筆者はブロッコリーを習慣的に食べている。
反対に色ちがいなだけで形状が似ているカリフラワーはほぼ食べない。
唐突な。
まぁ良いけど、なんならカリフラワーは年1で食べるかくらいなんだよね。
別にキライなワケではないらしいのだがな。
ブロッコリーの方は少量ながらもサラダにのせるなどして、週5くらい食しているようだな。
元々ブロッコリー自体が抗酸化作用(老化防止や免疫力低下を防ぐなど、生活習慣病予防に効果がある)という働きが強く、健康に優良な野菜なのだとか(効果を知ったのは奇しくもブロッコリー食習慣がついた後)。
一方カリフラワーは見た目こそブロッコリーに似ているが、そちらを選ばずとも内心栄養面にそれほどちがいはないだろうと思っていた。
それに習慣化しているほうを食べるのが必然で、スーパーでもブロッコリーとカリフラワーが並んで販売されていたら、今でも脊髄反射的に前者をかごに入れる。
扱いのちがいはともかく、要するにカリフラワーのことを「白いブロッコリー」程度にしか見ていなかったが…。
どっちもキャベツの変異種
ブロッコリーはキャベツが突然変異した野菜。
くわしくは花蕾(からいと読み、株や中心に出来るつぼみのこと)が肥大したもの。
そのブロッコリーに人の手を加えたものがカリフラワーで、つまりはどちらもキャベツの親戚。
くわしくはブロッコリーもカリフラワーもアブラナ科という種類の野菜に属している。
アブラナとは名のとおり油を取るために使われていた植物のことで、歴史も古く旬の時期には花を咲かせ、畑一面を黄色く彩る。
どこで出来た野菜?
ブロッコリーは北にヨーロッパ・南にアフリカ・東にアジアと、別々の地域に囲まれた地中海沿岸地域が原産で、古の時代から人々に食されてきた野菜。
歴史をさかのぼると古代ローマのヨーロッパ人はすでにブロッコリーを食べていたとか。
やがて移民によりヨーロッパからアメリカへとブロッコリーが運ばれたという(この辺りでカリフラワーも出来た?)。
なおブロッコリー・カリフラワー共々、本格的に栽培されたのは19世紀頃といわれている。
つまり両方が食用としてメジャーになったのはわりと近年でのことらしい。
日本では明治時代に
アメリカ大陸を経て、この2つの野菜が日本へ渡ってきたのは明治時代の頃。
カリフラワーは定かではなかったが、ブロッコリーはもともと観葉植物として運ばれてきたのだとか。
最初の頃は食用として受け入れてもらえなかった不幸なストーリーを持っている。
食用と見られなかったのはボコボコな外見から当時の人々に薄気味悪いとでも思われたのか。
そして先に日本人が箸をつけたのはブロッコリーではなく、カリフラワーの方だという説も。
二次大戦以降には通常栽培され、現在ではどちらも無事食卓に並ぶ野菜となった。
ブロッコリーとカリフラワーについて面白い話があるよ。
ブロッコリーは植えたままほっとくと花が咲くんだ。
カリフラワーはほっといても変化がないんだって。
カリフラワーはある程度で成長が止まるということか?
ところでブロッコリーの花とはどのようなものなのだろうな。
次にそのブロッコリーの花の動画を記載させていただいた。
これならブロッコリーだって言われても一瞬で分からないよね!
この状態のものを可食できるかは不明だが、花は小さめにポンポン咲くのだな!
人によっては可愛らしいと思うかもしれないな。
中身は別物
ブロッコリーは緑黄色野菜で、カリフラワーはその他の野菜として分類されている。
ブロッコリーの方は栄養バランスに優れ、βカロテン・ビタミンC・葉酸などが豊富(βカロテンもビタミンCも抗酸化作用を持つ栄養素)。
カリフラワーはビタミンCの含有量がブロッコリーに劣るものの、ゆでてもビタミンCはそれほど減少しないという特徴がある。
ちなみにブロッコリーを緑黄色野菜としているのは、緑黄色野菜の基準として「可食部100g中に含まれるカロテンの量が600μg(※マイクログラム)以上の野菜」を指しているからである(※マイクログラムは1ミリグラムの1000分の1)。
カリフラワーはこの条件から外れているため、それ以外の野菜ということになる。
栄養面からの視点では、まったくの別物というワケである。
まとめ
大元は1つの野菜であっても片方は突然変異によって、もう片方はそこに手を加え、別な育ち方をしていったいわば親戚同士の野菜である。
歴史も古く、ブロッコリーは古代ローマの時代からすでに食されていたという。
また栄養面にはちがいもあり、厳密にはブロッコリーは緑黄色野菜、カリフラワーはその他の野菜という位置付けとなる。
ちなみにブロッコリーって茹でるんじゃなくて、蒸すと良いんだよ。
蒸すと栄養分の流出が少なくなって効率的に栄養が取れるんだ。
ブロッコリーの房をひと口大にちぎる→軽く水にひたして洗う→ほどほど濡らしたらラップしてレンチンってな感じかな。
茎や葉っぱの部分も栄養があるから、スープなんかにすると良いね。
部位を余さないし、実に効率的な方法だな!
今度やってみよう!
あーでもカエデって料理上手だけど、レンジとか現代の調理器具使うのは苦手だったよね……(前に卵爆発させてたしな)。
ま、一応気をつけてね…。
主な参考先 ”「五訂日本食品標準成分表」の取扱いについて”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/topics/0106/tp0628-2.html,(2022-01-08).
了。
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