洞窟物語レビュー(ネタバレ注意)

ネタバレがイヤな方は……

ここは筆者がプレイしたゲームのネタバレ多めのレビューだよ!

ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!

初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読めるよ!

それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!

ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!

情報もろもろ

発売日2015年9月30日
発売元pikii
開発元開発室Pixel・Nicalis
ジャンルアクション
プレイ環境ニンテンドー3DSダウンロード版(※2023年3月28日午前9時でダウンロードは不可となりました)

おススメする人

以下のような要素が好きな方におススメ

  • 短編
  • レトロなグラフィックとサウンド
  • 可愛いドット絵
  • しゃべらない主人公
  • 高難度2Dアクション

目安プレイ時間・特徴

10時間くらいでクリア出来ると思うよっ。

でも3種類のエンディングと全ての展開を見るんだったら、倍くらいかかるかも。

原作はPCフリーゲームだけど、後々発売されたこの3DSダウンロード版も一部追加要素があるくらいで、内容は原作とほとんど変わらないよっ。

あとトゥルーエンドを目指す人向けの攻略を、レビュー最後の方に書いてあるから、もしそうなら攻略メモ代わりにしてくれると嬉しいな!

このゲームは短時間で攻略できるがギュッと凝縮された物語とやりごたえのあるアクションを楽しめるんだ!

ゲームをやりたくても思うように時間がとれない場合、こうした短編の作品はありがたいな。

昔風に作られた見た目で、特にキャラクターが可愛らしく、その中でも固有種族のミミガーたちが愛くるしいと思うぞ。

しかしその愛くるしさとは裏腹に、物語はなかなか真面目なものになっているんだ。

進める内に段々と危機が切迫してくる展開ゆえ、当初の印象は良い意味で裏切られるだろう(ここがミソというやつだ)。

手ごたえもバツグンで、一風変わった高難度のアクションゲームに興味がある人であればなおやってみてほしいな。

もし自信がなくても、難度の調節が出来るようになっているゆえ、そこも安心して欲しいぞ!

追記(重要)

情報もろもろのところにも記載しているが2023年3月28日でニンテンドー3DSでのソフトダウンロードなど、各サービスとやらがすでに終了しているようだな。

この3DSダウンロード版を新規で購入して遊ぶことはもう出来ないということか。

今更だけどね、この追記も2024年の3月に書いているし。

今、洞窟物語を遊ぶならSwitchのCave Story+とか、3DSの洞窟物語3Dとかパッケージ版が良いかな。

でも洞窟物語3Dはプレミア化してるのか、色んな通販サイトで見たらけっこう値段高かかったけど(2024年3月調べではどこもかしこも1万円余裕で越えてたね)。

そういえばムリにダウンロード版でなくとも、遊ぶ方法はあるんだったな。

それにパッケ版だと持ってればいつでも遊べるし、サービスが終わってダウンロード不可っていう被害を受けることもないね。

それかいっそPCフリーソフト(原作版)を遊ぶって手もあるよ。

展開や内容に大きなちがいもないし、何より無料って有難さよ。

とりあえずそっちを遊んでみるってのもおススメだよ!

ゲームデータをダウンロード出来る窓の社さんのリンクも↓に貼っとくね(筆者も昔から色々ダウンロードさせてもらってる超優良サイトだよ)。

窓の社さんページ

※PCフリー版洞窟物語について、当方ではWindows10環境で起動出来ることを確認しております。ただしゲームデータを解凍するためのソフト(こちらも無料)を別途用意して、解凍→起動するまで多少の手間がかかりました。

この先ネタバレ注意!














序文

かつて本作は開発室Pixel制作によるPCフリーソフトとして公開されていたゲームでした。




後に世界観や内容の素晴らしさゆえか、2012年にはアメリカのニュース雑誌・タイムで「歴史上でもっとも偉大なゲーム」の100選のうちの1つに数えられています。




この100選の中にはスーパーマリオブラザーズ・ロックマン・クロノトリガーなどの名だたるタイトルも並び、それらと共に名を連ねている話を聞くのみでもそのすごさは伝わります。




なお海外ではCave Storyの名前で呼ばれて親しまれています。




現在コンシューマでもリリースされ、ニンテンドーSwitchなどの機種ではCave Story+の名を冠して発売されています。




こうしてリメイクをされても内容はほぼフリー版と変わらずですが、いくつかの追加要素を含み中には3D化されたものも。




多くの機種やプラットフォームで発売されているところを見ると、それだけ話題となり人気を博した証明といえるでしょう。




さて肝心の中身ですがキャラ・ステージ全てがピクセルアートで描かれたアクションゲームとなっていて、レトロでノスタルジーさを感じさせるのが特徴。




また短編アクションにつき気軽に出来るのも良いところで、筆者の初プレイ時は大体7時間ほどでクリアしたと記憶しています。




タイム的には速い方だと思いますが初回は適当にプレイした結果このくらいで、寄り道などを加味すると10時間くらいと推測します。




全てのエンディング到達(3種類)・アイテムコンプリート・全イベントなどを消化しての総プレイ時間は20時間ほどかと。




ちなみに本作に出てくるミミガーという種族はそういう名前なのであって、あの沖縄の珍味とはまったく関係がないことも付け加えておきます(公式の話によると、ミミガー命名の理由は単純に耳が長いからとのことらしいです)。

評価スタイル

ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!

