ホントは決まっていない?ドアノックの回数の話

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ふんばりふんばりふんばらりー♪

…………ふう、よっし。

スッキリスッキリ!

ふんふんばりばりふんばらりー♪

ドンドンドンドン!!!

な、謎歌なんか歌ってないで早く出てくれってば!

ん?

(カエデ……超慌ててるな、)

はいはいー!

ジャーーー!

ガチャン……

ちょっ、早くどいてくれっ!

ばたんっつ!

――数分後。

ふー……

間に合ったあ。

キミにしてはすげー慌てぶり。

でもなんか面白かったよ、おトイレ事変。

忍者でも生理現象には逆らえないんだね。

忍びだろうと人間だからな。

排泄くらいする。

一体なんだと思っているんだか……。

しかもすげー勢いのノックだったし。

よっぽど切羽詰まってたみたいだから、ボクもすぐ出てあげたんだけどね。

それとあれさ、せめてコンコーンって2回ノックだったら、心の余裕あるなーって思ったけど。

2回?

なんだ回数の取り決めでもあるのか?

合言葉でもあるまいに。

いやそういうのじゃなしに。

一応ね、ノックの回数にはそれぞれ意味があるんだよ。

ちなみにトイレの入室確認は「あくまで一般的」には2回っていわれてるね。

ふーん……。

だが、それ誰が決めたんだ?

知らなーい。

おい。

でも、そうとしか言えないんだよね。

ほかにも日本のビジネスマナーだと3回ノックが常識みたいにいわれてるんだけど……ホントにその考え合ってるのって話だよね。

じゃさ、今回そのへんにツッコんでみる?

まあ、それでも良いが。

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あるマナー教室にて(フィクション寸劇)

とあるマナー教室がちょうど無料体験レッスンなるものを行っていたため、カエデとコチョンがタダという響きにつられてどういうものか気まぐれに参加したところ……。

マナー講師「はいっ!入室する時はノック3回!入ったら歯を見せてしっかり笑顔~っ!」

わ、分かった!

ドンドンドン!!!

に、ニコーッ

(あ、カエデ……多分それおこられ……)

マナー講師「…………あなた、それわざとなの~?3回は3回でも、まるで借金取りに来た人みたいねえ~?笑顔も石みたいに堅いし、いや、石の方がまだマシかも~?」

マナー講師「っていうか、やる気ないのかしらあ~?そしてなんでタメぐちぃ?ちょっとばかりカワイイ顔しているからって図にのってるのかしらあ?」

あ、いやあの……そういうつもりじゃ……

マナー講師「ん~きこえないなあ~?……お返事はあ???…………返事っつてるだろ!!キーッツ!!!

ひっ!!

す、すみませ……

マナー講師「いや、もうけっこうよ~。あなたのやる気は充分通じたから~~……さっさと出て行けっ!!

!!

…………くすん。

分かった、失礼する……。

トコトコ……。

周りの受講者1(あの娘、かわいそう……)

周りの受講者2(次は私も同じ目に……ガクガク……)

周りの受講者3(ってこれ無料レッスンだよな……おん出されることなんてあるかフツー)

あ、カエデ!!

ちょっと!

キミが追い出されるなら、ボクも……

マナー講師「そこの黒猫!あなたは残って最初から~⦅可愛いわ!可愛いわ!⦆」

ひっつ!!すみませーん!

ボクも帰りまーす!!

そんなあり様だったので、2人でエスケープ。

いやー……あの講師。

スイッチのオンオフ超激しかったね。

こういう商売の無料体験ものって、フツーは「最初は楽しく良い気分に」なって、入会までもっていくのがセオリーだと思ったのに。

繁盛させる気ないのかな?

はあ……ものすごーく怖かった……

ある意味、忍びの修行よりも厳しかったな。

もう気にすんな!

でも、ある意味面白かったかも!あの講師、顔が次々切り替わってまるで阿修羅みたいだったし!

