読み込み中の一言
コチョン「たまにはお茶でも飲んで一息つこうね」
カエデ「成果をあげたいならムリせずちゃんと休むこと、な?」

「RPG史上最凶レベルの悪役登場」新桃太郎伝説レビュー(ネタバレ注意!)

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ネタバレはイヤだけど……

ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!

初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!

それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!

ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!

情報もろもろ

発売日1993
発売元ハドソン
開発元ハドソン
ジャンルRPG
プレイ環境SFC

おススメする人

以下のような要素が好きな方におススメ

  • レトロなコマンドRPG
  • シリアスなシナリオ(10%くらいコミカル要素あり)
  • 日本昔話やおとぎ話ネタが豊富
  • 前作・桃太郎伝説をプレイ済(済みの方が物語にスッと入りやすい、未プレイでも全然可)
  • 和風
  • 中~長編
  • 無口主人公、桃太郎(その代わり仲間が多くしゃべる)

目安プレイ時間・特徴など

クリアまでのプレイ時間は20時間くらいだよっ。

ストーリーのボリュームはそこそこだけど、敵がけっこう強めで、ちゃんと段上げ(レベリング)や装備を整えないとちょっとキツいかな。

ま、そこがRPGの楽しさでもあるんだけどさ。

っていっても役立つアイテムは多いし、段が上がった時に全回復する親切仕様も搭載してるあたりはバランスを上手くとってるね。

このゲームは、昔話に登場する桃太郎を主人公にすえた、壮大で感動的な物語を楽しめるんだ!

新桃のことでおしゃべりできる日がくるなんて、めちゃ感無量だよ!

なんせ、ボクがプレイしてきたSFCRPGの中でも、トップ5に入る面白さだったからね!

特にストーリーの良さはもう最高レベルっていっちゃっても良いね。

桃太郎のみではなく、ほかの昔話やおとぎ話からも多くの登場人物や舞台設定が見受けられるな。

足柄山の金太郎や漁師の浦島太郎、竹取のかぐや姫に竜宮城の乙姫。スズメのお宿や、おむすびころりんの穴、酒呑童子が住まう大江山……。

挙げるとキリがないな。

ミニゲームの屋台があったり、寄り道(行かなくても良いけど行った方がゲームをより楽しめる場所)や、裏技的な隠し要素もあったりするから、内容盛りだくさんな和風レトロRPGを求めてる人には、もううってつけなタイトルだね!

※リンク先は参考価格の商品ページです。ショップ内で同商品を検索すると、より安価な出品が見つかることもあります。

この先ネタバレ注意!














序文

「桃太郎伝説」って聞いてもさ。

レトロゲーム好き以外にはあまり馴染みがないんじゃないかな。

メジャーなのは桃太郎「電鉄」の方だし。

そういえばコチョンどのとやったことがあるな。

電車を走らせ、ほかの者と貧乏神をなすりつけあって、より先に目的地へとたどり着き、各地の物件を購入しながら金持ちを目指すやつだったな?

いや、まー、説明はまちがってないけど……

その桃太郎電鉄のキャラたちが活躍するRPGシリーズの初代が、まさしくファミコンの桃太郎伝説で、新桃太郎伝説はその続編ってワケですよ。

いってもSFCソフトだし、発売からもう30年以上経ってるけどさ。

ちなみに初代桃伝が1987年、初代桃鉄が1988年に発売されてるから、桃鉄よりも早く生まれたシリーズなんだよ。

表記の都合により、ここから新桃太郎伝説ではなく「今作」や「新桃」などと略させていただきます。

なおゲームの桃太郎とは関係ありませんが、新桃太郎と聞いて昭和の台湾映画を想像された方は、相当マニアックな方だと思います。

どちらにしろ今は昔のレトロRPGの一つというわけだな。

ただ、今遊んでもめっちゃ面白いと思うよ。

固有のシステムをいくつも搭載してたり、的当てやクイズとかのミニゲームが用意されていたり、寄り道に隠し要素なんかもあって盛りだくさんな内容だし。

確かに淡々と進むだけの無味な感じはなかったな。

何よりさ、シナリオが当時のRPG中でも逸品なワケよ。

超真面目な物語で「上げて落とす」展開の激しさや魅せ方は、マジでトップレベルだね!

ゲーマーを自負しているコチョンどのがそうまで褒めるのは、なかなか珍しいことだが。

良いのか?

そこまで絶賛してしまっては、今後のゲームレビューのハードルも上がってしまうぞ?

そのくらいいってもおおげさじゃないのよ、コレに関しては。

見た目はデフォルメチックだけど、そこからのギャップってスゴかったじゃない。

「これがあの桃鉄の桃太郎?」って感じで。

そして思わずプレイヤーをうならせるシナリオの立役者は、やっぱ「カルラ」って大悪役の存在ね。

こいつがまー……悪いヤツだったよねーカエデ。

……ああ、そういえば、そいつに関しては私でもためらわずに成敗したくなるほどの悪役ぶりだったな。

何回やっつけても飽き足らないくらいね。

ともあれ新桃って聞いたら、カルラが真っ先に思い浮かぶこと請け合いなくらいには。

後程、カルラについてはくわしい話をするとしよう。

私もやつには思うところがあるからな。

うん、たっぷりとね。

あとさ、新桃は仲間になる人数も多かったよね。

金太郎どのに浦島どの。

夜叉姫君にスリの銀次どのや、鬼族のえんまどのにあしゅらどの……まだまだこんなものではなかったな。

(今更なうえ、カエデの性格上仕方ないけど、いちいち⦅どの⦆とかつけるから、たまに文がくどく見えるんだよね)

ストーリー上かならず仲間になるキャラと、条件を満たすことで仲間になるキャラも含めて全部で21!(お供のイヌサルキジも入れてね)

当時のRPGでもかなり多い方だろうし、仲間をコンプするっていうのも、楽しみ方の一つっていえるね。

しかも。

しかも?

どの仲間も要所でけっこうしゃべるんだよね!

ここまでセリフ量の多いタイトルって、この頃のロープレにしちゃ、けっこう珍しい気がするよ。

よそのRPGだと、パーティーイン以降だんまり決め込むってのも少なくないでしょ?

っと……これはシステムの方で話すことか。

思い入れがあるせいで早々脱線しちゃったよ!

評価スタイル

ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!

★5つなら満足、★1つなら不満って感じでね。

ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。

★★★+や★★★★―のように評価させてもらうこともあるぞ。

これは次の☆数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。

ストーリー ☆☆☆☆☆

数多のレトロRPGの中でも、まちがいなく最高レベルの感動が味わえます。

「昔話の桃太郎が、こんなにも人の心を揺さぶるRPGになるなんて……(キャラの見た目がややコミカルなので余計に)」

今でも、そう思えてやみません。

いわば「希望と絶望」が入り混じった、重みあるシリアスなシナリオ。

特に印象深いのが、中盤から急激に増すシビアさ。

本編に深く関わる脇役はもちろん、村人などのモブキャラに至るまでの、容赦ない「死」が描かれていきます(つまり中盤以降、登場人物が死ぬ描写が多いということ)。

また今作では「死」のほかにも「殺」というワードが度々出てきます。

これらのワードが入り混じったセリフは殺伐感を高めることにつながっていますが、もし今の時代にリリースされていたなら、間違いなく年齢レーティングは高めだったことでしょう。

さらにクライマックス付近での重大イベント後に沸き起こる、とてつもない悲壮感や、世界が一気に危機にへとおちいる展開もまた、心を容赦なく打ち据えます。

もっともこれら一連の出来事は、すべてカルラというたった一人の巨悪が作り上げたものですが、彼については序文でカエデとコチョンがふれたように、もうしばし後でくわしく。

一方で、それなりに救われる展開もあり、長く険しい旅の末には希望を感じさせるエンディングも待っています。

だからこそ「ハッピーエンド至上主義」の筆者でも、心折れることなくクリアまで辿り着けました。

……色々ムリしてキレイにまとめようとしましたが、まあ要するに……。

色々ヤバいことや悲しいことも多かったけど、すげー悪いやつも何とかこらしめたし、この先もみんなで頑張って生きていきましょうや!

……みたいな感じの顛末です。

うわぁ……なんて稚拙なまとめ方……。

今どきの小学生のほうが、もっと気の利いたこと言うよね。

まあまあ、筆者どのの言いたいことは、たしかにこの言葉に集約されているとも言える。

それよりもコチョンどの、その言い方、小学生のみんなに失礼だぞ?

ご、ごめん……!

ちびっこたちを見下してるわけじゃなくて、筆者の言い回しが雑すぎたのがちょっとね……。

雑くて稚拙ですみませんでした。

また冒険の舞台は、地上のみにとどまらず、海上・海底・月・鬼ヶ島、さらには地獄の底にまでおよぶ、シリーズ屈指のスケールの大きさとなっています。

月の世界にはかぐや姫が暮らす月の宮殿のほか、村も複数存在し、その住人たちもウサギや平安風の女性たちと、幻想的な雰囲気が徹底されているほか。

海底にはかの竜宮城や人魚たちの村も登場し、各舞台ごとのキャラクターや設定が、物語の世界観を深く印象づけてくれます。

なお、今作については「前作をやっておいた方が良い」タイプのゲームと断言します。

ここでいう前作とは、先ほどもふれたファミコンの桃太郎伝説(1987年10月26日発売。知る人ぞ知るパスワード方式搭載ソフトで、物語のノリはかなりコミカル)のこと。

中古屋さんでも1,000円前後で売られているのを結構見かけるので、入手も容易です。

本体&ソフトでも5~6千円ほどでまかなえる範囲です(ただし取説や箱の有無は関係なく、本体も中古であることが前提)。


むしろファミコンをテレビに映すまでの作業がややてこずる可能性ありですが、今日日いくらでも方法や情報が転がっているため、やり方までは割愛します(と、いいつつ赤白黄のRCAケーブルで映す方法がベターに思われます)

前作というくくりでなら、往年のレトロ機種・PCエンジンにてリリースされた、桃太郎伝説ターボ(1990年7月20日発売。今でいうところリマスター版)を遊ぶのもありですが、Webでざっと調べたところ、現在PCエンジン自体がレア機種となっているため、本体を持っていない場合、コスパ高になる可能性があります(令和7年7月時点の調べでは、中古でも1万数千~4万円ほどとバラつきがある価格帯でした)。

一方で本体を現在も所持、かつ現役で動作するという幸せな方であれば、グラフィックリニューアルのほか、各要素の調整がされた上記ターボの購入はありです(ソフト自体は送料込みでも、中古2~3千円ほどで販売されているのを確認しています)。

ほかの作品については、桃太郎伝説のもう1つの続編で、こちらは3年後の舞台となっている桃太郎伝説2が同機PCエンジンより。さらに外伝として夜叉姫・浦島・貧乏神を主役にすえた3編オムニバス式のRPG※桃太郎伝説外伝が、ゲームボーイ・PCエンジン・ファミコンの3機種でリリースされています。

※リリース順はGB⇒PCエンジン⇒ファミコン。現在はPCエンジン版・ファミコン版ともにレアソフト化していて中古でも高額(1万円超えがゴロゴロ)GB版のみ1,000円前後で入手可能。

なお2は今作と物語のつながりがないパラレルワールド的なタイトルにつき、※設定も別ものなため、話の流れを理解するにはファミコン・桃太郎伝説⇒今作というプレイの流れで充分です。

※今作では婆娑羅王が夜叉姫の父親ですが、2では地獄王(ラスボス)が父親となっています。もちろん今作で地獄王の登場はありません(そもそも存在しない)。なお2の物語は桃太郎外伝に後日談として引き継がれています。また今作のベースにもなった作品のようで共通する展開も多いです。

さらに月日を経て発売されたPS版・桃太郎伝説は、いわば桃太郎伝説+2(今作の要素も含まれる)な内容となっており(ただしラスボスはえんまに戻っている)ノリもふたたびコミカル度強めに。

こちらの桃太郎は筆者からして、正直「うーん……」な内容でした。

ローディングありきのPSで、あの高エンカウント率なのはちょっと……あと鹿角の術の演出も新桃と比べてしょぼいのも……。

さらに、えんまがラスボス復帰しているにもかかわらず、夜叉姫が仲間になるというごちゃまぜ展開があるせいで、彼女の設定にさらなる遍歴がうまれてしまった(さすがにえんまの娘ではなく、鬼の王族として登場しているが)。

――勢いに任せて色々ムダ書きしました。ここまでたいへん読みづらかったと思うので、別途作成したまとめを以下に記載します。

〇コレやっとけば上々:桃太郎伝説(ファミコン)

  • 1987年発売、今作の6年前の物語
  • 前作→今作と物語の流れを感じ取りたいなら、プレイしておくのがベスト
  • ノリはかなりコミカル。だからこそ今作とのギャップも楽しめる

〇今でいうリマスター版:桃太郎伝説ターボ(PCエンジン)

  • 1990年発売、桃太郎伝説に調整・変更が加えられたタイトル。物語は無印と同じだが格段に遊びやすくなっている
  • 現在は本体価格にばらつきがある(1万~4万)ので、安く入手できるのなら選択肢に入れても良い
  • 本体を所持かつ現役で動かせるなら、ファミコン版の代わりにプレイする価値は充分あり。ソフトのみなら2~3千円程度の出費で済む

〇その他の派生作

  • 『桃太郎伝説2』(1990年発売・PCエンジン)…パラレルワールド的続編、直接のつながりはないものの、今作の製作ベースにもなっているらしい。1→2という流れにもなっているため、1→新桃とのちがいを楽しむためのプレイもあり。
  • 『桃太郎外伝』(1991年発売・GB/1992年発売・PCエンジン/1993年発売・FC)…夜叉姫・浦島・貧乏神を主人公にすえたスピンオフ3編構成。特にファミコン版はかなりのプレミアソフトと化しており、現在でも1万数千円~数万円以上の値が付いている。それぞれ本編の桃太郎と比べてかなり短編だが、各キャラのシナリオやシステムの楽しさはしっかり凝縮されている。
  • 『桃太郎伝説(1998年発売・PS)』…初代+2+今作をミックスしたようなテイスト。ただしシナリオはコミカル寄りに戻っている。ゲーム内容はそれほど悪くないものの、ローディングありきの高エンカウント率のせいでテンポは最悪レベル。何気にWindows版も出ている。

なぜなら今作は、前作・桃太郎伝説でラスボスのえんま王をこらしめてから※6年後のストーリーとなっており、そちらを遊んでおいた方が世界観の理解や没入感がより深まるためです(もちろん今作がシリーズ初見でも一切支障はありません)。

※前作の桃太郎は6歳、つまり今作では12歳になっています。

思春期のはじまりはじまり……そりゃ女湯のぞきたくなるのも、ね……。(桃鉄同様シリーズお馴染みの隠し要素ですが、今作でも可能になっています)←方法は後ほどのプレイメモ内にて。

