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ネタバレはイヤだけど……
ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!
初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!
それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!
ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!
概要
| 発売日 | 2001年1月1日 | |
| 発売元 | ハドソン | |
| 開発元 | タムタム | |
| ジャンル | RPG | |
| プレイ環境 | ゲームボーイカラー専用(アドバンスやSPでも遊べます) |
おススメする人
以下のような要素が好きな方におススメ
- 昔話やおとぎ話が好き
- 和風レトロRPG
- 桃太郎伝説・桃太郎伝説2のどちらかorどちらもプレイ済(移植前との比較が可能になるだけなので、シリーズ自体が初プレイでも問題ありません)
- 2つの桃伝が1つのソフトで遊べる(2は1をクリアしないと遊べません)←重要
- 気長にプレイできる人(おススメ要素ではありませんが……)←こちらも重要
プレイ目安時間・ゲームの特徴
クリアまでの目安プレイ時間は20時間、遅くても40時間くらいかな。
ちなみにボクのクリアタイムは約36時間……
この時代のGBソフトにしちゃ時間かかりすぎー(そこまでかかる理由は後でね)UI的な意味で大変だったよ、ホント。
後、このゲームは攻略情報を見ながらやる方が絶対良いね。
このゲームでは、おとぎ話の主人公・桃太郎が活躍するRPG、桃太郎伝説の1と2の2つの物語がいっぺんに楽しめるんだ。
かつて別々の機種で発売された2つのタイトルの移植版というやつだな。
ファミコンの桃太郎伝説はともかく、PCエンジンでしか遊べなかった2が、時代を越えて携帯機(GBカラー)で遊べるようになったのは有難いことなんだろうな。
いやカエデさ。
ツラツラ紹介してるけど、キミも分かってるじゃん。
元(移植前)から完成度の高い2つの桃太郎伝説が遊べるってのに、ゲームテンポがひっじょーにヤバいタイトルだってことはさ。
その話はもう少し後まで引っ張らないか?
少しでも良点を挙げずにいては、読者どのが興味を持ってくれないだろう。
……ちがう意味ですでに興味は持たれたかもしれないが。
そりゃそうだろうけど……んじゃ、カエデにならって少しだけ。
今作は桃太郎伝説をクリアした後に、そのまま2のストーリーに突入する仕様になってるんだ。
タイトルどおり1→2っていうだけあって、ボリューム「だけ」見たら充分なんだけど……
それと移植前にはなかった追加要素も含んでたりで、過去作をプレイ済みでも心機一転な感じで楽しめる……と思うよ。
(そういう問題ではないのが分かっているとはいえ、やはり歯切れが悪いな……)
段(レベル)が上がりやすく、敵が落とす金も多い。
ゆえに「詰む」ということもないだろう。
移植前と比べて攻略難度は割と低めに調整されたようだな。
そういうのは歓迎すべきところなんだけど……
もうガマン出来ないからいっちゃうよ?
限界か?
なら、もう良いぞ(どうせ後からたっぷりふれることだしな)
このゲームってメッセージの表示速度やウィンドウの切り替えが、ビミョーに遅いんだよね。
ちょっとしたメッセージになると、表示が終わるまで数秒から10秒くらい余裕でかかるっていうさ。
なにより速度調節ができないって、どうなのかなって。
今日日、レトロだろーと新作だろーと当たり前に搭載されてる機能がないって、ある意味斬新だけど(10年近く前に出た桃太郎外伝とか新桃太郎伝説ですら、ちゃんとあるのにさ)
これってテストプレイしたのかな?
機能を入れ忘れるほど皆(開発陣)が疲弊していたんじゃないか?
いくら疲れてても、そんなことってある?
あとさ、普通こういうのって、FF1・2とかドラクエ1・2みたいにどっちかのタイトルを選んで遊べるワケじゃんか。
でもこっちは、1のクリア後じゃないと2が遊べないっていう、いったい誰が喜ぶのかなーって感じの謎仕様になってるんだよね。
調べてみたら、あえてこういう風にしたらしいんだけど……ただでさえテンポ悪いのに、通しプレイまで強いられるってのもちょっとどうかなって。
(そのとおりすぎて否定ができない……)
だが根気ある者ならクリアは充分可能だろう。
飽きっぽいコチョンどのでも出来たわけだし……な?
一言余計だけど、そこまでこぎつけた自分をマジで褒め称えたいよ……
もし読者さんがコレのクリアまでいけたら、ボク同様に誇ってイイと思うよ(言い方変えれば、暇人ってことにもなっちゃうけど)。
興味のある人はどれだけアレなテンポなのか、ネタ検証を兼ねて実際にプレイしてみるのもアリだよ。
……タイパ重視の人は手を出さない方が良いけどね。
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この先ネタバレ注意!