☆5つならめっちゃ満足、☆1つなら不満って感じでね。

ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。

☆☆☆+や☆☆☆☆-のように評価させてもらうこともあるぞ。

これは次の☆数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。

ストーリー ★★★+

のっけから意味の分からないイベントシーンが流れます。




そしてそんな唐突なシーンの後、昔のアクションゲームのごとく棒立ち状態でゲームスタート。




イマイチ説明不足なシーンやスタートの唐突さにキョトンとしながらも、とりあえず進めるしかありませんが……(ゲーム立ち上げ時に、敵役のドクターたちが登場するごく短いオープニングデモが見られますが、このシーンの意味も後からでないと分かりません)。




トゥルーエンドまでプレイ済みの今であればこそ、序盤はコミカルでユルめなシーンが続くものの、急激にシビアになる展開が洞窟物語の魅力の一つだと言い切ります。




もっともそういったシナリオ展開は他作品でも多く見られることですが、このゲームの表面的な可愛らしさに惹き付けられ、ほのぼのした世界観のみを期待した場合。




それをガッツリ裏切る展開が待ち受けています。




ちなみに筆者はあらゆるゲームにおいて、独自の評価主義を持っています。




それはストーリーの途中で悲劇展開を迎えようが、たとえ強引な展開でも最終的にハッピーエンドであれば、ほかの不満点にいくらか目をつぶってでも評価を一気にくつがえす、いわばデウス・エクス・マキナ主義。




つまり大団円史上主義を持っています(知らねーよ)。




それを踏まえて洞窟物語にも不満点が1つだけ、それが無ければ筆者にとって洞窟物語のストーリーは設定も含め、大変満足のいくものになっていました。




その不満というのは報われない友好キャラが2名居たこと。




それも序盤から登場しそこそこ愛着が持てたキャラ達でした。




報われなかった理由は後述しますが、扱いが少々ヒドイと思わざるを得ません。




よってストーリー評価は上記のようにさせていただきました。




なおメインとは少し離れますが、随所に散りばめられた世界観を補足するテキストや、謎キャラ・クトゥルーたちによる断片的な語りなど、進めるにつれて想像力をかきたてられる造りは非常に良かったです。

可愛さにだまされていると

登場キャラはピクセルアートの可愛らしいちびキャラたち。




しかし中盤あたりからストーリーが予想に反してシビアになり、その可愛らしさとのギャップがかえって悲壮感を高める結果に。




序盤からグラフィックにほのぼのしたため、きっとストーリー展開もほのぼのするやつなんだと勝手に思っていたのが悪かった(確かにエンディングだけみるとほのぼのしていたが…)。




雰囲気が変わってきたのをはっきり感じたのは、狂暴化トロ子(ボス名)戦後から。




まずここで先ほどふれた友好的なNPC2名がゲームから永久退場する展開に。




しかも退場時の演出も煙の様にボワッと消えるだけ。




ここでいったん別作品の話となるが※FF6のバナンが世界崩壊後行方不明となり、以降名前すら出てこなくなった扱いを思い出す。

※調査によるとバナンがゲーム上から姿を消すのは正確には魔大陸浮上直後とのこと、前半部での出番が多かったキャラなだけに居なくなった後の扱いはヒドイといわざるをえない。




そして洞窟物語においてこの2名もバナン顔負けの存在となってしまう。




ああ無常。




なんとか助けてやれなかったものか。




そんなハードなイベントからも早々に判断したこととして、洞窟物語とはキャラの可愛さに反しシリアス度高めなゲームなのだということを理解した。




その後の展開もなかなかハードで緊迫感のあるシナリオだった。




ちょいちょいコミカルな描写はあっても、序盤のほのぼのさは一体何だったのかと思わせるほどである。




ところで本作は何気に※CERO指定B(12歳以上対象)ゲームでもある。

※CEROは各メーカーが専門機構の認定を受けて表記するものであり、ゲームパッケージのすみっこあたりに見られる。

意味はそこに書かれている数字の年齢未満の人にはあまり見せられない表現がゲーム内にふくまれていることの警告のようなもの(エチエチだったり、グロかったり、セリフが大人びているなどなど)。

段階別にA~D→Zまであり、ともなって対象年齢も上がる。いわずもがなZ(18禁)が一番上。Z指定作品は、グランドセフトオートやエルダーオブスクロールシリーズなど、強刺激の海外ゲームがやたら多い。

国内ゲームの参考としてはバイオハザードシリーズがほぼD指定(17歳以上対象)。モンスターハンターシリーズならば、ほとんどがC指定(15歳以上対象)である。

要するにCERO指定されているゲームは、書かれている数字の年齢になってからプレイしてネ! ということだ。しかしこれはあくまで対象年齢を記載しているものでありCERO無視プレイしている少年少女たちはさぞ多かろう。

なおCEROについてもっと知りたい方は、下の青文字が機構サイトトップへのリンクとなっているのでどうぞ。

サイト内の「レーティング制度」にかなりくわしく書かれています(勉強になりました)。 特定非営利活動法人 コンピュータエンターテインメントレーティング機構

しかし洞窟物語がなぜB指定なのかは不明。




推察だが※チャコの存在が一役買っているのだろうか?

