「可愛さあまって歯ごたえバツグンなアクション」洞窟物語レビュー(ネタバレ注意)

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ネタバレはイヤだけど……

ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!

初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!

それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!

ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!

情報もろもろ

発売日2015年9月30日
発売元pikii
開発元開発室Pixel・Nicalis
ジャンル2Dアクションアドベンチャー
プレイ環境ニンテンドー3DSダウンロード版(※2023年3月28日午前9時でダウンロード不可になりました⦅洞窟物語自体はほかのプラットホームで遊べます⦆)

おススメする人

以下のような要素が好きな方におススメ

  • 短編
  • レトロなグラフィックとサウンド
  • 可愛いドット絵
  • しゃべらない主人公
  • 高難度2Dアクション

目安プレイ時間・特徴

10時間くらいでクリア出来ると思うよっ。

でも3種類のエンディングと全ての展開を見るなら、倍くらいかかるかも。

原作はPCフリーゲームなんだけど、後々発売したこの3DSダウンロード版も一部追加要素があるくらいで、内容はほとんど変わらないよっ。

あとトゥルーエンドを目指す人向けの攻略を、レビュー最後の方に書いてあるから、もしそうなら攻略メモ代わりにしてくれると嬉しいな!

このゲームは短時間攻略できるものの、ギュッと凝縮された物語とやりごたえのあるアクションを楽しめるんだ!

ゲームをやりたくても思うように時間がとれない場合、こうした短編の作品はありがたいな。

プレイ時間については、ボクがさっきいったばかりだけど、何十時間もかかるようなボリュームもないからね。

画面は昔風(レトロ)で、キャラクターが可愛らしく、その中でも固有種族のミミガーたちが実に愛くるしいな。

ミミガーもそうだけど、敵にもカワイイやつらが多いよね。

ボスには凶悪な見た目のヤツも居るけどさ(ノーマルエンドのラスボスとかね)。

一方で物語はなかなか真面目なものになっているな。

進める内に段々と危機が切迫してくる展開でもあるから、当初のほのぼのとした印象は良い意味で裏切られた気がするぞ。

ボクも初見はビビったもんな。

重要なNPCが途中で○んじゃったりとか、人によっちゃそこでテンションが下がるかも。

でもある意味、それもふくめてストーリーのシビアさを物語っているんだけどね。

とにかく一風変わった高難度の2Dアクションに興味がある人であればおススメだ。

もし自信がなくても、難度の調節が出来るようになっているから、安心して欲しいぞ!(一番簡単な難度でもそこそこ手ごたえがあるが)

追記(重要)

情報もろもろのトコにも書いたんだけど、2023年3月28日でニンテンドー3DSでのソフトダウンロードとかの、各サービスがすでに終了してるんだ。

もっと前にはDSiウェアでのサービスも終了してたんだね(そっちでもDL出来たなんて知らなかったけど、2017年3月31日に終わってるね)。

なら、DS・3DS版をダウンロードして遊ぶことはすでに出来ないということか。

今更だけどね、この追記も2024年の3月に書いてるし。

でも安心して。

これから洞窟物語を遊ぶならSwitchのCave Story+や、3DSの洞窟物語3Dとかのパッケージ版を選ぶって方法があるからね。

ただ洞窟物語3Dはプレミア化してて、色んな通販サイトで見たらけっこう値段高いってのがネックだけど(2024年3月調べでどこもかしこも1万円余裕で越えてたね)。

遊ぶ手段はほかにもあるんだな。

それとダウンロード版を遊ぶ方法もないわけじゃなくて、実はSteamでも出てるんだよ!

タイトル名もSwitchと同じCave Story+だよ!

……英語版だけどね。

ふむふむ。

一応はPCでも遊べるのだな。

ただパッケ版だとサービスが終わって、ダウンロード不可っていう被害を受けることもないからね。

それか、いっそPCフリーソフト(原作版)を遊ぶ手もあるよ。

展開や内容に大きなちがいもないし、何より無料って有難さよ。

ゲームデータをダウンロード出来る窓の社さんのリンクも↓に貼っとくね(筆者も昔から色々ダウンロードさせてもらってる超優良サイトだよ)。

窓の社さんページ

※PCフリー版洞窟物語について、当方ではWindows10環境で起動出来ることを確認しております。ただしゲームデータを解凍するためのソフト(こちらも無料)を別途用意して、解凍→起動するまで多少の手間はかかりました。なお解凍ソフトの準備→ゲーム起動までのやり方などはここでは割愛いたします(調べれば、いくらでも方法が出てくると思うので……)。

この先ネタバレ注意!














序文

もともと本作は、開発室Pixelにより制作されたPCフリーソフトのアクションゲームでした。





このレビューを書く際に公式の開発室サイト様にも訪問させていただき、参考のため確認したところ、なんでも2004年の終わりごろ完成したゲームだったようです。




筆者が遊ばせてもらったのはそれよりもずっと後からなのですが、今考えてみれば「もっとはやくこのゲームに出会えていれば……」と少々後悔の念に駆られました(と、思えたほどハマったということです)。




何年も前になる当時は、フリーゲームフリーク(おもにホラーゲーメインでした)を自負していましたが、自分が無知なだけで、フリーのアクションの中にもこれほど造り込まれた作品があったと、良い意味でカルチャーショックを与えてくれた作品でもあります。




ちなみに2012年。アメリカのニュース雑誌「TIME」で「70年代以降に発表された最も偉大なゲームソフト100本」のうちの1つ(2000年代のタイトル)に数えられたのだとか。

参考 All-TIME 100 Video Games https://techland.time.com/2012/11/15/all-time-100-video-games/slide/all/




この100選の中では、スーパーマリオブラザーズ・ロックマン・クロノトリガーなどの国内の名だたるゲームタイトルもズラッと並び、それらと共に名を連ねていることだけでもすごさは伝わります(PS2の塊魂も選ばれているあたりがなぜかグッときました)。




