ゴッドイーター2・レイジバーストレビュー(ネタバレ注意)

ネタバレがイヤな方は…

ここの読み物は筆者がクリアまでプレイしたゲームのネタバレ多めのレビューだよ!

ネタバレは見たくないけどゲーム自体にちょっとでも興味がある人は「この先ネタバレ注意!」までを読んで参考にしてね!

そこまでの文は初プレイの楽しみを大事にしたい人向けだから安心して見てね!

「この先ネタバレ注意!」以降の文はネタバレが一切問題ない人向けの内容になっているぞ。

プレイ済みであれば内容を思い出してまたやりたくなる、または未プレイでもネタバレを見て大丈夫な人であれば雰囲気をつかみ、ゲームを実際にやってみたくなる。

読んだ後にそう思ってくれたら幸いだな!

情報もろもろ

  • 発売日・2015年2月19日
  • 発売元・バンダイナムコゲームス 
  • 開発元・株式会社シフト
  • ジャンル・ドラマティック討伐アクション
  • プレイ環境・PSV(PS4版も同時リリース)

おススメする人

次の内で好む要素が多いほどプレイをおススメします。

狩りゲー・ハイスピードなアクション・カッコ良い&キレイなキャラ多数・主人公は見た目やボイスをカスタマイズ可能・衣装やコスチュームが豊富(他作品コラボあり)・専門用語が飛び交う独特な世界観・ストーリーのボリュームはかなり多め

クリアまでのプレイ時間は30~40時間くらいだよっ。

2のリメイク版ってことで、無印+追加シナリオクリアまで掛かるざっくりタイムって思ってほしいな。

ちなみに筆者の場合、クリアまでおよそ60時間、追加シナリオクリアまで144時間くらいかかってるね。

でもこれ装備集めなんかで、同じ任務ばっかやってたせいだし、あんまし参考にならないかも。

ほかのプレイヤーさんは必要最低限の装備でも、ずっと短いタイムでクリア出来ると思うよ。

でもそれぞれのキャラクターエピソードとか、エクストラシナリオって番外編みたいなのもあるし、それのクリアもふくめたら余分に時間はかかるかな。

とにかくボリュームはすっごくあるから、長く遊びたい人向けのアクションゲーだよ!

このゲームはアラガミという魔物的な存在と爽快感のある戦いを楽しめるんだ。

こちらも敵も動きが速いゆえ、狩りゲー特有の視点操作というものを駆使する必要はあるが、豊富な装備や技(ブラッドアーツ)を充実させて、難易度をグッと下げることも出来るぞ!

物語は恐ろしいアラガミに滅ばされつつある近未来を舞台としているが、そこに生きるゴッドイーターたちの人間模様や活躍が劇的に表現されているんだ。

しかも今作はリメイクというものにつき、新たな登場人物や無印で未消化な部分も回収されているから、すでに無印をプレイしていても満足できる出来になっていると思うぞ!(追加された物語への賛否は大きく分かれるとは思うが)。

いうまでもないが、こういう系統のゲームは視点をかえるため画面をグルグル回すことが多々ある。

目が疲れてしまうことを防ぐために、程よい休憩をはさみながら気長にやってみてほしいぞ!

この先ネタバレ注意!














序文

今作はPSP版・ゴッドイーター2のリメイクでいわば完全版、数えでは初代ゴッドイーターから4作目にあたるタイトルです。

ナンバリングではのち3年後に3が発売されましたが、それもすでに久しく、ゴッドイーター作品そのものもパチンコやパチスロ化がされ、そういったところを考えても遍歴が多いシリーズともいえます(人気ゲームのパチンコ化は近年珍しくもないですが)。

なお今作レイジバースト(以降リメイク前を無印と表記します)では新システム・アラガミ追加などはもちろん、新規キャラ参入と賛否がはっきり分かれそうな追加シナリオなどあらゆる面で大幅なボリュームアップを遂げていました。

細かい面では一部イベントの描写変更やシーンの追加もなされています(無印にはなかったもので、他キャラから送信されてくるメールシステムも追加)。

ついでにソーマやアリサなど、初代ゴッドイーターから続投しているキャラたちも追加シナリオにおいて活躍の場がグッと増えました。

新旧キャラが入り混じってあらたな危機に立ち向かっていく展開は、よりアツいものとなっています。

またシナリオが終わっても追加・高難度任務の穴埋め、他作品の武器防具にあたる神機集めなど狩りゲー特有のやり込みが多く、すべてを終えトロコンするには相当な時間を要すると思われます。

ここで少し話の視点を変えますが、シリーズ通して厨二独自用語の巣窟ですので、プレイヤーによっては世界観になじめないかもしれません。

たとえば特殊部隊ブラッド・終末捕食・黒蜘病などがそれにあたるでしょうか。

これら用語がイベント中も当たり前のように飛び交うので、シリーズ未プレイの方は少し戸惑うと思われます。

しかも今作は完全版ゆえにイベント数はさらに増え、それら用語を見る機会も大幅に増えています。

プレイを終える頃にはこれらゴッドイーター語録がきっと忘れられない、何ならゴッドイーター学力試験なんてものがあれば、かなりの高得点を目指せることうけ合い。

ともあれ未プレイの方で狩りゲーが好き、かつ公式サイトなどをながめて、気に入ったキャラが居たなら購入を検討してみると良いでしょう。

シリーズ随一のボリュームがあるといっても過言ではないので、ゴッドイーターを存分に味わいたい方が最初にプレイするタイトルとしてもおススメと考えています。

ここでも当たり前のようにゲーム内の専門用語が飛び交うから、ゴッドイーターをやったことない読者さんが着いていけないかもしれないね。

1つ1つの用語の説明が出来れば良いのだが、なにぶん数が多すぎてな。

ゆえにそのあたりは省かせてもらうぞ。

なんとなーく雰囲気だけでも分かってもらえればありがたいし、何ならゲーム本編に出てくるターミナルという機械を使えば用語の意味確認が出来るしな。

ストーリー ☆☆☆☆

人類の脅威・アラガミに、唯一立ち向かえる力を持ったゴッドイーターが抗うメインシナリオは、いずれのシリーズでも共通。

それを軸にしたアツい展開が節目節目に用意されているため、かなりの没入感が味わえます。

こと今作では黒蜘病(死の病魔)という陰鬱な設定もあり、シリアスで緊迫感あるイベントシーンも過去作に劣らずです。

もっともダークになりすぎることもなく、フェチの求道者・ハルオミや過剰な騎士道精神の持ち主・エミールといった3枚目なキャラたちが見せるコミカルなシーンはある種の清涼剤にもなっています(2人ともイケメンなのですが、キャラの濃さがそう思わせないというマジック)。

