。(通常の妖精も同氏が担当)

※出演作→はたらく細胞BLACK・ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation・エデンズボゥイ・魔法騎士レイアースなど(ほか多数)

印象深いサウンドやボイス

列挙。

・アルカードの「なんだっ!?」

一部状態異常時などに聴ける。
意図的に聴く場合、アックスアーマーの鎧を装備するのが手軽でノーリスク。

・アラストール&ブーローの「喰らえい!」

いやらしさと邪悪さの両方が感じられる、個人的お気に入りボイス。
これ聴きたさに、わざわざ逆さ城の死翼の間くんだりまで赴くこともある筆者。

・アリオルムナスの「えーいっ!」

そんな元気っ娘ボイスで魔法使うんだ。

・リヒターの「グランドクロスッ!!」

楽しみ方がおかしいとは思うが、リヒターモードのバグ技で、城門に滑り込みジャンプする際にこう叫ぶ。
初見時は腹筋がマジでどっかいっちゃうんじゃないかと思うくらい、クッソ笑った。

※バグ技自体は成功するものの、360版では「グランドクロスッ!!」……といわず無言でジャンプする(確認済)聞けたのはPS版だった気がする。

思い出したら&再プレイにて、追加予定あり。

グラフィック・見た目 ★★★★

リアル等身でディテール細やかな2Dドット絵。

ピクセルアート好きなら9割刺さるはず。

爺ショップ(図書館主の店)の魔物図鑑で一目瞭然ですが、ゾンビ・悪魔・植物・動物など敵の姿は多種多様。

その総数、ザコ&ボスふくめ147種。(セガサターン版だとさらに17種追加)

悪魔城名物?スケルトンだけでも相当なバリエーションに分かれています。(後述しますが、自分の頭をひたすらけり続けるユニークスケルトンを発想した方はお見事)

カラーパターンのみ変えたありがちタイプもいることにはいますが(レッドスケルトンはレッドとしつつ、白や金色タイプも存在)割と少な目。

アルカード・敵・各アイテム(装備)に用意されたアニメーションも豊富。

つい無駄に必殺技を無駄打ちしたり、色んな武器のエフェクトを楽しんだり、敵の挙動みたさにしばらく粘ってみたり。(これでピンチになったこと多数あり)

エリアごとの背景鑑賞も非常に楽しく。

数多のステンドグラスの鮮やかさ、高速で流れゆく雲が目を惹く礼拝堂。

大小無数の歯車がうごめく時計塔や、ボート&漕ぎ手付きの水場と、巨大ウォーターフォールが名所?の、夏に見るには涼しげで良さそうな地下水脈。

ところ変われば様相もガラッと変わるエリアの数々に、悪魔城のカオスっぷりが現れています。

めっちゃゴシカルだよねー!

エンタシスな感じとか。

序盤の錬金研究棟からいきなりやってくれるもんな。

今となっては美形主人公、でも昔は……

ゴシカルでクールな美男子、我ら?が主人公・アルカード。

色白で端正な顔立ち、ブロンドのウェービーヘアーがステータスウィンドウに映える。

その容姿について本編でふれられることはほぼないが、唯一、サキュバスのみ撃破後の会話で「――そして美しさ…。」と発する。

数多の男性の夢に現れ、それらの心と命を奪ってきたであろう妖艶な夢魔。

そんな彼女が発したセリフこそ、アルカードが人間離れしたイケメンであることの証左になっている。

それはそうと。

※今作から300年以上前のストーリー「悪魔城伝説」の時のアルカードとはまるで違う人。

※ちなみに今作の年代設定は1797年(前作、血の輪廻は1792年の物語)。
OPで流れるナレーションや取説の文章によると、前作から4年後の満月の夜にリヒターが失踪したと説明されている。
本編の出来事はそれからおよそ1年後の1797年。
現実になぞらえると、イギリスでは産業革命が進行中の頃、日本では江戸時代中後期、徳川将軍11代・家斉の時代に起きたことになる。

――まさしく時代に合わせてのイメチェン。

気になる人は「悪魔城伝説 アルカード」で画像検索してみてね!