もっとも内容の独自性や作り込みを考えて、それも当然なんだろうと、ひいき目にしてもそう思えてしまいました。




なお海外ではCave Storyの名前で呼ばれ、親しまれているようです。




現在ではコンシューマにおいてもリリースされ、ニンテンドーSwitchなどの機種ではCave Story+の名を冠して発売されました。




こうしてリメイクをされても内容はほぼフリー版と変わらずですが、いくつかの追加要素を含み中には3D化されたものも。




さまざまなプラットフォームで発売されたのを見ると、それだけ話題となり人気を博した証明でしょう。




今回のレビューですが、3DSダウンロード版に準拠しているものの、オリジナルフリー版と内容はほぼ変わりません(ダウンロード版では別キャラで同じ舞台をプレイできるモード・ボスとだけ戦えるモード・本編からそれたオリジナルステージなどがあります)。




キャラ・ステージにいたるグラフィック全てがピクセルアートで描かれたアクションゲームで、レトロかつノスタルジーさを感じさせるのが最大の特徴といったところ。




武器を切り替えながら敵を倒し、随所にギミックが仕込まれたステージを進む、いわばアドベンチャーよりのロックマンテイストなゲームとなっています。





また短編アクションにつき、気軽にプレイ出来るのも良点。筆者は大体7時間ほどでクリア出来ました。




タイム的には速い方だと思いますが、初回は適当にプレイした結果なので、アイテム回収などの寄り道を加味すると、おおまかなクリア目安は10時間程度と推測します。




全てのエンディング到達(3種類)・アイテムコンプリート・全イベントなどを消化しての総プレイ時間であっても、20時間ほどでしょうか。




したがって全体のボリュームはさほどでもなく、ゲームをやりたくても時間が取れない方でも、比較的とっつきやすい部類のゲームになっています。




余談ですが、本作に出てくるミミガーという種族はそういう名前なのであって、あの沖縄の珍味とはまったく関係がないことも付け加えておきます(公式の話によると、ミミガー命名の理由は単純に耳が長いからとのことらしいです)。

筆者は「アドベンチャーよりのロックマンテイストなゲーム」なんてまわりくどくいってたけど、こういうゲームのことをメトロイドヴァニア系って呼ぶこともあるんだよ。

めと? ばにあ?

なんだって?

(横文字苦手なカエデが困惑しているのはスルーね)

分かりやすくいうと、探索型の横スクロールアクションって感じかな。

これメトロイドとキャッスルヴァニアって、2つの名作タイトルがくっついて生まれた言葉なんだって(海外ユーザーが作った呼び方みたいだけど)。

じゃあ探索型横スクロールアクションで良いだろう。

(こっちも私には呼びづらいが)

キミはムリせずそう呼べば良いよ(メトロイドヴァニアって方が言いやすくないかな……)。

このタイプのゲームなら、悪魔城ドラキュラ・月下の夜想曲とか、ロープレ要素が強くて、めちゃ面白いんだよ。

けっこう前のPSアクションで後継作も出てるけど、色んなプラットフォームから出てて遊びやすいし、コレもおススメゲーだね。

……ちょっと別ゲーの話になっちゃったけど、レビューの続きどうぞ。

評価スタイル

ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!

☆5つならめっちゃ満足、☆1つなら不満って感じでね。

ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。

☆☆☆+や☆☆☆☆-のように評価させてもらうこともあるぞ。

これは次の☆数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。

ストーリー ★★★+

のっけから意味の分からないイベントシーンが流れます。




そしてそんな唐突なシーンの後、昔のアクションゲームのごとく棒立ち状態でゲームスタート。




イマイチ説明不足なシーンやスタートの唐突さにキョトンとしながらも、とりあえず進めるしかありませんが……(ゲーム立ち上げ時に、敵役のドクターたちが登場するごく短いオープニングデモが見られますが、このシーンの意味も後からでないと分かりません)。




トゥルーエンドまでプレイ済みの今であればこそ、序盤はユルめなシーンが続くものの、急激にシビアさが増す展開の落差が洞窟物語の魅力の一つ。




本作の表面的な可愛らしさに惹き付けられ、最後までほのぼのした物語のみを期待した場合。




それを見事に裏切る展開が待ち受けています。




……ちなみに(ここから少し「知らねえよ」ってなる話ですが)。




筆者はあらゆるゲームのストーリーに対し、独自の評価基準を持っています。




それは途中で悲劇的な展開(主要メンバーが死ぬとか)があっても、最終的にハッピーエンドであれば、いくつかの不満点に目をつぶってでも評価を一気にくつがえす。




つまり大団円史上主義を持っています(ほら、多分知らねーよってなったはずです)。




それを踏まえて洞窟物語には不満点が1つだけ、それが無ければ筆者にとって洞窟物語のストーリーは設定も含め、大変満足のいくものになっていました。




その不満というのは報われない友好キャラが2名居たこと(既プレイの方にはそのキャラたちが誰なのかは一発で分かると思います)。




それも序盤から登場し、そこそこ愛着が持てたキャラたちでした。




報われなかった理由は後述しますが、扱いが少々ヒドイと思わざるを得ません。




よってストーリー評価は上記のようにさせていただきました。




なおシナリオ内容とは少し異なる話かもしれませんが、要所で流れる「一見して唐突な」不思議メッセージ。謎キャラ・クトゥルーたちによる断片的な語りなど「物語や設定の真相を小出しにチョイ見せ」的な作りもわりと好きでした。

可愛さにだまされていると

登場キャラはピクセルアートの可愛らしいちびキャラたち。




しかし中盤あたりからストーリーが予想に反してシビアになり、その可愛らしさとのギャップがかえって悲壮感を高める結果に。




序盤からグラフィックにほのぼのしたため、きっとストーリー展開もほのぼのするやつなんだと勝手に思っていたのが悪かった(確かにエンディングだけみるとほのぼのしていたが…)。