明暗のメリハリがついたセリフやイベントシーンが多く、ナナのおでんパン設定などは悲しいバックストーリーも持ちつつ、場を和ませることも少なくありません。

また任意のキャラクターエピソードでは、該当キャラとシナリオから少し離れたところで交流が持て、それぞれの魅力も深堀りされています。

もっともキャラクターエピソードは無印でもあった要素なので、リメイク前をプレイ済みであれば新鮮さには欠けるかもしれませんが、消化することでキャラが強化されるなど攻略上でもたいへん有益なものなのは変わりなく(今作では新規キャラやジュリウス・ロミオのエピソードも追加されました)。

さらにはフランやヒバリなどのオペレーターたちにも、エクストラシナリオという形で見せ場がそれぞれ用意されている待遇。

また過去作・ゴッドイーターバーストで起きた事件、リンドウアラガミ化についての隠された経緯もエクストラシナリオ上で疑似体験出来てしまいます。

というワケでメイン・サブともども、シナリオ的に充分なボリュームが備わっていると断言出来ます。

なおネタバレと冠しているレビューにつき、未プレイの方に今さら配慮するのもなんですが、無印版では悲しい結末を迎えたキャラが2人存在していました。

正確には1人が死亡、もう1人は別空間で世界のために永遠に戦い続けているといった、さも無情な結果となりました(後者は無印での結末後に生死不明の扱いとなり、以後出番もなし)。

しかし今作ではこの2名が救われる展開が追加されています。

もっといえば、一旦無印で終わらせたシナリオを色んな意味で台無しにする超展開が、最後に待ち受けているということ。

Webで見られるほかの方たちの感想を調べるに、シナリオの賛否が分かれる要因は恐らくこれでしょう。

一方で人物それぞれに以後のちゃんとした結末をたとえ台無しにだろうが用意しているところは高評価。

ジュリウスもロミオもホント良かったな!

筆者自身がHappyエンド好きなものでシナリオに関しては充分満足出来ました。

そう、たとえムリヤリな超展開だとしてもです(デウス・エクス・マキナ上等)。

無印での完結の仕方で良いというプレイヤーもきっと少なくないかもしれません。

しかし追加シナリオクリアまで踏まえて、これで良しとしています。

当方のほかレビューでも語っていますが、筆者はシナリオありきのゲームに対し、終わりよければすべて良しという日和見精神で評価することがあります。

ジュリウスやロミオのみならず、主人公サイドのキャラの誰しもが不幸な結末を迎えなかったということで。

なおレア博士も追加シナリオにおいて出番が大幅に増え(支援キャラ化も果たしました)結末も彼女が吹っ切れた形となり、ある種のすがすがしさが見られました。

彼女の妹で黒幕的なラケル博士ですら、クライマックスを見る限り最後は救われたでしょうし。

ついでに無印では扱いが可哀想だったクジョウ博士も、ある意味で見せ場があったので良しとしましょう。

しかし、終始悪い意味でビジネスライクだったグレム局長は…。

あのキャラを好きだという人も少数だと思うので、彼はあのぞんざいな扱いでも一向にかまいませんが。

主人公の活躍

ゴッドイーターでの主人公は見た目・声・性別などが設定可能なキャラメイキングによって生まれる存在で、いわゆる主人公=プレイヤーという印象付けが強くなっている。

そしてたいがい無口(バトル中のセリフは例外)。

一方でこのタイプの主人公は他作品においても他キャラの個性に飲まれて、いわゆる※空気となってしまうことがある。

※作品上でそのキャラが居ても居なくても物語が成り立ってしまうことを表した単語。ゲームでは無口タイプの主人公が陥りやすいポジション。

そして今作での主人公もまたその域を大きく出ないものになっていたフシが。

ボイスによるイベントセリフこそなくもないが(詳しくは後述)たいがいのシーンでは首振り人形の如くボディリアクションを取るだけの存在となってしまっていた。

たとえば能力に目覚めたナナが一人で敵のおとりとなった後、合流した際にはジュリウスがクール&ホットなセリフで持っていき(主人公はナナへのおでんパン配給係)。

ギルが自身のつらい過去と決別し、赤いカリギュラと戦う時はハルオミと2人で場を進行させていた(主人公はあくまで付き添いポジ)。

ロミオがいじけ鬱から立ち直った時は別に主人公が居なくても良かった(ロミオが自力で立ち直ったようなもの)。

ことジュリウスは本来主人公が語るべきセリフをほぼ持っていくので、主人公の空気感が強く出るとしたら彼がカッコ良過ぎるからというのもある。

主人公が主体的に見せ場を作った数少ない場面は序盤に独断で神機兵に乗り込み、シエルを助けに行った時くらい。

確かにカッコ良い場面ではあるのだが、無印版での見せ場らしい見せ場はホントにこれくらい。

一転してまったくの空気かというとそうでもない。

彼・彼女はシナリオ上必須な喚起の能力に目覚めるという設定に助けられているからだ。

この喚起は主人公と一緒に居る人がものすごく感情を昂らせることで新たな能力(ブラッドアーツ・バレット、ブラッドメンバーは血の力)に目覚めるというもの。

要するにアラガミと戦うことが存在意義でもあるゴッドイーターたちは、主人公と関わることでさらに強くなれるということ。

そういう設定なためか必然的に主人公の出番は全編におよぶ(というより全任務で主人公を外すこと自体不可)。

加えて、所属するゴッドイーターの精鋭部隊・ブラッドの中でも戦闘力の高さなどを評価され、入隊してまもなく副隊長に任命される。

たとえるなら新入社員が一年足らずで主任や課長補佐など役職付きにのし上がるようなもの。

またこの辺りですでに仲間たちからの信頼度も高く、隊長のジュリウスどころか他メンバーにも全員一致でそれを認められるところは主人公属性がフルに発揮されているといって良い。