序文
2001年1月1日(元旦)に、GBカラー専用ソフトとしてリリースされた和風RPG。
「桃太郎伝説1→2」(→に込められた意味は今作の仕様と深く関わっていますが……それについては後ほど)。
ファミコン版(PCエンジン版のターボも兼ねて)の桃太郎伝説&PCエンジンの桃太郎伝説2。この2つの名作RPGが携帯機に移植されたボリューム充分なタイトル。
いくつかの追加要素が含まれているほか、難易度の調整もされているため、移植前よりさらに遊びやすくなっている……と言いたいですが。
すでにネタバレ前のところで、カエデとコチョンにふれてもらっていることを再度ここで。
上記の良点を台無しにするマイナスポイント、それもかなり致命的なものが本作には存在しています。
それさえなければ……といったところです。
くわしい話は、システムの項にて。
しかし、一応この時点でもさわりにふれて(叫んで)おきます。(結果、これ以降も幾度とふれる話題になってしまいましたし)
――では。
メッセージスピードが遅いよー!!
しかも調節機能もないってどういうことー!!??
おしえておくれ?アーギルシャイア。
RPGとはテンポが遅い方が楽しめるものなのか?
↑は、ジルオールというファンタジーRPGの登場人物のセリフを模したものです。当サイトではそちらのリメイク版のレビューも置いてあります。下がリンクなので、興味がある方はご覧ください。
ともあれ、たった一つの基本要素が欠けているだけで、元々の良さが打ち消されてしまったのは非常に残念です。
そうはいいつつ、最後までプレイさせてもらいましたけど(そして、それなりに楽しかったという)
2001年の元旦に発売されていたのだな。
調べてみたら、21世紀で一番最初にリリースされたRPGみたいなんだよね。
コレを楽しみにしてたゲーマーは面食らったんじゃないかな(もちろんテンポが原因で)。
元旦そうそう投げちゃったっていうプレイヤーも少なくないかもね……。
評価スタイル
ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!
★5つならめっちゃ満足、★1つなら不満って感じでね。
ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。
★★★+や★★★★―のように評価させてもらうこともあるぞ。
これは次の★数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。
ストーリー ★★★+
おとぎ話でお馴染みのヒーロー「桃から生まれた少年・桃太郎」が、人々を苦しめる鬼の頭領「えんま大王」をこらしめるため、お供のイヌ・サル・キジと一緒に鬼ヶ島へと旅立ちます(こちらが1の物語)。
――そしてえんま大王をこらしめてから3年後。
今度は大王よりもさらに上に君臨する鬼の王「地獄王」をこらしめるため、桃太郎は再び3匹のお供と新たな仲間を連れ、鬼ヶ島へとおもむきます(こちらが2の物語)。
かつてはファミコンとPCエンジンとで分かれていたこの2つのシナリオが、今作ではいっぺんに楽しめるため、ボリュームは申し分ありません。
また、シリーズ共通の概念として「鬼を倒す」のではなく「鬼をこらしめる」という表現を貫いていることも何気ない特色。
倒してそれっきりではなく、再起のチャンスを持たせてあげるあたりにシナリオの温かみが感じられます。
ストーリー性が1より高まった2では、こらしめた鬼と和解していく面がより強調されています。
改心した鬼が人間と共存する道を選ぶというあたり、気持ちが明るく穏やかになるな。
ほかの勧善懲悪RPGにはない新鮮さがあるよね。
村を救った後、こらしめた鬼が村に居ついたりしてさ。
グラフィック上でニッコリ笑ってるのもなんか和むんだよね。
一方、シリアス度はやや低めで、コミカルなキャラの登場やセリフも多く含まれるため、その点は好みが分かれるところ。
しゃべるウンチが当たり前に登場する上、一部キャラはおふざけ感満載。
ほほえみの大地で遭遇するユニークな鬼たちや、2の謎解き山で登場する野球ファンの地蔵軍団などはその極み。
もっとも「それら」の茶目っ気こそが桃太郎伝説らしいノリで、そもそも皆が知る昔話をベースとしているだけに、小難しさが一切感じられない明快シナリオが良さでもあります。