雰囲気が変わってきたのをはっきり感じたのは、狂暴化トロ子(ボス名)戦後から。




まずここで先ほどふれた友好的なNPC2名が、ゲームから永久退場する展開に。




しかも退場時の演出も煙の様にボワッと消えるだけ。




ここでいったん別作品の話となるが※FF6のバナンが世界崩壊後行方不明となり、以降名前すら出てこなくなった扱いを思い出す。

※調査によるとバナンがゲーム上から姿を消すのは正確には魔大陸浮上直後とのこと、前半部での出番が多かった重要キャラなだけに、後半からの「あたかも最初から居なかった」的扱いはヒドイといわざるをえない。




そして洞窟物語においてこの2名もバナン顔負けの存在となってしまう。




ああ無常。




なんとか助けてやれなかったものか。




そんなハードなイベントからも早々に判断したこととして、洞窟物語とはキャラの可愛さに反しシリアス度高めなゲームなのだということを理解した。




その後の展開もなかなかハードで緊迫感のあるシナリオだった。




ちょいちょいコミカルな描写はあっても、序盤のほのぼのさは一体何だったのかと思わせるほどである。




ところで本作は何気に※CERO指定B(12歳以上対象)ゲームでもある。

CERO表示は各メーカーが専門機構の認定を受けて表記するものであり、ゲームパッケージのすみっこあたりに見られる。

意味はそこに書かれている年齢未満の人にはあまり見せられないような表現や演出が、ゲーム内にふくまれていることを指す、いわば警告マーク(エチエチだったり暴力的だったり、グロかったりなど、タイトルによりけり)。

段階別にA~D→Zまであり、ともなって対象年齢も上がる。いわずもがなZ(18禁)が一番上。Z指定作品は、グランドセフトオートやエルダーオブスクロールなど、強刺激の海外ゲームにやたらと多い。

国内ゲームだと、バイオハザードシリーズがほぼD指定(17歳以上対象)。モンスターハンターシリーズなら、ほとんどがC指定(15歳以上対象)。

要するに、CERO指定されているゲームは「書いてる年齢になってからプレイしてネ!」ということ。

しかし、あくまでこれは対象年齢を記載しているにすぎず、筆者の知る限り、年齢未満の人が該当タイトルを買おうとしたところで、店員さんに「学生証とか見せてもらって良いっすか?」などと確認をとられるような話も聞いたことが無い(パッケ裏にあからさまな行為のシーンが描かれているエ〇ゲーなんかを、小学生くらいの子どもさんがカウンターに持っていったら、流石に「あー……お父さんかお母さんはいるかな?」とはなりそうだが)。

したがって購入に際して特に制約などもなく、CERO無視購入&プレイしている少年少女たちはさぞ多いと思われる(それこそモンハンなんてちびっこユーザーもそれなりに遊んでいるだろうし)

なおCEROについてもっと知りたい方は、下の青文字が機構サイトトップへのリンクとなっているのでどうぞ。

サイト内の「レーティング制度」にかなりくわしく書かれています(筆者も勉強になりました)。 特定非営利活動法人 コンピュータエンターテインメントレーティング機構

しかし洞窟物語がなぜB指定なのかは不明。




邪推だが※チャコの存在が一役買っているのだろうか?

※序盤のクサムラステージに住んでいるやたら雰囲気のある女性ミミガー(ドット絵なのにやたら色っぽい)。関連イベントがやや大人っぽい。なお一度きりだがストーリー最後の方で彼女は、そのキャラを活かしたサポートによってプレイヤーを助けてくれる有用キャラでもある。




さておき、こうした印象に残るシュールなサブキャラたちが少なくないのも、本作の特徴といったところ(条件さえ満たせば後に最強クラスの武器と物々交換してくれる極小サイズのお父さんなど)。

主人公はドラクエ型

つまりしゃべらない主人公(そして記憶喪失)。




たとえショッキングなシーンであろうが無言を貫く主人公。まるで何事もなかったかのようにストーリーも淡々と進んでいく。




ただしこうした無言主人公が登場する作品の良いところは、ストーリーを自己完結してしまわないところ。




ほかのキャラがしゃべって会話やストーリーを成立させてくれるので問題ナシ。




一転、クリア後追加要素のカーリーモードは主人公がカーリーに交代しているため、イベ時は普通にしゃべる。もっともシナリオの中身は変わり映えしないが、カーリーのセリフがその分増えているので少し新鮮な感じになる。