本当に別人のようだったな。

(古典的な吸血鬼をイメージすると、そちらの方がしっくりくるような気もするな)

今作での彼は動いたりジャンプしたりすると、わずかなあいだ残像が見えるほか、2段ジャンプ時には一瞬だけ背中に翼のようなものが現れる。

一応リヒター操作時でも残像は見えるが、さすがに翼までは出ず。

人ならざる者ということを再認識させる秀逸なアニメーション。

いくつかの印象深いグラフィック(現在敵メイン)

多いため、絞るというよりも思いつきで書いています(そのため今後も追加すると思います)。

読みづらい場合は飛ばしてください。(当方のレビューは現在テキストメインにつき、ゲーム画像やスクショはほぼ載せていません。悪しからずお願いします)

・ベリガン

おや、相方(ギャイボン)は?

こやつ単体か?

そうです。

一応ギャイボンにもふれとくと、見た目はガーゴイルって感じですね。

ベリガンが生きている状態だと、ヤツを持ち上げてコンビネーション攻撃を行ってきたり。

一定ダメージ与えると体色が赤くなって炎攻撃が変化(大きくなったり速射性が増したり)したり。

そのくらいですか。

なんでベリガンの名前だけ書いたのさ。

うーん、憎めないから?

憎めない?

どういうことだ?

それについてはすぐ説明するので、まずベリガン(とギャイボン)の概要を。

どちらも死神(デス)直属の悪魔騎士という、語感だけでも洋厨二な設定。

そんな2体は今作において最初に戦うことになるボス(錬金研究棟の奥で待ち受ける)

ほか、上司のデスが控える洞窟(逆さ城)エリア前半ではザコ(画面を切り替えると無限湧き)として複数で出現。

その片割れで肝心のベリガン。

ガリガリに骨ばった人型のベリガンペリカンルックス。

オマケに槍で武装していて、これでツンツン攻撃と火球飛ばしを行ってくる。

さらにコイツは一定ダメージを与えることで槍が吹っ飛び、今度はくちばしで一生懸命ツンツンしてくる。

槍に比べてリーチは当然足りず、まったく脅威ではないものの、シュバっとくちばしでアルカードをつつこうとする様子はどこか憎めない。

近づいてシュバっ、届かなくてもシュバっ。

この見せ場?がちょっと面白くて、あえてベリガンにだけふれたわけです。

は、そんだけ?

そんだけです。(゚∀゚)

なに、その顔文字。

すげームカつくー。

(なんてしょうもない……などといおうものなら、さすがに哀れになるから黙っておこう)

・サッカーボーイ

名の通り、自らの頭をサッカーボールのように蹴り転がしてたわむれる?スケルトンの変わり種。

コミカルでありつつ、こちらには全く興味を示さず延々と「ソレ」を行う様子がどこかもの悲しい。

そんなアンニュイな気持ちにもさせてくれる当人は、逆さ城入り口から左に進み、屋外に出て下に行くといらっしゃる。

場所が場所なので逆さ城で最初に出会う敵にもなりやすい。(筆者はそうだった)

頭を攻撃する(消す)と、身体の方は慌てた様子で周辺を走り回るな。

少し哀れに思えるが。

頭だけ残すとそれはそれでもの悲しいよね(やってみると分かるけど、けっこうシュールな絵面なんだ)

それにコイツ、ドクロの盾(レアドロップ)落とすから、それ狙いで何回も倒したことあったっけな。

・エビル

タコのような頭部・口元から伸びる触手。

長く太ましい上腕と大きなかぎ爪。

一転、その巨体には不釣り合いな小さめの翼と鳥のような細足。

歪なミックス具合で生理的嫌悪感をもよおす良?デザイン。

外見や魔物図鑑の説明を包括した感じ、おそらく元ネタはクトゥルフ。

図鑑に太古の支配者とか書いちゃってるしな。

・レギオン(と、こいつが居る場所の背景)

浮遊する生命体の核(レーザー発射する触手を数本持つ)のようなものが本体。

その本体を覆うようにおびただしい数のゾンビが張りついて球体を成しており、ダメージを与えるたびにボトボトと剥がれ落ちていく。

「きゃーーーアあーあーあーーーアーー」

男性か女性のものかどちらもか、耳障りな叫び声とともに崩れ、なおこちらへにじり寄ってくるゾンビの集団は、まさに死者の行進。

背景や足元にはおびただしい骸骨の山。

これらがかつてのゾンビたちのなれの果てであることは容易に想像がつく。

ベルゼブブと並んで本作でも屈指の絵面および、エビルとも別ベクトルの嫌悪感をまねくボス。

おえええーーッ!