ここで一旦、派生作の話になりますが……。
「ストーリーはシリアスな方が良い」という方に対しては、今作よりもSFCの新桃太郎伝説を遊ぶことをおススメします(そのレビュー↓)。
あちらも1、つまり桃太郎伝説の正統続編の一つとなっておりますが……(同じ続編の2とは物語が独立しており、互いにパラレルワールド的な位置づけとなっています)。
ストーリーや雰囲気は、同じシリーズには思えないほどの別物となっています。
割合でいうなれば、今作がシリアス5・コミカル5。あちらはシリアス9・コミカル1という感じでしょうか。(あくまで筆者主観です)
システム面で見てもオリジナル要素がふんだんに詰まっており、SFCRPGの中でも完成度がすこぶる高いタイトルにもなっています。
シリーズでこれだけ遊んでいないという場合、大変もったいない話なので、レトロRPGで面白いものを探している人には、SFC本体ごと買ってでもプレイをおススメしたいところです。
別作品の話まで完全に脱線しているな、筆者どの。
あっちも同じ桃太郎伝説だから、あくまで関連作の紹介ってことなのかな。
ボクからしても、確かに同じシリーズとは思えないほどの名作だったけどね。
システム・ゲーム内容 ★
ありきたりな表現ですが、内容は極々シンプルなコマンドRPGで、このタイプのものに慣れ親しんだ人であれば問題なく進めることができます。
移植にともない調整も加えられ、段(レベル)はより上がりやすく、敵が落とすお金(両)も増加。
普通に進めて遭遇する敵と戦っていけば、双方が不足することはそこまでなく、段の上昇時に体と技が全回復するのもありがたい仕様。
したがって攻略の難しさ自体はそれほどでもないことを筆者は保証します。
――が、それはあくまで攻略難度の話であって、ここからが本題。
後述するシステムの仕様を含めた場合、はっきりいってクリアまでの道のりは険しいです。
また今更ながら現在のレビュー形式上、目安としての評価はどうしても付けざるを得ないんですが……。
当サイトのゲームレビュー初の、最低★数(1つ星)を付けてしまい、大変申し訳ございません(ゼロではありませんよ、ゼロでは⦅フォローになっていませんが⦆)。
筆者はモノ(ゲームに限らず)づくりができる方々を尊敬しているので、非常に僭越で心苦しくもあります。
ともあれこの星数にしたのは、すでに最初の方(序文やネタバレ前の文)でも書いたことですが……。
RPGにおいて、当たり前にあっておかしくないはずの「メッセージ速度の変更」が存在しない。
――それがこの星評価を付けた最大の理由です。
変更がきかないため、ゲーム全編にわたりその速度は一律です。
……と、まあ「それだけ」なら、まだ大したことに思えないかもしれませんが。
そのスピードが「絶妙に」遅いってのがまた……(遅すぎるワケでもないところがポイント)。
言葉で伝えるのが難しいので、速度を模したメッセージサンプルを以下に用意しました(メッセージはループさせています)。
これと実際のスピードとはまったく同じってワケじゃないけど、ゲーム画面とにらめっこしながら、感覚的にほぼ同じくらいにしたっぽいね。
でも、ま、確かにこんくらいだったな……。
あ、メッセージ内容は筆者が適当に思い付いたものみたいだから、そこはスルーしてね(でも、なぜに勇者?)
確かにこれ以上ない参考だが。
だがあらためて見ると、そこまで遅いとは思えなくなってきたな。
率直な感想で悪いんだが。
――いや、そう思うのはおそらく普通の感覚でしょう。
筆者からしても上のメッセージ単体で見たら「そんなに遅くもないんじゃ?」と思えてきます。
しかし、これが全編に渡っての上、ウィンドウ表示(切り替わり)もあまり速くない(このことも地味にテンポを悪くしています)とすれば、果たしてどうか。
よそのRPGでは一瞬表示されるであろうテキストも、さっきのサンプルの感じで延々と流れるので、その辺の村人との会話ですら数秒以上かかることは当たり前。
そこまで数が多くなくとも、村人全員に話しかけようものなら、相当な時間消費が想像できるでしょう(本編随一で広い希望の都だとさらに……)。
またRPGである以上は、装備や道具を取りそろえる必要があり、それにともなう兵具屋、茶店での店主との会話の繰り返しもまた、相応に時間消費するわけです。