なお元々のカーリーのシナリオ上でのポジションには、通常主人公が代わりに収まっている。




本来カーリーが登場するシーンの時はどうなるんだろうと思っていたが、立場そのものが入れ替わっていたのだった。

グラフィック ★★★★+

ファミコンテイストで可愛らしく描き込まれたドットグラ。




たまらなく懐かしい。




この一言に尽きます。

サウンド ★★★★+

懐かしさを感じる家庭用ゲーム機っぽいサウンドです。




なお全てのBGMはオリジナルの特殊音源「オルガーニャ」を使用して作られているとのこと。






なんでも開発者さんが独自で生みだした音源だとか、むしろそれも凄い話です。




特にクサムラは聞いたあたりからもうクセになっていました。今でもご飯作るときなどに思い出して鼻歌をやってしまうほど。




ほか血塗られた聖域のBGMもアガります。曲後半あたりのメロディは少しせつなさを感じるフレーズ。




同ステージ攻略中は時折表示されるテキストと、曲との相乗効果でラスボスに対しなかなかの同情心が芽生えていました。




ちなみに洞窟物語フリークには外壁ステージでかかるつきのうたが人気の模様。




なんでも某所のゲーム音楽ランキングでも常にランキング入りしているらしく、このタイトルを知らない方々にも良曲として扱われているとか。

操作性 ★★★

通常時での操作に関してはスピード感はないものの、差し支えるところは特にありません。




せいぜいジャンプがほんの少しゆったりめに感じたくらい(あの絶妙な速度がアクションのバランスを取っているのかなとも思っていますが)。




ただしブースター入手後は移動速度がぐっと上がり、快適性が増します。




むしろブースターを使いこなせるようになってからがアクションの本番(後述しますが聖域ステージでは使いこなせていないと最初で詰みます)。




というわけで、これ以上操作に関して特筆すべき点はありませんが、全く関係ない話、今作の主人公は剣ですら魔界村のごとくポイポイ投げます




入手した時は「近接武器もあるのか」と思ったのですが。攻撃ボタンを押すと「アレ? こいつ投げてるぞ?」と即座に思いました。




もっとも大魔界村のアーサーでも剣はさすがに手に持って振るのですから、すべての武器を「射出」することに徹底した主人公といえます。




それと剣の場合、MAXレベルまで高めたエフェクトはカッコ良く感慨深いものの、託したキングもまさか投げて使われるなんて思っていなかったでしょう(投げた後、どうやって手元に戻ってきてるかは魔界村同様ツッコまないことにします)。




キング「つーかそういう武器じゃな」

システム・内容 ★★★+

舞台こそあくまで1つですが、その中で区切られたエリア(ステージ)を行ったり来たりするような、いわゆるメトロイドヴァニアタイプ(いくつかのエリアへは転送装置で移動)。




エリア(ステージ)数もそこまで豊富ではないものの、けっして単調なMAP構成ではなく、ギミックも多く詰まっており、縦横無尽に行く手を阻む敵のバリエーションも多彩。




道中で新しい武器を手に入れたり、キャラとの会話でアイテムを入手しながら進めたりなど、アドベンチャー要素も強めなのはプレイヤーの冒険心を満たしてくれました。




クライマックス付近では、よくある「ラストダンジョンから引き返せない」的状況にはなりますが、それまでは各所の行き来が比較的自由になっています(ボリューム的に何度も訪れることはそうそうありませんが)。





どのロープレでもよくある「あれとってきて」→「次これを渡してきて」→「ついでにあの人呼んできて」のようなおつかいイベントも多くもありませんし、進行テンポも悪くありません。




若干ダルさを感じたのは砂漠ステージの犬集めくらい。




難度に関して序盤あたりはごり押しプレイでもなんとかなってしまいます(連打ゲー)。




しかし中盤以降は敵の強化にともなって攻撃も激しくなり、こちらも一辺倒の方法では通用しません。




ボスも当然強力になってゆき、攻撃バリエーションを複数持つ個体も当たり前にいるため、パターン慣れするまでは、やはりある程度のアクションスキルが問われます(死んで慣れるということも多々)。




よっぽど腕に自信が無ければ道中で見つけるライフカプセル(最大体力アップ)は極力取りこぼしのないようにしたいものです。




また敵を倒すことで出現するパワーアップアイテムによって、武器レベルが3段階まで上がる仕様。

レベルはゲージ管理されていて、アイテムを取ったらすぐ武器が強化されるワケではなく、規定数のアイテムを取るとゲージが満たされて、次のレベルへと上昇するものとなっています。

レベルが上がると攻撃力や範囲がアップし、反対に攻撃をくらうと弱体化していくのはがんばれゴエモンなどのゲーム性と同様。


ここでマイナスポイントの話になりますが、敵がわんさかいるところではこちらの攻撃エフェクトも入りまじって画面が超見づらくなります。




ミサイルで複数の敵をまきこむと特に。




さらに一部ボス戦では、よりカオスな状況となります(そもそもダメージ表示を見る余裕が無いときもザラに)。




かろうじて相手のライフメーターが表示されるのは救い。




たった1個の表示があるかないかだけでも、プレイの快適さが大きく左右されるということです。




また各ステージではトゲ地帯や潰されると一撃死するトラップや仕掛けなどがところどころに配置されていることもあり、こちらも難易度のバランスを絶妙に取っていました。。

シュプールかネメシスか

それぞれ個性的な特徴を持つ武器のどれを好むかはプレイヤーによってまちまち。




しかし多くのプレイヤーが好んで使うことが多いであろう武器は、おそらくネメシスとシュプールの2強だろう(もっともそれぞれの入手可能時期は中盤から終盤にかけて、入手条件もなかば裏技的)。




そして筆者にとっての最強武器は高すぎる凡庸性からシュプール一択。




マシンガンとの交換や※スネーク入手の誘惑に耐えるだけの価値は充分ある。

※初期武器・ポーラスターと道中で手に入るファイアを迷宮のゴキブリに合成してもらうことで手に入る。威力もさることながら壁貫通の特性を持つため、こちらを愛好するプレイヤーも少なくない。




高性能かつ武器レベルを気にする必要もないし、ネットで攻略情報を見る限りシュプールを選ぶ人もやはり多いよう。

※なおそこまで持ち上げている名器・シュプールに関してのくわしい特徴は、後述のトゥルーエンド条件達成の項(プチコラムと書いているところ)にて記述しています。




一方の候補であるネメシスはアクションゲーが上手い人ならおススメの武器。




威力も最強クラスで速射性もバツグン。




と、書けばいうことなしの武器に思えるが、その性能と引きかえにあるデメリットが存在する。




それは敵が落とすパワーアップアイテムを取ると弱体化してしまうこと。




つまり。




「これ以上強くなるってことはどうなんねやろ…ワクワク」→アイテム取得で武器レベルアップ!→「ん、なんかエフェクトも速射性もしょぼくなってへん? ダメージも落ちとるし」→最大レベルまでアップ!→「……ピヨピヨ」




……なんとなく「つまり」になっていなかったので、ここで改めて書くと、ネメシスは初期の武器レベルでこそ最強の性能を持つが、MAXレベルでは最弱の武器へとなり下がるということ。




パワーアップアイテムが障害になるとはすごく斬新な発想。




したがって最強の状態を維持するためには、パワーアップアイテムを避ける必要がある。




アクションゲーが上手い人にはおススメとしたのは「アイテムを回避する技術も問われるから」というワケで。




もっともこのユニーク武器・ネメシスを、筆者は唯一フルに活躍させられそうな聖域でしか使った記憶がなく、むしろそこではカーリーが無限にぶっ放してくれる(プレイヤーとともにダブルネメシスで補佐してくれるのもここだけ)。

トゥルーエンド条件達成の項で書いているが、聖域は突入時に武器レベルが初期状態に戻されるという特殊ステージ。

ところでカーリー。キミはそれを一体どこで手に入れた?