しかも恐ろしいことにそれはまだ序盤というべき時期で起きるのである。

あげく後に加わるコミュ障娘シエルの心をも早々に開いて「お友達になってください!」と言わせるあたり、これも喚起に匹敵する特初能力だと思わざるを得ない。

特殊能力とはいったもののあながちハズレではなく、ジュリウスからしてどこか人を惹き付けるところがあるとも評価されている。

さらに話が進むと先ほどのとおりシエルを命令違反および人事処分覚悟で助けに行ったり、喚起能力で次々と仲間の力を目覚めさせたりなど、活躍には事欠かない。

中盤以降ジュリウスがメンバーから離脱することになった時も、予定調和の如く後任を託され隊長へと就任。

ついには無印シナリオの最後・すなわち難度6の任務では歌姫・ユノと手をつないで世界を終末から救うという理由を知らないとワケがわからない見せ場が用意されている。

ただしこのクライマックスの直前イベント、極東ラウンジでのボイス付セリフは熱くレアでありながら面接座りしたまましゃべるため、それをちょっとカッコ悪いと思ったのは筆者だけかもしれない。

結果として。

数少ない見せ場・設定・ボディアクション・表情・選択肢といった手段を最大限に活かしてかろうじてらしいポジションを確立した者。

これが今作、ひいてはゴッドイーターシリーズの主人公といえる。

しかしゴッドイーター2において主人公評をくさすことをいえば、見せ場の多さ・良い上司感、オマケに美形男子でありつつ下手な漢より漢らしいジュリウスが実は真の主人公では思えてくる。

ロミオとの別れ以降は全てを抱え込んだ上、身内にすら誤解されようとそれら全てを守るため自らの道を行く(しかもこの時すでに彼も死の病魔・黒蜘病に侵されている)。

そして無印での彼のラストはこちらへと想いを託し、ほかの者が干渉できない特殊な世界で永遠にそして孤独に戦い続けることを選び去っていく。

…ちょっとカッコ良過ぎだろうよ。

あーん! ジュリウス様ー!

しかし。

今作ではそんな彼すら救う出来事が最後の最後に待ち受けているので、ある意味では「カッコよく去っていったのでアレで終わらせておけば良かったのでは?」という風な感想があっても仕方なさそうだ。

しかも追加シナリオクリア後に待つキャラエピソードでは、俗にいうピクニック隊長によるカレーライスの巻。

もっとも全クリまでは上げて落とす展開の繰り返しだったので、最後はそれでほのぼの出来て良かったのだけど。

…そういえばここは主人公の話だったか。

一応追加シナリオの最終任務クリア後には見せ場シーンがもう1つある。

該当シーンは先の面接座りでのセリフシーンとはちがい、アクションもともなってしっかり主人公らしさをかもしているので必見。

面目躍如。

無印版でもハイライトだった

ロミオの死亡イベント。

追加シナリオ・エクストラシナリオまで遊びきった今もなお最大の見どころと断言したい。

むしろ当イベントにシナリオライターさんの全力投球がされていたとすら思える。

描写・BGMすべてにおいて以上の見せ場はなく、凄まじい悲壮感にはある種の美しさを感じてしまうほど。

当イベントは彼が老夫婦を助けるため駆けつけた際のバトルシーンと、ラケルによる独白シーンが交互に挿入され、結果、赤い雨が降り注ぐ中、ロミオは単独でアラガミの群れと戦い散る。

息絶える寸前に彼が遺した言葉、そしてジュリウスが放つ慟哭は胸を容赦なく打ちすえる。

またブラッドメンバーの誰よりも遅かったロミオの能力発現は、皮肉にも彼の死と同時に目覚めることに(ロミオの力はなかなかチートな能力で、追加シナリオ上でも超重要なカギを握ることになる。彼の神機が死後でも休眠という形をとっていることが実は伏線)。

なおここでの主人公は別な場所で避難民を守っているため、完全にカヤの外。

以降は沈痛さが際立つ葬儀イベント、さらに数任務が経過するまで暗いBGMが場を支配するため、プレイヤーの心にもしばし暗い影を落とすことに(ロミオの様なムードメーカーが居なくなると凹みは増す模様)。

もちろんロミオは戦線から退場し、シナリオも急転。

決意したジュリウスがメンバーから離脱して、主人公たちとは別々の道を歩むことに。

この時点で彼も最後の最後まで長期離脱するが…(ある意味一時的な闇落ち)。

そして復活ッ!

ここまでがかつての経緯だが、追加シナリオ終了時はロミオもジュリウスも生前の姿のままあっさり戻ってくる。

主人公「(今までなんやったんやろ)…ま、ええか! 新生ブラッド再始動や!」

この超展開を素直に受け入れるかどうかはプレイヤー次第。

ここまでくればゴッドイーター世界ではもはや何でもありに感じられる。

なので今後何が起こってもおかしくない。

ちなみに追加シナリオクリア後にはロミオ・ジュリウスそれぞれのキャラクターエピソードも解禁されるが、ドラマティックに死亡したロミオや、特異点として一人で戦い続けることを決めたジュリウスを目の当たりにしているのでこちらも蛇足感がハンパじゃない。

個人的にはソレがあって良かったのだが、シナリオの美しさや悲しさを重視する場合、これらのキャラエピや彼らの再加入はそれを邪魔するものという見方も出来るワケで。

ロミオ「それひっでーな!」

ジュリウス「いやムリもないだろう」

いやいや戻ってきてくれてホント良かったですよ。

あのアニメ作品と少し…

無印ラスト時、サカキ博士の奇策によりユノ、ひいてはその歌の力で終末捕食同士を相殺させる(要するに世界を救う)流れになる。

クライマックスでは世界中に中継される彼女の歌によって、黒蜘病患者の意志力を借りて破滅を防ぐという流れとなり、ドラマティックで良いと思ったが…。

歌の力で世界を救うってまるでマク○スみたいだなと。

ひょっとしてシナリオの参考にしたのだろうか?