※序盤のクサムラステージに住んでいるドットなのにやたら雰囲気のある女性ミミガー。




また一度きりだがストーリー最後の方で彼女は、そのキャラを活かしたサポートによってプレイヤーを助けてくれる。




こうした印象に残るシュールなサブキャラが少なくないのも本作の特徴だろうか(条件さえ満たせば後に最強クラスの武器と物々交換してくれる極小サイズのお父さんなど)。

主人公はドラクエ型

つまりしゃべらない(しかも記憶喪失)。




たとえショッキングなシーンであろうが無言を貫く主人公。まるで何事もなかったかのようにストーリーも淡々と進んでいく。




ただしこうした無言主人公が登場する作品の良いところは、ストーリーを自己完結してしまわないところ。




ほかのキャラがしゃべって会話やストーリーを成立させてくれるので問題ナシだ。




一転、クリア後追加要素のカーリーモードは主人公がカーリーに交代しているため、イベ時は普通にしゃべる。もっともシナリオの中身は変わり映えしないが、カーリーのセリフがその分増えているので少し新鮮な感じになる。




なお元々のカーリーのシナリオ上でのポジションには、通常主人公が代わりに収まっている。




本来カーリーが登場するシーンの時はどうなるんだろうと思っていたが、立場そのものが入れ替わっていたのだった。

グラフィック ★★★★+

ファミコンテイストで可愛らしく描き込まれたドットグラ。




たまらなく懐かしい。




この一言に尽きます。

サウンド ★★★★+

懐かしさを感じる家庭用ゲーム機っぽいサウンドです。




なお全てのBGMはオリジナルの特殊音源「オルガーニャ」を使用して作られているとのこと。






なんでも開発者さんが独自で生みだした音源だとか、むしろそれも凄い話です。




特にクサムラは聞いたあたりからもうクセになっていました。今でもご飯作るときなどに思い出して鼻歌をやってしまうほど。




ほか血塗られた聖域のBGMもアガります。曲後半あたりのメロディは少しせつなさを感じるフレーズ。




聖域攻略中、時々出てくるテキストを読むと曲との相乗効果でラスボスに対しなかなかの同情心が芽生えていました。




ちなみに洞窟物語フリークには外壁ステージでかかるつきのうたが人気の模様。




なんでも某所のゲーム音楽ランキングでも常にランキング入りしているらしく、このタイトルを知らない方々にも良曲として扱われているとか。

操作性 ★★★

通常時での操作に関してはスピード感はないものの、差し支えるところは特にありません。




せいぜいジャンプがほんの少しゆったりめに感じたくらいです(あの絶妙な速度がアクションのバランスを取っているのかなとも思っていますが)。




ただしブースター入手後は移動速度がぐっと上がり、快適性が増します。




むしろブースターを使いこなせるようになってからがアクションの本番(後述しますが聖域ステージでは使いこなせていないと最初で詰みます)。




というわけで、これ以上操作に関して特筆すべき点はありませんが、全く関係ない話、今作の主人公は剣ですら魔界村のごとくポイポイ投げます




入手した時は「近接武器もあるのか」と思ったのですが。攻撃ボタンを押すと「アレ? こいつ投げてるぞ?」と即座に思いました。




もっとも大魔界村のアーサーでも剣はさすがに手に持って振るのですから、すべての武器を「射出」することに徹底した主人公といえます。




それと剣の場合、MAXレベルまで高めたエフェクトはカッコ良く感慨深いものの、託したキングもまさか投げて使われるなんて思っていなかったでしょう(投げた後、どうやって手元に戻ってきてるかは魔界村同様ツッコまないことにします)。




キング「つーかそういう武器じゃな」

システム・内容 ★★★+

ステージの数はそこまで豊富ではないものの単調な作りではなく、ギミック要素が詰まっており、ほか癒し系な敵キャラのバリエーションなども多彩。




基本一本道な展開とはいえ、やすやすと先へは進ませてくれません。




さらに一度ボスを倒してクリアというワケでもなく、アイテム回収などの目的に応じてこれらステージを再訪することも。




もっとも最後の方はいわばラストダンジョンから引き返せない的な状況になりますが、そこに至るまでは舞台の行き来が比較的自由となっています(攻略上でもそうそう何度も同じステージに訪れることはありませんが)。




物語の舞台は1つとしながら、その中でさらに区切られた各所を行ったり来たりする悪魔城ドラキュラ的な感じでしょうか。




その各所へも転送装置で一気にワープ出来るため、移動に関してもすべて徒歩というワケではなく割とノンストレスです。




昔のロープレでよく見られる「あれとってきて」→「じゃあ次これを渡してきて」→「ついでにあの人呼んできて」のようなおつかいイベントもそれほど多くもありませんし、全体の進行テンポも悪くありません(ちょっとダルさを感じたのは砂漠の犬集めくらいでしょうか)。




また道中で新しい武器を手に入れたり、キャラとの会話でアイテムを入手しながら進めたりなどRPG的な要素も含まれているあたりは、もっぱら探索強めのアクションゲームともいえます。




なお難度に関して、序盤あたりはごり押しプレイでもなんとかなってしまいます。




しかし中盤以降は敵の種類の増加にともなって攻撃も激しくなり、一辺倒の方法が通用しなくなるように。




ボスも当然強力になってゆき、攻撃のバリエーションもクセがあるものばかりになるため、パターンに慣れるまではやはりある程度のアクションスキルが問われます(どのアクションゲーでもあるように、死んで慣れるという進め方になりやすいかもしれません)。




よっぽど腕に自信が無ければ道中で見つけるライフカプセル(最大体力アップ)は極力取りこぼしのないようにしたいもの。




というよりもサブアイテムを取り逃さないようにするのはアクションゲーの基本です。




また敵を倒すと出現するパワーアップアイテムによって武器レベルが3段階まで上がる仕様。




この武器レベルはゲージ管理されていて、アイテムを取ったらすぐ武器が強化されるワケではなく、規定数のアイテムを取るとゲージが満たされて次のレベルへと上昇するものとなっています。




レベルが上がると攻撃力や範囲がアップし、反対に攻撃をくらうと武器が弱体化していくのはがんばれゴエモンなどのゲーム性と同様でレベルが3段階あるというのも似ています。