聖域について

当レビュー中、度々言葉が出てきた「聖域」。




正式名称・血塗られた聖域。




トゥルーエンドルートでは最後に行きつく場所で、最深部には物語の黒幕が待ち構えている最凶難度のステージ。




その難しさはよその2Dアクションでもなかなか見ないほどで、一度ノーマルエンドでさくっとクリアして、なんならトゥルーも「ついでにちゃっちゃと見たろか」というプレイヤーのやる気を冗談抜きでぽっきり折ってしまうほど。




たどり着くための条件もかなり難しいため、本文最後に聖域の話をふくめ、トゥルーへの条件も記述しておきます。




ご多分にもれず筆者も詰んで、ゲーム自体しばらく放り投げていた時期があった(このレビューを書き上げるため、久しぶりに再トライ。なんとかクリアした時には思わずシャウトしました⦅ゲームで熱くなったとは、そういうことなのだなと⦆)。




なお、にくまるカウンターがあるとタイムチャレンジも兼ねたステージにもなり、洞窟物語フリークには人気の場所のようです。

総評 ★★★★+

2Dアクションが好き、ファミコンテイストなゲームが好き、見た目カワイイのが好き。これら三拍子そろった人には特におススメなタイトルです(どれか一つ満たしていても充分楽しめます)。




とりあえず1時間くらいでもかまいません。




そのくらいプレイするといつの間にか、ライトな見た目のわりにしっかり作り込まれた世界観のトリコになるはず。




冗談抜きで。




また、見た目と裏腹な歯ごたえバツグンの難度。セリフもところどころコメディ感があるだけでストーリーそのものはシリアス度も高く。




つまり……。




カワイイのは見た目だけ。




随所に配置されたトラップのせいもあり、ロックマンのごとく「一撃死」の概念が存在することが分かる頃「アレ?意外とガチでころ〇にきてる?」と本作のちょっとした恐ろしさを感じはじめるでしょう。




ただしリトライは何度でも可能なので、ほかのアクション同様あきらめずに何度も挑戦することで道が開けます。

本作は3段階の難易度を選べるようになっているので、アクション苦手という方でもイージモードでプレイすれば安心です(それでもそこそこ歯ごたえがあるのが恐ろしいです)。

またクリア後は前述したカーリーモードに加え、ボスラッシュモード・タイムアタック・追加ステージなども遊べるようになります(あくまでオマケですが、追加ステージでは武器や道具が限定された縛りプレイとなっており、難度も極悪)。

なおトゥルーエンドルートへは攻略情報無しだと恐らく到達出来ません(しつこいですが、最後に簡単なチャートをのせておきます)。




むしろノーヒントでトゥルーまでいけた人が居たら、ちょいとおかしい人かと。




せっかくなら1週目は無情報で普通に楽しんでクリアし、2週目からトゥルーを狙うのも良いかもしれません。短編なので周回もしやすくなっています。




ここまで色々書いても、買うほどまでそそられないって人は、あえてPCフリーソフト版をプレイするのもおすすめです。




興味のある方は上の「PCフリーソフト版」の字が窓の社さんへのリンクを貼らせていただきましたのでどうぞ。




もちろんフリーなので完全無料です。今さらながらこのクオリティの高さで無料ってのが信じられないです。




プレイ可能かは使っているPC環境にもよりますので、リンク先でご確認下さいませ。




むしろこのフリー版が原作ですが大きく内容もちがいませんし、面白かったら今発売されているコンシューマーのパッケ版なり、DL版なり購入すれば良いでしょう。

2022年9月現在ならSwitch版も発売中です。

グラフィックタイプ・BGM選択・追加ステージチャレンジなど、Switch版ならではの要素も多々盛り込まれているようです。

ただしPCでのプレイはゲームパッド必須とだけ。キーボードでは相当な苦行になります(そもそもPCでアクションゲーをパッドなしでやること自体無謀)。




これはPC版イース6を壮絶な苦難の末、PCキーボードでクリアした筆者が断言します。




当時、ゲームパッド買う資金くらいはあったはずでしたが、なんでそんなプレイをしたのかはちょっと思い出せません(とりあえずキーボードでどうにかなっていたから勢いでクリアしたものだと思っています)。




この後はさらにネタバレに踏み込んだ筆者の吐露(感想の噴出)となります。




どうでもいいしそんなのまで見たくねーよって方はここで見るのを終えて下さい。多分これまでよりグダグダです。それでも付き合って読んでくださる方は有難いです。




最後にトゥルー条件だけ見たいって方は、ここから下にスクロールしてトゥルー条件までいくか、目次までさかのぼって飛んで下さいね。




以降、吐露。




〇トゥルーまでプレイした後、どこか心に残ったもやもやの正体は、キングとトロ子を救ってやれなかったこと。




大団円が良いと言うとるやろがっ!