あげくの果てに。
先ほど「全編に渡って」と書いたとおり、戦闘時のテキストにまで「それ」が及んでいるため、強めの鬼やボス相手だと、一回の戦闘に数分かかるなんてこともザラに起こります。
1での戦闘は一対一なのでまだマシですが、2に入ると仲間の存在に加え、敵も複数出現するようになるため、各々の行動時に流れる「絶妙に遅い」テキストに否応なく付き合わされることに。
しかも戦闘開始時には「○○が現れた」や敵の一言セリフをご丁寧にも各敵ごとに流してくれます。
特に後者のセリフは攻撃の度いちいち聞かされることに(一回聞いたらもう要らん)。
これがダンジョンともなると、戦闘&探索でかなりの時間が費やされることは明白(1・2ともども入り組んだ造りになっている黄泉の塔は、とにかく時間のかかるスポットでした。1時間は余裕で超えたような……)。
なお、2の序盤で登場するオートバトル仙人からは、文字通り「オートバトル」の便利機能を授かりますが、それもこのテンポのせいであまり活かされず。(それぞれのコマンドをスキップ可能なのは若干の恩恵といったところですが)
幸いにして、一部の強敵(夜叉姫・風神雷神など中・後半ボス)を除いて、その辺のザコ鬼に少々毛が生えた程度の体力しか持たないボスも存在しています。
よってそれら相手との戦闘は段と装備さえ適正なら、ものの数ターンで片付くことも。
……まあ、このくらいでバランスが取れているとはやはり言いづらいですが。
それはそうとして。
PS2の黎明期(2001年)頃にリリースされたタイトルにも関わらず、ファミコンのRPGにさえ搭載されている基本機能が付いていないって……。
フォローの言葉が見つかりません。ごめんなさい。
なんならファミコンの1(桃太郎伝説)にもあったのにね。
スピード調整。
しかも「はやい」だと、さっきのサンプルとは比較できないほど快適だし。
容量がはるかに少ないソフトにすらあるにも関わらず、それなりに時代をまたいだ今作にはないというのがまた……というところだな。
あんまりテンポがアレなせいで、意味ないのにボタン連打しちゃってさ。
クリアまでにそっちの方がおジャンになっちゃうかもって感じだったよ。
なんにせよリアル時間をあまりゲームに費やせずとも「ちょっとはやってみたい」という方は、上記までのことを承知してからのプレイをおススメします。
また、人によって体感具合も異なるため、ここでの話のみならず他所のレビュー・動画などを合わせて吟味するのが良いでしょう。
もっとも昨今は実況動画の閲覧だけで済んでしまうことも非常にあるあるかと思われますが、実プレイじゃないと味わえない感覚も確かに存在します(買えってことじゃありませんよ?)。
「ゲームスピード以外」は素晴らしいレトロRPGですから。
もはやシステムの話というより、ほぼ表示機能に関しての愚痴となってしまいました。
ただし。
この話を「それもRPGの味わいの一つ」と割り切ってしまえるなら、今作は問題なく楽しめるかもしれません。
こういう話にふれだすとキリがないので、この項はもう終りにします。
1→2ってそういうことなのね……
1をクリアして初めて2が遊べる仕組みになっているんだよねー。
「どっちかのタイトルを選んで遊べる」って誤解している人には、重要なポイントだよね、コレ。
これ「も」プレイヤーにとっての欠点だろうな。
なにしろ自由に遊べない(選べない)のだからな。
1は昔やったから、今度は2だけやりたいという者も居るだろうし。
なんでそうなのかは、1→2の流れに関わる2つのシステム(あとでふれるよ)も多分理由になっているんだよね。
大体、そのシステム自体が今作の「ウリ」でもあるワケだし。
でもさ「1・2どちらからでも遊べる」か「1をクリアしたらそのまま2に移れる」って二通りの仕様になっていれば、もっと良かったのにね。
しかし、諸情報によると当時のスタッフさんがあえてこういう仕様にしたんだとか。
公式サイトでも言及されていたようですが、もはやそのサイト自体が残っていないため、その意図を確認することはできませんでした。
おもんばかるに「桃太郎伝説の物語を順序良く楽しんでほしい」ということであったのかもしれませんが。
ユーザーライクかどうかは別にして、そういう気持ちであったなら別にイイかなと思えてきます。
……いや、思って良いのか?
