ま、バレンタインテーマのラクガキってことで。
私がチョコを作っていた時だったな。
コチョンどのが食べたいというから、急遽始めたものだが……。
というか、ロクに手伝わなかった上、こんなことを考えていたのか?
ごめん、ごめん。
絵面どおり(えづらどおり)だけど、こんなあざとい&分かりやすいシチュエーション、キミには似合わないなって改めて思ったよ。
まず相手も居ないし、ホントあり得ないよね。
……相手は居ないが、もし心から惚れた者から求められたら、こういう風にはするかもな。
キャー! マジ?
可能性なきにしもあらずって感じだね!
じゃあさ、そういう可能性がありそうな意中の相手って居るの?
居ないぞ。
ま、そりゃそうか(居ないの分かっててわざと聞いたんだけどね)。
そんな話も聞いたことないしね。
じゃさ、理想のタイプって居る?
タイプというのは性質のことか?
あまりこだわりはないが、心から人を思いやり行動を起こせる。
そんな感じの人間だろうか。
確かにそういうのって大事だけど、なんかあまり具体的じゃないんだね。
ま、優しいとかお金持ちとかイケメンだとか、キミがそんな典型的なこというはずもないか。
優しいにこしたことはないが、ほかはほぼどうでも良いな。
だが今一つ条件を加えるとしたら、私の鍛錬に付き合ってくれるか否かだな。
それってくノ一のだよね?
まさか、手裏剣やクナイの的になってくれる人とか?
投擲の的に限らず、組手や走り込みなど全てにおいてだ。
無論、忍びの鍛錬はそれらに留まらず多様だが、ちょっとそっとで音を上げず、存分に付き合ってくれる者が良いぞ。
365日、24時間関係なく、私が必要とした時にな。
それめちゃハードル高いね。
(化け物並みの体力を誇るカエデに付いていけるなんて、そうそうないだろうから、相手が見つかることは当分ないな)
カカオの豆知識
ついでの豆知識というやつだな。
今回はバレンタインにちなんで原料となるカカオ豆の話ということか?
大きいもので長さが一尺(約30センチ)ほどの楕円形の実だったな。
元々樹木になるものだとか。
うん、実際に原料になるのは、実の中にたくさん入ってる種の部分だけどね。
一説によると、カカオは紀元前の中南米が起源なんだって。
数千年前から栽培されている植物で「テオブロマ・カカオ」つまりギリシャ語で神々の食べ物とも呼ばれていたんだ。
アステカ神話では、神様から授かった食べ物っていわれていて、ケツアルコアトルって蛇の神様が人間に与えたなんて伝説もあるんだよ。
大昔からある食物には、そういう神話が付きもののようだな。
これが貿易で世界中に伝わって、チョコも作られる様になったんだね。
日本には江戸時代にオランダ人が長崎に運んできて、当時は「しょくらあと」って呼ばれてたんだって。
名前はもうチョコレートっぽい響きになってるよね。
当時の舶来品は限られた港でしか流通しなかったが、すでにその時代にチョコの原型が日本に入っていたというのは興味深いな。
ちなみに飲み物のココアもカカオが語源になったって話があるよ。
航海時代にカカオがヨーロッパに持ち込まれた時代に、イギリスではカカオって発音しづらかったから、ココアになったともいうよ。
はっきりしたことは分かっていないんだけどね。
ちょうど、あいうえおの反対位置の言葉になったあたりは面白いものだな。
カカオ(Ka-Ka-O)がココア(Ko-Ko-A)で、母音の対応が反転してるもんね。
あとね、カカオの生産国トップは西アフリカのコートジボワールなんだ。
ちょっと前だけど、2021年の生産量がコートジボワールで220万トン、ガーナで82万2千トンだったんだ。
栽培面積とか、いくらか品種もちがうんだろうけど、単純に数字で見ると桁ちがいだよね。
てっきり一位はガーナかなって思ってたよ。
了。
参考資料
「カカオ豆の生産量の多い国」外務省ホームページ キッズ外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/cacao.html 参照日:2025年2月13日
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