実は本編で年齢がはっきりしているメンバーは何気に桃太郎のみで、ほかは一切不詳。

他メンバーの歳が不明な分「金太郎も同じくらいなのかな?」とか、浦島は※身長が桃太郎よりも8センチ高いので「少しお兄さんなのかな?」とか、想像をふくらませるの何気にも楽しいです。

※キャラごとの身長と体重はステータス画面で確認可能。中盤ではこの体重を用いたギミックまで用意されている。

旧作でえんま大王をこらしめた時の強さを反映させているためか、桃太郎のステータスが40段&全術修得&勇気シリーズ(最強装備)を身にまとった状態でスタートするのも、地続きなストーリーを思わせる仕様(ただし直後のダイダ王子とのバトルで、段・術・装備すべてが初期状態に戻され、そこから本格的な旅がはじまるようになっています)。

またえんまをはじめ、直属の部下である雷神・風神、やまんばやしこめなど、前作にも登場した一部の鬼たちも、かつて桃太郎にこらしめられたことから、今作では改心して「良い鬼」となっています。

しかし……。

はじめの方でえんまどのもかぐや姫君同様、幽閉の身となってしまうのだったな。

前作で桃太郎どのの影響を受け、地獄の鬼たちに「勇気」や「愛」を説いていたことが理由だったようだが。

鬼族の秩序を乱す存在として見られたのだろうな。

前は悪の親玉だったのが、今回良い人になっちゃったってことだからね。

それに風神雷神も昔桃太郎にこらしめられたから、きっとえんまと同じ考え方になっていたんだよね。

でも鬼のトップのバサラ王がえんまにNGだしちゃったから、この2人も決定に従わざるを得なかったって感じかな……。

いわば信頼する上司を人質にとられたようなもんだし。

それこそえんまどのが雷神どの風神どのにとって絶対の存在だったから、今回、心ならずとも桃太郎どのと戦うことになったんだな。

再会時の言動からしても、本心では「戦いたくない」というのがありありと見て取れたのが、とても痛ましかったが。

それもこれも全部カルラが悪いんだよ。

っと……やつのことはしつこいけど、もう少し後でね。

あんまり悪いヤツすぎて、長文になりそうだし。

ところで「前作をやっておいた方が良い」とあったな。

別に必須というワケではないとも書いていたが。

別にやってなくても楽しめるよー。

ただやっといた方が話の筋はつかみやすいけどね。

それに前作をやっておいた方が良いって理由はほかにもあってさ。

その理由とは?

雰囲気の落差を楽しめるってとこさ!

なんたって前作(ファミコン版・桃太郎伝説)はおふざけコメディ感強めだからね。

前作→今作ってやると、あまりの雰囲気のちがいにきっと度肝を抜かれるよ!

ただ、面白キャラやコメディ性は前作から引き継がれたものがいくつもあるんだよ!

めちゃ真面目なシナリオになったってのは確かだけど、何から何まで真面目一辺倒ってワケでもないってことだね。

昔話・おとぎ話からのオールスター劇場

桃太郎のお供、ポチ(犬)・モンタ(サル)・キーコ(キジ)のトリオ(名前はデフォルト、旅立ちの村で一度きり変更可能)の登場はもちろん。

足柄山の金太郎や亀を助けた浦島太郎、竹取のかぐや姫に竜宮城の乙姫。

三年寝太郎や、おむすびころりんのネズミ、スズメのお宿のスズメ、花咲かじいさん、やまんば。

大江山の酒呑童子、雷神・風神、天邪鬼……と、列挙にいとまがないほど昔話・おとぎ話のキャラ総出演な今作(前作でもこれらのキャラ出演はあったが、引き続いての出番となる今作では、見せ場やセリフが増し、存在感はより強調されている)。

ほかに類を見ないほどのおとぎ世界のお祭り状態に関わらず、皆がそれぞれ役割をもち、しかもちゃんと噛み合うように物語が作られていることが圧巻。

また、乙姫の住む竜宮城とかぐや姫の住む月は、そもそも別な物語のスポットなのに「竜宮城から月へワープ」が出来るほか、鬼ヶ島の地下が地獄であるなど独自の設定も盛り込まれている。

これほど豊富な昔話モチーフの土台に、オリジナル要素をふんだんにミックスして破綻させるどころか、更なる旨味に変えた和風RPGなんて、ほかには……。

あ、※大神があったか。

※カプコン発売の和風アクションロープレ。日本神話とおとぎ話をミックスさせた物語と世界観が特徴。毛筆で文様をえがいてさまざまな効果を発現させるシステムもユニークで、筆者が遊んだゲームの中でも屈指の名作。無印版はPS2でのリリースだが、Wii・Switch・PS3、4・XboxOneからのXboxシリーズ・Windows版にいたるまで、幅広い機種で絶景版やリマスターがリリースされている(令和7年8月時点)。

別ゲー話、失礼いたしました。続きをどうぞ(一応下に商品リンク⦅Switch版⦆を貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください)。

かぐや姫君が鬼族の王子といとこ同士であることや、ポチどのが花咲かじいちゃんどのの飼い犬なこと。

それに本来地獄の裁判官であるえんまどのが、そもそも鬼族であることなど、本来のおとぎ話とは異なる設定になっているな。

意表を突いた役だよね。

役……。

あ、なんか出てきた。

一体どうした?

もしこれが映画とかなら、登場人物のギャラがえらいことになりそうだなーって。

スタッフ「監督~……出演者へのギャラ、もう予算オーバーっすよ。かぐや姫とかバサラ王とか、あの辺のクラスだと〇〇〇万円かかるっすよ……」

監督「だったらイヌサルキジは動物タレント事務所じゃなくて、どっかそのへんの野っぱらから捕まえてこい!それでギリ足りる!」ってさ。

っと……変な想像しちゃった、ごめん。先続けて。

仏教の影響を受けた(らしい)深みある設定

※やたら小難しい内容になってしまったので、この項は読み飛ばしてもらってかまいません(解釈をまちがえている可能性もあるため)

開発者の1人、さくまあきら氏(桃太郎シリーズ産みの親として知られている)が考えた設定によると、今作は大乗仏教・小乗仏教の対立がテーマになっているらしい。

参考 Wikipedia 新桃太郎伝説https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E4%BC%9D%E8%AA%AC

なにそのやたら高尚なテーマ。

ボクそんなのがひそんでるゲームだと思ってやってなかったけど、作者さんってそういうことをシナリオに盛り込んでたワケ?

カエデ、そのなんちゃら仏教のことってなんかしってる?

ボクはそういうのさっぱりだから。

こういうのは簡単にいえる話じゃないんだが……

分かる範囲でいうなら「みんなで幸せになろう、助かろう」が大乗仏教で、小乗仏教は「まず自分が厳しい修行をして悟りを開く」といった考え方だな(そもそも小乗仏教とは大乗から見た際の蔑称とされ、現在では上座部仏教と呼ぶのが正しいようだが、コチョンどのが混乱するからこういう話は伏せておくか)

うん。

乗るという字を……そうだな「船」にかけるとしよう。

すなわち大乗とは大きな船にみんなで乗り、一緒に救われようとする。

小乗はまずは自分ひとりで舟を漕いで、悟りの岸を目指す。そういう感じだと思うが。

うん。

多分わかった!(ごめん……ホントはぜんぜん分かんない)。

(この満面の笑顔は多分分かっていないな……だが私の説明でもこれが限界だ。すまないコチョンどの)

この考え方を私なりに新桃の世界観に当てはめてみたが、おそらくこうだと思うぞ。

・鬼族は小乗仏教的な価値観

自他に厳しく、自己研鑽を重視するストイックな一族。

自分を高めることに熱心で、その分、弱者や他種族に対する理解がうすい。自然にたとえるなら一本の強靭な大木を各々が目指す。

鬼族頭領のバサラ王は、その中でももっとも強靭な巨木と呼べる存在。

・人間は大乗仏教的な価値観

皆で助け合い、平和に生きようとする。

力がない分、他者との協力(他力本願的な意味でも)を大事にし、結束を重んじる。自然にたとえるなら川辺にそよぐ葦(あし)の集団を目指す。

桃太郎はその中でも特に柔軟な葦で、ほかの葦(人間)と大木(鬼)を結び付ける稀有な力を持つ。

なお上記の大木や葦の集団という表現は、本編後半で見られるダイダ王子のセリフを参考にしたもの。

和解後の彼が人間をしなやかな葦の集団にたとえた一連の言葉は、今作でも指折りの印象深いセリフに思えたため、ここでも表現を使わせてもらった。

これはどちらかが正しいということではなく、相反しつつそれぞれで成り立っている見方としてみてほしい。

考えるに、鬼(大乗)と人間(小乗)による互いの対立と歩み寄りを描こうとして、ゲームという型に落とし込んだのだと思うが……そういう意図があったかはどうかまでは私にも分からない。

結局難しい話になってしまったようだな。

いやいや、ボクなりに分かったよ。

……半分くらいだけど。

半分分かってもらえば十分だ(私だって解釈が合っているか、そこまで自信があるわけではないし)。

あと今作の鬼たちはいずれも「戦いの中で真実を探す」という理念を持つことも特徴的だったな。

うん、好戦的な一族だなーって思った。

言葉だけではなく、こちらも実力を示さないと理解し合えない。

だからこそ力と心両方を併せ持つ桃太郎どのが、人間と鬼との橋渡しを担ったわけだな。

鬼族のほとんどが戦闘後に和解するもんね。

カッコ良い言い方をするなら、剣に心を乗せて鬼たちに伝える役って感じかな。

それにシリーズ共通の概念だったと思うが、鬼を倒すのではなく※こらしめるといったように鬼の再起をうながす表現を徹底しているのも印象深かったな。

改心した鬼が村に居ついて、村人と共存している光景には物語の温かみが感じられるところだな。

※ゲームオーバー時に流れる天の仙人のセリフも「相手を倒すのではなくこらしめる」と再起の概念を強調したものになっています。

桃太郎にとどめの一撃を与えた敵の名前を仙人がしゃべるところも、何気に細かい演出。

そういう仕様なので「赤鬼をもう一度こらしめてみよ!」などと、場合によっては最序盤の敵の名前すら挙げてきますが……(それはそれで情けない話)。

なお当方では未検証ですが、もし※桃太郎が味方の攻撃をくらって倒れた場合、その味方の名前も仙人はしゃべるんだろうか……という些細な疑問です。

※天邪鬼や雪だるまの特殊行動にはこちらを攻撃するものもあるため、見ようと思えばこれらの手段を用いるのが手っ取り早いかもしれませんが……。

それぞれちがう価値感で生きていた種族が、今度はお互いに分かり合おうとしているってとこが微笑ましいよねー。

……でもさ、こういう深イイ話が含まれてるかもって考えると、前作との雰囲気のちがいを余計感じちゃうね。

何せ前は村に居るウン〇と普通にしゃべったり、お地蔵さんが「なーほーざーワールド!」とかいってたのに。

なんだ「なーほーざーワールド」って。

けっこう昔に、ある人気クイズ番組があってね。

その番組名をパロったセリフなんだ。

……全然物語とは関係なさそうだな。

そういうなんも関係ない「ちょっぴりおふざけ」な要素が多かったのさ!

以前のシリーズにはね。

あ、でも一応あるじゃん。おふざけ要素がとりわけスゴいスポットが新桃にもさ。

ほら、ほほえみの大地。

前作でも、なんなら2でもあったけど、まー今回も健在だったね。

なんとも珍妙な鬼たちが出てくる地域だったな。

今作の「そういう」要素のほとんどは、あの地に集約していたといって過言ではないな。

真ん中らへんにおふざけ感丸出しの文字を配置してるくらいだしね(あそこのホの字のとこに、お地蔵さんと商人が配置されてるってのもまた、ね)。

ほほえみの大地といえば、村のダジャレ大会(ミニゲーム)もそうだが、際立っているのはやっぱり、怨みの洞窟……

あまりあの場所のことにはふれない方が良いと思うぞ、筆者どの。

少々おふざけとは異なる……まあ、なんというかあまり健全とはいえない要素だからな。

道徳的な意味で。

奇抜なアイディアだけどね。

「嫌いな人の名前と自分の名前」入れてさ。

クリアした後、本心からスカッとできるかどうかは別にして。

攻略上一切関係ないうえ、人気度を激減させるだけで良いことは何一つないが。

もしあそこを「楽しむ」としても「事前にデータを写して、そちらの方で」やってみるのが良いと思うぞ。

仏教テーマらしきはいたるところに

前作の鬼ヶ島(地獄)はただの単一MAPでしかなかったが、今作ではさらに三途の川※階層の概念が追加され、いかにもな仏教テイストが色濃く反映されている(なお地獄それぞれの階層は2にも存在した)。

※黒縄地獄(こくじょうじごく)・極寒地獄(ごっかんじごく)・阿鼻地獄(あびじごく)などが存在し、ラストダンジョンの各フロア名になっている。

なお実際の仏教上の階層とはやや異なるものの、最もどぎつい地獄とされる阿鼻地獄が最下層なところは共通。

オマケとして、仏教上での地獄の階層も表記(一層から)⇒等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、阿鼻地獄(無間地獄)

またダイダ王子の母(バサラ王の第一夫人)が※鬼子母神であることも仏教的な設定の一つ(本編ではあるアイテムを使うことで名前のみが確認できるが、生死を含めて詳細は一切不明)

※伝説上では他人の赤子をさらって食べる恐ろしい鬼女だったが、釈迦(おしゃかさま)に自分の子どもを隠されたことで、他人の親の悲しみを悟って悔い改め、弟子となった。

現在では安産・育児・子授けの守護神となり、日本各地の寺院でまつられている。

サンスクリッド語では「ハーリーティー」とも呼ばれている。

カルラの名前も、仏法の守護神「迦楼羅⦅ヒンズー教ではガルダ・ガルーダとも呼ばれる⦆」から由来したと思われる。(元来は人々にさまざまな利益をもたらす存在とされるため、新桃のカルラとは性質がまるで真逆……)

まあ※三千世界って鬼が出てくる時点でもう……という感じである。(彼の各セリフもかなり和の厨二病仏教的)

※正確には三千大千世界という名前で、これも仏教用語。

世界の中央にそびえるとされる須弥山を四つの州と山海が囲み、その世界を1000集め、三乗(計算するとトータル10億)したものを「三千大千世界」と呼ぶらしい(この概念は三千世界とのバトル前に彼自身が詳しく語ってくれる)。

数字で見てもピンとこないほど途方もなく、つまりは宇宙を含んだあらゆる方向にこれだけの数の世界が広がっているという仏教上の表現となっている。


参考 WEB版新纂浄土宗大辞典https://jodoshuzensho.jp/daijiten/index.php/%E4%B8%89%E5%8D%83%E5%A4%A7%E5%8D%83%E4%B8%96%E7%95%8C

今作きってのシブい鬼・三千世界

今作での三千世界という鬼はダイダ王子直属の三軍神中、最古参の鬼(残り2人は酒呑童子と羅生門)というポジション。

鬼族の中でも伝説的な存在で、すでに表舞台から引退している身だが、カルラの吹聴により重い腰を上げて桃太郎たちを地獄最深部で待ち受ける。

和の厨二設定その物々しい設定に恥じず、各系統最強の術と強力な全体攻撃を繰り出すうえ、体力は後に控えるバサラ王よりも多いという別格の存在でもある。

「義」や「仁」といった儒教の語を発して攻撃を繰り出してくることも特徴的。

無事こらしめると口調がやや砕けた感じになり、桃太郎の強さを称賛しつつ、長らくの隠居で鬼族の現状にうとくなってしまったことを理由に、自身もカルラにだまされたと言い訳して吐露し、こちらを回復して去っていく。

最終局面の、それもごく一場面という出番少なさのわりに、今作きっての渋みが感じられるカッコいい鬼である。

しかし戦闘ではあしゅらのまどろみ(敵の術・鬼道を封じる術)が効いてしまうという意外な弱点があるため、これを活用して戦った場合、彼の印象(おもに強さの)が大きく変わってしまう可能性があることはご愛敬。

RPG史上最凶レベルの悪役、その名は「カルラ」

いよいよカルラの話だぞ。

ゲームとはいえ……いやむしろゲームのような創作だからこそか、あれほどの悪者が存在出来るのは。

それも「とんでもない」ね。

まずさ、性格が「卑劣・狡猾・残虐・強欲……」で、何ならこういう2文字の悪イメージの言葉がぜんぶ当てはまっちゃいそうなやつだったね。

しかもセリフの度に「ケーッケッケッ!」って笑い方すんだよ!