ほかのマイナスポイント
〇セーブデータは1つのみ保存可
それ自体は大したことではないが、新規でゲームをはじめようとすると、その時点で既存データに上書きされてしまう仕様は謎。
一応、直前に確認メッセージが表示されるので事故りにくくはなっている。
〇エンカウントが割と多い
大体10~20歩内で一度は敵と遭遇する。
少なくとも敵と出会わずに30歩以上歩くことは不可だった。
もっともほかのレトロRPGと比べて、特別多すぎるというワケでもない。
まして古い機種からの移植だったことを考えれば普通レベルにも思える。
しかし。
今作特有のテンポの遅さがそこに合わさってしまっているため、ついついエンカウント率が高いと錯覚してしまい、もはや苦行の域に感じてしまう。
エンカを下げる効果を持つ道具「かくれみの」を使用することで、いくぶんマシになるものの、1では店売りされない貴重品というのがこれまた痛い(どこかで売ってた⦅スズメのお宿のつづら景品?⦆ような気がしなくもないが、忘れてしまった)。
貴重品なわりに、シリーズ恒例・女湯をのぞくために必要というのがまた……(のぞきに必要なのは1でのみ)
さすがに2では、茶釜村やすずめのお宿1の茶店で通常販売(300両)されるようになるため、路銀に余裕が出来たら買い込んでおくのが吉。
……と、いうより、※オニよけの術があればそれで良かったのだが。
※新桃太郎伝説にはあった桃太郎専用のエンカ防止術。エンカ率を下げるのではなく、一度こらしめた鬼と遭遇しなくなる効果を持つ。今作でも何ほどあれば良いと思ったか……。
ちょっと待って筆者!!
今作にもオニよけの術あるし!
(仕様は新桃とちがって、弱い鬼の出現を抑えるってなもんだけど)
(おおーびっくりしたー)
まさか筆者どのの物忘れか?
きっとそうだよ!
今回は桃太郎じゃなくて浦島が覚える術だけどね!
希望の都の北にあるH仙人(まいたん仙人)のとこから、さらに北のびろーんの森の近くにあるオニよけ仙人のとこで覚えられるし!(あー息切れしそう)
ってか、プレイしてる時一回立ち寄ってたじゃん!
あれか、所持品を空っぽにしないと教えてくれないやつだったか。
まさか筆者どの……
――いやー、完全に忘れてました。
預けたり、いらないもの処分したりが面倒でつい放置して……
んで、術の存在自体を忘れたままクリアまでいっちゃってました。でへ(アレ?……ってことはあの時放置しないでちゃんと習得してたら、プレイタイム少し縮まったんじゃ……)
(この開き直った感じ、きっと怒るなコチョンどの)
(ぶっちー)
(やっぱりな)
……あのさあ、筆者。
一応、ココ見てくれてる人も居るんだよねー。
何が言いたいかは分かるでしょ?
申し開きはいいから、忘れたまま書いちゃったことに対しての「ごめんなさい」は?
あ、いや、でも……。
ごめんなさいは?
幼稚園児でもいえることだよね。そんくらい。
……ごめんなさい。
コチョンどの、そのへんで。
筆者どのも反省しただろう(私も忘れていたワケだしな)
……まーいっか、ボクが気付いたおかげで早めに指摘出来て良かったよ。
あ、プレイ済みか未プレイかは分からないけど、読者さんもめんどがらずにちゃっちゃと覚えちゃった方が良いよ(ボクもやったワケだし)
弱い敵のエンカウントを下げれるってだけでも、今作ではかなり有益なことだからね。
……2の中盤からってのがちょっぴりネックだけど。
なお、件のオニよけ仙人ですが、やたらメタなセリフを言ってきます。
――うちだけないというのもなあ。
〇通常攻撃をやたらとミスる
2連続ではずすなんてなぁ普通。
3連続スカすことだってある。
あげく仕様なのか、味方に使う術でさえミスることがある(当方ではやまびことまいたんの術で経験。これってどういう……)
そしてテンポの遅さがここにも干渉し、流れの妨げになっている。
したがって2においては全員が使えるうえ、グループに必中攻撃の武器※しゃくねつのゆみが人数分(最低4つ、夜叉姫の分身3人分を入れるなら計7つ)あれば大分良し、っていうか必須。
※雪原の敵に特攻性能を持つもののそれ以外の鬼に使っても役立つ。しかもびろーんなど物理を無効化する相手に対してもダメージが入る上、たまに会心まで出る逸品。(このことから武器仕様は物理攻撃+雪原の敵へのダメージ補正だと思われる)
装備可能者は桃太郎のみなものの、前述のとおり道具としてなら誰にでも使えるところが多大なメリット。
1では洞窟で一つのみ手に入る貴重品扱いだが、2では寝太郎の村で通常売りされるようになるため、資金さえあれば入手は容易。
くどいようだが、コレがあるとないとでは戦闘でかかる時間に天地の差が生まれるといって良いほど。
1はともかく2で寝太郎の村に到達したらさっそく購入して存分に活用しましょう。
特有(追加)システムの話
今作では1→2の継続プレイにおいて役立つ2つの要素が存在しており、かつ以下のようなものとなっている。
① 1のプレイ時、各村に存在する「ふたが空いている井戸」に道具や装備を投げ込むことで、2のプレイ時にはその井戸から「1で入れたアイテム」が取得可能(タイムカプセルシステム)。
② 1クリア後、2へと移る際、その時の桃太郎の段に応じた能力値ボーナスが手に入り、各ステへと振り分けられる(微妙に強くてニューゲームといった感じ)。
②については、40段(1でのクリア目安段)を超えていても、そこまで多くのポイントが手に入るわけではないため、ほんの少し2の序盤戦が有利になるのみ。
一転、①はかなり有益なシステムとなっており、さらに「特定アイテムを井戸に入れると、2で別なアイテムに変化する」という特殊仕様まで兼ねている。
どういうことかというと。
1で井戸に望月の剣を投入→2で百鬼斬り丸に変化&取得!
