「なにもいうな! わかっておる!」SDガンダム外伝・ナイトガンダム物語レビュー(ネタバレ注意!)

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ネタバレはイヤだけど……

ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!

初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!

それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!

ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!

情報もろもろ

発売日1990年8月11日
発売元バンダイ
開発元トーセ
ジャンルRPG
プレイ環境FC

おススメする人

以下のような要素が好きな方におススメ

  • レトロRPG
  • SDガンダム(ナイトガンダム)を知っているor好き
  • カードダスを集めたことがある

目安プレイ時間・特徴など

クリアまでのプレイ時間は10~15時間くらいだよっ。

エンカウント率(敵と遭遇する確率)が高めだから、ほとんど移動&戦闘で時間かかる感じかな。

でもストーリーは、ファミコンタイトルだけあってあまり長くないし、トータルで攻略時間のバランスはちょうどとれてるのかも。

あ、エンカ率高めっていったけど、それを抑えるアイテムもあるし、入手したらプレイ時間はもう少しちぢまるかもね!(誤差範囲だと思うけどね)

このゲームは、SDガンダム外伝・ナイトガンダムシリーズの原作より第一弾と第二弾の物語をベースとしたRPGで、独自のキャラクターたちが活躍する王道冒険譚が楽しめるんだ!

主人公ガンダムどのをはじめとして、アムロどのやセイラどのといった仲間の面々に、サタンガンダムやサイコゴーレムなど手ごわい敵たちも、原作と同様の者ばかりだな。

シリーズファンであれば、ニヤリとできる要素が随所に散りばめられているし、ガンダムを知らずとも、純粋なRPGとしてちゃんと楽しめる仕上がりになっているぞ。

……ちょっとした粗さはあるがな。

戦闘バランスとかね!

対策次第(っていうか、ある魔法を使えばだけど)で、一気に難易度が下がっちゃうとことか。

でも裏をかえせば、こういう楽に進める方法があるってとらえ方もアリだよ。

なるほど、そう思えば軽く遊ぶのにも向いているな。

物語は原作とはまた一味ちがった展開なようだが、登場するキャラはほとんど共通みたいだし、大筋の展開も一致しているようだな。

いわば外伝中の外伝として楽しめるものだと思うぞ。

なにより現実のカードダスをそのままゲーム内に入れちゃったシステムが良かったよ!

何気にちゃんとカードダスの機械が店に設置されてるのもニクイ感じだし、買ってコレクションするだけじゃなくて、手持ちのカードで色んな人とバトルも出来るんだよねー。

全キャラのデザインもカードダスに忠実で、ドットなのにちゃんとカッコよく描かれてるってのも嬉しいとこだよね。

この先ネタバレ注意!














序文

このソフトが発売された1990年当時、ドラクエ4やFF3といったメジャーRPGが世を席巻していました。

おそらくメーカーさんのほとんどは「打倒ドラクエ!打倒FF!」……とまではいかずとも、これら化け物級タイトルとの差別化をなんとか図ろうと、必死に独自のRPG製作をしていたのだと思います。

そんな激動のファミコンRPG時代、おもちゃメーカーのバンダイ(現バンダイナムコ)は、自社コンテンツの一つ、SDガンダムからの派生作品「ナイトガンダム物語」という一石を投じました。

その一石は外側こそ、ほかの大きな石(おもにドラクエ)と似かよっていましたが、中身はまるで異なっていました。

強いていうなら、金太郎あめのように何度スライスしても、ナイトガンダムの顔が出てくる石。

そんな感じでしょうか。

……は?

なにいってるかぜんぜん分かんないんだけど。

(たとえ下手にもほどがあるぞ……筆者どの)

もうここはボクがしゃべるよ。筆者はだまって言葉辞典でも読んで勉強してな。

このゲームってさ、もとはSDガンダムっていうシリーズコンテンツから派生した外伝作なんだよね。

(筆者どのは完璧に置いて行かれる形か……)

続けてくれ。

そもそもSDガンダムって、本家の機動戦士ガンダムをちっちゃくデフォルメ(スーパーデフォルメ=SD)したもので、プラモ・ガチャポン・カードダス・アニメと幅広くコンテンツ展開をしてるわけ。

で、その中でもファンタジー世界の設定を組み込んだSDガンダムが、すなわちナイトガンダム。

そのナイトガンダムが主人公のRPGが今作ってわけさ!

