どちらもグレープなのに……ぶどうとグレープフルーツのちがい

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唐突だがぶどうを英語にすると「Grape」となる。

しかしグレープフルーツという果物がほかにもあるワケで。

なんならぶどうもフルーツなので、こいつもいわばグレープフルーツと呼んで良いのでは……というややこしくも素朴な疑問。

見た目も味も全くちがうクセに、なぜグレープという共通の名前が入っているのだろうか。

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答えは実り方にあった

grapes
Photo by Nacho Domínguez Argenta on Unsplash

どちらも木に生るフルーツだが、グレープフルーツの実り方がぶどうの房のように見えるから、グレープフルーツと呼ばれるようになったという説がある。

ぶどう(グレープ)に実り方が似てるねコレ!

a tree with lemons
Photo by Akira on Unsplash

ではグレープフルーツと名付けよう!

説が真実なら、多分こういう感じだろう。

ぶどうの方がパイセン

先の感じで名付けられたのなら、グレープフルーツの方がぶどうよりも後から出来た果物でないと辻褄が合わない。

それもそのはず、ぶどうの歴史は大変古く、品種ルーツの1つとされているヨーロッパブドウは、紀元前3000〜4000年頃の古代エジプトやヨーロッパですでに栽培されていたようである。

日本には奈良時代、シルクロード経由によって伝来したといわれている。

グレープフルーツはわりと近年の果物

一方のグレープフルーツは、1750年代に西インド諸島のバルバドスという島国で発見された。

その後1800年前半頃にアメリカのフロリダ地域で栽培され、大正時代になってからようやく日本にやってきたといわれている。

歴史に数千年もの差があるぶどうと比べて、こちらは発見から300年ほどという比較的新しいフルーツなようだ。

日本の季候での栽培に合うフルーツではないようだから、現在もほとんどが輸入品みたいだな。

ほとんどが輸入品っていっても、静岡・熊本・宮崎県とかではグレープフルーツが栽培されているんだよ。

海外のグレープフルーツは年中見かけるけど、そういう国産のグレープフルーツは4・5月が旬の時期なんだ。

そんなワケで国産のグレープフルーツってレアみたいだから、その時期辺りにスーパーで見かけたら、買って食べてみるのが良いかもね。

もう一つの由来

グレープフルーツとブドウ(グレープ)の匂いが同じだから。

これについては説が真実にしろ、筆者は同意しかねる。

実際にかいでみた感じでは、とうてい同じ匂いとは言い難い(なお筆者がにおったものは双方とも、スーパーで購入したありふれた品種のもの)。

推測だが300年前にグレープフルーツと名付けられた当初の品種は、匂いがホントにぶどうとそっくりだったのかも知れないし、そうならこちらの説も納得がいく話となる。

了。

参考資料

果物情報サイト 果物ナビ https://www.kudamononavi.com/(参照2024/11/01)

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