変化しないものはそのまま手に入る。
――と、いうこと。
えーっと……どういうことだ?
鈍いなー(筆者の書き方も悪いから仕方ないけど)
2の序盤から強い装備を入手しちゃえるってことじゃん!
あらかじめ良い剣と防具を「旅立ちの村&スズメのお宿1」の井戸に入れておくとかねー(2の時に最短入手できる場所なんだよね)
当分装備変えなくて良いからお金も浮くし、一石二鳥だよねっ。
なるほど。
だが、それずるくないか?
本来後半で手に入れるものすら、最初の方で入手出来てしまうということだろう?
そういうメリットが1つでもないと、この最悪テンポに耐えきれないじゃん。
(否定ができないのがまた)
そうか、そう考えると必須の攻略法といって良いかもな。
ちなみに、きびだんごやおにぎりといった普通の道具を入れることもできるのだったな。
そういうどこでも入手可能なものを入れるのはおススメできないよ。
大体、食べ物類って腐っちゃうんだよね(そのまま捨てることになるから道具欄にも入らないし)。
ほら、2って1の3年後の話だし、そうなるに決まってるじゃん。
そういうところは如実なんだな……。
もう1つ注意ね。
一旦、1で入れたアイテムは、2のストーリーに入るまで取り出せなくなるからね!
取り出せない=入れなおせないってこと!
そんなワケで入れるアイテムはちゃんと選別しましょうってことだよ(攻略情報を見ながらね)
あ、ストーリーに絡む重要品とかは当然入れられないからねっ。
ほか、店での購入金額に応じたポイントが入る※ポイントカードや、こらしめた敵から入手出来るカード集め(要は敵の図鑑機能)も固有のシステム要素。
※1ポイント=1両として買い物で使うことができる(現金orポイントで支払い方法を選べる。リアルな仕様だが、一部をポイント・一部を現金払いにするといった併用は不可)。
しかもポイントカードには盗難保険が付与され、敵から物品やお金を盗まれた際に一部の金額が戻って来るというサービスまで付帯する(幸い?なことに筆者は一度も盗難保険の恩恵を味わったことが無い)。
さらに一定ポイントを貯めるとランクが昇格して、保険で戻って来るお金の料率も増えていくという、やたら現代染みたものとなっている。
一方でカード集めは特に攻略に役立つわけではなく、簡素な能力値が付された敵のグラフィックを閲覧する程度。
いわばタダのコレクション要素。
それはそうと。
そういう追加要素は入れてるワリに、メッセージスピードを変更不可にしているあたりがやっぱり……(くどくてすみません)
2では仲間が一気に増える
1では原作のおとぎ話同様、イヌ、サル、キジのみが加わるが、2ではほかの仲間も増えてにぎやかなものだな。
ちゃんと桃太郎どのと同様にコマンド指示も出せるし。
加入仲間は移植前と一緒だね。
メインメンバーの金太郎と浦島、それに紅一点の夜叉姫!