ここでマイナスポイントの話になりますが、一部の敵がわんさかいるところではこちらの攻撃エフェクトも入りまじって画面が超見づらくなります。




ミサイルなどの攻撃範囲の広い物で複数の敵をまきこむと特に。




さらに一部ボス戦はよりカオスな状況となり見ずらいのなんの。そもそもダメージ表示を見る余裕が無いときもザラに。




かろうじて相手のライフメーターが表示されるのは救いです。




これが無ければ戦闘のメドもつかず、多大なストレスを抱えることになったでしょう。




たった1個の表示があるかないかだけでも、プレイの快適さが大きく左右されるということです。




なお落ちているアイテムをいっぺんに拾う感じはなかなかに快感。




また各ステージではトゲ地帯や潰されると一撃死するトラップや仕掛けなどをところどころに配置するなど、そのあたりは難易度のバランスを絶妙に取っていました。




もしこうしたトラップが無ければ難易度はかなり低下します。




しつこいようですがライフカプセルを極力取っておかないと、腕に自信がない限り後半で詰むほどには高難度です。




ノーダメージクリアでも目指すなら話は別です。が、筆者も取らずに進めてどこまでいけるか分かりません。縛り前提であればすごく楽しめるかも知れませんが……まったく自信はありません。




初期の体力のままなら、1・2回ダメージをくらえばアウトでしょうし。

シュプールかネメシスか

それぞれ個性的な特徴を持つ武器のどれを好むかはプレイヤーによってまちまち。




しかし多くのプレイヤーが好んで使うことが多いであろう武器は、おそらくネメシスとシュプールの2強だろう(もっともそれぞれの入手可能時期は中盤から終盤にかけて、入手条件もなかば裏技的)。




そして筆者にとっての最強武器は高すぎる凡庸性からシュプール一択。




マシンガンとの交換や※スネーク入手の誘惑に耐えるだけの価値は充分ある。

※初期武器・ポーラスターと道中で手に入るファイアを迷宮のゴキブリに合成してもらうことで手に入る。威力もさることながら壁貫通の特性を持つため、こちらを愛好するプレイヤーも少なくない。




高性能かつ武器レベルを気にする必要もないし、ネットで攻略情報を見る限りシュプールを選ぶ人もやはり多いようだ。

※なおそこまで持ち上げている名器・シュプールに関してのくわしい特徴は、後述のトゥルーエンド条件達成の項(プチコラムと書いているところ)にて記述しています。




一方の候補であるネメシスはアクションゲーが上手い人ならおススメの武器。




威力も最強クラスで速射性もバツグン。




と、書けばいうことなしの武器に思えるが、この武器にはその性能と引きかえにあるデメリットが存在する。




それは敵が落とすパワーアップアイテムを取ると弱体化してしまうというところ。




つまり。




「これ以上強くなるってことはどうなんねやろ…ワクワク」→アイテム取得で武器レベルアップ!→「ん、なんかエフェクトも速射性もしょぼくなってへん? ダメージも落ちとるし」→最大レベルまでアップ!→「…そういうことか…ピヨピヨ」




なんとなく「つまり」になっていないので、ここでちゃんと説明するとネメシスは初期レベルでこそ最強の性能を持つが、レベルが上がるにつれ性能が下がりMAXレベルでは可愛いヒヨコを射出する最弱武器へと変化してしまう特徴を持つ武器なのだ。




パワーアップアイテムがかえって障害になるとはすごく斬新な発想。




要するに最強の状態を維持するためにはパワーアップアイテムを避ける必要がある。




アクションゲーが上手い人にはおススメとしたのは、アイテムを回避する技術も問われるからというワケである。




もっともこのユニークな武器・ネメシスを筆者は唯一フルに活躍させられそうな聖域でしか使った記憶がないし、聖域ではむしろ背後からカーリーがぶっ放してくれる。

※これもトゥルーエンド条件達成の項で記述しているが、聖域は突入時に武器レベルが初期状態に戻されるという特殊ステージ。




カーリー、それをどこで手に入れた?

聖域について

当レビュー中、度々言葉が出てきた聖域とは。




正式名称・血塗られた聖域。




トゥルーエンドを見るためにクリア必須の隠しエリアで、奥には物語の黒幕が待ち構えている最凶難度のステージ。




よその2Dアクションでもなかなか見ないほどの激ムズステージとなっている。一度ノーマルエンドでさくっとクリアして、なんならトゥルーも「ついでにちゃっちゃと見たろか」というプレイヤーのやる気を冗談抜きで見事に折ってしまうほど。