邪推に過ぎないのであくまで憶測ということで。

なおそれまで出番の多かったユノは以後極東から離れ、今後のシナリオ上ではほぼ空気と化す。

もっとも全クリ後には極東に姿を見せることもあり、支援メンバーとしても選べるので出番が皆無になったワケではない。

リヴィの存在

フェンリル本部のエリート、情報管理局所属ゴッドイーター・リヴィ。

クールかつ優秀なところはどことなく女ジュリウスをかもしている。

そんな彼女はオラクル細胞が暴走してアラガミ化した隊員を介錯するための人間で、いわばゴッドイーターの汚れ役。

ちょっとしたダークヒロイン的なポジションである。

追加シナリオに入ると、最初のうちはエラそうなだけの管理局長のフェルドマンや、エリート意識高めで高慢ちきな局員たち(モブ)と共に極東支部にやって来る彼女。

半ばで起こった樹の異変の正体を確かめるためリヴィの「他人の神機とムリヤリ適合する」というハイリスクな能力が不可欠に。

かつてのジュリウスやロミオの神機と適合しながら、ブラッドメンバーと新MAP(螺旋の)探索をすることになるが、やがて能力の代償によって自身の身体を蝕むことになってしまう。

だが結果として、一時戦線離脱となったリヴィが復帰するまでの一連のイベントは、ブラッドメンバーとも親睦を深める良いきっかけに。

以降は吹っ切れ、メンバーと共に世界の危機を救う。

最終的にはロミオ・ジュリウスの再加入と共に、彼女も新メンバーとして加入(立ち位置はブラッドのお姉さん的存在な模様)。

だいたいが劇中での彼女の活躍だが、終わりは大団円である。

ところで。

結果幸せなお姉ちゃんキャラになれたリヴィを、ロミオとのカップリングキャラとして見ると、より人物が立ってくる。

幼少時からほかの人物との接点があまり描写されなかったナナやシエル(シエルの場合ジュリウスとは多少関わりがあったものの…)とちがって、ロミオとリヴィはちゃんとした友達関係を築き上げていたワケで。

また関連シーンではしばし出番のなかったロミオが幼少時とはいえ再登場する上、ここでのリヴィが段々と心を開いていくさまや感情があふれ出して泣き出してしまうところなどは、思わずこちらもウルっとしてしまった。

リヴィもなんら普通の子供と変わらない感情の持ち主だったワケである(もっとも以降ブラッドと関わるまではまた歪んでしまうのだが)。

なお今回で後付けされたのか、かつてはワリと謎めいた施設だったマグノリアコンパスにおいて過ごす子供たちの日常が、ついでに垣間見られたが…。

イベント時でのセリフも聞くかぎり、親兄弟を亡くしたなどの不幸な事情を持つ子供たちが引き取られ「ラケルのある目的のために」養育されていた点以外、なんとなく普通の学校っぽいような気もした。

意外?なことにロミオはほかの女子からも想われていたもよう。

システム・内容 ☆☆☆+

複合コアなど廃止されたものもありましたが、支援メンバーの選択や後述するブラッドレイジなど多くのサポート要素が追加されているため、プレイ難度は下がったように思われます。

いくぶんやりすぎかもしれませんが、新要素の1つであるスキルインストールはかつての神機固有スキルとはなんだったのかというレベルで、要は「自由にスキルを付け替え出来る」ようになり、カスタマイズの自由性は大きく向上しました。

また主人公以外のスキルが追加・変更可能になったのも大幅な進歩でしょう。

スキルによっては生存率や攻撃能力の向上および被弾率を減少させるなどが可能で、NPCメンバーもある程度主人公に匹敵するほど活躍してくれるようになりました(ブラッドアーツや能力、使える神機の制限などはそのままなので、役立つメンバーは限られますが)。

一方アラガミは動きの素早いガウェイン種や、DLCのみのアラガミ・オロチが新規で出現。

既存アラガミはもちろんそのまま登場し、かつて多くのプレイヤー(筆者含む)を散々苦しめたであろうあのマガツキュウビも続投しています(殺生石の持続時間に調整が入ったことや、後述するブラッドレイジの存在もあって大分倒しやすくなっています)。

そしてこれら既存アラガミの亜種も別途出現するように。

無印ラスボスの別バージョン・エインヘルヤルや、複数討伐では処理落ちの元凶と騒がれるヤクシャ・ディーヴァ、さらにはコンゴウやカリギュラなどの亜種なども追加されていました。

ちなみにその内の1体・ムクロキュウビ初見時などは「まさかこいつも石だすんか」とビビりましたが、どうやらそこまで鬼畜ではなかったようでホッとしました。

このようにアラガミのバリエーションも増加したワケですが、今作でも任務名と概要テキストのみ変えただけで中身は同じ様な任務がほとんど(任務名は元ネタがあるのか、ユニークなものが多い)。

後半以降は新規・古参のアラガミが入り混じるサバイバル任務も増えますが、それも似通ったものばかり。

もっともDLCのような例外はともかく、新規の敵がどんどん解禁されるオンラインゲームでもないため、これはほかの狩りゲーよろしく仕方ないことかなと。

一方で任務を受ける際に見られるテキストでは「アラガミの居る場所にあえて侵入した民間人」が居ることが分かったり「ゴッドイーターの宣伝に協力する」などの変った目的が存在したりで、ユニークに思えるものも(こちらは無印でも同様ですが)。

が、任務でそれらに関連する行動を取ることもなく、ほぼ全ての任務が目標アラガミを仕留めて終わりです。

しかし討伐が目的の任務のみのゲームなので別にまちがいではなく、なんなら狩りゲーによく見られる、拠点⇔任務の繰り返し。

とはいえシナリオ面ではキャラエピソード、システム面ではブラッドアーツ・バレットの存在などの要素が充実しているため単純作業感はそこで穴埋めしている感じなのはかつてと同様。

しかし追加要素のおかげでやることも大幅に増え、無印と比べて作業感はさらに薄れたように思われます。

細かい部分では快適さに関わる残念な面が引き続いていますが、舞台やMAPがそれほど豊富でもない分、面白さはコンパクトに凝縮されています。

アラガミの見た目に関していえば、ツクヨミの地べたをはい回る虫のような動きは、どことなく神秘性が感じられる外見に反して特におぞましいな。

そういう意味ではヴィーナスも似たようなものか。

お尻?からも化け物出てくるからね。

あとデザインの気合が特に入ってるのかラスボスは神々しいような禍々しいような、まさしくって感じだし。

でもみんなそんなのじゃなくて、シナリオ中でも触れてるけどキュウビは動物っぽくて愛くるしいリアクションとるけどね。

あとアバドンくらいかな、カワイイのは。

ブラッドアーツゲー

スタイリッシュなアクション性に恥じない中二病心をくすぐる特殊アクション・ブラッド・アーツ。

無印から継続されたシステムの1つで、かつ全ての武器種に設定されており、任務終了時に取得する経験値によって成長ゲージを満たすと次の段階のブラッドアーツが修得可能。

バリエーションも豊富で、中でも禁じ手な黒アーツ(アーツアイコンが黒くなっているもの)には体力消費などのリスクと引き換えに大ダメージを負わせるようなリスキーなものも。

