クリスマスツリーはなぜもみの木を使うのか?理由はずっと○をつけているから!

はい! 

どんどん飾り付けてねー!

でもカエデ、キミがこういう西洋のお祭りに参加するってなんか不思議な感じだね。

郷に入っては、郷に従えだからな。

でもこのツリーとやらに、装飾をほどこすことに何の意味があるのだろうな?

飾り付ける木もモミではないとダメなのだろう?

そうそう、クリスマスでその木を使うのにもちゃんとした理由があるんだ。

そもそもツリーとして扱われるようになったのは、北ヨーロッパが発祥って説があってさ。

北欧にはサンタクロースおひざ元のフィンランドもあるから、クリスマス関係の話の出どころとしてはおかしくはないけどね。

カエデにも飾り付けをしてもらいながら、その話を聞いてほしいな。

由来は北ヨーロッパにあり

古代より北欧では「※常緑樹」は1年中葉を付けていることから、生命を象徴する樹として扱われた。

そしてモミの樹も生命の象徴である常緑樹の一種でもあること、さらに旧約聖書では「知恵の樹」という見方もあり、プラスイメージで親しみが感じられるクリスマスツリーとして利用されるようになった(それにしても樹木には神や精霊が宿るとかいう話には事欠かない)。

人々にとってツリーは生命と幸福のシンボルと言っても良いだろう。

なお、キリスト教に由来する劇「エデンの園」でも、リンゴを付けたモミが小道具として登場する。

キリスト教への信仰心や劇の中でも扱われるあたりが、人々のあいだでモミ=クリスマスツリーのイメージ定着へ一役買っていると推察できる。

※落葉するカエデなどとちがい、古い葉と新しい葉の交代があったり、葉の寿命がめっちゃ長かったりする。モミの木もそうだが、日本でもマツ・シイ・スギ・ヒノキなどがそれにあたる。

たしかに落葉はするが、説明とはいえ私と同名の「カエデ」を持ち出すことないじゃないか!

少しイヤな気分だぞ!

すみません、たまたま該当していたもので。

別の樹が使われることも

特定の樹木が使われるようになったのは、ゲン担ぎのような思いから生まれた習慣なのかもな。

キリスト布教の影響もあってか、樹に神秘性を感じて使い始めたっていう見方も多いにあると思うよ。

樹に限らず、自然のものには霊的な力を感じたり、畏敬の念を持ったりする考え方も根付いているんだろう。

とりわけ神社でも、巨大なご神木を見かけることは多いから気持ちはわからないでもない。

近くで見ると巨大さもそうだが、気の遠くなるほどの昔から存在していると思うと、どことなく圧倒される気持ちになるものだ。

目には見えない何かが本当に宿っているのではないかと、思わず信じてしまうほどにな。

それに神道では神々を数える場合に「柱」の単位が使われるな。

そうした事情には、樹木とは建物の柱材にも使われることに加え、木々を神そのものに見立てた大昔からの考え方が混じり合ったものだと私は思っているが。

うんうん国はちがえど、大自然の物にたいして感じることはどこも一緒なのかもね。

それはそうと、北欧とかの一部の場所ではモミが自生していないんだって。

そういう場所では、クリスマスに「ドイツトウヒ」っていう樹木も使われているみたいだよ。

あっちの地域で自生している樹のなかでも、手に入りやすい常緑樹なんだ。

その中でもツリーに使われるのは幼木だよ。

ちなみにドイツトウヒはツリー用としてだけじゃなく、ギターやピアノとか楽器の原材料に使われることもあるんだね。

飾り付けのざっくりとした意味

ツリーに関しては、こんなところかな。

ここからはオマケとして、ツリーの飾りでメジャーな物の意味もちょっと話していこうかな。

助かる!

私も星やら鈴を模したものの意味がよくわからずに、なんとなくで飾り付けを行っていたんだ。

せっかくだから、これら飾りの意味も理解したいな。

よろしく頼むぞ。

てっぺんの星

正式には「ベツレヘムの星」って名前だよ。

イエス・キリストの誕生を暗示した星なんだ。

ある意味これが主役の飾りのような気がするぞ。

子供たちが飾り付ける場合は誰が飾るのか争奪戦になりそうだな。

ステッキ

シマシマのやつね。

これは「キャンディケーン」って言うんだよ。

羊飼いの持っている杖を表しているんだ。

人々を幸福へと導く意味があるらしいな。

羊飼いを神、羊を人間と見立てた考え方がもとになっているとか。

羊たちを導くのは、たしかに羊飼いだ。

よく出来ている由来だな。

ベル

大天使ガブリエルがキリストの誕生を祝ったときに、鳴らしたベルを模しているんだ。

このベルの音には魔除けの効果もあるんだってさ。

えらい天使様が鳴らすんだから、そりゃ悪いものもよりつかないよね!

こうして見ると、キリストにかかわりを持つものが多いな。

古来から現在まで伝わるほど、信仰する人々に強く根付いた存在なのだな。

ロウソク

これは説明を聞かなくてもなんとなくわかるが、世を照らす聖なる光とかそういうものだろう。

正解!

実際にはキリスト自身を指しているって説もあるね。

救世主キリスト自身が光となって世界を明るく照らすってところかな。

イルミネーションのものが良く使われているのは災害にならないようにするためさ。

ホントに火を使っちゃうと火事になるしね。

ヒイラギ

とげとげの葉っぱだね。

これはキリストが処刑されるときに付けていたイバラのかんむりがもとになっているんだ。

処刑まぎわに由来するものだから、ちょっと楽し気なイメージではないんだけど、実際にはヒイラギにはベルとおなじように魔除けの効果があるって考え方から飾るんだって。

節分のヒイラギイワシと同じようなものだな!

焼いたイワシの頭をヒイラギの枝葉に刺して鬼除けとする習慣だ。

こうまで一致する考え方はなかなかないから少しおどろきだな。

まとめ

  • 北欧(北ヨーロッパ)では1年中、葉をつける常緑樹を生命の象徴としたため、常緑樹の1つであるモミの木をクリスマスツリーとして扱うようになった(ほかキリスト布教の影響もあって)

  • ヨーロッパではモミが自生していない地域もあるため、ドイツトウヒという木でツリーの代用をすることもある

  • ツリーの飾りについてはキリスト教や聖書にまつわっているものがほとんどである

ふむ、こんなものか。

こうしてみるとキレイなものだな。

おっ、いいね!

キミもそういう華やかなイルミネーションに心が動かされるようになったんだね。

これからも「お役目お役目」とか言って、さつばつとした忍者生活していくのかなって心配だったんだ。

……私はそれほど堅物ではないと思うんだが、なんなら花火とかも見るしな。

そうそう、今回クリスマスということだが去年にもそういう話の記事を書いたんだったな。

そうだったね。

そっちの記事のほうは少し難しい内容だから、もし気があったら読者さんも見てほしいな。

そんでカエデ!

ボクお腹空いたんだけど、クリスマスのごちそうはなにかな?

超楽しみなんだけど(むしろそれが)。

ちゃんとコチョン殿の要望を叶えて、ローストチキンとやらを作ってあるぞ!

なにぶん素材を調達するところから始めたから、なかなか手間取ったがな。

うーんと、なんとなくわかってきたような。

肉はどこかで買って来たんじゃなくて、鳥を捕まえるところから?

そしてシメたと?

んで出来上がったのが今、目の前にある巨大なローストチキンかな?

無論だ。

鳥よ、すまん。

ボクがリクエストしたばっかりに。

ありがたく召し上がらせていただきます……。

了。

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