ご多分にもれず筆者も詰んでゲームをしばらく放り投げていた。




このレビューを書き上げるために久しぶりの再トライにて、クリアした時には思わずシャウトしてしまったが。




なお※にくまるカウンターを取っているとタイムチャレンジも兼ねたステージに変わり、洞窟物語フリークには人気の場所のよう。

※これもトゥルーの項でもう一度くわしくふれるが、聖域でのみ作動するタイムカウンターの名前。




たどり着くための条件自体もかなり難しいため、一応本記事の最後にトゥルー条件を記述しておきます。

総評 ★★★★+

アクションゲーム好きで、ファミコンテイストな2Dアクションも好きな人にはぜひやってみてほしいです。




とりあえず1時間くらいでもかまいません。




そのくらいプレイするといつの間にか、ライトな見た目のわりにしっかりと作り込まれたアクションのトリコになるでしょう。




ほんと冗談抜きで。




可愛い見た目とは裏腹な歯ごたえバツグンの短編アクション。セリフもところどころコメディ感があるだけでストーリーそのものはシリアス度高いです。




つまり……。




カワイイのは見た目だけ。




敵キャラ達もミミガーよろしく、ほとんどがどこかゆるキャラめいたものたち。しかし見た目に油断していると余裕でやられます。




また随所に設置されたトラップのおかげで、ロックマンのごとく「一撃死」が存在するゲームなのが分かる頃。段々とゲームの真の恐ろしさも見えてきます。




ただしリトライは何度でも可能なのでほかのアクション同様あきらめずに何度も挑戦することで道が開けます。




とはいえこのダウンロード版・洞窟物語は難易度が3段階から選べるようになっているので、アクションが苦手という方でもイージモードでプレイ出来るので安心です。




なおトゥルーエンドルートへは攻略情報無しだと恐らく到達出来ません(前述したとおり記事最後に簡単なチャートをのせておきます)。




というかノーヒントでトゥルーまでいけた人が居たら、ちょいとおかしい人かと。良い意味で。




カンが良いとかでどうにかなるレベルではありませんし。




ですのでせっかくなら1週目は普通に楽しんでクリアし、2週目からトゥルーを狙うのが良いでしょう。短編であることも救いで周回もしやすくなっています。




長編ゲームをやる時間が無いけれど、レトロな雰囲気で歯ごたえのあるアクションゲームがやってみたいって人は是非手を出してみて下さい。




しばらく進めていくと、思わず入り込んでしまう類のゲームです。

※この3DS・DL版はクリア後オマケとして前述したカーリーモードに加え、ボスラッシュモード・タイムアタック・追加ステージなども遊べるようになっています(あくまでオマケですが、追加ステージでは武器を限定された縛りプレイとなっており難度も極悪)。




買うほどまでそそられないって人は、あえてPCフリーソフト版からプレイするのも悪くありません。




興味のある方は上の「PCフリーソフト版」の字が窓の社さんへのリンクを貼らせていただきましたのでどうぞ。




もちろんフリーなので完全無料です。今さらながらこのクオリティの高さで無料ってのが信じられないです。




ちなみにプレイ可能かは使っているPC環境にもよりますので、リンク先でご確認下さいませ。




むしろこのフリー版が原作ですが大きく内容もちがいませんし、面白かったら今発売されているコンシューマーのパッケ版なり、DL版なり購入すれば良いでしょう。

※追記・2022年9月現在ならSwitch版も発売中です。グラフィック・BGM選択や追加チャレンジなどSwitch版ならではの要素も多々あり。




ただしPCでのプレイはゲームパッド必須とだけ。キーボードでは相当な苦行になります。




そもそもアクションゲーをキーボードでやろうなんてこと自体無謀なんですが。




これはPC版イース6を壮絶な苦難の末、PCキーボードでクリアした筆者が断言します。




ゲームパッド買う余裕くらいはあったはずでしたが、なんでだったのかちょっと思い出せません(とりあえずキーボードでどうにかなっていたから勢いでクリアしたものだと思っています)。




この後はさらにネタバレに踏み込んだ筆者の吐露(感想の噴出)となります。




どうでもいいしそんなのまで見たくねーよって方はここで見るのを終えて下さい。多分これまでよりグダグダです。それでも付き合って読んでくださる方は有難いです。




最後にトゥルー条件だけ見たいって方は、ここから下にスクロールしてトゥルー条件までいくか、目次までさかのぼって飛んで下さいね。




以降、吐露。




まずプレイ後に感じたももやもやはキングとトロ子を救ってやれなかったことが一つの原因。




大団円が良いと言うとるやろがっ!




せめてトロ子だけでも救ってやれるルートはなかったものか。




ただしキングの場合は彼が死んでこそブレード3段階目のエフェクトが活きてくるというのも否定出来ないが(キングの幻影が出てきたときは思わずグッときた)。




もし2人とも助けられるパターンがあったとして、別バージョンのブレードをもらえる展開があったら良いのにと思ってしまった。




それとトゥルーエンド中のバルログの態度を見るとどうにも心が引っかかる。




いくら王冠の力のせいだろうが、自分のしたことを忘れてツラっとし過ぎていないだろうか。




最後の最後で助けにきてくれたのは善行として、その後は猛省してミザリーと一緒に去ったほうが良かったのでは。




彼女も悪事の一端は担っていたワケで最後では後ろめたい様子も見られたので、いくらか罪の意識があったと思われた。




しかし一方でバルログの開き直った感じ(自分は無関係で被害者ですといわんばかり)は、あまり良い気分にはなれなかったもう1つの原因になった。




もっとも主人公と一緒に地下へ飛ばされたり、頭脳も犬並みとバカにされたり、ミザリーからの扱いがロクでもなかったところのみは同情。




ほか気になる存在としてはところどころに出現するローブ姿のクトゥルーたち。




唐突にストーリーの深い部分を語り出す謎連中(設定を調べるとあの世界の原住民だというのが分かった)。




そしてこの名前からは怪奇小説の原作者として名高いラブクラフトの「クトゥルフ神話」を想起。




なにか関連があったのだろうかとプレイ中たびたび考えた。




設定でいうと真のラスボス・ボロス(韻踏んだみたい)は魔術師であり、原因があるとはいえ狂人でもあったこと(ラブクラフト創作の人物でネクロノミコン著者のアルハザードっぽくもある?)。




ほか古代において絶大な力を持っていた存在、いわばアザトースとかクトゥグァみたいな、旧支配者的な存在なのかとも思ったこと。




よっての設定を勝手に結んだ話から、作者の方は洞窟物語の根幹の設定としてクトゥルフ神話の影響も受けたのだろうかと一つの解釈をした(作ったご本人に確認を取ったワケでもなく、プレイヤー側の身勝手な想像です)。




もちろんこの勝手な解釈には異論・反論があるかもしれないし、作者の方もきっとそんな設定まで考えていないだろう。




開発に関してのインタビューを調べる際に他サイトでお見掛けしたものでは、クトゥルフ神話との関係について特に言及してなかったように思う。




ただの戯言と思って頂きたい。




あ、ボロスで思い出した。




途中で彼が少しだけ登場するMAP(大農園内)があったが、アレいったい何だったんだろう。




時点では戦闘にもならないし、話しかけてもシカト。




一応こんなヤツも居るよっていうトゥルーの伏線だったのか?