こんな笑い方する時点でもう悪いヤツ確定でしょ!

あげくにさ!オープニングから最後までずっーと出っ放しで、出番がとぎれることがないんだよ!

先々のイベントの度、いちいちまちかまえてるんだかしらないけど、バサバサ飛んでくるし、イベント後の地獄の場面でもセリフシーンが多いし。

……もうね、夢にまで出てきそうなレベルなんだよ。

(予想していたが、フキダシの顔がスクロールで早々に消えるほどの言葉の嵐だな、コチョンどの)

出番も多く、悪役の要素も十二分に満たしているからこそ印象にも強く残ったものな。

すさまじい悪行の数々

悪さの数や、内容の凶悪さも実際ハンパじゃなかったしね。

ストーリーの振り返りも兼ねて、ここで思い出す限りダーッってそれを挙げちゃおうかな(この際見やすさとか考えないよ)。

ここはネタバレレビューだけど、さらに超絶ネタバレな内容だからね。

ここまで読んでくれた人にとっては今更だろうけど、一応ことわっとくよ。

・会うたび桃太郎に皮肉や暴言など悪態をついてくる。基本的にこれがカルラとの会話ベースとなる。

・自分では戦わず、たいがいは手下を桃太郎にけしかける高見の見物スタイル。

・こらしめられた手下は、役立たずとののしられ、斬られる(本編シーンでカルラに斬られた手下は、ばっかんきと竜燈鬼だったが、裏ではしくじった無数の鬼が斬られたと思われる)

・花咲の村の桜を全部燃やす(ただし後から花咲かじいさんが、昔話のお馴染み演出にて再度咲かせなおす)

・足柄山で子供を人質にとって大人に金を掘らせていたほか、浦島の村では養老の滝を枯らしたうえ、玉手箱の力で桃太郎をおじいちゃんに変えてしまう(ステータス弱体化&移動速度の低下&目的地がそれなりに遠いという屈指のイライライベント)。

・大江山の謎解きの度にちゃかしにくる。選択肢によっては手下までけしかけてくる。

・選択肢の選び方によって両をくれる時があり、不本意ながら攻略上はかなり有難い。掴みどころのない悪役感をにじませているあたりも憎たらしい。(氷の塔でのカルラの提案を断ると1万両くれる。反対に受けると塔から締め出される)

・自分より身分が上な鬼には建前で服従

・改心して桃太郎側についた鬼に対しては、鬼族の姫で自分より身分が上なはずの夜叉姫をも呼び捨てするようになる。

なお本編で彼が敬語を使うのは、バサラ王・ダイダ・夜叉姫・アジャセたち王族の鬼に対してのみ(しかしこれも途中までで、アジャセやダイダはおろか、クライマックスではバサラすら眼前で呼び捨てにする)

・バサラ王・ダイダ王子ふくめ、幹部級の鬼にも桃太郎をイメージダウン(卑劣漢と思わせる)させるウソを徹底的に吹き込む。

かつて桃太郎にこらしめられて改心したはずのやまんばですら当初は洗脳されていた。

このことから鬼族の純粋さを逆手にとったマインドコントロールにも長けている様子。

・えんまの身柄をダシに、直属配下のあしゅらや雷神風神を懐柔しようとする。

しかも実際にはえんまを、深い罪を犯した鬼以外は投獄されるはずのない奈落の牢獄へと幽閉してしまう。

・改心した鬼と人間が協力して作った「新しい村」では、夜叉姫と2人の仲間を人質(張り付け状態にされる)にとり、火あぶりにするといって桃太郎を脅す

・上記のイベントを解決したのもつかの間、新しい村に毒の雨を降らせて壊滅させる。

村の人々が助けをもとめて叫ぶ様子は、もはや惨劇でしかなく、当然ながら村人は全員死亡。

小さな希望が巨大な絶望へと塗りつぶされるかのごとく、カルラの悪っぷりが極まる今作きってのトラウマイベント。

・重要アイテム・人魚の涙を強奪するため、人魚の村を襲撃。大半の人魚をこ〇してしまう(人魚たちの連係プレーによって結局涙は奪われることはなかった)。

・長い因縁の末、月の宮殿での戦いを通じてようやく桃太郎と理解しあったダイダ王子を、背後から斬りかかって〇ろす(あげくに桃太郎がやったとバサラ王に進言する。もちろん彼はそれを鵜呑みにしてしまう⦅戦いを通じて真実を探す信念はどこへいったやら⦆)

・最終局面の少し前、鬼ヶ島内部、地獄への入り口前でのこと、アジャセやパーティーメンバーの命乞いも袖にして弄んだあげく、シナリオのキーパーソンである、かぐや姫をもカルラは〇ろしてしまうが……。

なお、今作では姫の生存によって地上と月の大地が維持されているという設定。

つまり。

この地母神というべき存在をカルラが手にかけたことで、地上のほとんどの地域が赤い海に沈み、月も宮殿と一つの村を残すのみとなってしまう。さらに世界中の人々の大半が、崩壊に巻き込まれ命を落とすという大惨事をまねく。

まぎれもなく、今作においてのカルラ最大の悪行。

・桃太郎にこらしめられ、ようやく改心したバサラ王を見限ったあげく、〇ろすよう左魂鬼・右魂鬼に命令するが拒否されてしまい(自分が生み出した分身鬼にすら逆らわれるあたり、もはや目も当てられない)ついには自らバサラ王へと斬りかかるが、アジャセがそれをかばって倒れてしまう。

その後、倒れた彼の血をすすることで巨大怪鳥と化し、さらなる血を求めて月へと向かう(この時、左魂鬼・右魂鬼は踏みつぶされてしまう)。

・ラストバトル突入時のカルラのセリフはもはや最上級のゲスっぷり

一方、体力を減らしていくと見られる焦りセリフの数々は、怒りを通り越してどこか哀れに思えてくる(これまでカルラの犠牲になった人々や、鬼たちの霊体?が彼にまとわりつくという、ややホラーなテキストもランダムで流れる)。

・ラスボスとしての強さはもちろん、その手前で通常ボスとして戦う時も結構強いあたりがムカつく(お供の左魂鬼・右魂鬼のサポートに加え、本人も雷電や津波といった各系統の最強術のほか、打撃ダメ半分反射のやまびこの術が使えるところなど)

しかも事前にこれまで戦ったあらゆるザコ鬼をこれでもかとけしかけてくる。(冒険を振り返る意味では悪くなかったが……)

あげく、この通常ボスのカルラはニセモノというオチ。

そうなると素のカルラ自身の強さはまったくもって分からないことになる。

物語が進行するほど、カルラ特有のセリフ「ケーッケッケッ」への嫌悪感が増していく(になるプレイヤーも相当数居ると思われる)

(最後らへんは悪事と関係ないような気がするが)

筆舌に尽くしがたいとはこのことだな。

ホントにね。

しかもカルラってタダの下っ端じゃなくって、実はえんまと同じくらいの権限持ってる鬼なんだよね。

そりゃ鬼族の王と直に口聞いたり、あれこれ進言したりしてるわけだからね。

えんまが右腕で、カルラは参謀ってところかな。

確かにのっけからたいそうな口をきいていたものな。

えんまが桃太郎にこらしめられてからの6年のあいだに、そこまでのしあがったんだろうけど。

そういえば神仙郷や七夕の村で、カルラのくわしい話が聞けたりしたっけな。

えんまどのが事実上失脚したことも、カルラを助長させる要因にはなったのだろうな。

性格とは別に、元から能力が高かったということでもあるのだろうか。

「ずる賢さ」も能力のうちっていうならね……っていうのも、カルラの出世の手段がまったく褒められたもんじゃなかったからね。

元々自分に鬼としての実力がないことが分かっていたのか、力のあるほかの鬼を利用したり、手柄を横取りしたりとか。

つまり姑息な手段で出世したんであって、ほとんど自力じゃなかったってことだよ。

ことさらいっても仕方ないが、どこか哀れなやつにも思えてきたな。

……予想外のセリフだね。

なして?

自分に実力がないと分かっていたなら「力を何より重んじる鬼族としては失格」という自覚は少なからずあったのかもしれない。

そしてついには心が歪み、道をあやまるようになってしまったとも思えるな。

もし……もしだぞ?

カルラが「道をあやまる前」に「桃太郎どのと出会っていた」なら、どういう風になっていただろうか?

ちなみにこれは、やつがやらかした悪行の数々に目をつぶるといった話ではないからな。

たらればだけど……あそこまでヒドイ奴にはなってなかったかもね。

でもそういうのって最後の戦いの後に、みんながカルラの石像の前(こらしめた敵の中でカルラだけがなぜか石化するんだよね)でいったセリフにぜんぶ集約してるんだと思うよ。

哀れみも憎しみもひっくるめてさ。

コチョンがすでにふれていますが、中盤以降(船入手後)におとずれることができる神仙郷や七夕の村の住民からは、シナリオの裏話を聞くことができます。

その中にはえんまとカルラの生い立ちや、カルラの立身出世のプロセスなど、いくつもの事実が判明するため、今作を味わいきるなら立ち寄っておくのがベター。

※寄らずともシナリオは進行しますが、神仙郷では各種仙豆のほか打ち出の小槌・崑崙の玉など最高レベルの回復アイテムが売られているため、ここ自体が有益なスポットとなっています(入るには人気度が90以上になっていることが条件)。

なお七夕の村へは神仙郷で天の仙人からもらう天樹のタネを、ある島の中央で使うことで行けるようになるため、神仙郷へ行っていない場合は当然七夕の村へも行けません。

ともあれ、のし上がる手段を大きくまちがえたカルラですが、カエデがいうように、彼が悪に染まる前の頃に桃太郎と出会ってこらしめられていたら……。

しかしそうなった場合、今作の物語自体が成立しないことになるため、それこそただの「たられば」の話。

むしろカルラが「どうしようもない絶対悪」まで育ったからこそ、シナリオに強烈なスパイスを与えていたのだと考えています。

謎に包まれた鬼族の年齢

夜叉姫君は桃太郎どのと同世代に思えるな。

鬼族だけあって一本角が生えている以外は、普通の少女となんら変らないように見えるし。

でも鬼の実年齢とか寿命って、人間よりもずっと謎に包まれてるんだよね。

桃太郎と戦ったあとの酒呑童子のセリフだと、彼も時点で数百年は生きてることが確定してるし。

なら伝説の鬼扱いの三千世界とか、頭領のバサラ王とか一体いくつなんだよって感じだね。

それいっちゃったら、えんまとかあしゅらとかまで気になり出しちゃうけどさ。

確かに長寿を思わせる感じではあるが。

今作には一切出てこないが、エルフのように悠久の時を生きる種族という可能性もあるんだろうな。

鬼の1年の成長度合いが人間の1年と同じとも限らないしね。

でも夜叉姫が初対面の時に桃太郎を子ども扱いしてるとこみると、やっぱ年上っぽい感じはするんだよね……でも正確な年齢はさすがに分からないんだな。

でも、ここらへんあまりツッコまない方が楽しめるよ、きっと。

夜叉姫「そうよっ、女の歳を詮索するなんて失礼しちゃうわ」

……ん?

いずこから声が聞こえたような。

そう?

なんも聞こえなかったけど。

気のせいか……

ん、流れを断ってすまなかった。

続きにもどろう。

印象に残った細かいこともろもろ

○といちやにある掛け軸のメッセージ(調べると読める)は数パターン用意されており、どれも守銭奴的で道徳のかけらも感じられない内容。

しかもこのヒトデナシ掛け軸は各仙人の庵にもかけられているという謎。

仙人ともあろうものが、あんな掛け軸をなぜ飾っているのやら。

どうせなら、ちゃんと仙人らしい言葉が書かれたものなら良かったのに。(『敵を知り――』みたいに偉人の格言をのっけるとか……)

○かぐや姫の死亡イベント後にいったん城へと戻ると、このタイミング限定のレアセリフが待機中の仲間たちから聞ける。

いずれも姫を失った悲しみやカルラへの怒りをあらわにしたコメントになっている。

○人称に違和感あったり、ブレたり。

夜叉姫がえんま様と呼ぶことについて。

でも設定上は彼女の方が身分が上なので「さま」付けはそもそもおかしい。

※彼女との初対面時(氷の塔にて)すでに「えんま様」といっている。

当のえんま本人だが、ステータス画面での名前表記が「えんま様」と、仲間内で唯一敬称が付いたキャラとなっている。

夜叉姫がえんまを様付けで呼ぶことがあるのは、この表記(名前データ)を会話テキストへとそのまま持ってきているから?(システム的な意味で)

あれ?

と、いうことは最終戦にえんまを連れて行った場合、後からバサラ王に名前呼ばれる時は……

なお酒呑童子も我といってみたり、オレといってみたりで一人称が安定しない。

○風神の谷でのカルラは「本当の友情とは長い間離れていても通じあうもの」という風なことをいってくる。

――実はコイツ、本質的なことは分かってるんじゃ?

〇新しい村でのカルラのセリフがなんか凄まじい。

村でのカルラとの会話、その際の選択肢によって見られるレア?セリフがある。

ネタバレもいいとこなので(今さらですが)折りたたみにしておきます。

実プレイの楽しみを損なう可能性もあるため、それでも見てみたいと思った方のみお読みください。

人間はすぐなまける!人間はすぐおもいあがる!人間はすぐ気持ちがかわる!

ぜいたくがしたいんだろ!女がほしいんだろ!人の上に立ちたいんだろ!

それがおまえらの本当の夢なんだろ!

なぜ夢にむかって走らない!

わかっただろ?オレ様こそ本当に夢をおいかけている男なのだ!

ケーッケッケッ!