付け加えてさせてもらうと、今作は※初代ナイトガンダムの原作4部(ジークジオン編)のうち1部(ラクロアの勇者)と2部(伝説の巨人)の2つのシナリオを遊べるものになっています。

※2作目である円卓の騎士編、3作目の聖騎兵編といったようにナイトガンダムシリーズは以降も続いていきます。現在もシリーズの人気は根強く、カードダスやプラモデルのリニューアルや復刻盤、ワールドヒーローズといった新シリーズも展開されています。

(すまん、筆者どの、コチョンどのの説明の方がしっくりきてしまったぞ)

多様なソフトが出ている中で、自社のキャラを用いてゲーム化するというのは、良い策だったかもな。

ゲームももちろんだけど、キン消しならずガン消しとカードダス収集。

プラモづくりをした当時のちびっこもさぞ多かったんじゃないかな。

そうそう、一応タイトルには外伝ってついてるけど、ボクはファンタジーよりのこっちのガンダムの方が本家ガンダムよりしっくりくるんだよね。

鎧に身を包むガンダムとか、いかにも魔王っぽいガンダムとかカッコいいじゃん!

(厨二的なところもあるコチョンどののツボをついたのだな)

コチョンどのがプレイする様子を見たからだが、なんというかやはり外を歩く感じや作りはドラクエと似ていたな。

基本的なところが似るのはしょうがないからね。

狩りゲーだってモンスター収集ゲーだって、最初に出したもん勝ちみたいなとこあるし。

だってほら、モンハンテイストとか、ポケモンっぽいとかそういう表現は誰でも使うじゃん。

比較もしやすいからと思うけど。

確かにな。

んでも、ナイトガンダム物語にはオリジナル要素がちゃんと盛り込まれてるんだよね。

キャラデザインはもちろんだけど、カードダス収集やバトルが出来るあたりなんかそうだよ。

カードダスバトルは確かに良くできていたが。

コチョンどのも「それ」で一時的に足止めくって、なかなか本編に戻ろうとしなかったものな。

そりゃ攻略にも有用だったからねー。

本編にもちゃんと活かされるシステムになっているところも良かったんだよ。

ま、ほかには通常バトルの難易度とか色々大味なところもあったけど、くわしくは後々ね。

あとこのナイトガンダム物語は一言でいうと「おじいちゃん」ゲーだったね。

そうだな……読者どのはなんのことか分からないと思うが、次のシナリオの項で意味が分かると思うぞ。

シナリオ ★★★‐

原作(サンライズ作のアニメシリーズを基準とした場合)の流れとはけっこう異なります。

たとえば、デモシーンの段階でレビル王がナイトガンダムの存在をすでに知っていて、彼を呼びに向かわせるほか(アニメ第一弾ではちゃんと初対面シーンがある)。

さらわれたフラウ姫を助けに向かうスタートからして、すでにオリジナルな展開。

一方でジオン族の魔王サタンガンダム(ブラックドラゴン)を倒したと思いきや、今度は城を襲った巨人の脅威に立ち向かうなど、大筋の流れは忠実かつ共通ですが、サタンガンダム城への突入方法が唐突かつユニークだったり(次の項でくわしく)三種の神器の真の力を呼び起こすイベント(これも次の項でくわしく)があったり、やはりいくらかの差異は見られました。

またアニメのようにドラマティック描写はほぼ見られず、ストーリー性もあまり高くはありませんが、これはこれで別作品と思って割り切ってしまえば意外と楽しめるものにはなっています。

黒幕のジークジオン(幻影)登場後の最後の展開は、さすがにめちゃくちゃでしたが。

活躍しすぎなおじいちゃんたち(おじいちゃんを連呼しますのでご容赦)