ドクターのことも。




一応表側のメイン悪役だったのにあまり印象に残っていない。




なぜだ。




今でもせいぜい王冠と白衣がすばらしくミスマッチしたキャラにしか思えない。




それくらいしか印象に残っていないのは、手下のミザリー・バルログのキャラ性が勝ちすぎていたからか。




最後に。




メインとして登場する純粋な人間キャラはスー達一家と博士、それに先のドクター(クトゥルーやミザリーあたりはちょっと分からん)。




プレイ途中までは主人公とカーリーも人間だと思っていたが、その正体は洞窟物語の舞台へと派遣されていたいわば機械兵士(迷宮などで見られる人型のスクラップは仲間だということ)。




たしかにスーやカズマたちと比べると顔面蒼白だし、耳当てもしているあたりは彼らとちょっとちがうのかと思ったが…。




機械兵士なのにカーリーのパンツというアイテムがあるあたり、衣服に関しての考え方はどうやら人間と同じようである。




機械だろうが限りなくヒトに近い造りになっているのかもしれない(ちょっとアレな話だがひょっとしたら性器なども精巧に造られている可能性が…)。




カワイイ世界観にこれ以上水を差してはダメだと思うので、筆者の吐露もここまでにしたいと思う。




※余談だがSwitch版だとパッケージのキャラデザインで主人公とカーリーの顔にうっすら縦線が入っているのである意味ネタバレにもなっている。

トゥルーエンド条件達成にあたり(要読)

ここからは、一度ノーマルエンドでクリアした→これからトゥルーを目指すという方向けの文です。




1週目からトゥルーを目指すのもそれはそれで自由ですが、やはり一通り洞窟物語の世界観を楽しんだ後、目指す方が無難かと思います。




なお条件を逃すと取り返しがつかないものばかりなので、こまめなセーブ推奨。後々9つに区切った見出しの最初に場所名、および最低限やるべきことを書いておきました。




それと腕に自信がなければ全回復アイテムであるライフポッドはラスボスまで取っておきましょう。




自信がある方は別に良いですが、ライフポッドを保持した方がラスボス戦は大分安心出来るという保険です。




なお以後に記述しているトゥルーへの進み方は、砂漠ステージ間のカーリーとの武器交換でマシンガンを入手している場合には当てはまりません。




なぜならマシンガンは自動連射攻撃のほか、武器レベル3にまで高めると疑似ブースターの効果を得るため、下に向かって撃ち続けると弾切れを起こすまで空中を飛び続けることが出来るように(反対に上へ向かって撃つと、急降下が出来るテクニカルな武器)。




よってトゥルー達成に関わるギリギリジャンプポイントも、マシンガンがあれば余裕で飛び越えられるようになります。



しかしマシンガンと交換することでポーラスター(後にシュプールや、ファイアとの合成によるスネークへと交換可能)は捨てることとなるため、プレイヤーによって二者択一となるでしょう。




ここでトゥルー条件をざっくり見て自信がなければ、マシンガンを取得してジャンプポイントの難易度を下げても全然かまいません(その場合、以後見出しの前に振られた1と3の箇所の攻略は大変イージーになります)。





とりわけ筆者の場合、後述する聖域での攻略ではシュプールがあったおかげでクリア出来たようなものなので、攻略的な記述についてもマシンガンを取得していないという前提での進み方であることをここで明記しておきます。






可能な限りの短時間でゲームをクリアするRTA上でも必須といえるマシンガンですが、ここではそういうのを目指さない、かつシュプール・スネーク派のプレイヤー向けのものとなっていることをご了承ください。




またすでに一度ノーマルでクリアされた方には、すでに見知った部分がさぞかし多いかと思いますが、筆者のおさらい(またプレイした時の自身へのメモとして)も兼ねているため、内容にくどさがあることもお許し下さいませ。

1・迷宮途中→落ちるブースター博士をシカトする

第一の難所。

右方に大きな穴が開いた崖のような場所となっています。

マップ切り替わり後、眼前の穴へ上方からブースター博士が落下していく演出が見られます。

たいがいのプレイヤーの初見では「助けないと!」となりがちですが……。

ここで後を追って下に行っては絶対ダメです。

幸い近くにセーブポイントがあるのでセーブし一旦落ち着きましょう。

その後プレイヤーが来た側の床をよく見てみると赤い印のようなものがあるので、扉から助走をつけ、その印から思い切り右へとジャンプすると博士をスルーして向こう岸へと渡れます。