ハドソン 新桃太郎伝説 新しい村でのカルラの台詞

再プレイ時にはじめて見たセリフだが、あまりに衣着せぬ言葉の数々に思わず口がポカーン。

ともあれカルラというヤツは、欲望にもひたすら純粋な鬼というのがひしひしと感じ取れた。

ちょっと面白いと思ったのは、人間をさげすみながらも自分と同じ価値観を持っている風にも扱っているところ。

「しょせんお前らだって本質は同じ」といわんばかりに人間(プレイヤー)の心を皮肉り(えぐり)つつ、人間の醜く陰湿な部分だけを具現化させたような自身を賞賛すらしている。

これを純粋悪といわずしてなんというべきか。

あらためて、すっごい悪役だと思った。

○銀の鬼(前作の最初のボス鬼)が雷神の洞窟でつかまっている。

神仙郷に居る仙人の話では金の鬼も名前での登場(追記・名前のみならずラスダンの地獄でちゃんと登場する)があるため、前作の鬼たち全員ではないながらもちゃんと存在は引き継がれているようだ。

ん?パールの鬼は?

今作の雰囲気に合わなそうなネーミングゆえに、居ないことにされている可能性あり。(クイズゲーム以外では名前すら出てこなかった)

○銀次はクリア時、宿屋に泊まった回数(日数)をしゃべる。

うろおぼだが→「桃太郎さんをたずねてから○○日!楽しい旅をさせていただきやした!」

――こんな感じだったと思う。

メタなことカウントしてたんだなあ。

○またもや銀次の話。彼は今作の「最高の裏方」的存在で、ある意味金太郎や浦島以上に桃太郎の相方としてふさわしい人に思えてしまう。

とはいっても、そう思えるのは筆者のお気に入りキャラということも手伝っているが。

以下、彼の活躍的な話、3つ。

①OPイベでダイダ王子にやられて負傷した桃太郎の身を案じ、傷だらけになりながらも※めっちゃ遠い希望の都から駆け付けて、最初の仲間として加入する。

※傷だらけという状態から察するに船ではなく陸路で来たと仮定。だとすれば途中で通ることになる音無しの洞窟や松葉山はおろか、あの大江山までを単独で越えてきたということになる。

それよりも、当初は未開通なはずのおむすびころりんの穴はどうやって越え……(地形を無視して獣道でも通ってきたのだろうか?)

②一旦仲間から外れても、本人のいうとおり先々で情報を集めてくれていたり、ケース次第では再加入してくれたりする。

養老の滝ボス戦時の割り込みで元気の玉まで使ってくれた時は、個人的にも非常に助かった。

③夜叉姫の負傷イベント時、一体どこから入手したのか分からない「伏龍の鱗を煎じて飲ませる」という重要情報を引っさげてくる。

またこれまでは度々別行動を行う彼だったが、この時点でようやく正式に仲間入りする。

ここで銀次本人とは関係ない話だが、彼の実家である料亭のい志ゐ(いしい)では「人をもてなす心がないと料理は作れない」という格言のようなセリフを聞くこともできる。(銀次がいうワケではない)

良い言葉だなと思ったのでついでに書いておきたくなった。

システム・ゲーム内容 ★★★★

スタンダードなコマンドRPGをベースに、様々な独自システムが加えられています。(それら数々のシステムについては後ほど)

限定スポット&条件を満たすことでのみ仲間になるキャラや、地面に埋まったレアアイテムなど、いくつもの隠し要素が盛り込まれているほか。(ただし後者の存在はほとんどがノーヒントなため、攻略情報は必須)

屋台でのミニゲーム以外に、一風変わったシステムのダジャレ大会やドッグコンテストなどにも参加ができ、娯楽的な面でも抜かりがありません。

さらに謎解きやギミックもふんだんに用意されており、特に酒呑童子の待ち受ける大江山は、今作きってのギミックたっぷりなダンジョンとなっています。

その中には大人でもややてこずるレベルのもあり……

大江山といえば「はいがあさい」の謎解くのにけっこう時間かかったらしいからね。

筆者。

それだけだと初見の読者どのにはまず伝わらないだろうがな。

頭を使うといえば、ほほえみの大地に出現する歴史の鬼や、数学の鬼が出してくる問題もそうだな。

あのイロモノ鬼連中ね。

学校のテストで出る問題をガチで出してくるんだもんな。

……そういや、あれもそうだね。

希望の都にある寺子屋の算数(暗算)試験と漢字試験。

しかもこっちは点数も貼り出されるしね(満点でも0点でも何かあるワケじゃないけど)。

そうだったな。

漢字は本編に出てくる鬼の名前やらの読み問題で、大人でもなかなか難しく感じる字があったりもしたな。

怪鬼とか魃鬼とかね(今見てる人、読めるかなー?)

でもさー算数も漢字も初見だと面白味あるけど、途中でスキップできないから一旦やりはじめると、かったるいんだよね。

(そろばんはじける人なら算数は楽勝だろうけど、計算機使った方が何気に楽なんだよね)

話を変えて。

メニュー設定からはメッセージスピードに加え、村での移動速度(移動術のひえんの速度まで調節できるところは親切)も変更可能です。

フィールドや洞窟での移動速度は並程度なものの、それぞれの項目を一番速い設定にするとかなりの快適さが味わえます。

また敵とのエンカウントを抑える、オニよけの術なども完備されており、余計な戦闘もスイスイ避けることが出来ます。

調べによれば、鬼よけはエンカウント率を下げるのではなく、一度こらしめた鬼と遭遇しなくなる効果の術だったようです。

唱えたのに天邪鬼や福の神など特殊な敵のみと遭遇する理由は、彼らが※通常では倒すことのできない相手だから……ということでした(以前から彼らとだけエンカウントするのはなぜだろうと思っていたので、スッキリしました)。

※大黒様に無敵にしてもらってから遭遇すれば、こらしめることは可能。ただし一旦こらしめてしまうと、今後鬼よけ状態では遭遇しなくなるので、彼らと楽に出会いたい場合はやらない方が無難。

ただし、歴史部屋のこらしめた鬼の欄に名前を追加させるのが目的であるなら、唯一?の手段となる。

ウィンドウの出現や切り替えスピードが少々遅めに感じることもありますが、プレイに影響するほどではありません。(短気な方は若干ストレスになるかもという程度)

ここでちょっとオマケの小ネタ。

戦闘中、スタートボタンを押すと開くステータスメニューで、さらにセレクトを押すことで出現する隠しメニューの項目から戦闘メッセージの短縮が可能になっています。

項目を「少ない」の設定にすると、戦闘メッセージの一部が省略されるため、時短効果が見込めます。

せっかちなプレイヤーにはありがたい機能になっていると思われます。

――さらに話を変えて。

全体通して難度はそこまで高くありません。

キツめなスポットはいくつかあるものの、装備の新調、レベリングといったRPGの基本さえしっかりと行っていけば、やや手ごたえを感じるくらいの絶妙加減に収まっています。

とはいえ、チート染みた性能を持つ仲間(それら仲間についての話は後述)の運用や、本レビュー最初のネタバレ注意前のところでコチョンがいったように、性能良しな道具を活用するなどで難度はグッと下がることに。

楽に進めたい場合、攻略情報を参考に進めるのが無難ですが、初見時は情報を一切見ずにプレイする方が、それこそ丁度いい手ごたえを得られると思っています。

もっともここはネタバレレビューな上、後から攻略情報にふれたプレイメモの項も用意してあるため、今さらそういうことをいってもおこがましいワケですが……。(何なら上記の項だけでも飛ばしてもらってかまいません)

バトル中の天候

天気の要素があるのは斬新だったな。

タクティカルウェザーバトルってのが正式名称ね。

桃太郎たちには得意不得意な天気があってさ、戦闘開始時にランダムで決まる天気次第で色んな効果が発現するんだよね。

キミのいうとおり、昔のゲームにしては新鮮なシステムだったよね。

同時期に発売されたロマサガ2にも、地形システムってのがあるけど、それとはまたちがったものになってるしね。

晴れや雨のほか、雷に雪、時化など複数の天気が用意されていたが、実に現実に即しているな。

(今カエデがほとんどの天気いっちゃったけど、足りないのは日照りと日本晴れだけだね)

そのキャラが得意な天気だと攻撃力が増えたり、毎ターンちょっとづつ回復したり、技の消費量も減ったりとか良いことづくめなんだけど……

なんだけど?

苦手な天気だと、今度はデバフ効果に変わっちゃうんだ。

こっちだと守備力が減ったり、体力減ったりとかね。

日照りで金太郎どのや浦島どのがへばったりするのは、そのせいだったのか。

細かい効果までは私も知らなんだ。

だが、そこまでの効果をおよぼすなら攻略にも割と重要じゃないか?

いや、あんまり天気にこだわることないと思うよ。

だってこれフィールドバトル限定だし。

ボスとか強いザコとかはたいがいダンジョンで出てくるからね。

屋内は天気関係ないから、攻略のカギをにぎるほどのもんじゃないってこと。

ウリのシステムなのに身もフタもないな。

フィールドでバトル突入して、連れてるメンバーとの相性が良い天気だったらラッキー、じゃなかったらアンラッキーくらいに思っとけば良いよ。

たまに敵の使う術と天気がマッチしてて、こっちがピンチになることもあるけどね。

そんくらいだよ。

そういえば術と天気の相性もあったな。

うん、たとえば日照りだと炎系の術が強くなって、波系の術は弱くなるんだ。

雷雨だと当然雷系が強くなる代わりに炎系が弱くなるね。

これは敵味方どっちも影響を受けるから、天気1つとっても、それぞれにメリットデメリットがあるってこと。

たとえば日照りの時に炎系最強の火走りを敵が使ってきたら、パーティー壊滅必至だよね。

……やはり侮れないんじゃないか?

さっきもいったけど、フィールド限定だからねコレは。洞窟内でも天気が影響するなら、さすがに気にした方が良いだろうけどさ(それってどういうことなのかよくわかんないけど)。

あ、それと敵の中には天気の力で能力が変わるやつがいるんだよ。

たとえば※カエル系の敵は自分で雨ごいして、天気を雨に変えて強くなっちゃったりとかね。

※しかもカエルは最初のエリアから出てくるので、1段の時にいきなりコレをやられて、あぼーんしちゃったりします。筆者がまさしくそうでした。

※書き忘れていましたが、カエルに限らず今作のほとんどの鬼(敵)は一体ごとに何かしらの特技や能力を持っているという話。

通常遭遇する鬼はすべてこらしめましたが、プレーンで無個性な鬼は記憶の上でも確かにほぼ居なかったように思われます。(筆者の記憶では赤鬼と火象くらいしか思い当たらず)

あらゆる相手に特性を持たせたあたりに、プレイヤーの戦い方を一辺倒にさせない抜かりのなさが感じられます。

敵の個性まで反映されているあたりは、やはり面白いシステムだと思えるが。

それでも敵に天気が関係するのってほぼ術だけで、強さまで変わるカエルのようなヤツはそこまで多くないんだけどね。

晴れの石や雨呼びの石などの天気石(勝手に命名)を戦闘中に使うことで、その名前の天気へと変更することも出来る。

石は中盤に行けるからくり村で各種購入できるほか、人気度が80越えたら利用できる各茶店の掘り出し物や、ダンジョンのつづらなどいたるところで入手可能。

なお自在天の石のみすべての天気石の効果を持つが、ランダム効果なため、特定の天気に変更したい場合は素直にほかの石を使った方が良い。

しかし……

ボクは新桃何回もやってるけど、天気石一回も買ったことないし、道々手に入るやつもあんまし使った記憶がないなあ(売るか捨てるかしてたかな)。

それ使うくらいなら普通に戦った方が早いし。

天気を変えなきゃないくらい強い敵も居ないし。

……趣向もなにもあったものじゃないな。

補足だけど、晴れだけは特に何にも起こらないプレーンな天気になってるんだ。

だから有利不利は敵味方お互いなしってことだね。

仲間が結構しゃべる

ほかのゲームでもあるけど、仲間キャラってそれこそ仲間になった時点から「一気に無口」な感じになるやつってあるじゃん。

イベントでもなんにもしゃべんなかったりとかさ。

ああいうのってなんか味気ないよね。

容量の都合というやつでは?

意外とメタなこというね。

そういうのもあるだろうけど……あ、話が変わっちゃってるね。

新桃だとイベントやバトルで仲間が結構しゃべるじゃない

セリフ量も豊富だったし。

これヴァリアブル・メッセージっていうシステム名なんだよね、今作だと。

にぎやかで良いことだったが。

物語への没入感が増したしな。

当時のメガ程度の容量で、よくここまでのセリフ量を用意したなって思うよ。

(テキストデータならそこまで容量喰わないかもしれないけどさ)

夜叉姫君は実際の出番もふくめ、セリフの数も特に多いような気がするが。

なお、物語大詰めに控えるバサラ王との戦いは夜叉姫に限らず、主要の仲間ほとんどに数パターンのセリフが用意されたハイライトになっている。

また夜叉姫が居る状態の戦闘最初の方ではバサラ・夜叉姫間で攻撃を行わない状態となる。(道をたがえても父と娘の確かな情が感じられる演出。しかしバサラが本気になった後は双方覚悟を決めたのか、互いに攻撃可能となる)

一方でその後に控えるカルラ戦ではヤツがしゃべるのみで、桃太郎サイドのセリフは一切なし。

ラストバトルなのにここでは省いたんだなというちょっとした残念さはある。(極まった悪っぷりに最早言葉は不要――という風にとらえているが)

鬼族の姫っていう立場もそうだけど、まあヒロイン格だからね(大体女子って彼女と雪だるましか居ないし)。

優遇されてて当然だろうさ。

仲間としてはあんま強くないけどね……

敵として出てきた時はやたら強かったが。

それはいわない約束。

仲間入りの時には鬼族の強さを捨てて、ちょっぴりか弱い女の子になったってことで。

そこまで弱くなったワケでもないだろう。

夜叉姫に限らず、仲間キャラはみんな一段(レベル1)で加入する。

なお氷の塔のボスとして登場する夜叉姫との戦闘は、ゲーム中1・2を争う難度。(体感的にサルカニ村の風神雷神戦と並ぶ)


彼女が仲間になった際の「生まれ変わったつもりで一段からやりなおすわ!」発言には、仕様上であっても「そのままでいいったら!」と思わずにはいられなかった。

せめて彼女特有の術・流れ星の術が、桃太郎の鹿角と同じ防御力無視だったら、まだ打撃要員として使い出があったかもしれないが。(ほかに有益な術がばいりきくらいしかないというのも……)

それこそ彼女のキャラ性でもある「愛」をもって育てるほかないだろう。(数少ない女性の仲間ということもあって、常にパーティーインさせているプレイヤーも多いとか)

上の話聞いてて思ったけどさ。

夜叉姫ってボスん時に本気になって能力倍加させるじゃん。

あれ術として使えたら良かったのにね。

それ、逆に強力過ぎるから制約設けた方が良いんじゃないか?