あと旅先で一時的に仲間になるスリの銀次、でか太郎にお地蔵さん……あ、ウンチなんかも居たね。
そういうのが居るあたりが物語の緊張感を薄めているな。
基本そういうテイストだからね!(でも新桃だとそういうギャグ要素は控えめになっているんだな、これが)
あとはラスダンの地獄までいくと、元ラスボスのえんま大王や、途中で戦ったあしゅら、風神雷神も仲間になるっていう豪華さよ。
ちょっと前まで敵だったキャラが、後から仲間になるってのは定番みたいなところもあるけどアツいよねー(でも仲間になるのが後半すぎて、それこそラスボス戦でしか活躍の場がないけどね)。
なお桃太郎同様にコマンド指示が可能なのは、金太郎・浦島・夜叉姫3人のみ、お供のイヌ・サル・キジふくめたほかの仲間は、指示が不可なNPCとして加入する。
NPCはランダムで行動(何もしないターンもある)するため、安定した活躍は期待できない一方、キャラによっては回復してくれたり、敵の攻撃からかばってくれたりなど、それぞれ特有の行動を行ってくれることがある(銀次の盗み行動なども)。
なによりNPCの通常攻撃はすべて必中するため、時としてメインメンバー以上のダメージソースにもなりえる。
※未検証だが、NPCの攻撃力は桃太郎の攻撃力と連動している可能性がある。したがって彼の段や攻撃力上げを行うことで、NPCの攻撃力も増加すると推測している(NPCの与ダメージが、桃太郎の与ダメージの近似値ばかりなためそう思ったにすぎず。もしかするとマスクデータで仲間にも段が設定されているのかもしれません)。
戦闘を手早く終わらせたいなら
わざわざいうようなことでもないんだけど、2で浦島が覚える「ばいりきの術」は必須だね。
攻撃力の上がり方がなんか尋常じゃなくてさ(ドラクエのバイキルトみたいに倍加してるような……)
彦星の村で出てくる馬頭牛頭戦なんて、数ターンでカタがついちゃったし(もちろん桃太郎の鹿角ありきだけど)。
しかも浦島の段が上がると、全体にかけれるようになるし。
「といし」でも攻撃力の上昇効果があるが、アレは10000両と少々高価だものな。
コスパがね。ばいりきで充分だよ。
少しでも楽したいなら、このことを覚えておいても損はないってことで。
……残念ながら、ばいりきが真価を発揮するのは2の大分後半からだけどね。
覚えられるのもサルカニの村(後半の村)南の仙人から授かるワケだし、もっと速めに覚えられたら、なにほど良かったかと思うよ。
サウンド・音楽 ★★★
GBサウンドの桃伝も良いものだ!
記憶の範囲ではほぼ原作BGMの据え置きとなっており、懐かしさもひとしおなプレイヤーも少なくないと思われます。(一部アレンジが加えられたものや、変更されたものもあり)
好きな曲は2の夜叉姫・あしゅらとのバトル、仙人とのバトル曲あたり。
特に前者は聴ける場面が少ないレア曲でもあります。
レア曲といえば、ほほえみの村解放前の曲も一聴の価値あり(ジャイ〇ンもとい、ましらリサイタル)。
フィールド曲は1・2ともども軽快で明るく、元気に冒険している感が強く味わえましたが、2の曲は1に拍車がかかったような明るさで、どこかコミカルなメロディにも思えます。
いよいよ地獄王と戦おうという時期でもずっと「ソレ」がかかるため、ついつい緊張感がそがれてしまいました(キライというワケではありません)
シリーズお馴染みの音楽室もとい、サウンドテストでもあればなーと思いましたが、残念ながら今作には実装されていません(容量の問題だったのかもしれませんが)。
グラフィック ★★★
カラー対応のGBソフトにつき、配色はそれなりにキレイで違和感もなく。
オープニングやエンディング、さらに物語の要所では一枚絵が挿入されることもあり、演出面も悪くありません(かぐや姫の一枚絵や各村の名物景色⦅カチカチ村の大文字や、ひこぼし・おりひめの再会シーン⦆など)。
携帯機のレトロRPGでここまでのグラフィック&演出なら充分です。
あ、シリーズ恒例の女湯の1枚絵もあるでー(でもここに手間と容量割くくらいなら、やっぱりメッセージスピードをどうにk……⦅幾度もすみません⦆)。
ちょっと気になってたんだけど、酒呑童子とか完全にただのグレースケール(モノクロ)な鬼だったよね。
それなりに大物な鬼のはずなのに、カラーパターン用意してもらえなかったのかな?
……手抜き?
作った人に聞いてみないことには何ともいえないことだな。
(それくらいは些細なことだと思うが)
総まとめ ★★+
相当な根気(と時間)さえあれば、一粒で二粒美味しい桃太郎。
メッセージスピードの調節機能さえ備わっていたなら、名作RPG・桃太郎伝説の前後作が、携帯機で遊べる豪華レトロタイトル……という風な感想に落ち着いていました。
特にPCエンジンでのみリリースされた2が遊べるというのは、カジュアルユーザーにも手が届きやすい大きなメリットのはずだったのですが。
プレイの快適さに関わる根幹機能のみ、なぜ搭載できなかったのか。
非常に惜しまれるところです。
よって今作は、腰を据えてプレイできる気長な方にしかおススメ出来ません。
テンポ以外は良かったし、一応それなりに楽しめたんですけどね。
たった一つの要素がほかの良さを吹き飛ばしてしまった残念な桃太郎伝説といったところか。
まさかと思うが、ゲームをゆっくりプレイしてもらおうという気配りなのでは?