そのまま先へ進みましょう。

すごーくギリギリですがかならず向こうへ渡れるようになっていますし、博士とも後からちゃんと再会出来ますからご安心を。

失敗したら今後は何をしようとトゥルールートにはいけないので、リセットして何度もやりなおして下さい。

こういうものこそ成功する時はあっさり成功するものです。

もし博士を助けに下へ降りて行った場合、飛行距離が短い未完成のブースターをこちらへ渡しボワッと消えてしまいます。

以降、博士は二度と出てきませんし、今後は当然ノーマルorバッドエンドルートへしか進めません。

しかし、助けに行った方が悪い展開になるとは、ある意味でこのゲーム最大のトラップといって過言ではありません。

2・迷宮最後→ボス戦の前にけん引ロープゲット

それまで同行者として援護射撃をしてくれていたカーリーが単独で行動しはじめる場所。

下の方でシャッターの仕掛けを解くとあきらかにボスが出そうなひらけたところへ。

むしろ右側にそれっぽいのが。

立ち止まったカーリーと連続で話すとそのままボス戦へ突入するのですがお待ちください。

気持ちを散策の方へまわし、ボス部屋右下のピカピカを調べてけん引ロープを入手します(ボス戦中・後でも取れるのを確認していますが、それだと余裕がない状況になるためボス戦前に取ることをおススメします)。

くどいですがかならず入手しましょう。手に入れずそのまま進んだ場合ノーマルルートへ直行です。

ロープを取ったらボスに挑みましょう。今までのボスとちがい、ダメージを与えられる時間がごくわずかなため、力押しが通用しづらい強敵です。

攻撃パターンのうち大きな弾を数発飛ばしてくる時は、一気に距離をはなして回避に専念しましょう。水のせいで動きづらい分、距離を取った方が安全です。

ボス戦後、部屋いっぱいに水が侵食します。逃げ場所もないのでくうきをタイムオーバーさせてそのまま溺れましょう。なおゲームオーバーにはならないのでご安心下さい。

カーリーが自分の酸素装置を主人公につないだかわりに溺れてしまいます。

倒れているカーリーを調べ、ロープをつないでけん引(おんぶ)します。

後ろのシャッターが開いているので、そのまま入口に向かいましょう。

3・水路→途中にある部屋でベッド・PC・本棚・カーリーを調べて水を抜く(カーリーは連続で調べる必要あり)。

第二の難所。

水流地帯の途中に寄るべき部屋へのドアがあります(クラゲがわんさかいる場所のすぐ先)。単純に先に進むには部屋とのあいだにある穴へと入るのが正解ですが、そのまま穴へは入らずに手前からジャンプして右に見える部屋にたどりついてください。

手前の足場は水たまりになっている上、1キャラ分高い位置へたどり着く必要があります。

ここもわりとギリギリなジャンプポイントです。深呼吸でもして手前で位置を調整してから挑みましょう。

チョンチョン押しでビビりつつも部屋へのジャンプ時は思い切りいきましょう(右キー押しが早すぎると落っこちますので、ジャンプとの同時押しを強く意識して長く押す感覚だと上手くいきます)。

注意点としてはクラゲ地帯を抜ける際に勢いあまってそのまま下へ進んでしまうこともありがちなので、操作は慎重に。

どちらにしろ流されたら失敗なので再挑戦してください。

部屋ではPCや本棚などで調べ物をして最終的にカーリーからマウストゥマウスで水を抜きます。

最後にカーリーをかならず連れていくこと! 置いていってしまった場合は失敗です(というかそのまま置いていけるのかが未検証)。

※リライトついでに調査してみましたが、どうやらSwitch版の洞窟物語ではマップパーツに変更が加えられ足場が追加されているようでした。よって小部屋への到達はそこまでギリギリではなくなっているようです。

余談ですが部屋にも寄らず、カーリーを背負ったまま穴の先へ進んでしまうと「カーリーの生命反応がなくなった……」という風な無常メッセージが流れます(もちろん彼女は死亡)。

4・ミミガー村→アーサーの小屋で博士からブースター2.0ゲット(生きとったんかワレ!)

水路のボスを倒した後カーリーと一時的に離れてしまいますが、とりあえず流れ着いた久しぶりのミミガー村で転送マシンのある小屋に入りましょう。

ちなみにブースターは博士に話しかけるだけでもらえます。ついでに再会したことも喜んであげてください。

落下した後もくもくとブースターを完成させていたのでしょうが、あの場所から生還してケロッとしているあたり、このルートの博士は生命力がハンパありません。

プチコラム

ブースター入手の時点でゲーム最初の洞窟ステージに戻れます。

もしポーラスターをまだ持っている場合は、ミミガー村左上へとブースターで飛んでいきましょう。

物語最初の舞台を懐かしみつつ奥へ進むと、ポーラスターを入手した場所に以前居なかった人が。

会話を進めることでシュプールが入手出来ます(ポーラスターを強化してもらう形なので、スネークやマシンガンに変えている場合は不可能)。

シュプールはいわゆるスーパーロックバスターのような武器。

特筆点として、ほか全ての武器がパワーアップアイテムの影響を受けるのと比べ、シュプールはアイテムの影響を受けずボタン長押しでゲージを貯めて放つ、いわば貫通レーザータイプの銃へと変化します。

2・3段階貯めでも充分強いのですが・最高貯め時の波動レーザーのような攻撃は威力も抜群、しかも恐ろしいことにタメなしの状態でもかつてのポーラスターのマックスレベル攻撃を常時出せるようになります(しかも連射性が強化されている)。

たいへん使い勝手が良い上に最早武器レベルも気にしなくて良いので、今までポーラスターを持っていた場合は取得しない手がありません。

ゲーム終わりまで主力武器として活躍することまちがいなし、よって今後の攻略はグッと楽になります。

5・外壁→時計屋で「にくまるカウンター」ゲット

必須ではなく、これをゲット出来るということはトゥルーエンドのフラグがたっているという証明。よって取得しても良いです。

スルーしてもかまいませんが「今のところはトゥルー条件満たしてるんだろうか……」と不安な方は取得することで安心材料になるでしょう。

このにくまるカウンターは攻略上何の役にも立ちませんが、後の血塗られた聖域でストップウォッチの役目を果たすため、こと聖域のタイムアタックに挑戦するプレイヤーにとっての必須アイテム。