戦闘中一回のみ、効果もわずかな間だけとか。

あーソレ良いかもね。

……ま、実際に使えたらの話だけど。

広大さを感じられるフィールド

思い付いたからいうんだけどさ、あれが近いよね。

天地創造。

あ、一応今作の「コレ」にもシステム名が付いててさ。

その名もベベルビュウ・マップ

べべる……あんだって?

いや……それより、唐突に別なゲームの話をするんだな。

いやごめん。

一応発売時期は新桃の方が先なんだけど、似てるなって。

フィールドの奥行きが広大な大地を歩いてるって感じでさ(たまたま似かよっただけで、かかわりはないと思うけど)

仲間はゾロゾロ、個性的にウロウロ

連れている仲間やお供たちがズラッと並ぶのは壮観だが、やたら世話しなく動きまわるな。

あれはなんだったのだろうか。

それがアクティブ・ウォーキングってやつさ!

ドラクエタイプのロープレって、仲間たちがみーんな軒並み主人公のあとを、キレイに隊列組んでくっついていくじゃん!

それに一石を投じたシステムだよね。

それにも名がちゃんとついているのだな。

しかも仲間ごとに動きも個性的だよね。

特に面白いのは天邪鬼とかはらだしの動きね。

天邪鬼はキャラまんまって感じで進行方向と逆に歩くし、はらだしは「一体どうなってんの」って感じのブルブルな歩き方だし。

実際の映像がないから、言葉で伝わりづらいのが残念なところだが。

絶好調は有利だが……

歩いてるといきなりキャラの上に星が出てきて、戦闘中やたら強くなるだろう?

「絶好調になった!」というやつだったな。

そ、キャラごとに発生確率の差があるんだけど、能力がアップしたり、会心が出やすくなったり、敵の攻撃を受け止めたりとか、色んなメリットがあるんだよね。

ボス戦だと効果にいくらか制限かかっちゃうけど、それでも十分なくらいの強化がされるってね。

テクの一つだけど、絶好調状態になるまでボス手前で歩いて粘るって方法もあるくらいだし。

まあ狙ってなれるようなものじゃないから、さっさと先に進んだ方が良いけど。

発生したらそれこそラッキーってことで。

やっぱり人気者が良い

行く先々のボス鬼をこらしめることで、桃太郎どのの人気も上がっていくな。

そのまんまだけど、人気度システムね。

一定値まで上がると、宿屋の料金や茶店の品物が安くなったり、掘り出し物が買えるようになったりとかね。

※なお人気度90を越えると、神々の里で福の神が仲間になるほか、仙人たちの住む神仙郷へ入ることも許される。

最高値の100になると、かなり良い道具が手に入ったと記憶しているが。

一回きりで崑崙の玉(こんろんのたま)が手に入るね(新桃には難しい漢字の敵やれ、道具やれがワリと出てくるけど、これもその一つなんだよね)。

玉の効果は後からプレイメモのとこにも書いてるから省略するよ。

とにかく人気度を上げると良いことづくめってことね。

上げるのには色々な手段があるけど、普通に進めてもイベントクリア時に上がってくから、そこまで気にしすぎなくても良いんだけどね。

仙人の修行を一発でこなしても上がるしな。

人気の仙豆使ってドーピングしてもね!

本来はそういう風に上げるものではないと思うが……。

反対に下がればどうなるんだ?

私は上げたパターンのしか知らないしな。

確か仲間が倒されるほか、※戦いから逃げることでも低下したと思うが。

※確率による。また、人気度が下がる(下げる)手段は上げる時同様に複数存在する。

検証目的などで意図的に下げたい場合、微笑みの大地にある怨みの洞窟を利用する手もあるが、希望の都で女湯を拝見するのが一番てっとりばやい(尋常じゃないくらい下がります⦅16も低下!⦆方法は、後ほどのプレイメモにて)。

んとね、確か30未満になると、お供がいうことをきかなくなったり、茶店の商品の値段、それと宿屋と医者の利用料金が高くなっちゃうんだよね。

実際に経験するとなかなか凹むよ(一緒に旅してきただけあって、お供のメッセージとかグサッとくるんだよね)。

世を救う桃太郎が評判を落としちゃダメってことさ。

さもありなんだが、桃太郎どのも大変だな。

まだ少年の身の上なのに、鬼退治の使命を帯びたせいで人々の規範となる行動を常に余儀なくされるとは。

(6歳の時に羅生門の鬼やえんまをこらしめてるってだけで、もう普通の少年ではないよね)

ああいうキャラが闇落ちすると怖いんだよね。

カルラ以上の大極悪人になったりして。

ゾッとする話だが、あくまで今作では「強く清く正しく」を心掛けていれば、攻略上も問題ないということだな。

城持ちになれる

まさか城を作ってもらえるとは思わなかったな。

あしゅら、こらしめたあとね!

おもに仲間待機所って感じだけど、屋上ありの4階建てなうえ、最初からエレベーター付き、宿付き、といちや付き。

さらに希望の都でお金払って機能拡張させると、お医者さんと茶店までくるし、屋上にひのき風呂までつくってもらえるんだもんな。

ブルジョワ~!

後に行けるからくり村では、さらに海空両用(潜水と飛行)の改造をほどこしたり、大砲までがつけられるものな。

ここまで出来るとまるで移動要塞のようだ。

城は奈落の洞窟に行くためにも必要だし、ストーリー上でも大事な拠点だね!

だな。

ところで、想像の話になるんだが、物語のあとあの城はどうなるのだろうな?

心優しい桃太郎どののこと、自分やおじいさんどの、おばあさんどののみが住むためには使わないと思うんだが。

やっぱ、残された人や鬼たちのために開放するんじゃないかな?

屋上に温泉もあることだし(作ってればだけど)この際、屋台なんかも入れちゃって、憩いの城型総合リゾートなんて感じにするのもアリかもね!

それはいいな!

大地がよみがえったとはいえ、あの様子では村々や都の復興にも時がかかりそうだし、そんな中で心身ともにやすらげる場所というのは貴重になりそうだ。

きっと人々にとって中心的でにぎやかな施設になるだろうな。

んで、ある程度復興が軌道にのったら、有料化してリゾート収入とってガッポガポ!

ボクが桃太郎ならそうするなー。

……はじめは良いこと言うと思ったが、撤回するぞ。

(人気度最悪の桃太郎だな)

プレイメモ(裏技情報も含む)

筆者どのがプレイ中に書き留めておいた雑多な情報だな。

ほかのレビューと同様に、相変わらずズラーっと書かれていて見づらいだろうが、勘弁してほしい。

ボクはやったからわかるけど、裏技とか隠し要素の話も結構多いね。

普通攻略サイトでやることだと思うけど……ここじゃレビューのクセに脱線して、こういう話にまで踏み込むなんてザラだから今更だね。

これからプレイする人の参考になったり、プレイ済みの人でも「ああーそんなんだったな」的に話を懐かしんでくれたりすれば良いんだけど。

○所持金のマックスは65535両

といちやに預けられる最大両は65000。

いずれにしても後半でのレベル上げや、不必要なものを売るなどを行えば割とすぐにカンストする。

装備が整いきった後半ほど両はあまりがちになるため(現実でもこうなら良いのに)恒河沙(こうがしゃ)の玉、打ち出の小づちといった最高級アイテムへの投資は惜しみなく行っておきたい。(特にラスダンの地獄ではボスはおろか、ザコの強さがもはやザコとは呼べないほど尋常ではなくなるため)

ここで蛇足。

先ほどの65535という数字は、コンピューターの世界でいう16bit(2バイト)で表現できる最大の数値で、要するにそのゲームでは0~65535までの値データを扱えるということ。

ほかのタイトルでも所持金や能力値といった最大値が同じなら、そちらでの数値管理もこの16bitをベースにしている可能性が高い。

○仲間は総勢18人(とお供3匹)

以下列挙。

必ず仲間になる→金太郎・浦島・夜叉姫・銀次・あしゅら・雷神・風神・えんま・はらだし・でか太郎・寝太郎・イヌ・サル・キジ(お供三匹はNPC扱い)

条件付きで仲間になる→ましら・黒河童・雪だるま・といちや・貧乏神・福の神・天邪鬼

○条件付き仲間の加入方法(ましら・黒河童・雪だるま三名の加入条件は後述しているので省略)

・といちや→どこのといちやでも良いので3万1両以上預けると銭目的で仲間入りする。(ただし3万両と引き換え)

ただの商人なわりに攻撃力と速さがピカイチ(以外の能力はショボンだが)で、さらに一部を除いたほとんどの術を使えることも特徴的。

しかし

それらの術&攻撃&かばう行動に対してもれなく両を要求してくる銭ゲバ。とんでもない奴でもある。(元々儲けるために仲間入りしたのだからある意味納得だが)

特に術それぞれにはお品書きのごとく必要両が設定され、きんたんを使わせるだけでも900両。一部の最強術や回復術にもなると1万両弱~2万両近くもの金額を取られる。

さらに後述するまるだしの術だと所持金の最大値65535両を取られる羽目になる。

読んで分かる通り、コイツを連れていたら路銀がいくらあっても足りないことになるため、たいがいのプレイヤーなら仲間にするのみで留まるはず。

……もしくプレイ済みであれば仲間にすらしないかもしれない。

・貧乏神→希望の都北にある※神々の里内に居る貧乏神の1人に話かけるだけ。

※入るには解放後の微笑みの村で行商が売っている神のみぞ汁が必要(神のみぞ知る……ダジャレかよ)。

各能力も貧乏(低いという意味)で、固有術のねこそぎとぶんどり(それぞれ小波大波クラスのダメージを敵全体に与え、その分の両も奪う)も大して使えるわけではない。

攻略上の運用は期待できず、お好みでどうぞといったところ。

――見た目も能力も哀れな存在だが、実はそんな彼には今作きっての大きな秘密が。

それについては後ほど……(ただしあまり期待は持たないことをおススメします)

オマケの小ネタ。

加入時に名前(自分の)を決めてほしいといわれるが、この時「えのん・えのっぴ・えのもと」いずれかの名前を付け、その後貧乏神を連れてフィールドを歩くと所持金が……。

デメリットにしかならないためおススメはしかねる(試す場合はセーブデータを写してそちらの方で行うこと)

・福の神→場所は貧乏神と同じ。こちらも里内の福の神の1人に人気度90以上の時に話しかけるだけで加入。

ただし各能力は貧乏神とどっこいどっこいなうえ、術すらまったく覚えないというある意味彼以上に不遇なキャラ。

一応ご利益の化身らしく?絶好調時に敵が落とすお金が増加する特性を秘めてはいるものの、わざわざこのためだけに福の神を連れて歩く必要もない。

一応フォローのつもりだが、福の神(と雪だるま)は仲間中トップで絶好調に※なりやすいキャラになっている。(この恩恵をふまえた能力値の低さなのかもしれない)

※福の神&雪だるまは1/128。単純に1歩ごとに1/128の確率抽選が行われているということだろうか。他のキャラ(一部)の場合は、次点ではらだしの1/256。金太郎やあしゅらが1/512。桃太郎は1/1024になっている。

・天邪鬼→以下同文。おまんじゅう・きびだんご・さつまいも・※焼き芋・万能丹・毒消しを全て所持した状態で話しかけ会話を進めると加入(加入はこれらのアイテムすべてと引き換え。どれか一つでも欠けていた場合、旅立ちの村まで飛ばされてしまう……非常に腹が立つ)。

※旅立ちの村などに居るたき火を焚く子供にサツマイモを渡すと確率で入手(たまに焦げて失敗する)

また注意点として最後の毒消しのくだりでこちらが奇効丸・金創膏・強力丹を持っていた場合、これも取られてしまう(ほかにも取られる道具はあるかもしれないが、筆者が確認したのはこの3つのみ)。

特に強力丹は入手方法が限られるうえ、非常に有用な消耗品なので、天邪鬼に取られないよう事前にといちやor城待機の仲間に預けておくこと。

加入の手間がかかるため、さぞかし……といった期待は虚しく、能力・成長性は仲間中最悪レベル。

前の2人どころではないダメっぷり。

一方、攻撃コマンドが彼特有の選択式(全4種、段ごとに解禁)になっており、各行動にはメリットデメリットを織り交ぜた多様さがある。

いつもの戦闘に不安定なエッセンスを加えたいなら彼(雪だるまでも可)がうってつけ。

むしろプレイヤーの「飽き」を解消させることに対しては最強の存在ともいえる……かもしれない。(かくいう筆者も度々天邪鬼を使っていた)

〇桃太郎が倒れた時点で全滅扱い

しかも容赦なくタイトルメニューに戻される。

あげく桃太郎はメンバーから外せないため、彼の残体力に気を配ることは必須。

また常に先頭に配置されるため、攻撃も被弾しやすい。

路銀が心もとない時に桃太郎の兵具を購入する時は防具を優先させたい。

自動復活効果を持つ根性の玉を最低でも一個、彼に常備させるのも上策。

〇人気度の簡単な上げ方(ただし時間はそれなりにかかる)

道徳的な選択肢を選ぶほか、ボス鬼を退治した時にも上がる人気度(初期値は50。最低0~最大100)は、旅立ちの村の池を調べることで稀に出現するコイによって上げることも可能。

それを利用することで、最序盤のうちに100まで到達させられる。

しかし池の仕様上、調べても大半カエル(出現しても何も起こらない)が出てくる上、コイが出現しても1づつしか上がらない(コイの出現率は1/16)。

したがって人気度を50から100にするには、ある程度の時間粘る必要がある。

持っていれば連射パッドを使うのが楽。(やや記憶薄だが、筆者が行った時は連射パッドなしのYボタン⦅ワンタッチで調べるを行える便利ボタン⦆のみでも1時間半ほどで50から100に出来た気がする)

人気度をはじめて100にすると、ご褒美として※崑崙の玉が一度限りで手に入るが、もし旅立ちの村で手に入れたらキープせず、即座に売って路銀にした方が良い(22500両で売れるため、しばらくはお金に困らない)。

※読み方は「こんろんのたま」所持キャラが倒れると、体力と技がマックス状態で即時復活する一品。

小ネタ的に人気度を上げる方法はこの方法以外にもあるが(民家の消えている囲炉裏にアイテムの炭を使って火を起こすなど)このコイを狙う方法が一番手軽に人気度を上げる手段となる。

〇レア刀・四神の刀(玄武・白虎・朱雀・青龍の刀)は各一本限定。もし売ってしまうと……。

兵具屋で買い物をする際は非常に便利な下取り(差額を払っておニューを買えるほか、装備までしてくれる)だが、この仕様が災いして四神の刀を売ってしまう事故は新桃あるある?かもしれない。

あやまって手放してしまうと以降、何をどうしようと再入手不可。

なお筆者は下取りで朱雀の刀を売ってしまった経験あり。(寝ぼけ眼でゲームをやるとこういうことになる)

保険をかけるなら事前に外しておいた方が安全。

なお朱雀の刀以外は各所の地面に埋まっているが、テキストでは伝わりづらい位置にあるため、今のところはほかの攻略情報を参考にされたし。(都合にて白虎の刀の入手場所のみ後ほど記載)