フィールド各地の民家にはおじいちゃん(モブキャラ)が住んでいることが多いですが……。

なぜか、このおじいちゃんたちのほとんどがキーアイテムを持っている、またはキーイベントに関わっています。

たとえばスライムアッザム化しているセイラを元の姿に戻すアイテムもおじいちゃんからもらい。

ナイトガンダムの重要装備・三種の神器それぞれの真の力も、なぜかこのおじいちゃんたち(各神器担当が3人)によって解放され。

船を押し流す海流を止める力を持ったおじいちゃんに、ペガサスのはねをくれるおじいちゃんまでがいる始末。

なぜおじいちゃんたちばかりかは説明不足すぎで分かりませんが、みんな特別な役割や力を持っているため、ひょっとしたら人間ではなく、あの世界での仙人のような存在なのかもしれません。

中でもサタンガンダム城のふもとに飛ばしてくれる、限定的な謎パワーを持つおじいちゃんは、本作きっての名言(と勝手に思っている)もしゃべってくれます。

「なにもいうな! わかっておる!」

これ一言ってのがまたシブいんだよな。

唐突感といい、すべてを見通す賢者感といい、li〇eスタンプになってもおかしくないセリフだよね。

あれ、びっくりしたな。

流れから想像するに、ガンダムどのたちの敵城へ渡りたいという気持ちを読み取ったのだと思うが。

読みとったのは、ひょっとしたらプレイヤーの気持ちの方かもね。

ほらサタンガンダムの城って孤島にあるじゃん。

一応フィールド上で見えてるけど初見は「どうやっていくんだー!」って感じだったし。

そんなプレイヤーの心を見透かしたメタ的なセリフにも思えたよ。

ついでにエンディング直前のシーンも、おじいちゃんのセリフで締めるという徹底ぶり。

結論⇒本作でぽつんとたった一軒家に住んでいる老人はみんなすごい。

グラフィック ★★★★

その当時のスタッフさんの思いやお気持ちを考えた上でいいますが、マップパーツなどおおまかな見た目はどう見てもやはり「ドラクエタイプ」です(それをいうならバトル画面もですが、こちらでは背景が描かれているところが良点)。

この表現でしか見た目の特徴を伝えられない自分の語彙のなさを情けなく思います。

しかし……!

アレだよね、SDナイトガンダムのカードダスの各キャラが、そのまんま忠実に描かれてるんだよね!

敵も味方も!

メーカーコンテンツの強みをフルに活かしてるよね~。

しかもドットなのにけっこうキレイでカッコいいし!

さすがに数は多くはないが、ときどきアニメーションも流れたりするな(ナイトガンダムどのが三種の神器の力をすべて開放した時とか)。

あとタイトル画面から続きを遊ぼうとすると、これまでの旅のあらすじとともに凝ったデモシーンまで流れるしな。

そういう演出に力を入れているところは、ドラクエとは大きくちがうところだなっ。

ぜんぶいわれてしまったー!

システム・ゲーム内容 ★★★

どシンプルなコマンドRPG……なのですが、これは特徴でもなんでもなく、当時のレトロRPGにはごくありふれたものです。

と、いいつつ、今作ならではの特徴をあげるとしても、せいぜい「戦闘中ランダムで城に控えている仲間が助けにくる」「作戦コマンドでしゅうちゅう・まわりこむ・ぶんさんなど細かい指示を出せる」くらいしか……あ。

やっぱりカードダスをシステムに盛り込んだ点は素晴らしかったですね。

むしろ、それに尽きるかもしれません(ほかの部分は物珍しくないので……)。

あ、まだあった。

紙飛行機飛ばしてフィールドの先を確認できたり、迷わないようにマーカーで床に印を付けれたりとかは、ユーザーライクでユニークなシステムかなって思いました。

あんまり……というかほとんど使いませんでしたが。

攻略上もちゃんと有益・カードダスゲーム

現実にもある娯楽品だったな。

小銭入れて取っ手を回すと、キャラが描かれた紙切れが「ベッベッベッ」って、でてくるやつ。

(なんつう味のない説明……)

そ、でもカードキャラ同士でバトルさせるっていうのを、ゲーム内に落とし込んだのはすごく良いアイデアだなって思ったよ。

それに攻略にも役立つしさ。

なんせカードダスで倒した相手の経験値が、そのままパーティーに入るんだから!

一体どうなってんかな?