なお筆者はそのようなものを目指してのプレイは行う気がありませんでしたので、無用の長物と化しました。

6・大農園→MAP右下らへんでカーリーと再会(コイツ……全部忘れてやがる)

水路で離ればなれになったカーリーとの再会ですが……。

カーリーを調べたら、そばに居るクトゥルーからヒントをゲットしてください。ミミガー村墓場でのイベントフラグがたちます。

7・ミミガー村墓場→キノコゲット

ブースター入手前には行けなかった右上部屋へ。

部屋でうろつくキノコのしつこい質問に答えてアイテムゲット後、メニューでアイテムの説明読んでから再度キノコと会話しましょう。

キノコが襲ってきます。

戦闘後、襲ってきたキノコが持ち物に追加というカオスな結果となります。

ふたたび大農園のカーリーのところへ。

8・大農園→カーリーにキノコ使用

彼女にキノコをつっこんでください。

あ、ちなみにそういう意味じゃないですから。

イベント後はノーマルと同じ進め方でかまいません。一気にドクター&アンデットコア戦までいきましょう。

一応、最後の迷宮は少し難度が上がりボスも追加されていますが、一度このゲームをノーマルでもクリア出来ていたらそれほど難しくないはず。

逆にここをクリア出来る腕がないとトゥルーまでたどりつけないと思います。

最終ステージはもっとヤバいので。

9・島脱出→血塗られた聖域へ

アンデットコア戦後、逃げるスーをシカトして途中の小屋に入りましょう。

床の穴に入ると最終ステージ・血塗られた聖域へ(にくまるカウンターを取っている場合は突入と同時にタイムカウントスタート)。

しかも黒い風というものの効果ですべての武器レベルが否応なしに初期状態へと戻されます。

ブースターをフルに使いこなして即死トゲ地帯を抜け、なぜか途中で倒れているカーリーを背負ったあとが本番です(カーリーは後で持ち直し、背後を援護射撃してくれるようになります)。

トラップだらけで天使たちが飛び交い、矢に剣、ブロック投げで歓迎してくれるカオスなステージを突破します。

その後中ボスの巨大デストラップ(ヘヴィプレスが正式名称)と奥に控えるボロスを倒してエンドです。

ざっくり書いていますが最恐最後の難所です。

筆者もいくどとなくリトライしました。

武器はバランスの良さと使い慣れからシュプールを選択。

そしてシュプールの真価はここでフルに発揮されることに。

なぜならこの武器のみが、その仕様から黒い風の効果を受けないので、最弱レベルで最強の威力を持つネメシスと同様聖域で大活躍します。

実際筆者もほとんどシュプール一本しか使っていませんが、先のネメシスとかスネークを使った方が楽な人も居るのかもしれません。

ただしネメシスは途中から後ろのカーリーがぶっ放してくれますので、あえて主人公はこれを使わずほかの武器を使用するのも手でしょう(1本限定のはずのネメシスをいつ入手したのかは謎ですが)。

なお筆者はこの聖域において、システムのウリであるはずの武器切り替えという器用なことはほぼやっていませんでした。

そんなのでも数十回ほどでクリア出来たと思いますが、最終的なリトライ数は忘れました(途中から数えるのがバカらしくなった)。

ことステージは慣れると難なく進めるんですが、やはりボロス戦がラストにふさわしい難しさ。

3段階にもなる形態変化や攻撃のバラエティさ、しまいにはSFCスーパーマリオワールドのブイブイ戦を彷彿とさせるような最終戦。

操作で手元がとにかく忙しく、今までのボスなんて足元にもおよびませんでした。

初クリア出来たのは最終形態時、当たり判定への捨て身の連打とライフポッドを取っておいたおかげです。

足場もせまくグルグル動いている上、ザコが無数に飛び交う中であろうともいける時は一気にヤレという感じの攻略方法でした(雑ですがコツのようなものです)。

ちなみにシュプールによる3タメ攻撃は1発撃ったら後は連打という風にしていました。

んで、体力がヤバくなってはじめてポッドを使うという。

そもそも顔面への攻撃チャンスも限られていますし、ゲージをためる余裕があまりありません。

もっともボロス戦はお供のザコが無数に出現しますので、そいつらからハートアイテムを拾いながら戦うとやられづらくはなるでしょう。

長期戦かつ泥臭い戦い方ですが、なんにせよ勝てば官軍です。

それとは別に些細なことかもしれませんが、聖域では画面が小刻みに揺れてお目目的にも非常に気が散ります。

多分迷宮が崩れはじめていることを表現しているんでしょうが、地味にこの演出が難易度アップに一役買っていたように思います。

ちなみに一番最初の小屋で本棚を調べるとアンデットコア戦後まで戻れます。

戻れるようになっているのは意図せずにトゥルーの条件を満たして部屋から出られなくなった人への救済かと思われます(意図せずにトゥルーの条件を満たした人が居たら、いい意味でちょっと異常かも知れませんが)。

10・お疲れさまでした!




全3つある内のもう1つのエンドはもっとも簡単に見られるBADエンド。というかクズエンド。




カズマ「一緒に逃げるか?」




じゃねーよw




カズマって意外に薄情だったんだな。




そりゃクソ生意気なスーがだんだん良い娘に見えてくるわ。

了。

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