合間の一言
コチョン「小さな休憩でもちゃんと効果があるもんだよ」
せっかちさんは画面をタップ、クリックで演出カットできるよ!

バハムートラグーン ……のとりあえずシナリオ部分だけなレビュー【ネタバレ注意!】「好きな娘の名前をつけるとトラウマ?」スクウェア三大悪女の一人とうたわれた王女、ドラゴン育成が印象的なSFCシミュレーションRPG

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シナリオ・ストーリー (★★★—)★は個人的満足度です。MAX★5つ。

ファンタジーの花形的なドラゴンを軸に。

三者三様に絡み合う人間ドラマ。

広大な空に点在するラグーン(島々)をめぐる壮大な旅。

っていうよりむしろ。

ヨヨ。

このヨヨについて、未プレイの方にも分かりやすくいうとするなら。

はじめは主人公と将来を誓い合った……感じに見せかけといて。

敵国に囚われているあいだに、そちらの将軍と良い仲になり、主人公からそちらへ心変わりするヒロイン。

——今作はある意味、そんなレアタイプのヒロインの名前一つで片付いてしまうようなゲーム。

……いや、ちょっとぶん投げ過ぎたかも(プレイヤーによってはやっぱりソレで通じると思うけど)

序盤までは正統派なファンタジーRPGっぽく感じられるものの。

フタをあけるにつれ、大人の階段的な要素が顔を出す。

悪い意味で生々しく、良い意味で人間臭い物語。

プレイヤーの性別、年齢、ライフステージによって、楽しみ方も感じ方も大きく異なる類のゲームな気がします。

プレイ済の方にはすぐわかると思いますが。

砂漠のダフィラでのイベントなんて、直接的ではないものの、かなり攻めたシーン。

詳細説明は一気に年齢レーティングが上がってしまうので、伏せざるを得ませんが。

強いて言えば主人公サイドの男性何名かが、大人になったらしいです。

少なくとも1人を除いて。

ビッケ君……。

あ。

あとアレか。

ヨヨ「サラマンダーより、ずっとはやい!!」

このセリフも今作を語るうえで、はずせないのかと(実際かなりネタになっているセリフなようで)

分かる気もするけど……。

(あーたぶんこっちいったな⦅乗り換え的な意味で⦆)

——このセリフ見た時に、とりあえずそれだけ察した。

初見こそ、思い出の教会(再)の時に分岐でもあるのかと。

そう思いきや。

ヨヨが新彼への想いに徹するところまでは読めなかった。

……面白くさせてくれたものね(それでこそマテライトの複雑な心中とか、ほかのメンバーの所感とか、それぞれ情の交差が効いたシナリオになったんだろうなと)

見方によっては、センダックの方が段々ヒロインに思えてくる仕様?もどことなく巧妙。

ビュウに選択肢以外のセリフが与えられていないというのも、プレイヤー=ビュウの構図として受け取れます。

ゆえにヒーローとヒロインは結ばれやすいという予定調和を外した展開にも、千差万別の見方が生まれる。

憶測でしかありませんが、そういう狙いがシナリオを考えた人にはあったのかもしれません。

同じ女(メス)として、ヨヨにフォローいれちゃうけど……ビュウとの時間は、あくまで子供のころの思い出。

「将来結婚しようね!」って感じの。

その時はその時でヨヨは本気だった。

でも時間が経って、大人になって、彼女の好きが変わっちゃった。

そして、あの頃の本気は新しい本気に上書きされた。

……仕方ないよね。

人間だもの。

(どこかで聞いたようなうたい文句だな)

なら私はビュウどのの方をねぎらうか。

純情であればあるほど、パルパレオス将軍とヨヨ王女の教会での場面は、はたして……というべきものだった。

もっともその「はたして」はプレイヤーによっても異なるだろうな。

その後の展開もふくめて色んな受け取り方が出来るよね。

パルパ(レオス)にも悪意がなかっただけにさ。

王女も想いに素直だったゆえに、か。

だが、それだけで悪女たらしめるには少し足りない気もするが……

元々プレイヤー側から生まれた見方なんだろう?

いや充分、悪女だべ。

年端もいかない少年たちの心を惑わしたかもって意味で。

でもね、ボクが思うに。

思うに?(なまった?)