その仕組みは分からないが……ミニゲームとしても純粋に楽しめるものだったな。

武器や薬のカードを付属的に装備させられるし、何かしらの効果を持った支援キャラを付けたりも出来るから、単純にカードのみの強さで勝負は決まらないと。

相手も同様のことを仕掛けてくるワケだから、熱くなる気持ちが分かる気がするぞ。

ちなみに実際のカードダスと見た目も一緒なのだろう?

そうだよ。

好きな人にはたまらないし、懐かしいよね。

ナイトガンダムとかブラックドラゴンとか、ゲーム内だとキラカードじゃないけど、引けた時はやっぱ「おっ!」ってなっちゃうもんな。

戦闘はある魔法で一気にカンタンに

やった事ある人は見出しの時点でなんのことか気付くけどね。

ミノフスキーだよ。

敵味方双方がしばらく魔法を使えなくなるやつだったな。

確かガンダムどのがレベル5で覚えたと記憶しているが。

そう、後半ほど敵の魔法攻撃がグレードアップして厄介になってくるし、あれ最初に唱えておけば魔法からの被害はなくなるからね。

メガバズやメガファンとか最強の全体魔法をしれっと使ってくるザコ敵も出てくるし(しかも複数で)もう必須っていっても良いんじゃないかな。

まあ使ったら使ったで、手ごたえゼロになってバランス崩壊しちゃうけど。

それだけどうにかなってしまうというのはやや大味だがな。

だからそこがマイナスポイント。

使った時点で、ただの殴り合いになるだけだもん。

エンカ多い

すぐ敵出るんだよね。

昔のタイトルってそういうの多いから仕方ないけど。

下手したら一歩とかでも出るし。

これで地味にプレイ時間圧迫されちゃうんだよね。

さもありなんというやつだな。

だが一応対策出来るだろう?

ほらあのアイテムで。

おまもりね。

効果はそこまで劇的ってワケじゃないけど、確かに体感上軽減されてるっぽいよね。

入手のしかたはちょっと特殊で逃したら2度と手に入らないけど……

次の項目で筆者が入手手順をのっけてるから、気になる人は見てね。

プレイメモみたいなやつ

筆者どのがプレイ中書き留めたことを、ざっとあげているとこだな。

サイトを最近知ってくれたばかりの読者さんには分からないだろうけど、筆者のヤツ、レビューに関係ない攻略系の話をノリで書くことが最近多いんだよね。

ちゃんとした攻略サイトに比べて、ぜんぜん充実してないけどさ。

でも、これからプレイする人や再プレイをもくろんでる人には有益な情報が転がってるかもだから、ちょっと見てやってよ。

〇絶対入手!おまもり

エンカ率を抑える効果を持つおまもりは、エンカ高めの本作においてかなりの重要アイテムだが、フラウ姫救出イベントで一つしか手に入らないうえに、チャンスも一度しかない。

以下手順。

1・セントーの町で女の子からひめのペンダントをもらう

2・ラクロア城のフラウ姫の部屋にいる犬(ハロ)にペンダントを使う

3・ハッテ村北の洞窟で、ララアが召喚する5体のモンスターを残り2体まで倒すと、突然犬がかけつけて残りのモンスターから姫を見分けて元の姿に戻す。これでフラウ救出が成功し、おまもりも入手可能となる(一旦城に戻ってフラウに話しかけることでもらえる)。

なお救出時にはフラウと犬との微笑ましいアニメーションも流れる。細かい。

※洞窟突入後のイベントまではセーフなので、ここまでに犬にペンダントを使うまでやってなければ、戻って必ずこなしてくること。

私も成功したのしか見てないからアレだが、もしペンダントを少女からもらってなかったり、ハロどのにペンダントを見せてなかったりすればどうなるんだ?

つまり一連のイベントをスルーした場合だね。

そのケースだとね、ララアが呼び出したモンスターが残り二体になった段階で犬が来ないから、そのままどっちかを倒さなきゃないんだけど……

だけど?

どっちを選んでもハズレ。

つまりフラウ姫を斬っちゃうんだね。

まー卑怯なヤツだよね、このゲームのララアって。

なんと……では姫君は……

大丈夫だよ!