さらに一部には超シビアなタイミングで発動させないと不発に終わったり、ミスると即死したりなど、プレイヤースキルが問われるものも存在。

しかし黒アーツが所得可能になるのは後半あたり、最初は普通に経験値を貯めるような感覚で段階的に通常アーツを取得していくことになる。

ともあれ序盤から「アラガミかてーしつえーし全然快感じゃねーよ」となったなら、ゲームをぶん投げずまずはどの神機のどのアーツでも良いので、修得までしばしガマンして欲しいところ。

重要なことなのでもう一度。

序盤で放り投げずしばしガマンを。

なんらかのアーツを修得して、まず1回任務をやればアクションやエフェクトがガラッと変わるため、その楽しさが分かるはず。

何なら特有のスピード感やスタイリッシュさを真から味わえるのは、アーツが使えるようになってからといっても過言ではなく。

技によっては攻略上の難度を大きく左右するほど。

むしろ使わないとアクションの楽しさは半減する。

ところで筆者の場合、新神機であるヴァリアントサイズのアーツをメインで使っていたが、すげー楽しかった。

特にサイズアーツ・デッドウィーダーは広範囲かつ複数箇所に多段ヒットするため、アラガミの周りをグルグルしながら連発すると、たいがいの討伐時間は10分かからない(ホールド付与のサイズだとさらに…)。

また中距離から敵を攻撃できる性能なのもあり、アラガミと距離が生まれる分攻撃も避けやすく、サイズ自体が初心者にも向く優良神機だと考える。

と、いうよりほとんどの任務はサイズとデッドウィーダーでクリアしたほど。

たまーに※エクスキューションに変えてアクション性を楽しむくらいだろうか。

※タイミング押し必須のサイズ黒アーツ。発動成功するとダメージもさることながらゴリゴリ削り斬る感覚も味わえとても気持ち良い、ある意味一押しアーツ。

ただし幅広く当たるサイズの特性からか、慣れてしまうとアラガミの弱点を狙うのが雑になりがち(というか筆者はヘタクソになった)。

幅広く当たるというのも善し悪しで、狙ったところとはちがう部位に当たることが多い。

ただのプレイヤースキルのせいでしょ!

当たり判定が発生する部分を上手く当てる距離感は、確かにつかみづらいかもしれないが。

それでも後にサイズとデッドウィーダーで赤オロチを仕留められた筆者からして、充分扱いやすい神機なのは断言出来る。

なお当方は基本ポッチプレイヤーにつきオンで遊ぶつもりもなく。

ガチプレイヤーからすると、恐らく足を引っ張るヘタレイーターなのはまちがいなさそうなので。

っていうか、発売の年数的にオンで遊ぶ人ほとんど居ないっしょ!

探せば居るかもしれないぞ。

もっとも筆者どのはオンで遊ぶつもりがないといっているのだから、分かりようもないのだがな。

レイジも慣れると楽しい

新システム・ブラッドレイジにより、バトルの疾走感と攻略の楽さはグッと増した。

タイムアップまでに「指定した中・大型アラガミに一定以上のダメージを与える」・「50回以上ダメージを喰らわせる」などのミニゲーム的な条件を満たすと、中二病が喜びそうな翼のようなものが生え、かつ制限時間付きでスーパーサイ○人化したような強さの形態で戦うことが可能。

攻撃力アップはもちろん、ダッシュ性能やスタミナの回復力アップなど複数の恩恵を授かるほか、果てはレイジ終了まで無敵というオマケつき。

すなわち公式チートなシステム。

いうまでもなく対象アラガミ撃破スピードもアップし、ゴッドイーター特有の爽快さに拍車をかけている(とはいいつつ後半・クリア後はブラッドレイジ使用前提での任務難度になっているのかそこまで無双でもなく)。

ちなみにこのブラッドレイジ、主人公のみが使えるという超待遇。

存分に主人公プレイも楽しめることはうけあい。

もっともレイジを使いこなせるようになるとソレ無しでのプレイには恐らく戻れなくなるので、縛りプレイでもしない限りやがてデフォルト化することに。

少なくとも爽快感は折り紙付きなので、これをぶっぱなしてプレイするとストレス解消にはなる。

服多すぎ

ウリといっても良いシステムにケチを付けるのは忍びないが、色ちがいなだけでやたらスタイリッシュな名前の同形状衣装が多すぎる。

ゲームクリア後にほとんどの衣装が解禁された状態でカーソルを下に動かすと、最下段まで数秒以上かかるという豊富さ。

いやそんなに着替えんって。

せいぜいその中でも5種類くらいの衣装しか作らなかったし。

楽しめる人は良いかもしれないが、色ちがいの衣装をあれだけ用意するのだったら、形状だけ1つ用意して後はカラーリングを設定で変更出来るなどにすれば行も圧縮出来て良かったのではと思っている。

もっとも他作品のコラボ衣装などを用意していたのは見る目に楽しいし、ファンにとっても嬉しいだろうが…いらない人にはホントに必要ない。

男・女主ともどもあんなに多くなくても。

コラボ作品で着せ替えたのは〇魂の銀さんコスくらいだろうか。

人にとっては殺せ〇せーの頭などに付け替えて、シリアスなシーンを台無しにするプレイスタイルも面白いかもしれないが…(別ゲー・忍道でもそんな楽しみ方がある)

ちなみに服の入手はトロコン条件にもなっているので、やり込みプレイヤーは衣装持ちにならざるを得ない。

視点がなー…

今作でも引き続き、カメラワークにおいて大きなマイナスポイントが。

銃はまだしも近接武器で大型アラガミと戦っていると、距離が近すぎてダメージ値が見えなくなることが多々あり。

ヒドイ時にはアラガミの身体が画面をおおって何も見えないことも。

こうした現象は随一の大きさを誇るウロヴォロス系と戦っている時が分かりやすい。

またスピード感があることも災いしてか、一部アーツなど高速で移動するような攻撃方法をとるとダメージ表示がさっさと画面外にいき、なんぼ喰らわしたか分からないことなどはザラ。

急ぎ視点を回して確認しようにも表示はすでに消えているという始末(上手いことやればギリギリ視認できるが)。

最強候補のショート黒アーツ・アストラルダイヴのように超スピードかつ接近でくらわせるものがイマイチ使いづらかったのもこの視点のせい。

リメイクに際してはもう一段階、大きい引きの視点が欲しかったところ。

さらに視点の具合によってはステージに生えてる草すら視界を遮ることにも。

なんも見えん。

俯瞰(ふかん)気味にこちらが視点調整してやれば若干解決するものの、バトル中ずっとそうするワケにもいかず。

視点はあれ以上どうしようもなくとも、せめて値の表示時間がもう少し長ければ大分良かった。

もっともそれなりに見通しが良く、草木が生えていない空母・エイジス・保管庫や、螺旋の樹一部ステージなどはわりとマシだが…。

ところで筆者はあくまでPSV環境でのプレイなので、これがPS4だったらまともになっているのだろうか?