アレキサンダーと戦った時の「もうつかまっちゃった……」が決定打かなー。

あそこの場面、ボクからしても「なにコイツー」ってなったもん。

まさしくプレイヤーのとらえ方によりけりだな。

安直な感想だが、言い得て妙か。

あとボクが男の子だったら、ヨヨみたいなタイプはぜったい信用しないけどね。

だって「大人になるって――」みたいに、自分のいいようにいう人って今後も繰り返す気がするし。

そんなのと一緒に生きていけないって!

……コチョンどのがだんだん毒づいてきたところで次いこうか?

——ちなみに。

ヨヨに好きな相手を重ねていたプレイヤーにとって、これもどぎついものに感じられたかもしれませんが……。

パルパさん加入後、しばらくしてのファーレンハイトでのある時。

ヨヨ&パルパが共に過ごしている部屋にて。

この二人が――していた(ことを思わせる)という。(良い表現が思いつかなかったので、あえて書かず)

恋人同士だし、別に良いと思うけど。

それを示唆する仲間のセリフがかえって想像させてしまうというか、生々しいというか。

SFCのRPGにしては、すごいテキストだなって思いました。

ほかにも12個入りのアレの存在とか〇〇〇とか……。

露骨すぎひん?

それをドラゴンにあげ(ちゃえ)るのもどうかなって。

——そういうとこだけみちゃうと、部分的に誰が得するのか分からない少しエッチなネタも交えつつ。

多感な時期に遊んだ人にはキツい?ただの寝取られほろにが失恋ストーリー。

……になってしまうわけですが。

全体的にみると、かなりヒロイックで。

亡国の兵士・家臣たちが復興のため、反乱軍としてたちあがり

各地を転戦し仲間を集め

神竜なる巨大な存在を解放し

仇敵である帝国と渡り合える力をつけて、戦争に勝利

ネタっぽいコミカルさもありつつ……上がり下がりの2つがきっちり味わえる。

そんな一本筋とおった(一本道ともいう)良きファンタジーです。

その後、異世界にまで舞台を広げる壮大さ。

澄み渡る大空の上という開放的な世界観も、スケールの大きさを感じられる要素でした。

……なお、見出しの星数(個人的な満足度)ですが。

筆者は基本ハッピーエンド好きなので、最後の最後、パルパがヨヨを残して逝ったことへの微妙さを含んでいます。

ヨヨの立場だけで考えるなら、不幸な結末でありつつ。(あれを天罰というとらえ方もあるらしく)

想い出だけは残してくれた。

これでもしまたビュウにいこうものなら。

その時は完全に悪女といわれても仕方ないでしょうね。

シナリオレビューのあとがき 

ここを読んでくれたあなたが恋する男の子で。

バハラグをこれからプレイするとしたら。

好きな娘の名前はヨヨじゃなく、ドラゴンにつけるようにしましょうね(本編でのテキストが元ネタですが、展開を見越して考えると上手いセリフです……いやマジでね)

もし彼女につけて苦い思いをしても。

ひょっとしたら。

ED後、プレイヤー(ビュウ)と心を通じ合わせ、共に世界の守護者として空をめぐることになったバハムートが。

実は女ってこともあるかもね。(メスかオスかは不明だったはずなので)

布石は打ったので、あとはプレイヤーごとにIFでも想像したらいいんじゃないでしょうか。

ただし。

発酵調味料のように、どろっとしてツンとする失恋気分をあえて味わいたいなら。

やっぱりヨヨに名付けてみるのがいいかも。

むしろそちらの方が一生記憶に残りそうな印象を植え付けてくれる気がします

良かれ悪かれ、ね。

——それでは。

EDでのパルパさんによる、個人的にしらけた非常にせつない思いが込められたであろうセリフを模して締めといたします。

「グッバイ……ヨヨ」

了。

……発酵調味料ってなんだ、筆者どの。

またなにか上手いこといおうとして失敗したパターンか?

あまりすがすがしくない人間模様だったしね、バハラグ。

泥沼ほどじゃないけど、ちょっと生々しくて匂いにクセありな。

んで、ちょうどナンプラーとか※マムトムとか使って、スープカレー作ってた筆者が「コレか!」……ってなったからじゃない?

多分、本人しか分かんない感覚だからスルーしようよ。

※塩漬け小エビを発酵させて作られたベトナムの調味料
 くさやとかドリアンまでいかずとも、苦手な人は苦手な匂いのするやつ。
 ただし旨味はすごい。(レビューと同じ個人的な感想です)

——了。

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