○鬼の爪痕に隠された珍品・ぶんぶく茶釜

鬼の爪痕の出口付近に居る双子地蔵の右下隅(橋から斜め右上の花畑マス。縦に2つ並ぶ岩の、下の方の岩横)を調べれば入手出来る。

↑の文を見ても場所が分からなければ、双子地蔵のところでイヌにここほれ(頭の良さ30で覚える)を使わせれば確実。

2万両で売れるいわゆる金策用アイテム。

ゲーム中入手ヒントを聞ける場所があったと思うが失念。

一つしか存在しないレアアイテムなので、現品を残し※ものふやしの玉で増やして片方を売るようにするのもおススメ。

※1つのアイテムを2つに増やす効果を持つ。スズメのお宿6・つづら屋の景品の一つ。

〇システムの抜け穴上でも最強のえんま。

えんまはさすがに前作のラスボスだったこともあってか、各最強術のほか回復補助までこなす使い手で攻防能力も申し分なし。(反面、術値と素早さの低さに加え、段が上がりづらいところがややネック)

しかも仲間でただ一人、戦闘での2回行動が可能という特性を持つ(2回コマンド選択が出来る)。

それだけでも能力のネック部分を補って余りある強キャラなのはいうまでもない。

だが、ここにちょっとしたシステムの抜け穴があり、えんまの1回目のコマンドを決定した後、スタートでメニューを開き、閉じることでさらに2回分のコマンド選択が可能になる。

つまり。

「コマンド1回目決定→スタートメニュー開閉→またコマンド決定→再度スタートメニュー開閉」の行程を繰り返すことで、最大99回まで行動させられるという狂ったことに。

つまり彼を仲間にした時点でゲームバランスが崩れるといっても過言ではない。

見ての通り強烈すぎる裏技?で、やりすぎると面白味ゼロになるため、通常で行う場合は数回程度に留める方が無難。

余談だが、バサラ王戦後の最終局面、城で待機中の彼から聞けるセリフは自らの感情よりも仲間への配慮を優先したものとなっている。

えんま「――ほかの者にしてやってくれ!(カルラにびびってるとかそういうのではないぞ)」

さすがは元ラスボス……というより、桃太郎から学んだ勇気と愛をさらに昇華させた人格にすら思えてくる。

カッコいいぜ、えんま。

〇ましらのみが可能な行動。

※希望の都のあしゅら戦後に加入する鬼族界のジャイ○ン、ましら。

※加入可能期間が限られる仲間キャラ。条件は希望の都でのあしゅら戦前に微笑みの村でましらをこらしめておくだけ。万一先にあしゅらをこらしめてしまうと、その後、村に戻ってましらをこらしめても仲間になってくれないので注意!

彼は通常攻撃の代わりにピアノ鍵盤のキーを使った特殊な行動を行える、非常にユニークな仲間となっている(3つの鍵盤キーの組み合わせで発動する)。

その種類は多様で、中にはチート級の効果を持つものも存在。

鍵盤の組み合わせを知らないままだと彼の特性を全く生かせないため、下に特筆すべき3つの行動をメモしておいた。

ミ→シ→ラ(数ターンのあいだ、味方キャラの行動後に攻撃力が上がる、いわば自動全体ばいりきの術。技消費もないため使い勝手も良過ぎる)

シ♭→ド→シ(数ターンのあいだ、ましらがメンバー中一番攻撃力の高いキャラの攻撃力と同じ数値になる。桃太郎・金太郎が選ばれる有力候補)

ファ→ラ→ラ♭(メンバーと同じ行動をとる⦅選ばれるキャラはランダム⦆。運が良ければ桃太郎とのダブル鹿角という強力コンビネーションが可能。シ♭→ド→シの効果を先に発動させることで、さらに凶悪なことに)

〇大黒様の加護による最強のレベル上げ法。

微笑みの大地でエンカウントする大黒様に無敵にしてもらったあと、鳳凰やひえんの術で任意の地域に行き、その場から極力歩かず(正確には無敵効果が持続する15歩目までOK)※鬼の笛(無限に使用できる敵寄せアイテム)を使うことで、セミオート稼ぎが可能。

※非売品だが、銀次の特技・盗むで獄卒、オオカミから入手可能。海で釣りざおを使って入手する手段もある(最短入手をしたいなら金太郎の村解放前の足柄山に出現する獄卒がねらい目)。

数歩歩くと無敵効果が消滅してしまう仕様を逆手に取った方法で、戦闘にはいったとたん全敵を一瞬でこらしめることが無限に可能となる大賞級テク。

ただし笛使用のために都度ウィンドウを開く必要があるため、やや手間と時間がかかることが少しネック(笛の旋律もいちいち流れる)。

〇貧乏神を99段まで育てると……。

桃鉄でお馴染み「キングボンビー」に変身するという同メーカーのパロディ要素が存在する。

ただし貧乏神時に覚えた術はすべて忘れる上(元々たいした術を覚えないため別に困らないが)能力もそのまま……なんのための変身?

キャラを極限まで育てたことへのスタッフさんからの有難迷惑サービスといったもので、見た目が変わるほかに、かつて苦手だった雷の天候が今度は得意になるという一応の変化もある……本当にただのオマケなようです。

せめて変身が任意だったら、まだ良かったかもしれない(一旦キングボンビー化すると元の貧乏神にはもう戻れない)

〇中盤の風神の谷では……。

メンバー全員の平均体重を48キロにしないと先へ進めない(関所の門が開かない)という、今作きってのユニーク&ギミックなイベントが待ち受ける。

正解の組み合わせパターンと所感を以下に記載。

ちなみにメンバーの身長および体重はステータス画面で確認できるほか、いずれの組み合わせにも夜叉姫が必須となる。

・桃太郎・金太郎・浦島・夜叉姫

桃太郎伝説のテーマの一つ、勇気・希望・正義・愛をそれぞれ体現したお約束メンバーで、門は開く。

初見での筆者もそうだったが、加入順の関係で、意図せずこの編成になっているプレイヤーも少なくないと推察(何となく風神の谷に入りなおしたら、そのまま門を通過できたのであっけにとられた)。

ただし、その後風神に仲間が飛ばされて一時離脱するイベントについては、それぞれの再加入場所や手間がまるで異なる。

また飛ばされる仲間によっては、今後の難易度を大きく左右しかねないため、注意したいところ。

この組み合わせでいうと、夜叉姫は風神の谷を出てすぐのすずめのお宿でのイベント後に再加入し、金太郎は寝太郎の村で雪だるま化しているのを話かけるだけで復帰する。

しかし、ザコ・ボス戦ともに回復補助役として終始活躍する浦島は、かなり先のダンジョン・やまんばの洞窟で囚われている彼を助けることで、ようやく復帰するため(全メンバー中最遅)この編成で門を開くのはぶっちゃけやめた方が良い。(なんなら浦島がいないだけで、夜叉姫復帰後に待ち受ける風神・雷神戦の難易度が跳ね上がることになる⦅歯ごたえが欲しい場合はチャレンジしてみるのも良いが⦆)

〇桃太郎・金太郎・あしゅら・夜叉姫

浦島離脱を回避するための組み合わせの一つ(何気にあしゅらと浦島は同じ体重⦅46キロ⦆。公式イラストを見るに到底そうは見えない)。

※まほろばの術のおかげで、浦島に次ぐ回復要員として活躍できるあしゅらだが、純粋な回復要員としてはやはり浦島に軍配が挙がるので、このメンバーで門を開くのもあり。

※1~100までのランダム数値で全員を回復させる。要は回復量の安定しない劣化版みなせんたんだが、取得段が早い(8段)のと、消費技の少なさから実はコスパ良な回復術。かりそめの術で出現させた分身と一緒に使うとさらに役立つ。またあしゅら自身の素早さも高いため、ターンのはじめの方で使えるという安定さも加わる。

また、あしゅらは加入時期の関係で浦島よりも育成時期が遅いぶん、離脱してもあまり影響もない……はず(プレイヤーによっては、時点で浦島よりも段を上げている可能性もあるが)。

なお飛ばされた場合、浦島ほど遅い再加入ではないものの、こちらもやや先のダンジョン・鬼の牢獄内にとらえられているのを助ける必要がある。

再加入には金太郎が必要。

〇桃太郎・夜叉姫・ましら

浦島・あしゅら両名の離脱を回避できる、おススメの開門メンバー。

ましらは金太郎の村の神社階段下あたりで、踊りながら悦に入っているところを話しかけるだけで復帰するため、手間も少ない。

時短および先々の攻略難度を下げたいなら、むしろこの組み合わせ一択。

〇桃太郎・夜叉姫・貧乏神・雪だるま

かなり変則的な組み合わせだが、前述よりも一人分余計に仲間回収の手間が増えるだけなので、あまりおススメできない。

一応、飛ばされ先まで書くと、貧乏神は希望の都のといちやに、雪だるまは旅立ちの村の池でぷかーしている。(両名とも話かけるだけで〇)

いやそんなことよりも……。

神々の里に居るのを話しかけるだけで仲間になる貧乏神はともかく、雪だるまは希望の都で売られている「風鈴」を所持し、かつ唯一彼女が出現する雪国でランダムエンカするというかなり裏技的な加入条件のため、仲間入りさせるまでがそもそも手間。

つまり普通に進めていれば、この組み合わせにすること自体がほぼ起きえないだろう。

今更だが、イヌ・サル・キジも桃太郎たちと同様に飛ばされてしまうものの、直後の雷神の洞窟でのボス戦時に全員復帰するため、お供について特段の心配は無用。

〇黒河童について

鬼の爪痕で出現する黒河童は、キュウリを盗ませてから倒すと確率で仲間になる。

なお性能は雪だるま・天邪鬼と似た仕様で、通常攻撃の際に特殊行動が発動することがあり、いずれもユニークなものばかりとなっている(この3人は一定の段まで上げることで行動の種類が増えるほか発動率も変化する⦅天邪鬼の行動発動率は全4種の行動それぞれに準拠する⦆)。

ただし博打要素の強い行動ばかりの両名とちがい、わりと有益なものがそろっているのが特徴。

中でも全員の体力を全回復させてくれる「きんそうこうを塗る」や、敵を一撃でこらしめる「尻子玉を抜く」は発動率があまり高くないもののランダム行動の中では随一で有益。

いくつかの術も使用でき、ばいりき・ふにゃらあたりが目ぼしいところだが、敵の攻撃を受けると確率で攻撃力が弱体化する玄人好みのキャラとなっている。

筆者どののちょっとした自慢らしいが、雪だるまどのと黒河童どの双方とも攻略情報を一切みないで仲間にしたようだぞ。

あ、それは素直に誉めていいかも。

説明書にはのってたけど、ちょっとした隠し仲間みたいな感じだったもんね。

ゲーム中ノーヒントだったし、必要アイテムも自力で導き出したってことだからね。

やるじゃん!

いやーそれほどでも……。

といいつつ、これって全くのノーヒントじゃなくて、希望の都の料亭い志ゐで料理⦅寿司⦆を食べた際にその情報が聞けることがあるんですよね。

とりあえず確認したのは雪だるまのだけですが。(何気に説明書にもヒントが載っています)

おや、コチョンどの。

どうやらノーヒントではないようだぞ。

マジで?

あそこの料亭ってそういうのも聞けたんだ……(一回だけ一番高いフグ食ってその後立ち寄ってなかったんだよね)。

それは気付かなんだ。

……まあ、こっちも最初はフグしか食ってなかったんですけどね。

だから気付かなかったという(食事メニューによって攻略ヒントのカテゴリが異なるのもあり)。

ともあれ素でプレイした場合、仲間にする手段が特殊なキャラなのはまちがいなく。

それについては異議なしだね。

後はここ読んでくれてる人の参考になれば良しって感じだけど。

(今となってはいくらでも攻略情報が転がっているし、このサイトではじめて方法が分かるのはむしろ稀じゃないかと思っているが、口には出さずにおいた方が良いな)

〇あの術だけ行方不明。

桃太郎の攻撃術「だだぢぢ」は、なぜかオープニングイベントでしか使えない。

ダイダに吸われてしまう前に、見張りの赤鬼に一度ぶっぱなし、最初で最後のだだぢぢを堪能しておきませう。

それよりなぜにオープニングだけ?

むげん(2だとこの名前)仙人を用意する容量もなかった?

……鹿角があるから別に良いんだけどさ。

ただ桃太郎の攻撃用術が稲妻と2つのみなのはちょっぴり残念というか、寂しい。

〇今作の女湯について

シリーズ恒例の女湯グラフィック(専用の1枚絵表示)が見られる方法と場所だが、今作では2つ用意されている。

その一つ目は希望の都にあり。

都の北東エリアにある階段から土手に降り、左そして下へと道なりに進んでいく(幅1マスの一本道なので迷うことはないはず)。

数えて3つ目の橋の、下2マス目の左側の壁を調べると……。

注意点は先にも書いたが、この行いで人気度が16も低下してしまうことは留意しておきたい。

しかも調べた時点で回避不可(万一偶然発見して、この憂き目?にあったプレイヤーがいたとしたら、相当腰が抜けたことと思われる)。

意図的に見たい場合、セーブデータを複製してそちらで行うようにするとよい。

※ちなみに同じ橋から上に2マス進んだ地面を調べると、四神の刀の一つ「白虎の刀」が埋まっている。攻撃力は中堅クラスだが、使用者にばいりきがかかる特殊効果を持つため、攻略に大変有益な武器となっている(事実上誰でもばいりきが使えるようになる)。

もう1つの女湯は、はらだしが41段で覚える「まるだし」を使うだけでOK。

その効果は彼が唐突に温泉旅行へと出かけるというものだが……つまりそういうことである。

※何気に当のはらだしは、ましらと並ぶ今作きっての特殊キャラ。体力と守備力以外は貧弱なうえ、段の上がり方にもクセがあり、なぜか彼だけ5段づついっぺんに上昇する(ホントになぜ?)。

一方で覚える術は特有なものばかり(尻出しともろだしの2つはめちゃ有益)で、何よりも本人が敵からの通常攻撃を全てシャットアウトするため、女湯のためのみならず通常運用する仲間としても十二分に活躍が見込める。

たとえば桃太郎とはらだしのみのメンバー構成にして、桃太郎をひたすらはらだしにかばわせると相手からの物理攻撃一切は……

○橋の特殊仕様

フィールド上の橋ではかなりの確率で敵と遭遇する。

調べによると橋のマスはエンカウント率80%の設定になっているらしい(いずれの橋も一マスしかないためやや気付きづらい話である)。

当方でエンカ具合を試行してみたところ、80%もの高さとはいえないながら、平原や森のマスより高めなことは確かだった(橋の上通過を10回×5セット試したところ、1セットあたり3~4回のエンカが発生した)。

平地を歩きまわるよりは敵と遭遇しやすいため、そのエリアで経験値稼ぎをする場合は充分役立つと思われる。

○クイズゲームで稼ぎプレイ

金太郎の村および希望の都の出店では、4種のミニゲーム(福笑い・的当て・ポコポコじゃんけん・クイズ。各参加料100両)を遊ぶことができる。

その中のクイズで100点を取るともらえる「びっくり玉」は525両で売れる代物で、何度でも入手可。

なおこのクイズ(現実のクイズと異なり、桃伝シリーズに関する問題のみ。三択式)の出題数はそこまで豊富ではなく、ある程度遊べば問題パターンと答えを暗記してしまえるレベルとなっている。

――つまり。

カンの良い者はここで気付くだろうが、525両から参加料の100両を差し引いても、425両の儲けが出るな。

クイズも慣れれば至極カンタンと……。

大丈夫なのかコレ?