せめてトロ子だけでも救ってやれるルートはなかったものか。




ただしキングの場合は彼が死んでこそ、ブレード3段階目のエフェクトが活きてくるのも否定出来ない(キングの幻影が出てきたときは思わずグッときた)。




もし2人とも助けられる隠しルートでもあったとして、別バージョンのブレード(強化版のようなもの)をもらえる展開があったら良いのにと思ってしまった。




トゥルーエンドでのバルログの態度に心が引っかかる。




経緯を踏まえても、自分の行いを忘れてツラっとし過ぎ感に、未熟ながら少々イラっとしてしまった。




最後の最後で助けにきてくれたのは善行として、その後は猛省してミザリーと一緒に去ったほうが良かったのでは。




不可抗力で悪事の一端を担っていたからこそ、最後はどこか後ろめたい様子も見られたので、彼女にはいくらか罪の意識があると思われる。




一方でバルログの開き直った感じ(トロ子やキングのことを思い出してみろよ)は、クリア後もあまり良い気分になれないもう1つの原因となった。




もっとも主人公と一緒に地下へ飛ばされたり、頭脳も犬並みとバカにされたり、ミザリーからの扱いがロクでもなかったところのみは同情。




〇ところどころに出現するクトゥルーたち。




唐突にストーリーの深い部分を語り出す謎連中(正体は原住民)。




この名前を見てピンと来たのは、怪奇小説の原作者としても名高いラブクラフトの「クトゥルフ神話」




また真のラスボス・ボロス(韻踏んだみたい)は魔術師であり、ある原因が元で狂ったこと(ラブクラフト創作の人物で、禁断の魔法書・ネクロノミコン著者のアルハザードっぽい?)。




ほか古代において絶大な力を持っていた存在、いわばアザトースとかクトゥグァのような、旧支配者的な存在なのかとも思った。




作者の方は洞窟物語の根幹の設定として、クトゥルフ神話の影響も受けたのだろうか?(作ったご本人に確認を取ったワケでもなく、プレイヤー側の身勝手な想像です)。




開発に関してのインタビューを他サイトでお見掛けした際には、クトゥルフ神話との関係については特に言及してなかったように思う。




つまりこれは筆者のただの戯言です。




あ、ボロスで思い出した。




途中で彼が少しだけ登場するMAP(大農園内)があったが、アレいったい何だったんだろう。




時点では戦闘にもならないし、話しかけてもシカト。




一応こんなヤツも居るよっていうトゥルーの伏線だったのか?




ドクターのことも。




一応表側のメイン悪役だったのにあまり印象に残っていない。




なぜだ。




今でもせいぜい王冠と白衣がすばらしくミスマッチしたキャラにしか思えない。




それくらいしか印象に残っていないのは、手下のミザリー・バルログのキャラ性が勝ちすぎていたからか。




最後に。




メインとして登場する純粋な人間キャラはスー達一家と博士、それに先のドクター(クトゥルーやミザリーあたりはちょっと分からん)。




プレイ途中までは主人公とカーリーも人間だと思っていたが、その正体は洞窟物語の舞台へと派遣されていたいわば機械兵士(迷宮などで見られる人型のスクラップは仲間だということ)。




たしかにスーやカズマたちと比べると顔面蒼白だし、耳当てもしているあたりは彼らとちょっとちがうのかと思ったが…。




機械兵士なのにカーリーのパンツというアイテムがあるあたり、衣服の概念はどうやら人間と同じようである。




機械だろうが限りなくヒトに近い造りになっているのかもしれない(ちょっとアレな話だが、ひょっとしたらおっ〇いや女〇器なども精巧に造られている可能性が……)。




カワイイ世界観にこれ以上水を差してはダメだと思うので、筆者の吐露もここまでにしたいと思う。




※Switch版Cave Story+のパッケージデザインでは、主人公の顔や腕に人間のものとは思えない線が入っていて、耳のパーツも機械的であることから、そもそも人ではないことが一発で分かる。

トゥルーエンド条件達成にあたり(要読)

ここからは、一度ノーマルエンドでクリアした→これからトゥルーを目指すという方向けの文です。




1週目からトゥルーを目指すのもそれはそれで自由ですが、やはり一通り洞窟物語の世界観を楽しんだ後、目指す方が無難かと思います。




なお条件を逃すと取り返しがつかないものばかりなので、こまめなセーブ推奨。後々9つに区切った見出しの最初に場所名、および最低限やるべきことを書いておきました。




それと腕に自信がなければ全回復アイテムであるライフポッドはラスボスまで取っておきましょう。




自信がある方は別に良いですが、ライフポッドを保持した方がラスボス戦は大分安心出来るという保険です。




なお以後に記述しているトゥルーへの進み方は、砂漠ステージ間のカーリーとの武器交換でマシンガンを入手している場合には当てはまりません。




なぜならマシンガンは自動連射攻撃のほか、武器レベル3にまで高めると疑似ブースターの効果を得るため、下に向かって撃ち続けると弾切れを起こすまで空中を飛び続けることが出来るように(反対に上へ向かって撃つと、急降下が出来るテクニカルな武器)。




よってトゥルー達成に関わるギリギリジャンプポイントも、マシンガンがあれば余裕で飛び越えられるようになります。



しかしマシンガンと交換することでポーラスター(後にシュプールや、ファイアとの合成によるスネークへと交換可能)は捨てることとなるため、プレイヤーによって二者択一となるでしょう。




ここでトゥルー条件をざっくり見て自信がなければ、マシンガンを取得してジャンプポイントの難易度を下げても全然かまいません(その場合、以後見出しの前に振られた1と3の箇所の攻略は大変イージーになります)。





とりわけ筆者の場合、後述する聖域での攻略ではシュプールがあったおかげでクリア出来たようなものなので、攻略的な記述についてもマシンガンを取得していないという前提での進み方であることをここで明記しておきます。






可能な限りの短時間でゲームをクリアするRTA上でも必須といえるマシンガンですが、ここではそういうのを目指さない、かつシュプール・スネーク派のプレイヤー向けのものとなっていることをご了承ください。




またすでに一度ノーマルでクリアされた方には、すでに見知った部分がさぞかし多いかと思いますが、筆者のおさらい(またプレイした時の自身へのメモとして)も兼ねているため、内容にくどさがあることもお許し下さいませ。

1・迷宮途中→落ちるブースター博士をシカトする

第一の難所。

右方に大きな穴が開いた崖のような場所となっています。

マップ切り替わり後、眼前の穴へ上方からブースター博士が落下していく演出が見られます。

たいがいのプレイヤーの初見では「助けないと!」となりがちですが……。

ここで後を追って下に行っては絶対ダメです。

幸い近くにセーブポイントがあるのでセーブし一旦落ち着きましょう。

その後プレイヤーが来た側の床をよく見てみると赤い印のようなものがあるので、扉から助走をつけ、その印から思い切り右へとジャンプすると博士をスルーして向こう岸へと渡れます。