ゆっくりしていってね……って、いやいや!
そうだとしたら有難迷惑以外何物でもないよ!
ちがう意味でリアル時間喰いだからねコレ!
そのため今作は一気にプレイしようとすると時間に比例して苦痛も増してきます。
したがって「あーおっせ……(イライライラ)」となる前に一旦プレイをやめ(今更ですが、中断機能が備わっていることが救いです。それすらなかったらもう……)気を取り直したあたりで再開を繰り返すコツコツプレイが向いているかもしれません。
また進行の鈍化を少しでも緩和するため、攻略情報を存分に活用することも必須。
もっともそれらを行ったからといって、テンポ自体は変えようがありませんので、やはり肝心なのはクリアまで辿り着こうとするプレイヤーの粘り強さ(意志力)です。
リンク先は参考価格の商品ページです。ショップ内で同商品を検索することで、より安価な出品が見つかることもあります。
え?
興味はあっても、そんなに時間がかかるならムリ?
それについては筆者も同様で、非常にごもっとも(クリアこそしましたが、ぶっ通しなんてムリでしたし)。
あくまで正規品前提の話となりますが、そういう方で、かつ資金に余裕があるならば、いっそ※ファミコン版の1&PCエンジン版の2(Huカード)を別々にプレイした方が良いかもしれません。
※1はPCエンジンのリメイク版(タイトル名は『桃太郎伝説ターボ』こちらも2と同様のHuカード)も出ており、そちらを購入する場合、Hu対応のPCエンジンさえあれば1・2どちらもプレイ可です(グラフィックも良好ですし)。
内容もほぼ一緒ですし。
PCエンジンが2~3万円と、中古でも未だ高めな価格帯なのが最大のネックですが、ここにお金をかけられるなら要らぬ心配でしょう。
後、まさかとは思いますが、見た目がまんまだからといって、ニンテンドークラシックミニやPCエンジンminiをまちがって購入しないように。
そちらは決まったタイトルがあらかじめ収録された「ゲーム内蔵型の機種」で、自前のソフトを差し込んで遊べるようにはなっていません(しかも桃太郎伝説はどちらにも未収録です⦅スーパー桃太郎電鉄2であれば、PCエンジンminiの方に入っていますが⦆)。
余計なお節介かもしれませんが、ボソッと付け加えておきます。
フォローにならないかもだけど、テンポ以外の部分はそんなに悪くなかったってことなんだよね。
一粒で二つの味が楽しめる桃太郎伝説だしな(ダメだ、これ以外の賞賛が出てこない……)。
ここから余談を少々語って締めとします。
今でこそ「桃太郎伝説」ではなく「桃太郎電鉄」の方が知名度が上かもしれませんが、初代桃鉄(1988年発売)は元々、桃太郎伝説(1987年発売)のキャラと鉄道ボードゲームをミックスさせた派生作品としてリリースされたものでした。
つまり桃太郎伝説の方が先に発売されていたというワケです。
かたや現在も続く人気シリーズとなった桃鉄ですが、作品元となったRPG・桃伝の方は※新作やリメイクの情報は現在(令和7年9月時点)でも一切見られません。
※出ない(出せない)事情について調べてみたところ、シリーズ産みの親であるさくまあきらさんご本人のホームページ上に、発売メーカーが桃太郎電鉄11以前のゲームプログラムを廃棄してしまったのでリメイクも難しい、といった感じの文言が記載されていたのを拝見しました。
だいぶ昔に書かれた内容のようでしたが、現在でも新作やリメイクの兆しがないのは、推して知るべしということなのかなと。
参考→さくまあきら仕事人裏日記 2010年9月27日付https://sakumania.com/diary/nikki/100927.html
産みの親であるご本人の発言なので、これ以上ない情報だと思っていますが「リメイク」ではなく「完全新作」としてのリリースには、ひょっとすると希望が残っているのかもしれません。(その場合はご本人の手から離れた別な桃太郎伝説になってしまうのかもしれませんが)
しかし他の情報ソースの参考も合わせて、リメイクも新作もやっぱり難しそう……というのが筆者の所感です。
したがって今のところ『伝説』のラストタイトルは、奇しくも今回のレビュー題材である桃太郎伝説1→2となっています。
一応、初代桃太郎伝説のリメイクという形であれば、2011年に携帯向けのゲームとしてリリースされていたようですが……どうせだったらコンシューマー機で遊びたかったというのはきっと筆者だけではないはずです。
了。


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