姫は「わかっておる!」おじいちゃんに命助けてもらってて、あとでちゃんと会えるから!(やっぱあのおじいちゃんすげーんだよね)

でもね、この救出失敗パターンだと「サタンガンダムを倒すまでラクロア城に入れなくなる」のと「おまもりが入手不可」になっちゃうんだ。

一命をとりとめるなら良かったが……

だが後味はまちがいなく悪くなるし、良いことも何一つないから失敗は避けるべきだな。

でも失敗した時限定でさ、けっこうホラーなアニメーションが流れるから、犬のイベント起こす直前にセーブして一度演出見とくのも良いかも。

こだわってるよねー。

〇思わせぶりアイテム・ドラゴンの杖

後半、任意で行くことができるドラゴンの洞窟で※ドラゴンのつえが手に入る。

※ブラックドラゴンが持っていた杖だと思われる。タンクが装備できると思いきや、彼どころか誰も装備できない。ブラックドラゴンを倒した場所ではなく、なぜ遠く離れた洞窟の宝箱に入っているかなどは一切不明(ベビーが拾って隠した?)。

入手後、持っているだけで災いが降りかかりそうなおどし文句話を、またもやおじいちゃんから聞けるが、実際は何の効果もなく、スペースを圧迫するだけのアイテム(そういう意味での災い?)一応10Gで売れるし、捨てることも出来る。文字データのみの存在なのでコレクターアイテムとしても微妙。

ところでスーファミの大いなる遺産でも「せいどうのはにわ」という謎アイテムがあったが、アレと扱いは同じだと思われる(発売から30年以上経過した現在でも、未だに効果や使い道が分かっていないので、ホントに謎アイテム……まさかこれが大いなる遺産?⦅100パーちがう⦆)。

ただしそちらは売れない・捨てられない・預けられないの3拍子なので、ドラゴンの杖より災い度は上がっている。

そういや、ドラクエ5のイブールの本も似たようなものだっけか……。

〇最強武器は炎の剣にあらず

序盤のギャロップの塔4F宝箱に入っている「とうぞくのナイフ」がまぎれもなく最強武器。

攻撃力は激低(10)だが、なぜかこの武器だけが2~4回攻撃可能という性能を持つ。

これをガンダムに装備させれば、キャノンをも凌駕するアタッカーへと変貌する(そうなると攻撃一辺倒のキャノンの立つ瀬はなくなるが、ミノフスキーの存在もあり、物理アタッカーが多いほど戦闘が早く終わるので、彼がお役御免になることはない)。

攻撃力と防御力を二倍にする「せきばん」も装備すると、もう手が付けられなくなる。

〇敵の魔法対策

ガンダムのミノフスキーを使えばラスボスでさえ……

その話はもう終わってるって!

あ、そうでした……ごめんなさい……。

(きびしいな……筆者どのが一発で委縮してしまったぞ)

〇ターンを覚えていない&まほうじんマットをもっていないと……

サタンガンダム城への突入時にどっちもなければ、そこから帰れなくなるためハマる。つまり町に戻りたい場合は、がんばってサタンガンダムを倒すか、わざと全滅する以外に手はなくなる。

宿屋のお姉さんに話しかけて、ちゃんと保険に入っておきましょう。

〇消費アイテムは効果がなくても使うだけで減ってしまう

まほうのロープを地上で使っても減る。

アイテムウィンドウでのボタン連打はほどほどに。

〇※重要※ショーチケットは売るな捨てるな!

サラサの頼みで劇場に入るための必要アイテム(アレクサンダーの家で入手)だが、まちがっても売ったり捨てたりしてはならない。万一やってしまうと2度と入手できなくなるため事実上詰む。

本作きっての大ワナ(ワナというより、売り捨てに対しての救済処置を用意していなかっただけと思われる)。

※劇場に入るために消費している場合はセーフ。その場合はグラナダの道具屋に居るモブから1000Gで再入手可。

〇リバイブの有益性

本来は死亡者に使って全回復(消費は20、なぜかMPまで全快)させる魔法だが、実は生きているキャラにも効く。つまり取得可能なタンクとセイラのMPを一回分キープ出来れば、無限に完全回復が出来る。