持っていないし確認してもいないから分からないが、ここまで語った視点によるマイナス点が無いならシステム面の感想はほぼMAX良でも良いと思っている。

支援イベントについて

追加システムでさ、任務が終わった時に支援キャラって選べるようになったじゃない。

報酬額アップとかAPアップとかしてくれるやつ。

メインメンバーもそうだけど、フランとかヒバリとかも選択できるし。

うむ、メイン・サブ問わずたいがいの者を選べるようになっていたな。

ペットのカルビどのまで選択出来るというところに、遊び心が現れているように思うぞ。

しかもさ、キャラに付いているマークが3つある時に支援効果を発動させると、プチイベントが起きることがあるよね(ことっていうかほぼ100%な感覚だけど)。

ダミアンどのだとリンゴをむいてくれたり、シエルどのだと彼女の相談に乗ってあげたりするやつだな。

どれもほんの1コマだけだが、ちょっとした幕間の場面として楽しめるものに思えるぞ。

オマケとしてもうれしいものだろうな。

各キャラにちゃんと用意されていたのが嬉しいとこだよね。

中でもレア博士のやつって、すっげー思わせぶりじゃない?

なんか事前にシャワー浴びてるし、色気プンプンな見た目に反してじつはすごい真面目で時間守りそうなキャラなわりに遅刻してくるし(主人公と逢う前に気合入れておめかししてるのかなあ?)。

アレってその後主人公と…。

それ以上は言うな。

確かにセリフも際どい上、絶妙な拍子で画面暗転して印象には残るがな。

彼女が好きな者は必見かもしれないが…。

しかし女性でキャラメイクしている場合もあるから、ホントにただの「綿密な打ち合わせ」で済んだのかもしれないぞ。

どうでしょねー。

レア博士がひょっとしたらレ…

それ以上言うなと言うに。

プレイスタイルとスキルのよもやま話

筆者の場合、クリア前まで銃形態ほとんど使わなかったんだよね。

9割近接っていうゴリ押しスタイルってやつ。

銃形態の存在を忘れていることすらあったようだな。

ボタンの押しまちがいで、意図せず銃形態へ変化して「ああ…そういや全然使ってないや」となったことも多いようだったが。

使ったとしてもアラガミバレットをせっかくだから仕方なく放つ時や、アラガミが逃げる時に追撃するくらいか。

難度15とかDLC任務をやるようになってから、流石にプレイスタイルやスキルを見直して、銃形態もひんぱんに使う様になったみたいだけど。

裏をかえせばそれぞれの形態をフルに使わないと、キツイものがあるってことなんだけどさ。

直近ではショットガンのバレットに徹甲弾チップ付けて近距離でぶっ放すのが楽しいみたい(しょっちゅうNPCまきぞえにしてるカノンちゃんスタイルだけどね)。

(どちらにしろ近距離で戦うことがほとんどなのだな)

ところでスキルの見直しといったが、有益なものはある程度決まっているのだろう?

どのスタイルでも基本は体力・スタミナ・OPアップ(三拍子で全部付いちゃうから、手に入ったらラッキーかな)。

ふんばりとか覚悟を付けとくと落ちづらくなるからこれもおススメだね。

さらに保険でガード範囲・速度とか、上手い人ならJGHP回復とか付けても良いかも。

高難度だとランク15の+30盾持ってても、けっこう削られるしね。

ステップで避ける技術も大事だけどさ、防御系スキルも後半ほどありがたくなるんだ。

バースト関係のスキルも有用なようだな!

基本NPCって高難度の乱戦になるとバタバタ落ちちゃうから、復讐への憤怒・救命対象バースト化・受け渡しバースト化はあって良いスキルだよ。

ソロプレイじゃない限り、これ全部付けても絶対損はしないね。

ま、最適解をいっちゃうと今いったスキルが全部付いちゃう上、バースト時間まで付いた複合スキル・大蛇の怒号があると幸せになれるよ!

その場合、DLCのオロチを倒して神機をわざわざ作る必要があるのだな。

いや、ふつうの任務でも大蛇の怒号がついたのこじん手に入ったよ。

そうなのか?

うん、たしか難度15のどれかの任務の時。

くわしくは忘れちゃったけど。

任務後に急に手に入って、フツーに出ることあるんだって思った。

それまではボクもオロチ神機限定スキルだと思ってたからさ。

だがそれならどの神機にも付与できるから、なかなか有益な情報だな。

憶測だけどオロチの任務が受けれるようにしてないと、そののこじん出ないかもよ。

だからソフトの無料アップデートは必須といっていいね。

のこじん(残された神機集め)のプチ情報

貴重(レア)な神機を収集したい場合、どの任務を受ければ良いだろうか?

まずふつーに進めてった結果だけど、神機強化をするだけで付くものとか、持ってるのこじんで適当にスキル付けても、あまり詰まること無かったんだよね。

いっちゃえば高難度抜きの通常クリアだったら、そこまでスキルを重視しなくてもクリアできちゃう難易度ってことなんだけど。

そんなワケでカエデのクエスチョンに対しての、おススメ任務は難度15の暴食の儀とかだね。

プラス30のランク15サイズ(ホールド付いてる獣鎌とかだともっと良いね)のデッドウィーダー使って、ウロボロスの触手狙ってぶんぶん振ってれば10分かからず終わるよ。

レイジも併用するとさらに早くなるしね。

スキルの遺された神機入手増Ⅱと遺された神機レア↑Ⅱをバックアップメンバーに付けると、もっとはかどりそうだな!

最高難度だからのこじんもレベル10が当たり前に出てくるし、ほかの任務に脇目を振らずに済みそうだ。

よその攻略情報でもブラッドアーツの成長狙いでオススメ任務として名前があがるくらいだしね。

ついでにのこじんの+補正付きはどの任務を受けても一定の割合で出現するみたいなんだ。

そっちが欲しい場合は低難度でソッコー終わるものを選ぶことだね。

ボクのおススメは難度2の墨の杜かな。

始まってすぐ目の前の高台にヴァジュラが降りてくるから、それ倒して終わりさ(コクーンメイデンも2体居るけどガン無視だね)。

やっぱり獣系武器でホールドさせてボコボコにするとはかどるよ。

それとこっちでも神機入手増Ⅱをつけると良いね。

任務関係のどうでも良い話

どうでもいいってテキトーな見出し名つけるくらいなら、わざわざ作る必要もないところじゃない?