そのまま先へ進みましょう。

すごーくギリギリですがかならず向こうへ渡れるようになっていますし、博士とも後からちゃんと再会出来ますからご安心を。

失敗したら今後は何をしようとトゥルールートにはいけないので、リセットして何度もやりなおして下さい。

こういうものこそ成功する時はあっさり成功するものです。

もし博士を助けに下へ降りて行った場合、飛行距離が短い未完成のブースターをこちらへ渡しボワッと消えてしまいます。

以降、博士は二度と出てきませんし、今後は当然ノーマルorバッドエンドルートへしか進めません。

しかし、助けに行った方が悪い展開になるとは、ある意味でこのゲーム最大のトラップといって過言ではありません。

2・迷宮最後→ボス戦の前にけん引ロープゲット

それまで同行者として援護射撃をしてくれていたカーリーが単独で行動しはじめる場所。

下の方でシャッターの仕掛けを解くとあきらかにボスが出そうなひらけたところへ。

むしろ右側にそれっぽいのが。

立ち止まったカーリーと連続で話すとそのままボス戦へ突入するのですがお待ちください。

気持ちを散策の方へまわし、ボス部屋右下のピカピカを調べてけん引ロープを入手します(ボス戦中・後でも取れるのを確認していますが、それだと余裕がない状況になるためボス戦前に取ることをおススメします)。

くどいですがかならず入手しましょう。手に入れずそのまま進んだ場合ノーマルルートへ直行です。

ロープを取ったらボスに挑みましょう。今までのボスとちがい、ダメージを与えられる時間がごくわずかなため、力押しが通用しづらい強敵です。

攻撃パターンのうち大きな弾を数発飛ばしてくる時は、一気に距離をはなして回避に専念しましょう。水のせいで動きづらい分、距離を取った方が安全です。

ボス戦後、部屋いっぱいに水が侵食します。逃げ場所もないのでくうきをタイムオーバーさせてそのまま溺れましょう。なおゲームオーバーにはならないのでご安心下さい。

カーリーが自分の酸素装置を主人公につないだかわりに溺れてしまいます。

倒れているカーリーを調べ、ロープをつないでけん引(おんぶ)します。

後ろのシャッターが開いているので、そのまま入口に向かいましょう。

3・水路→途中にある部屋でベッド・PC・本棚・カーリーを調べて水を抜く(カーリーは連続で調べる必要あり)。

第二の難所。

水流地帯の途中に寄るべき部屋へのドアがあります(クラゲがわんさかいる場所のすぐ先)。単純に先に進むには部屋とのあいだにある穴へと入るのが正解ですが、そのまま穴へは入らずに手前からジャンプして右に見える部屋にたどりついてください。

手前の足場は水たまりになっている上、1キャラ分高い位置へたどり着く必要があります。

ここもわりとギリギリなジャンプポイントです。深呼吸でもして手前で位置を調整してから挑みましょう。

チョンチョン押しでビビりつつも部屋へのジャンプ時は思い切りいきましょう(右キー押しが早すぎると落っこちますので、ジャンプとの同時押しを強く意識して長く押す感覚だと上手くいきます)。

注意点としてはクラゲ地帯を抜ける際に勢いあまってそのまま下へ進んでしまうこともありがちなので、操作は慎重に。

どちらにしろ流されたら失敗なので再挑戦してください。

部屋ではPCや本棚などで調べ物をして最終的にカーリーからマウストゥマウスで水を抜きます。

最後にカーリーをかならず連れていくこと! 置いていってしまった場合は失敗です(というかそのまま置いていけるのかが未検証)。

※リライトついでに調査してみましたが、どうやらSwitch版の洞窟物語ではマップパーツに変更が加えられ足場が追加されているようでした。よって小部屋への到達はそこまでギリギリではなくなっているようです。

余談ですが部屋にも寄らず、カーリーを背負ったまま穴の先へ進んでしまうと「カーリーの生命反応がなくなった……」という風な無常メッセージが流れます(もちろん彼女は死亡)。

4・ミミガー村→アーサーの小屋で博士からブースター2.0ゲット(生きとったんかワレ!)

水路のボスを倒した後カーリーと一時的に離れてしまいますが、とりあえず流れ着いた久しぶりのミミガー村で転送マシンのある小屋に入りましょう。

ちなみにブースターは博士に話しかけるだけでもらえます。ついでに再会したことも喜んであげてください。

落下した後もくもくとブースターを完成させていたのでしょうが、あの場所から生還してケロッとしているあたり、このルートの博士は生命力がハンパありません。

プチコラム

ブースター入手の時点でゲーム最初の洞窟ステージに戻れます。

もしポーラスターをまだ持っている場合は、ミミガー村左上へとブースターで飛んでいきましょう。

物語最初の舞台を懐かしみつつ奥へ進むと、ポーラスターを入手した場所に以前居なかった人が。

会話を進めることでシュプールが入手出来ます(ポーラスターを強化してもらう形なので、スネークやマシンガンに変えている場合は不可能)。

シュプールはいわゆるスーパーロックバスターのような武器。

特筆点として、ほか全ての武器がパワーアップアイテムの影響を受けるのと比べ、シュプールはアイテムの影響を受けずボタン長押しでゲージを貯めて放つ、いわば貫通レーザータイプの銃へと変化します。

2・3段階貯めでも充分強いのですが・最高貯め時の波動レーザーのような攻撃は威力も抜群、しかも恐ろしいことにタメなしの状態でもかつてのポーラスターのマックスレベル攻撃を常時出せるようになります(しかも連射性が強化されている)。