……いいのかコレ。

〇みちびきのふえがなくても……

剣の島洞窟内のテレポート床地帯は、2Pコントローラーのマイクに音を吹き込んでいるあいだ正解ルートが見える。

よって本来上記の効果を発揮するはずのみちびきのふえは、入手しなくても良い。

なんでこんな裏技を用意したかは不明。

〇ネモの加入がもうちょい早ければ……

装備品が少なく、加入時期の遅さもあってレベルも上げづらいネモだが、頑張って育てるとHP・素早さ・攻撃力がトップクラスになる強キャラ。

またほかのキャラよりも気合の一撃が出やすい仕様(体感上ホントに)になっているため、充分に育てばキャノンを凌駕するアタッカーになる。

しかもところの情報によると、レベルが上がるほど気合の一撃の確率がアップするらしい。

もう少し早く仲間になってくれよな!

サウンド・音楽 ★★★

好きな曲!

サタンガンダム城の曲!(石の城でもかかるね)

以上!

……それしかないのか?

そう、あれだけ。なんかカッコいいの。

質問がえしするけど、カエデの方はなにかあるの?

「わかっておる!」の、おじいちゃんどのがいる民家でかかるやつとか……なんとなく寂しげだが、良いと思ったぞ。

超空気読みおじじの曲?(勝手に命名)

ソレかかるところには、たいがいおじいちゃん居るよね。

ほかには?

……ない。

ね?

そんなもんだよ。

曲数もそんな多くないしね。

あのサウンドがちょっと……

毒喰らった時にフィールド歩くととにかくうっせーよね!

ガギガギガギガギガギ!!みたいなさ。

確かにな。

蝕まれてる感はあるんだが。

総まとめ ★★★

レトロRPGの中では出来もそこまで悪くありませんし、メーカーの強みを活かしたカードダスシステムや、ところどころで挿入されるアニメーションなど独自要素も光っています。

ナイトガンダム作品を知っていれば、それにこしたことはないですが、ガンダムについて全く知識がない方でも純粋なゲームとしていくらかは楽しめるはず。

ただし、バトル難度のアンバランスさ、エンカウントの激しさ(おまもりである程度軽減可能ですが)シナリオの唐突感(原作アニメを知っていると大分ムリヤリ&違和感があります)さえ目をつぶればですが……。

なお中古屋さんで1000円で購入できたソフトにつき、どこでもわりと手ごろな価格で入手できると思います。

とはいえ、2000円くらいになるとちょっと悩ましいところ。街の中古ショップやWeb通販をフルに活用して最安のものを探しましょう。

特にレアソフトでもないので、入手自体は容易なはずです。

え?これで終わりか?

そうだよ。

短くてたいした良いじゃん(いってもレトロゲーだし、そこまでべらぼうな大作でもないし)。

長ったらしいだけの文なら誰でも書けるワケだよ。

だって、書きたいことぜんぶ書いちゃえばいいだけなんだから。

まあ、それはそうだろうが……

だが、ここにきてそんな根幹に迫る話をするんだな。

短い文で面白さや要点が伝わるものを書く方がよっぽど難しいんだってことを、筆者に再認識させたくてさ(いっつもクドイからね)

さて。

実はボク、一気にスタイリッシュ感が増した2と、難度が急上昇して無理ゲー感が増した3よりも、この1作目のナイトガンダム物語が一番楽しめたんだな。

何気に。

連作の中で一作目が一番というのは、なかなか珍しいことなのだろうな。

好みによるけどね。

冒険してるって雰囲気が強めだったのはコレってこと。

2と3にも冒険感はあるんだけど、キャラゲーっぽさが増してて、ちょっとコレジャナイ的な(アレかな、シナリオ的にちょっとせわしないのと、4人ぞろぞろ隊列組んで歩く絵面がなくなったからかな……上手く言語化できないや)

まあ、結局ほとんどが原作とけっこうちがう展開があるってところは共通なんだけどね。

なるほど。

元を知る者からすれば、やはり別物として楽しんだ方が良いんだろうな。

そうね!(っても、ボクは原作アニメとコミックスの内容うろ覚えなんだけど)

いや、かえって原作とかガンダムとか一切知らない方が楽しめるかもしんないよ。

予備知識ゼロなら試しに遊んでみてって感じだね!

どういう風に思えるのか!

了。

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