そういってやるな。

筆者どのとしてはアマテラス・スサノオ・ツクヨミが居るなら、この3体を一気に相手取る「三柱の神(みはしらのかみ)」とでもいう名の任務でもあれば良かったんじゃという…。

その3体が居ながらにして、なぜ共闘させなかったかという疑問だな(スサノオとツクヨミが出てくる任務はあったと思うが)。

寝っ転がりながらプレイしていて、ふと思ったというだけの話だ。

アラガミっていっても日本神話の神様の名前で、それぞれゆかりもある3体だからってこと?

たしかにあってもおかしくないけど…。

でもその3体一気に出現したら処理落ちしそうだね。

アマテラスとかウロボロス系統の連中って基本単独出現だし。

ボクは連中が単独で出てくるのは、そういう技術的な事情なのかなって思ってるけど。

1体ずつなら可能ではないのか?

倒したら次が現れて、それも倒したらという風にだな。

それだとあり得そうだけど…。

いやいや!

これ筆者の妄想でホントにそんな任務があるわけでもないし…。

もう! ホントにどうでも良い話じゃん。

サウンド ☆☆☆+

良曲ばかりで歌が挿入されたものも少なくなく、かつ耳障りなものは1つとしてありません。

これは適当な感想を言っているのではなく、わりと最大級の賞賛です(そもそも筆者は作曲や音作りが出来る人間ではないので、そういうものを作れる方を素直に尊敬してやみません)。

昨今めずらしいことでもないのかもしれませんが、楽曲によって海外の音楽家さんを採用しているあたりも、お金の掛け方力の入れ方が半端ではなく。

しかし曲作りというものがいかに大変なのかはかりしれないことを踏まえて、印象に残るものがそれほど数多くなかったというのが率直な感想でした(場面や思い入れにより記憶への残り方もきっとちがうと思いますが)。

曲数が多いのに反して、好みのものが少ないというやつです。

一応、やたら耳に残った曲がいくつかあったので列挙します(リライトにて追加するかもしれません)。

狼の咆哮

極東支部のBGM。

記憶ちがいでなければ初代と同様のもので、懐かしい感覚にもひたれた。

同じ拠点でもフライヤの曲とはちがい、明るめで勇ましい感じ。

また支部でかかる曲は数回に分けて変わるため聞ける時期は限定されるものの、前半部クリアまでメイン曲になる分、耳にも残りやすい。

悪鬼の棲処

ロミオの仇となるマルドゥーク捜索時の渓谷MAPなどで聞くことが出来る。

恐ろし気な曲名からイメージ出来ないほど幻想的なメロディで、何語か分からないボーカルも入っている。

今考えてみるとどこかもの寂しい曲調も、後にロミオにおとずれる悲しい運命を示唆していた気がしてならない。

Wings of Tomorrow

そして件のマルドゥーク戦曲。

直前にブラッドメンバーたちと「かならずロミオの仇をとろーぜ」的に結束をかためた後でもあるので、バトル時の一体感も増し、テンション爆上げなこと請け合い。

こういう局面のバトル時に激しめの曲がかかるのってボルテージがぶちあがるわ。

もう背筋ゾクゾクで脳汁も出まくり。

かなりのお気に入りなので、ほかの任務でもこちらに曲変更して挑むことも少なくない。

あれ? 光のアリアは?

メインテーマなのに。

あまりピンと来なかったようだな。

キライではないのだろうが、戦闘時の曲の方が刺さりやすいのかもしれないぞ。

まあ人ぞれぞれだからね…。

ボクは好きなんだけど。

総評 ☆☆☆☆+

追加シナリオの賛否はともかく、アクション・演出・楽曲の質は高いままで、ボリュームも申し分なし。

かつての無印版シナリオが同梱された、いわば完全版商法といってしまえばそれまでですが、筆者は買ってしまった側ですし、内容には満足しています。

一方でゲームの性質上仕方がないことですが、内容は決まったステージで狩って、戻って装備や能力を強くしてまた狩りに出るの狩りゲー特有作業の繰り返しです。

何なら不思議のダンジョンなど、行って戻るハクスラ系と同じ。

その単調さをキャラ重視のシナリオやエピソード、および神機の作成やコスチュームの収集要素、ブラッドアーツにパーソナルアビリティといった育成要素で盛り上げている感じです。

さらに人によっては時間が経つのを忘れるほどのシステム、バレットカスタマイズが楽しさの一役を担っています。

ここまで詰め込まれたら、以上の質を求めるのは酷でしょう(うだうだ文句ばかりいうなら、むしろお前がゲーム作れっていわれそうな感じです)。

また私事ではありますが、これをプレイ中の時期は私生活で本来優先しなければならないことや当ホームページの別な読み物の作成もしたかったため、色んな意味で非常にまずいゲームでした。

かつてはDLCだった防衛班シナリオも元々同梱されていたほか、無印と同ボリューム以上の追加シナリオのおかげで純粋なクリアまでですら相当なプレイ時間に。

ええ、時間泥棒もいいとこです。

ほか公式でハイスピードで爽快な討伐アクションと銘打っているとおり、敵もこちらも動きが素早く視点をコロコロ変えることにも忙しいため、操作には細やかなものを要求されます。

またPSVだとタッチパネル要素もあるため、まちがってMAP拡大をしてここぞという時画面をさえぎってしまうこともしばしば(設定で切ってしまえば良いだけですが)。

プレイヤースキルでそんなことはいくらでもカバーは出来るのですが、度々休憩をはさむなどして目を労わったプレイを必要としました。

そういいつつ、筆者は数時間ぶっ通しで幾たびか頭痛気味になることも。

個人的に惹き付けられるシナリオでもあったためか、やめどきが難しくもあり(アーツを次レベルにするため余分に任務をこなし、時間が刻々過ぎていく事態にも)。

プレイには1時間に何度か目を休める必要性があるということを再認識しました。

結果がっつり遊ばせてもらえたゲームなのですが、某通販サイトで送料無料の400円足らずで購入出来た中古ゲームだという事実。

値段よりはるかに元が取れた気分なので、良しとしようかなと。

機会があったなら続編の3や、初代リメイクのリメイク・リザレクションも遊んでみたいと思っています。

今さらながらですが、今作では裏ボス的なアラガミ・紅蓮のオロチ(通称・赤オロチ)と戦える任務のほか、多数の高難度任務の追加が無料アップデートにて行えます。

これらの任務のほとんどは難度15以上なので全クリ後の解禁となりますが、ほかにもシステム調整やバグ改善もアップデート内容に含まれるため、購入後しょっぱなから行うのがおススメです(昨今のどのゲームでも優先的にやるべきですが、ネット環境が必須となります)。

ついでにアップデートとは関係ありませんが、全クリ後すべての任務難度が99まで変更できるオマケも。

更に上を目指すプレイヤーには嬉しい要素なので、その辺りも考慮された抜け目ないゲームだということも付け加えておきます。

最後に。

赤オロチ倒せねー!!