たいへん使い勝手が良い上に最早武器レベルも気にしなくて良いので、今までポーラスターを持っていた場合は取得しない手がありません。

ゲーム終わりまで主力武器として活躍することまちがいなし、よって今後の攻略はグッと楽になります。

5・外壁→時計屋で「にくまるカウンター」ゲット

必須ではなく、これをゲット出来るということはトゥルーエンドのフラグがたっているという証明。よって取得しても良いです。

スルーしてもかまいませんが「今のところはトゥルー条件満たしてるんだろうか……」と不安な方は取得することで安心材料になるでしょう。

このにくまるカウンターは攻略上何の役にも立ちませんが、後の血塗られた聖域でストップウォッチの役目を果たすため、こと聖域のタイムアタックに挑戦するプレイヤーにとっての必須アイテム。

なお筆者はそのようなものを目指してのプレイは行う気がありませんでしたので、無用の長物と化しました。

6・大農園→MAP右下らへんでカーリーと再会(コイツ……全部忘れてやがる)

水路で離ればなれになったカーリーとの再会ですが……。

カーリーを調べたら、そばに居るクトゥルーからヒントをゲットしてください。ミミガー村墓場でのイベントフラグがたちます。

7・ミミガー村墓場→キノコゲット

ブースター入手前には行けなかった右上部屋へ。

部屋でうろつくキノコのしつこい質問に答えてアイテムゲット後、メニューでアイテムの説明読んでから再度キノコと会話しましょう。

キノコが襲ってきます。

戦闘後、襲ってきたキノコが持ち物に追加というカオスな結果となります。

ふたたび大農園のカーリーのところへ。

8・大農園→カーリーにキノコ使用

彼女にキノコをつっこんでください。

あ、ちなみにそういう意味じゃないですから。

イベント後はノーマルと同じ進め方でかまいません。一気にドクター&アンデットコア戦までいきましょう。

なおトゥルールートでの最後の迷宮は難度が上昇しておりボスも追加されていますが、一度ノーマルでクリア出来ている腕であればそれほど難しくないはず。

逆にここを楽にクリア出来るくらいじゃないと、エンドまではたどりつけないと思います。

最終ステージはそれほどまでにヤバい難度です。

9・島脱出→血塗られた聖域攻略

アンデットコア戦後、逃げるスーをシカトして途中の小屋に入りましょう。

床の穴に入ると最終ステージ・血塗られた聖域へと突入します(にくまるカウンターを取っている場合は突入と同時にタイムカウントスタート。さらに黒い風の効果ですべての武器レベルが否応なしに初期状態へと戻されます)。

ステージの流れですが。

ブースターテクが一番必要になるであろう即死トゲ地帯を抜け、なぜか途中で倒れているカーリーを背負ったあとが本番(カーリーは後で持ち直し、背後を援護射撃してくれるようになります)。

トラップだらけかつ、天使たちが飛び交い、矢に剣、ブロック投げで歓迎してくれるカオスなステージを突破します。

その後、中ボスの巨大デストラップ(ヘヴィプレスが正式名称)と、奥に控えるボロスを倒してエンド。

ざっくり書いていますが、まちがいなく最恐の難所です。

武器はシュプールをおススメ。

なぜならこの武器のみが黒い風の効果を受けないので、最弱レベルで最強の威力を持つネメシスと同様大活躍します。

むしろシュプールの真価はここでこそフルに活かされるといって良いです。

もっとも先のネメシスや、壁貫通のスネークを使った方が楽な人も居るのかもしれません。

ただしネメシスは途中から後ろのカーリーがぶっ放してくれますので、あえて主人公はこれを使わずほかの武器を使用するのが手でしょう(1本限定のはずのネメシスをいつ入手したのかは謎ですが)。

なお筆者は聖域において、システムのウリであるはずの武器切り替えという器用なことはほぼやっていませんでした。

そんなのでも数十回ほどでクリア出来たと思いますが、最終的なリトライ数は忘れました(途中から数えるのがバカらしくなった)。

ことステージは慣れると難なく進めますが、ボロス戦は「ちゃんとラスボスが強いパターン」です。

3段階にもなる形態変化や攻撃のバラエティさ、しまいにはSFCスーパーマリオワールドのブイブイ戦を彷彿とさせるような最終戦。

操作で手元がとにかく忙しく、今までのボスなんて足元にもおよびませんでした。

初クリア出来たのは最終形態時、当たり判定への捨て身の連打とライフポッドを取っておいたおかげです。

足場もせまくグルグル動いている上、ザコが無数に飛び交う中であろうともいける時は一気にヤレという感じの攻略方法でした(雑ですがコツのようなものです)。

ちなみにシュプールによる3タメ攻撃は1発撃ったら後は連打という風にしていました。

んで、体力がヤバくなってはじめてポッドを使うという。

そもそも顔面への攻撃チャンスも限られていますし、ゲージをためる余裕があまりありません。

もっともボロス戦はお供のザコが無数に出現しますので、そいつらからハートアイテムを拾いながら戦うとやられづらくはなるでしょう。

長期戦かつ泥臭い戦い方ですが、なんにせよ勝てば官軍です。

それとは別に些細なことかもしれませんが、聖域では画面が小刻みに揺れてお目目的にも非常に気が散ります。

多分迷宮が崩れはじめていることを表現しているんでしょうが、地味にこの演出が難易度アップに一役買っていたように思います。

ちなみに一番最初の小屋で本棚を調べるとアンデットコア戦後まで戻れます。

戻れるようになっているのは意図せずにトゥルーの条件を満たして部屋から出られなくなった人への救済かと思われます(意図せずにトゥルーの条件を満たした人が居たら、いい意味でちょっと異常かも知れませんが)。

10・お疲れさまでした!




全3つある内のもう1つのエンドはもっとも簡単に見られるBADエンド。というかクズエンド。




カズマ「一緒に逃げるか?」




じゃねーよw




カズマって意外に薄情だったんだな。




そりゃクソ生意気なスーがだんだん良い娘に見えてくるわ。

了。

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