大丈夫だよ、仕様だし。

もしやるんだったら、金太郎の村の屋台が解禁された時点でやっておいた方が良いね。

希望の都まで進んじゃったら、そのあたりの敵連中もまあまあ両落とすし、心(経験値)も稼げるから、そこまできてやる必要もないよ。

ちなみに80点でもらえる山嵐の玉(売価375両)でも充分お釣りがくるが、どうせやるならびっくり玉の方が良い。

ただ後半になるほど425両という儲けも段々微々たるものになってくる(クイズに費やす時間と売る手間を考えれば、後半は普通に戦った方が心も得られて良い)。

したがって、この金策テクはコチョンのいうとおり、金太郎の村~希望の都までがテクを活かすちょうど良い時期かもしれない(有益手段なのはまちがいないので、別にいつやっても構わないが)。

○無限鹿角&流れ星

桃太郎、夜叉姫の技値を863~865にすると、鹿角と流れ星の消費がゼロになる。

これはプログラムのオーバーフロー現象というものを逆手に取った面白い裏技となっている(ファミコン版ドラクエ4で少額のGからカジノコインを大量入手できる裏技もこの原理なよう)。

問題はどうやってそこまで技値を上げるかだが、これに関しては、希望の都で販売している超絶効果な和菓子「虎信(たった2000両の売価で技を全回復させる上、最大値も2ポイント上昇)」を使うのがもっとも有力な手段となる。

――と、あっさりいってはみたものの。

苦労して2人を99段にしても、実は両名とも最終技値は400にすら届かない。

つまり99段であっても後500弱ほど値を上昇させる必要がある。

先の虎信で補うことを前提にしても、500(必要技値の基準として)÷2(虎信による上昇値2)で、約250個と大量購入しなければならない。

つまり1人当たり総コストが500000両ほどかかる上、店でのコツコツ購入、さらに桃太郎ないし夜叉姫にがつがつ食わせるためのウィンドウ開き&コマンド操作の手間をふくめると相当な時間がかかる。

そこまでやりきったとして、その超絶効果は今さらどの敵に向けて使うかが一番気にしなければならないことのように思える。(そもそも今作は40~50段もあればクリアできるため、99段達成もやり込みでしかない)

したがって、この裏技の活用は現実的ではないうえ、実際に現実の時間をすこぶる消費するため、小ネタとして知っておく程度に留めたい。

――ここまで書いて気付いたことだが、一応補足として。

別に99段にしなくとも、虎信の購入は希望の都解放後いつでも可能なため、この裏技の仕込みは実はどの段から行っても問題ない。

どちらにしても朝三暮四といったところだが。

結論。

超絶な効果がありつつも、苦労に見合わない不遇な裏技である。

○地図から消えた村……もとい、ひえんから消えた村への再訪

人間と鬼が力を合わせて作った「新しい村」が、カルラの暴走によって毒の雨の底に沈んでしまったことに心を痛めたプレイヤーはさぞ多いことだろう。(無論、筆者も)

しかし。

一旦滅び、ひえんの項目からも姿を消してしまったこの新しい村へと、ふたたび入ることが出来る裏技があるのをあなたはご存じだろうか?

その手順は以下。

① 城をからくり村で改造して飛行可能な状態にしておく。

② 新しい村があった※座標まで移動し、城を着陸させる。

※鬼の爪痕を抜けた先に居る地蔵の南の方。
森森ココ
  森森山山
↑ココと書かれた場所に城をおろす。

③ 城から外に出て、入り直し、また外に出ると、今度は通常フィールドではなく謎の平地に移動している(この時、村が鬼に支配されている時の暗いBGMが流れており、雰囲気はホラーそのもの)

④ 上下左いずれかに進んで(右には見えない壁があって進めない)外に出た後、ひえん(天女の羽衣でも可?)を使う。

⑤ ひえんの項目内に「新しい村」が再び出現する。

⑥ 選択すると、滅んだ後の村に入れる。

……裏技ってよりバグに近いんだろうけど。

村に入ったらさ、当然誰も居なくなっちゃっててさ。

いやそれより、まるで血の池地獄なんだよね。

村全部がカルラの降らせた赤い毒の雨で沈んじゃってるっていう……しかも桃太郎たちは、なぜかその上を沈まずに普通に歩けるんだけどさ(ダメージも喰らわないし)。

建物も屋根のみが出ていたのが無残さを物語っていたな。

に、してもこういう不可思議な手段で再び行くことができるというのは……

命を奪われた村人たちの怨念が、無念のあまり桃太郎どのを呼んだのかもしれないな。

裏技というものの力を借り、悲痛な思いを伝えるために……。

怖いこといわないでよー!

悪いのってあのク○鳥じゃん!

ボクたち関係ないよー!!

いやだー!足とか引っ張らないでよー!!

(まさか「そこ」にいるつもりになっているのだろうか?)

地図から消えた村ならず、ひえんから消えた村か……

出来るだけ早くカルラを倒して、あそこの鬼や村人の無念を晴らしてやらねばならないだろうな。

2人の言うとおり、そこに村人はもはや存在せず、カルラが降らせた赤い毒の雨で村全域が沈んだようなグラフィックとなっています。

あるものといえば、かつての名残として家や店の屋根部だけがわずかに頭をのぞかせているにすぎません。

また、この場所に行ったからといって何か特別なことが起こるワケでもなく(もし何らかの現象が起きたら、めちゃくちゃ怖かったですが)ただ村の無残な光景を目の当たりにするだけとなります(もちろん普通に村から出ることもできます)。

ちなみに……これまたワケがわからないことですが、神社の屋根のところでポチ(犬のデフォルト名)に「たんさく」をしてもらうと、なぜか神社の縁の下に入ることができます(基本そういう特技なのですが……)。

毒の海に沈んだにも関わらず、縁の下は浸食されていないというややシュールな絵面が見られます。

なお、あのMAPデータはカルラが毒の雨を降らせたシーンで使用されたものだと思われます。

当該シーンでしか使わなかったものの、データ上は存在し、システムの抜け道を通るようなこの裏技によってのみ行く事ができる隠しMAP……そういった感じでしょうか。

――ここからくだらない妄想話を(飛ばしてもらってかまいません)。

この裏技を行える時期的に、風神と雷神の力であの地域の毒の雨はすでに洗い流されています。

にも関わらず、村は雨によって沈んだまま。

ここでプログラムやデータの概念を一切無視して想像するに、あそこは惨劇が起こった状態で時が止まり、本来のゲーム世界から切り離された「異空間の村」なのではと。

そこに裏技という手段を行わせることで、無念とともに死んでいった村人や鬼がプレイヤーを本来存在してはいけないあの場所へと呼び込んだ。

さらに想像を飛躍させるなら。

不遇なイベントにより死ぬことを定められたデータ上の村人や鬼の怨念が、世に行きわたったすべての新桃のROM内部に残り、偶然発見してしまった裏技をキーとして、プレイヤーを自分たちの世界へと引きずりこむ呪いを発動させる……。

……なんて、新桃らしからぬホラーすぎる裏技に、ついそんな妄想まで浮かべてしまいました。

ホラーゲー好きでもある人間の子供じみた妄言というやつです、悪しからず。

○地獄最初のフロア・黒縄地獄の正解ルート

よりにもよってラスダンの最初が一番めんどいという変則パターン。

まちがった縄の上を渡ると中央で燃えてしまい、ダメージ床の溶岩に落とされるギミックありなフロア。

あげく落とされた後は初期地点からのスタートを余儀なくされる。(出現敵もこれまでとは一線を画す強さの連中⦅そのぶん心値は破格の数値⦆ばかりなため合わせ技で厄介)

ちなみにふゆうの術をかけていても問答無用で落とされる始末。

そんなクッ○めんどくさい縄地帯の正解ルート(渡るべき縄)を以下に記載。(筆者の再プレイのためのメモも兼ね)

・下側の左→上(渡った先の上の島へは右の縄からが正解。先のつづらには怒りの金棒)→銀の鬼の上(一本道)→青鬼の下側の左→金の鬼の左(一本道)→下→奥側の左→左(上の縄を渡った先のつづらには万能丹と黄泉のバラ)→階段

ここより深層のエリアはいずれも多少入り組んではいるものの、黒縄地獄ほど手こずることはない。(焦熱地獄では炎が噴いてダメージを喰らう床が点在しているが、面倒くささという意味ではやっぱりこちらの方が上)

――ちょいとした所感だが、地獄のほぼ全域ではかつて桃太郎にこらしめられた鬼がそこらかしこに居り、今度は味方として各階で精鋭の鬼たちと戦ってくれている様子。(羅生門やかね童子も参加している)

筆者はこういうアツい描写にすこぶる弱い。

しかもここにきて金の鬼までが出てくるんだなと。

銀の鬼こそ2度目の登場(雷神の洞窟以来)だが、旧作の鬼(最初と二番目のボス)が両名そろって大一番の場所で味方として再登場するのは、たとえ一言だけの出番だとしてもやっぱりアツい。

お、おめーたちぃいいィ!(感謝の涙)

あ、ちょっと付け足していい?

なにか重要なことでも?

筆者がさっき正解ルート(縄)を書いたけど、そんなバカ正直に綱渡りしなくても、楽に先に進める裏道があんだよね。

ここって。

マジか。

マジ。

最初の階段降りて溶岩地帯の右はじまで進むと、黒い空間(MAPパーツが不自然に途切れた場所)があるんだけど……実は入れるんだよね、そこ。

入れるっていうか壁の中を移動できるって感じなんだけどさ。

そんで地形を無視して回り込めば、階段手前の島まですぐ行けちゃうっていう。

……筆者どのの書いた情報が無に帰してしまったな。

でも途中にあるつづらの中身を回収するために綱渡りの必要はあるんだから、無意味ってワケではないよ。

(そもそもコレって正しい進め方じゃないし)

なるほど、それなら筆者どのも労力をかけて書いた甲斐があるか(多分……)

それにしてもコチョンどの、そんな進み方をよく見付けられたな。

へへーん。

って言いたいトコだけど、そういう情報があってね。

やってみたらマジだった。

でもアレって多分壁(侵入不可)のパーツを開発側が配置し忘れただけなんだと思うよ。

※ここでさらに付け足し。コチョンがいっていた黒い空間に突入し、外側を目指してある程度進むとMAP移動させられ、なぜか鬼ヶ島の外に出てしまいます。

壁パーツ配置のし忘れだとしても、その先にMAP切り替えポイントがあるのはこれまた謎。(ひょっとすると今作のすべてのMAPデータのはじっこには、フィールドや別の場所への移動ポイントが設けられているのかもという推測)

そんな短い期間で……

これさ、恐ろしいのがたった4ヶ月の期間で作られたゲームって話。

のちのち発売されたPS版・桃太郎伝説の攻略本にのってた話らしいんだけどね……

参考 ウィキペディア 新桃太郎伝説https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E4%BC%9D%E8%AA%AC

なぬ!

にもかかわらず、これだけの出来のものが完成させられたのか?

そうらしいよ。

4ヶ月なんてさ、あっという間だよ?

当時の開発現場はさぞかし修羅場だったろうね……

だろうな……

何にせよそういう裏話を聞くと、プレイ時はより感慨深くなるな。

(でも開発中にスタッフ同士でもめた⦅もしもの話だけど⦆とか、凄まじい話を知っちゃったら、純粋な気持ちでゲームを楽しめなくなるってデメリットもあるんだけどね……)

実はこういう裏話って当時の攻略本にもいくらか書いてあったりするんだよ。

その中に「新桃太郎伝説究極本」って通常の攻略本より内容が濃いやつ(裏技情報がのってたり、開発秘話がのってたり……ファンには貴重な本だね)があってね。

実はさ、ボクこの本持ってたんだよね。

持ってた?

ということは今は手元にないと?

そう、もうとっくに売っちゃったんだよね!アハハハ!

まだあったら、もっと「へえ」って思える話も出来たかもだけど、今のところWebで拾った情報(ほかにも本を読んだ人とかの)を参考に言うしかできないよね。

だってボク「ごんた!あられ!」のことしか覚えてないんだから。

…………は?

予想通りのリアクションどうも。

興味がある人は本買ってみてよ(Webで見たらオークションとかでもまだけっこうころがってたし)。

確か開発中の画面のってるとこに「ごんたあられ」って謎メッセージものってるはずだからさ。

まあこんなの確認するのに本買うくらいだったら、いっそソフトも買って実プレイもしてほしいとこだけど。

データが消えやすい(体感)

ゲーム内容とかシステムの話ですらないんだけどさ。

フツーに正しい方法でゲームを終わらせても、セーブデータ消えやすいんだよね、新桃って。

ボクは3度遭遇したよ(ドラクエの冒険の書消えた時みたいに、おっかない音楽とメッセージ流れるのも心臓に悪いんだよね)。

頑張って進めたのに、費やした時間が一瞬で無に帰してしまう瞬間だな。

そのうち一回はもう後半でさ、奈落でえんまを仲間にする手前で消えちゃったから。

しばらくやる気になれなかったもんな。

ほかのRPGに比べて、データの保存箇所がきっと繊細なんだろうね(ソフト自体にセーブするROMゆえんかな)。

単に扱いが雑だったのでは?

どっかにぶつけたり、落としたりとかな。

失礼な!

こう見えて物を大事にするタイプなんだからね、ボクは。

扱いには細心の注意を払ったさ。

……まあ一回だけ床に「カツーン!」って、落としちゃったことは確かなんだけど。

消えたろ?