よくさ、新入社員研修で教官からボ〇クソいわれるってのは想像するけどさ。

そんな感じだったよね!

無料体験であれでは、本格的に教えをこう者は猛者だな。

っても、ボクたちは途中で帰されちゃったけどさ(正確にはカエデだけだけど)。

ま、あんなとこ入会しなくて良かったよね。

トイレ2・ビジネスシーン3or4回

閑話休題。

明確な決まりはないものの、一般的なノックマナーは、トイレの空室確認が2回。日本のビジネスシーンでは3回。外資系企業での入室や礼節を重んじるシーンでは4回といわれている。

「ノック回数」とChromeにてワード検索を行うだけで、この回数についての情報が並ぶので、一般的にも認知されているマナーなようだ。

さらに4回のノック回数については、国際プロトコールなる厳格なマナー基準によって定められているのだとか。

なおノック回数についてのこれらの情報は、おもに※ビジネスマナーを扱う転職・就職関連サイトなどについて記載されていたものを参考にした。

※令和7年6月1日時点でのWeb検索において、上位表示される就活・転職サイトのほとんどでノック回数について書かれている。

情報を総合すると、日本でのビジネスシーンでは3回というのがおおむね一般的な数なもよう。

3回が絶対正しいとは言い切れない?

回数のことだけど、なぜそれが一般的になったのかってとこだね。

ちなみに海外だと3回っていうのはややフランクな感じで、親しい間柄、つまり家族や友人・恋人相手に行うって話もあるんだよ。

そうなのか?

それに、さっきの国際的なマナーってやつの話だと、4回ノックってのもあるわけじゃん。

海外のビジネスシーンだとそうらしいね。

本来そうだとしても、あくまでこちらでは3度叩くのが一般的なのだろう?

元から3度だったのか?

それがねー、調べても実はあんまりはっきり分からなかったんだよね。

いつのまにか3回が一般的な回数になったってことくらいしか。

当時のマナー本の影響もあったのか、1980年代あたりから3回ノックがマナーの主流になったようだが、それ以前、戦後の昭和頃は2回でも別に変ではなかったらしい(むしろ正しかった?)。

ちなみに4回ノックをマナー違反と否定するような話はWeb上でも見当たらなかった。

ひとまず話をまとめると昔は2回ノックという話もあって、それが近年だと3回ノックが主流になったということで良いのか?

そしてより形式ばった場や海外では4回が正しいと。

そんな感じだよね。

んで、それが広まっちゃたから、真実うんぬんよりも「郷に入っては郷に従え」って感じになる。

ノックの話とはずれるけど、多分ね、何かしらで本来の「正しい」ことを知ってても「そっちじゃない方が染みついちゃってる」多数派が居る場合は、それが「正しい・常識・一般的」になっちゃうんだよね。

そういうものか。

常識をうたがえばキリがないな。

ちなみに筆者もさ、本屋さんでチラッと最新のビジネスマナー本(とある検定本)を2冊立ち読みしたら、回数に関してのことまでは書かれてなかったんだって(見逃してなければね)。

書かれていたのは、せいぜい「失礼します」ってお辞儀して入室するって、わりと当たり前のことだったらしいよ。

でもさ、そういう製本販売してる「ちゃんとしてるであろう」資格本にも記載がないってことは、ちゃんとした回数の定義が実はとっても難しいからなんじゃないかな。

教える者がちゃんとした裏付けを持っているなら良いが、何も知らない私のような人間なら話に振り回されてしまうな。

プロトコールって?

