逆鱗はいずこ

記事の題目としながら逆鱗らしきものは描かなかったのだな。

せっかくだからそういうのも描き加えれば良いと思ったのだが。

確かにそれらしきものはないね。

筆者もそれがある風な感じで書けば良かったとすこーし思ったみたい。

じつは逆鱗についての雑学をこの記事にのっけてるんだけど、絵を先に描いていたから雑学は後付けだったらしいよ。

というワケでそのトリビアもオマケに聞いていってください。




カエデとコチョンから前フリがあったとおり、タイトルにもある「逆鱗」についてですが、中国の伝説では81枚あるとされるウロコの内一枚だけノドもとあたりに逆向きに生えている30センチメートルほどのウロコと伝えられています(この記事とは関係ありませんがモンハンシリーズではレア素材の逆鱗が集めに苦労しました。ああレイア…レウス…)。




この逆鱗に触れると龍がブチキレるらしいです。ものすごく。




龍にとってはナイーブな部位なんでしょう。




肝心の逆鱗伝説の出どころですが「韓非子(かんぴし)」という中国の古い書物12篇(へん)の中の一篇、説難(ぜいなん)より出てきたものとされています。




この書物の中で逆鱗について書かれたところを訳したものを、さらに筆者なりにまとめて次に書いています。




竜は恐ろしい生き物だが一方で虫程度の面を持ち、手なずけると背中に乗れるほどになる。




ただし竜のノド元には一尺(30センチメートル)ほどのウロコが逆さまに生えている。この「逆鱗」にうかつに触れると竜が怒ってしまうので触れた人は死を覚悟しなければならない。




国を治める王にもまた、心の中に逆鱗が存在している。よって政治のために王を説得したい時はその逆鱗に触れないよう心がけて話が出来れば一人前だ。




ここまで。逆鱗に関しての部分はとても短い一説となっています。




だいたいこんな話がその書物には書かれているということです(興味があれば韓非子で調べてみて下さい)。




さらに慣用句の「逆鱗に触れる」とはその話が由来とされています。人が怒ったまたは人を怒らせてしまった時に聞くような表現ですね。




なお逆鱗に触れるは目上の人に対し使われるのが正しい用法です。それも普段おだやかなのに怒ると一気に別人となるギャップの持ち主があてはまる相手としてふさわしいでしょう。




皆さんは「逆鱗に触れたら」ヤバそうな人は身近に居ますか? 普段めったに怒らない、そういう人ほどいざプッツンすると恐ろしいものです。




常に怒っているようなすぐイライラしてしまうような、そういう人よりはるかにおっかないと思うんですがいかがでしょうかね。

筆者はね、普段はおだやかな自分のおじいちゃんが拳を振りかぶって怒ってきたのがいまだに思い出されるらしいよ。

小学生くらいの時の思い出なんだって。

さすがに殴られはしなかったらしいけどね。

ほう!

悪質ないたずらでもしようとしたからか?

いや、お腹が減ったから卵焼きでも作ろうとしたらしいんだけど、小学生が単独でガスコンロを使うのを流石に危険だと思っておじいちゃんが止めたらしいんだ。

それを筆者が聞こうとしなかったからいよいよって感じだね。

超怖かったみたい。

その後、コンロを使わないで何かしら食べさせてもらえたらしいけど、おじいちゃんの鬼の形相が脳内にピックアップされて何を食べたか覚えてないんだって。

おじい様は筆者殿がヤケドするのを恐れて怒ったのかも知れないな。

結局は優しい人物だったと思うが…目の前の読者どのも身近な人物に関して、そういった体験談を少なからず持っているのではないかな?

了。

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