データ。

いや、なんでか無事だった。

落っことした瞬間「あ、100パーきろく飛んだ……」って思ったけど。

すぐさま確認したら、データ全部(新桃は3つまでセーブ可能ね)無事だったし、普通に再開も出来たし。

ウケるよね。

物理的な衝撃では大丈夫だったのか……謎なところだな。

それもケースバイケースで、たまたま無事なだけだったと思うけど……(取説にも書いてるけど、そもそも衝撃を与えたらダメだからね)。

あと憶測だけど……熱にめっぽう弱いのかもね(これも取説に極端な温度シチュでやらないでって書いてるし)。

10時間とか長時間プレイしてた時があったからか、機械(本体&ソフト)に熱溜まっちゃったのかも……本体もソフト(本体から抜いた後)もさわるとほんわりあったかいこととかあったし。

思い出してみれば、3回のデータ消失もそういう長時間プレイの後に起こったような気がするし。

そうだとしたら、のめり込みすぎるというのも考え物だな。

「適度にプレイヤーも機械も休憩をはさむ」というのが良さそうな気がするが。

かもねえ……。

特に当時のROM機種は気を付けなきゃだね。

当時のFCやSFCなどのROMソフトには、セーブデータをソフト内部に保存する機能が搭載されているものがあり、電源を切っていてもリチウム電池(ボタン電池・CR2032など)で電力をソフトに供給することでセーブデータを保持している(総じてバッテリーバックアップシステムと呼ぶ)。

この方式は、セーブデータをソフト内に保存するタイプのゲームでは主流であり、特にRPGのように「途中再開」が前提となるタイトルでは欠かせなかった。ただし、この電池が切れるとセーブデータは保持できなくなるため、必要に応じて電池交換が求められる場合もあった。

※当時の新品状態であれば電池切れになるのも相当な期間がかかると思われるため(調べでは5年くらいは持つらしい)それまでに充分遊びきれるものだと思うが、時を越えて「久しぶりにやってみよー……あれ?再開しようと思ったのにデータ消えてんぞ!?」となっている場合はたいがいのケースですでに電池切れになっていると思われる。

つまりセーブデータの消失は単なる衝撃や熱の影響以外にも、このボタン電池切れによるものも可能性として考えられる。

かつてはメーカーが電池交換を受け付けていたが、現在ではいずれもサービスを終了しているため、電池交換には次の2つの方法が挙げられる。

1 有償で交換を請け負っている業者に依頼する(ネットで検索可能、費用はぞれぞれ異なる)

2 自分で電池交換を行う(はんだ作業が必要で、工具の用意や一定の技術が求められる)

したがって新桃に限らず、リチウム電池内臓のレトロゲーを今から上記のような手間をかけずにプレイしたいなら、店に「ちゃんと動作するか、電池交換済みか」を問い合わせして、もしされていないor不明な場合は改めて交換済みのものを探すか、もしくはソフトのみ割り切って購入して、ここで上記の「業者に頼むor自分で交換」という風にするのがセオリーになる。

※良心的な中古ショップでは、商品に「電池交換済み」と明記していることもあるため、そうしたショップを街やWebで探すのもあり。

なお今ではSwitchなどに用意されたサブスクでレトロゲームをプレイできるサービスもあるものの(この場合セーブデータ消失の危機は無縁)世にリリースされた全てのタイトルが遊べるわけではなく、ここまでは当時の機種でしか遊べないタイトルでの話となる。

余談だが、筆者が持っているSFCのロマサガ3を久しぶりに稼働させてみたら、3つあるデータがすべて残っていたのを確認(「おおー」と思わず感動してしまった)。

※ソフトは人からもらったもので、以前の持ち主のセーブデータも何気に残っていた。データが一体何年物なのかはもはや想像もつかない(下手すると発売当初から残っているデータの可能性があり、恐らく電池交換もされていない)。

ソフトにより個体差や稼働頻度の影響も充分あるかもしれない(もしかすると後年発売のソフトほど、データが消えづらい様に、電池消費電力などが改良されているのかも)。

バグとはおだやかじゃないな。

とりあえず内容いっちゃうよ。

中盤で行くことになる風神の谷に入って、桃太郎のぬけだしの術使うと、フィールドMAPの建物と重なる位置にワープするんだ。

んで、そのまま風神の谷をスルーして上にいけちゃうんだよね。

映像や画像すらないから分かりづらいが……。

話だけでなんとか分かってちょうだい。

これってさ、谷で本来起こる風神とのバトルどころか、仲間も飛ばされることなく、先に進められるってことなんだけど……要はイベントスルーが出来ちゃうってことね。

開発側から見た場合は、ぬけだしの術のワープ地点を一歩下にずらすだけで回避出来たことなんだけど。

盲点だよね。

あまり聞くべきではないだろうが、そのまま進めるとどうなる?

予想でしかないけど……本来起こるはずのイベントが起きなくなって、下手すればハマる可能性があるかも。

ところによると、直後の夜叉姫イベントで関わる銀次が永久に再加入しなくなっちゃうってのは確定してるみたいだよ(筆者は銀次がお気に入りだから、可哀想な話だよね)。

一応さ、ボクもぬけだしの術を使ったとこまでは検証したんけど……※マジで建物と重なって、一歩上に進むだけでスルー出来るようになってたね。

でもその先に進めるのは怖くて、速攻でひえんの術使って前の地点に戻ったけど。

※なお上から風神の谷に入ると、立ちふさがる風神とカルラの後ろへと回り込めるが、風神に話掛けても無言(メッセージウィンドウすら出ない)なところが、いかにも本来起こしてはいけないヤツ感をかもしている。

……やらずにおくのが、一番良さそうだな。

ま、ね。

正常な進み方にはならないのは確かだし、最悪セーブデータ消えちゃうかもしんないし。

これって初期ロムでしか起きないことなのかも。

あ、ロムの話については総まとめのところに書いてあるからね。

グラフィック ★★★+

たいがいのレトロゲームに対していうけど。

こんくらいで良いんだよ、グラフィックなんて。

むしろドット絵様様で、もう古美術みたいなもんだね。

褒めてるのかソレ?

だが、確かに近年のゲームのような質を求めるのは、無茶というものだからな。

でもね、まったく手放しで「良い!」ってわけじゃないからね。

なんなら「もう少しで良かったのになー」って感じ。

その話は次でね。

敵の色ちがいパターン多し

これも昔のゲームゆえ仕方ないのでは?

うん、だいたいビッグタイトルのドラクエやFFでさえ「色ちがいで能力だけちがう敵」の存在なんて、今もぜんぜんあることだし。

でもこの新桃は、ボクにとってすごーく思い入れのあるタイトルの一つで、内容が良いだけに、ほかの要素のハードルもついつい上げちゃってるんだよね。

なるほど、気持ちは分かる。

ここまでこだわったゲーム性だから、敵のグラフィックもカラーパターンだけちがうヤツが多いことが、やっぱ少し残念だったかな……って思うのが一つ。

しかもこれボスだってそうだからね。やまんばとか蛇骨婆(コイツだけ一応蛇付き)とか奪衣婆あたりもほとんど一緒(おばあちゃん鬼三連)

でもね。

でも?

ただの色ちがいで終わらせるんじゃなく、アニメーションで差別化させてるやつがいるとこは、抜かりないなって思ったよ。

モーションの有り無しだったり、目を光らせたりとかね!

でもやっぱ赤鬼系とか、大ボスなのに羅生門と三千世界とかは残念ながら「ホントにただの色ちがい」なんだよね。

だがバサラ王やカルラ(ラスボス形態)の見た目はさすがに圧巻だったな。

バサラ王は甲冑を身にまとった大鬼という感じで、猛々しさが伝わってきたし、カルラは凶悪さと……なんというかある意味、美しさも入り混じった異様な外見だったな。

意外なことだが。

翼とか極彩色ですごい目引いたよね。

(あの感じはやっぱ、神鳥ガルーダをモチーフにしてると思うんだけど……オリエンタルなお店に像とか絵とか置いてあったりもするよね、アレ)

サウンド ☆☆☆☆☆

ボクはね。

レトロゲームほどサウンドが耳に残りやすいって思ってんの。

短いループの曲ばかりだけど、それがかえってイイっていうかね。

何やら筆者どのも同じようなことをいっていたな。

音の数が今のゲームより少ないからこそ、印象深くなるのだと。

そういう話を踏まえて、新桃には良曲がそろいまくってるんだ。

珍しいことなんだけど、ほとんどのシーンのBGMがそのシーンと一緒に脳内で再現できるレベルなんだよね。

と、いうワケで星マックス評価にさせてもらったよ。

大絶賛だな。

やはり真面目な物語の効果もあってということか。

うん!場面の雰囲気にもすごくマッチしてるんだよね。

その中でも特に「良い&印象深い」ってなったボクのセレクションと、コメントを下に書いておくね!

……中にはちょっと特殊なBGMもあるけどね。

フィールド曲

メインテーマっていってもいいんじゃないかな?

明るくて勇ましくて、桃太郎らしい元気な曲だよ。

フィールドでかかるだけあって、通常戦闘や村の曲と同じくらい何度も聴くんだ。

それもあるからかな?

やたら印象に残ってるのは。

大ボス曲(夜叉姫・あしゅら・ダイダ王子戦など)

激しい曲じゃないけど、なんとなく「争うことの悲しさ」みたいなのが伝わってくるメロディだね……

ボス戦の曲にしてはちょっと稀なタイプかも……変なこと言ってるかな?

ラスボス曲

「ティロリ!デケデケデケ!」ってな感じの不穏なイントロが耳に残ってるなあ。

でもメイン部は最悪最後の敵とのバトルって感じで、めっちゃしっくりきたよ(けっこう低音も効いてる感じがするんだよね)

だからこそこれまでのカルラのしたことを思い出すと、こんちくしょーってなるし、ぜったいにこらしめてやる!って気持ちにさせられるし、めっちゃ毛穴ひらきそうになるね!

ああ……多分この時ボクは、もう完全に桃太郎と一体化してたね……(曲と関係ないけど、ダイダ王子が霊体?で出てきて、カルラをビビらせるテキストがなんかウルっときたし)

ましらの曲

そう、これこれ……キャラ通りっていうか、もうね、めっちゃジャイ〇ンだね。

音とテンポのずらし方がまた……ってかホントに曲なの?

でもところどころ曲っぽく聴こえるのが絶妙っていうか、なーんか腹立つんだよなあ。

とにかく、ほかのゲームでもなかなか聞けないヘンテコサウンドなのは確か。

ちなみにパーパーパー!聴こえるのって、ましらの声なんだろうね、きっと。

あー思い出しちゃった。

ある意味これが新桃で一番印象に残った曲でイイよ、もう(やけくそだよもう)

仙人戦

桃太郎に術教えてくれる仙人と戦う時に掛かる曲だけど……すごいそれっぽいんだよね。

コミカルだけどバトルしてるなーってノリで。

これ聴くと「仙人に手玉にとられてる桃太郎」がついつい思い浮かんじゃうんだよな。

海バトル

なんか「海賊と嵐」みたいな感じで、勇ましくてカッコいい曲なんだ!

まさしく海原の戦いって感じ……

いや、カエデさ「思い付いた単語をソレっぽく組みあわせただけのえらく簡素な感想を、ソレっぽくいってるだけじゃないか?」とかいわないでよ……

だってボク曲なんて作ったことないんだし「やれフレーズが~やれコード進行が~」とかいかにもな言葉でもいえないしさ。

でもさ、ボクが好みのものってやっぱバトル曲が多いなって思ったよ(そこは筆者と一緒だねっ)

余談ですが、今作およびシリーズの楽曲を手掛けている方は、あのサザンオールスターズのメンバー・関口和之氏。

氏が作られた曲は未だに筆者の脳内サウンドトラックで再生されております(料理作ってる時とか、なぜか仙人とのバトル曲がかかったりしています)。

こうしたプロフェッショナルの方にとっては、どの分野の楽曲づくりもお茶の子さいさいといったところかもしれません。

心から尊敬いたします。

総まとめ ★★★★+

桃鉄でもお馴染みなキャラたちによる、壮大で感動的な物語。

見た目のほのぼの感(デフォルメ感)を大きく裏切ってくる、めちゃめちゃ真面目な冒険RPGです。(BGMも最高です)

寄り道要素や隠し要素も豊富で「SFCロープレで何かおススメある?」と聞かれたら、絶対推したい一作。

むしろ数あるレトロRPGの中で、新桃をやらずにいるのはたいへんもったいないです。

あと。

RPG史上最悪レベルの悪役が登場するタイトルでもあるので「どのくらい悪いやつなのかなー?」と少しでも気になった方にもおススメ、

その邪悪っぷりは、ぜひ実プレイにて肌で感じ取ってほしいところ。

レトロゲーの中でもそこまで珍しくもなく、様々な通販サイトや街の中古屋さんでも割とお手頃価格で見かけるソフトなので、現在でも入手はしやすいかと思われます(令和7年7月時点調べで、Web上での中古価格は送料込みで1500円~3000円ほど。あくまで参考価格なのでご留意ください)。

※リンク先は参考価格の商品ページです。ショップ内で同商品を検索すると、より安価な出品が見つかることもあります。

え?ソフトのバージョン?

……ニッチな疑問を持っている方ですね、あなたは(独演)。

なら、筆者が分かる範囲で。

Web調べによると、大まかには初期ロム(型式・SHVC-M5・多く出回っているやつ)と後期ロム(型式SHVC-M5-1・ややレア)があり、初期ロムはバグがそのまま、後期ロムはバグ改善されているものらしいです(バグについては後々リライト書きするかもしれません)。

なお筆者所持のロムを情報と照らし合わせると、どうやら初期ロムなようでしたが、大きなバグにも遭遇せず(あえて狙ってやる場合を除いて)通しでしっかりプレイ出来たことは確認できております。

※後期ロムは非公式の互換機などでの起動が出来ないらしいです。もっとも公式の本体であるSFCで遊ぶことが大前提なので、バージョンにそこまで気を配る必要はないでしょう。

もっともバグ改善されたロムの方が良いのは当然のこと。

情報を頼りに中古屋さんで探してみるのも一興かと思われます。(ロムのバーションというものが分かっている店舗さんであれば、高値を付けている可能性はありますが、それより気にすべき点はむしろ初期・後期問わず、現役で動作するかどうかの方が重要です)

逆にさ、新桃をプレイしても面白くないっていう人は「反対にどういうRPGだったら面白いの?」って聞きたいくらいだよ、ボクは。

なかなか物申してるな。

もちろん好き嫌いあるうえでね。

ボクはドツボだったよ。

それに開発期間が極短なのにすごく丁寧に作られてるしね(なにかとはいわないけど「これホントにテストプレイしたの?」って出来のソフトも世の中にはあるワケだし)。

桃鉄の桃太郎しかしらないプレイヤーさんは、ぜひ真面目桃太郎……勝手に略するけど「真桃」を手に取って遊んでほしいとこだね。

和風でストーリー重視のレトロRPGが好きな人なら120%損はしないよ!

それなりゲーマーのコチョンどのがここまでいうんだし、私からしてもやってみる価値は充分あると思うぞ!

「それなり」って……褒めてんのソレ?

~筆者より~

目の前の読者さんへ。

ここまで読んでくれてありがとう。

本レビューの新桃には思い入れが強い分、ノリによる脱線?もやたらと多い長文レビューの一つとなりました。

とにもかくにもSFCのコマンドRPG中、指折りの面白さであることはまちがいない(と筆者は思っている)ので、興味を持った多くの人に遊んでほしいな――と勝手ながらに考えています。

なお、このレビューで何かしら刺さったり「なんか分かるわ」「遊んでみたい!」なんて、思ってくれたりしたら、OFUSE↓で一言もらえると嬉しいです。

もしよければ、コーヒー代くらい送ってもらえるとだいぶ喜びます(次も好き勝手に書く意欲がわきます)

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了。

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もりそばのはれときどきゲーム
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