プロトコールって国際儀礼って意味らしいんだ。

(1)プロトコールとは

 国家間の儀礼上のルールであり,外交を推進するための潤滑油。
 また,国際的・公式な場で主催者側が示すルールを指すこともある。

外務省 国際儀礼(プロトコール) https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/po/page25_001892.html

なにやら小難しいものだな。

ざっと確認したけど、ノックのことは特に書かれてないみたい。

ならノックのプロトコールマナーっていったいどこで確認できるんだ?って感じだよね。

ま、ここの文もリライトしつつまた調査すると思うから、くわしいことが分かればその時追記してるかもしれないね。

迷ったら3回が無難

こっからは筆者の体験になぞらえた話ね。

体感上、部屋への入室確認には、やっぱり3回ノックで通用しているみたいよ。

さらにいえば、どのシチュエーションでもこの回数で何かしらツッコミを入れられたことがないんだって。

筆者もご多分にもれず、誰かからそう教わっていたんだと思うけど。

やはり皆が「そう」思っているからか?

ケーズバイケースかもしれないけどね。

それか、たまたま誰もツッコまなかったってだけかも。

でも微かに2回が正しいっていうのも聞いたことあるみたいだけど、これもなんでかはっきり記憶にないみたい(夢でも見たのかな)。

ノックの常識とは一体

ノックの回数について、Xでふれている著名人が居るね。

Xより引用

やっぱり本から広まったって話もあるんだね。

ちなみにこの鴻上さんって劇作家・演出家の人なんだけど、大分昔にGODっていうRPGのシナリオや演出に携わった人なんだよね。

知る人ぞ知るタイトルってやつだね。

この話によると映画を通してノック回数について検証しているのだな。

やはり3回が多いようだが……。

約50本の洋画見てってのもすごいけどねー。

見た映画の製作年代とかはバラバラなのかな?

筆者も映画はそこそこ見るみたいけど、映画中でのノックシーンなんてろくすっぽ思い出せなかったみたい(単純に記憶力の問題だろうけど)。

ほかの回数もそれなりに横並びなのは意外だな。

いずれかに集中するかと思ったが。

パーセンテージ見る限りだと、2・4回でも別に変じゃないみたいだね。

ってか、5回ってのもあったんだね。

普段はあまり馴染みが無いけど、映画のシチュって色々だからなあ。

やはり戸惑う話だな。

いっそ、はっきりとした回数が取り決められている方が、行う側として助かると思うが……。

それが難しいんだよね。

考え方でどうとでもなるワケだし。

でもさ、4回が本来正しいって仮定して、リアルでやるなら「コンコン、コンコン」って二回に分けてリズムを付けると自然な感じになるよね。

万一「コンコン」の合間に「どうぞ」っていわれたらどうするんだ?

その場合は2回ノックになってしまうな。

それは考えてなかったよ。

うーん……じゃやっぱ3回ノックを普段のメインにして、4回の時は返事をさせないくらいのリズムでコンコン(この間は一瞬)コンコンって感じならどう?

……もう3回で良くないか?

今更だが、もし1回だったらどういう意味になるんだ?

……意味なんてないんじゃない?

まとめ

①ドアノックの回数マナーは、トイレの入室確認が2回・日本のビジネスシーンでは3回・欧米のビジネスシーンが4回という考え方がある。

②ビジネスマナーを記載している求人・転職サイトなどでは、一般的なノックマナーは3回と書かれているものがほとんど。

③本来ノックの回数には今でも明確な答えがない。

しっかし、まぁ、最初のカエデの慌てっぷりったら!

思い出しても、へそが茶を沸かしちゃうよ!

プークスクス!

仕方ないだろうっ!

厠(かわや)が1つしかないんだからな。

大体コチョンどのもいっつも当たり前のように上がり込んで、いっつも普通に厠入ってるだろう(読者どのには伝わらないと思うが、最初の方の流れは私の家での話だからな)。

まーね。

合鍵もらってるし。

まあ、その辺の話はともかく、危うく外の林の中で済ませようと思ったところだ。

さすがに、うん、ソレはちょっとな。

うん。

うら若き乙女がそのへんで野〇ョンは、ちょっとだね。

良かったね?間に合って。

……

……?

も、もう今回はこの辺にしないか?

……分かったよ!

(ま、漏らす漏らさないの話引っ張ったって仕方ないよね)

了。

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