赤オロチ強すぎ!!

てかアイツどんだけ体力あるの?

最初の点滅までですら相当かかるんだけど。

物語最後の敵と比べ、倍以上あるという話だぞ。

挙動も攻撃もスキが少なく、ほかのアラガミと比べこちらを執拗に狙う感じがして戦いづらいのもあるな。

ああ、それ※ヘイトってやつだね。

赤オロチって自分に多く攻撃してきたやつをしつこく狙う仕様になっているみたい。

たいがいプレイヤーの方が攻撃メインになるだろうから、狙われやすくなるのは当然だね。

※ヘイト→敵からこちらに向けた敵対心度。おおむね敵を多く攻撃したり特定の行動を取ったりすることで、ヘイトが蓄積しターゲットにされやすくなる。反対に時間経過や敵から攻撃を喰らうことで減少する。近年アクションゲームによく見られる要素。

だからか!

多大な攻撃力を持っているから厄介だな。

破壊後の頭と双頭、破壊前でも前足に切断系神機でダメージ与えると良いんだけど、あいつ動き速いから正面立つのめっちゃ怖いよね。

それに筆者は今まで麻痺サイズでのデッドウィーダーでごり押しプレイばっかしてきたから、ヒット&アウェイがヘタッピになってるし。

まあスキルの見直しと適度にブラッドレイジかまして気長にやればなんとかなるとは思ってるらしいけど…。

スキが少ないからブラッドレイジ狙うのも大変なんだよなあ…。

根本的なプレイヤースキルの問題もありそうだから撃破までしばらくかかりそうだな。

いずれにしろ倒すこと自体は不可能ではないのだし、気長に吉報を待つか。

ゲームとはいえ何かに本気になることは悪いことではないしな。

プレイ日記未満なもの

前述のおよそ2日後、赤オロチ苦戦の末、無事撃破できました(久しぶりにアクションゲーに全神経使ったような気が…しんどかったです)。

しかもサイズ一貫で倒せたようだな。

やって出来ないことはなかったのだな。

15分くらいかかったみたい。

決め手はブラッドレイジ2回発動出来た上、+30麻痺サイズのデッドウィーダー連発で良い調子でダメージ与えられたからね。

後半はグレネード使い倒して、めっちゃゴリ押ししたっぽいけど(それがかえって良かったのかな)。

あと同行メンバーをシエル・リヴィ・エリナからエリナ→ナナに変えたのが特に大きかったのかも。

血の力で彼女がおとりになることが多かったおかげじゃない?

プレイ日記未満なもの2

残されている難任務はジャックインザボックスのみです(この際、赤オロチを2名で討伐するやつは省きます)。

幾度か挑戦しましたが、今のところクリアの兆しがまったく見えません。

最初のヴァジュラですら倒すのやっと。

そしてヴァジュラにトドメをさす間にハンニバルが来やがり、乱戦になります(だいたいここで耐久力使い切ります)。

そういう乱入付きで残り2体、ブラッドレイジフルで使えようがかなりのマゾ任務。

これ全任務で一番難しいやつだと思っています。

防御と回避が上手くないんだよなー。

増援を意識し焦り過ぎているのも大きいかと思うので、もっとアラガミの攻撃モーションに慣れつつ、じっくり挑むことにします。

プレイ日記未満なもの3

先のジャックインザボックス、ついでにレルネーの沼NPCと2人での出撃(シエル)もクリア。

および金トロフィー条件の15難度サバイバルをソロでやるやつもクリアしました。

もっともサバイバルソロはネット上でもカンタン任務とされているアケロンの磐船でしたが。

いずれも武器とブラッドアーツは赤オロチ初討伐時からほぼ変わり映えなく(レルネーの2人のみ任務ではサイズのリインフォースを使いました)。

ずっと使っていたバックラーを+30の天龍なんちゃらのタワーシールドに変えて、スキルやリンサポを見直したぐらいでしょうか。

特にふんばりとダメージ30%減少は必須といえるほど有り難かったです。

それとどの任務もアラガミのスキ見て徹甲ショットガンぶっぱなし。

これもブラッドレイジ発動させるのにずいぶんと役立ちました。

そして回復アイテムよりもスタングレネードの活躍が大きく(たとえ2・3秒でも相手を硬直させるというのは狩りゲーでの多大な恩恵)。

とうていムリだと思っていた任務も装備やスキルの見直しをするだけで、ある日突然クリア出来るようになっているんですから、やはり絶妙な難易度調整と思わざるを得ません。

けっこう遊んだと思いますが、やり込みといえるにはまだまだ足りないレベル。

あと残されているのはTシャツ任務かなー(難度調整後のクリアで限定衣装が解禁される任務、+5のやつはすでに2枚獲得済み)。

とりあえずここまでプレイして分かったことは1つ。

難任務はブラッドレイジなしだとムリ!

……とは言い切りませんが、当方の腕ではレイジシステムがないとこれらの任務クリアはまだ当分先だったように思われます。

…ブラスト? ペンタ? ナニソレオイシイノ?

さてこのあとがきの付け足しに次ぐ付け足しも、今回で最後になるかと思います。

キャラゲー感が強く、すべて丸く収まるご都合主義シナリオが受け入れられない方もいるかもしれませんが、スピード感のあるアクションが楽しかったことはまちがいなく。

ここまで遊ばせてもらったゲームに出会えたことを、いまさらながら幸運に思っています。

「幸運に思っています」だって!

ブフッ! なにキレイにしめようとしてんだか。

中古400円くらいで買えたゲームだから、そこまでいえるんじゃないの。

コンビニで売っている冷凍ラーメンくらいの値段だな。

だがフルプライスだとしても、本人はそれに見合う面白さだと思っている様だぞ。

ホントかなー…。

了。

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