そういう話とは別に、コイツにソウルスチールをぷっぱなすとめっちゃ気持ちいいです。

・ベルゼブブ

件の閣下。
鎖付きの大きな釣り針で身体を何か所もくくられ、天井から吊り下げられた巨大悪魔。

身体のあちこちが傷だらけで欠損し、中身(臓物)まで露出している、何とも醜悪なグラフィック。

さらに、コラン・ド・プランシー著「地獄の辞典」の挿絵を彷彿させる大蠅を使役し、飛ばしてくるあたりは「蠅の王」の名に偽りなし。(画面手前からブブブ!と次々に蠅がやってくる絵面もキツい)

でもやっぱり先のレギオンと並び、食事中には絶対に見たくない相手。

おえええええーッ!!

なお、魔物図鑑には「最近毛が薄くなったのが悩みらしい」と記載されている。

――いやいやいや!そこ!?

・真祖ドラキュラ

怪物へと姿を変え、アグレッシブなジャンプでリヒターと戦った時とは異なり、此度の御大は玉座前で威厳たっぷりに佇んでいるのみ。

が、そのマントからはおぞましい魔物たちが形どられ。

巨大な腕と翼を左右に大きく広げる、グロテスクな姿へと変貌。

ラスボスというもの(筆者イメ)は、コンパクトにまとまった形態か、ゴテゴテにパーツをくっつける化け物じみた姿か、そのどちらかであることが多い。

伯爵の場合は人型の威厳を残しつつ、異形としての禍々しさも備えた第三のパターン。

高速でうごめく背景も相まって、混沌とした悪魔城そのものを伯爵自身が体現したかにも思えてくる。

――剛爪による物理攻撃、極まった暗黒の力による遠距離攻撃。

さらにこれまでアルカードが戦った魔物を召喚したかと思えば、それを握りつぶし、自らの糧とする。

回復行動一つとっても際立つ冷徹さ。

袂を分かった息子への熾烈な歓迎。

しかし過酷な探索の末、城の最深部までたどり着いたアルカードは、もはや伯爵を討ち果たせるだけの力を得ていた。

「在るべきところに帰れ!」

愛することを忘れてしまった孤独な城主に、あなたの手で、どうか久遠の安らぎを。

なーんて、しめっぽく終わらせようとしてもダメだからね。

そういうのは初見の時だけで、結局筆者だって2回目以降は武器や道具のサンドバッグ代わりにしてたじゃん。

(いっぺん倒したボスとは再戦できない以上、手ごろな相手が伯爵以外残らないものな)

筆者「だって」ということは、コチョンどの「も」ではないのか?

そりゃね、アルカードシールドで何度瞬殺したか。

久遠の安らぎにはほど遠い扱いだな。

哀れな。

総まとめ ★★★★+

悪魔城ドラキュラの設定が深く落とし込まれた、2Dドットのメトロイドヴァニア。

「どういうゲーム?」……と聞かれて端的に答えるならこうでしょうか。

もっとも、どハマりした筆者としては、こんな一言で片づけられる程度のものではなく。

魔性の存在であるがゆえに避けられない、父子の虚しい対立を描いた悲劇シナリオ。

荘厳で妖美なグラフィック、アドベンチャー要素たっぷりなゲーム性。

ハンターではなく、ドラキュラサイドのキャラが主人公という意外性&ダークヒーローとしてのスタイリッシュさ。

当サイトのレビューは個人感想満載の読み物にすぎませんが、この月下に関しては「中世風ファンタジー・アクションRPG・ゴシックな雰囲気、とりあえずこの3つが好きならやって損しない」。

と、より強い主観での断言をもって、現在の締めといたします。

ここまで読んでくれた読者さんに面白いこと教えたげる!(いきなりここ読んだ人には「めっ!」って言いたいけど、まあ仕方ないよね)

まずドラキュラを英語にすると「DRACULA」。

このDRACULAって字を反対から読んでみて!

調べて分かった時「すげー!」ってなっちゃったよ!

(……よ、読めないっ……!)

↑知らない横文字、英文が壊滅的にダメな人。

了。

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