えー……タルタルソースって……
フライの付け合わせくらいにしか出番がない上、今回は作り方メインの話なの?
それってもう雑学じゃなくレシピ話だよね。
ごもっとも。
一応は雑学話を主としているサイトだからな(今のところは)。
だからこそというワケではないが、今回はあえて先に言っておくか。
玉ねぎを切って涙が出るのは、玉ねぎに含まれる「※硫化アリル」という成分が空気中に散って、目鼻を刺激するからだ。
※硫化アリルは包丁で切るなどすることで、玉ねぎの細胞が壊れて発生する。玉ねぎのほかにニンニクやニラなどのネギ科の野菜にも含まれる。
あ、そうなんだ?
どおりで切った時に目がシャバシャバすると思ったよ。
これを避けたい場合は、調理前に玉ねぎをよく冷やしておくことでいくぶんマシになる。
切れ味の良い包丁を使うことも有益な方法だな。
……まあこんなところか。
さて、ここからは本題のタルタルソースの作り方についてだな。
メインはやっぱそっちの話になるワケね。
そうだ、私が教える(筆者どのの料理メモを兼ねているのが本当のところだが、これは内部事情というやつだ)
それと、こういう話題の時は何度でもいうが「レシピサイト見れば良いじゃん」とか野暮はいうなよ。
ごめん、言っちゃうとこでした。
材料と作り方

……これホントにタルタルソース?
筆者って、ホントに物撮りヘタクソだよね。
いや、そんなことよりも玉ねぎのなんと荒い切り方よ。
これならいっそ画像なくても良いんじゃ。
しかもある程度減った後なんだぞ、コレ。
筆者どのからして「いつもはちゃんと細かく切るんだけど、この文書くために急ぎでやったせいで荒くなっちゃった。そんで画像も先に撮るの忘れちゃった!でへ……」と、いうことだが、要はタダの言い訳だな。
それよりもさっさと材料と作り方にいくぞ。
筆者どの弁明などに付き合っていたら、時間がいくらあっても足りないからな。
(たまにボク以上に筆者へのあたりがキツイことあるよね、カエデって)
材料
- 生卵
- マヨネーズ
- 玉ねぎ
※1~2人分なら、卵は1つ、玉ねぎは1/4カットあれば充分。味の調節はマヨネーズの量で。塩コショウや、レモンで味を整えるのもアリ。
まず、ゆで卵を作る。
卵を茹でているあいだ、玉ねぎをみじん切りにし、水にさらし(ひたし)ておく。
その後、出来上がったゆで卵、適量のマヨネーズ、水気をきった刻み玉ねぎを底の深い皿かボールに入れ、ヘラやスプーンなどでゆで卵をつぶしつつ全体と混ぜ合わせたら完成だ。
調理時間は12、3分程だな。
ほとんど卵の茹で時間くらいしかかからないし、簡単だろう?
材料も少ないし、なんたって大味調味料のマヨ使うから、誰が作っても失敗しなさそうだしね。
ゆで卵はそのままではなく、少し砕いてから混ぜるのが良いぞ(そのまま混ぜようとすると、卵がツルンとなるからな)。
最終的に混ざり合わせれば良いんだから、やり方は人それぞれで構わないが。
タマネギを水にさらす理由(水さらし以外の方法も記載)
ところでさ。
なんで玉ねぎ、水に入れるの?
刻んでそのまま混ぜちゃえば良いのに。
辛みや臭いを少し抜くためだ。
玉ねぎの※辛み成分、つまり硫化アリルは水に溶ける性質があるからな(水溶性というやつだ)。
どのくらいさらすと良いの?
私が作った場合だが5分ほどだ。
このくらいだと、まだ少し辛いが。
ホントはもっと時間かけた方が良いんじゃないの?
ところが長ければ良いというワケでもない。
あえて短い時間にしているのは、玉ねぎの栄養を残すためでもあるんだぞ。
※理屈も次に書いておこう。
※硫化アリルは辛みや刺激臭の元だが、血液をサラサラにする効果などが期待できる。一方、食べ過ぎは胃腸に刺激を与えるため、ほどほどの量にするべし。なお切った玉ねぎを水中で長く放置すると、硫化アリルにくわえ、ほかの水溶性の栄養(ビタミンB1など)も時間と共に流れ出てしまうため、カエデが言うように水さらしもほどほどにしておくべきである。
例外として、春先から見かける新玉ねぎは辛みが少なく、生食にうってつけだ。
余計な下処理をしなくて良い分、旬の時期にはこちらを使うのもアリだぞ。
……普通の玉ねぎより値段は高いがな。
いつもの玉ねぎをメインで使った方が良いってことね。
栄養のことも分かったけど、流石にもう少し辛さを抜いてからの方が良いんじゃ……。
それはそれとして、多少クセのある方が私の好みだからな。
辛みと苦みの後味が、良いアクセントになるんだ。
一度試してみろ。
「マイルドビターな感じ」が揚げ物とも相性が良く、意外に悪くないと思えるはずだ。
ものは言いようだね。
少々時間がかかって良ければ、切ったあと水にさらさず、そのまま少し放置すれば良いぞ。
2、30分程度が目安だが、これでも大分辛みが抜けるし、栄養の流出も防げる。
もしくは容器へ移し、ラップをかけてレンチンするという方法もある。
こちらは相当な時短にもなるし、加熱によって玉ねぎも甘くなる。
なんだー!
そんな良い方法もあるんじゃん!
ボクならレンチンの方向で!
コチョンどのは、食材の滋味を楽しむことが出来ないお子様ネコだし、その方が良いだろうな。
うっさい!
お子様いうな!
ついでにゆで卵の作り方も
茹でるだけなんだから、作れない者が居るとは思えないが……。
必要か?
一応、作り方お願いします。
ボク、失敗するので。
(ド〇ターX風にいうな)
鍋にたっぷり水を入れる。
生卵を鍋に入れ、好みの堅さになるまでの時間、水からゆでる。
半熟なら9~10分、固ゆでなら11分以上、時計を見ながらでもスマホのタイマーを使っても、どっちでも良いぞ。
ゆで終わったら水にひたし、触っても大丈夫なくらいの温度になったら、殻をむいて完成だ。
ああーそういえば!
子供の頃、家庭科の授業でそんな風に教わった気がするよ。
懐かしいな!
(ネコが授業だと……?)
でもさ、卵の殻ってホンットむきづらい時あるよね。
白身が殻にひっつく時あるし、ゆるすぎてグチャってやっちゃうことだってあるし。
ツルンってまとまってむけた時はめっちゃ気持ちいいけどさ。
それな。
ゆでる前に卵の下の方を「コツン」と割って、小さめのヒビを入れると良いんだ。
殻をむく際は、水の中で全体に少しづつヒビを入れつつ行うと、さらに失敗しづらい。
なによりのコツは、少しづつ、あわてずにむくことだがな。
(それが出来れば失敗はしないんだよね)
そういやさ、100円ショップでゆで卵グッズって売ってるんよね。
中に入れてシャカシャカ振るだけで、殻がペロンってむけるのとかあったし。
本当に色々なものが出来てくるものだな。
確かに便利そうだが、もしや買ったのか?
買った!
どうだった?
強くふりすぎて、殻ごとグチャってなっちゃった!
ゆで具合がゆるめなのが悪かったかも!
えへへへへへ!
そうか。
(いかな便利グッズでも、作り手が悪ければ、使い物にならないということか)
まとめ
まとめるほどのものではないが、もう一度タルタルソースの作り方を簡単に伝えておこう。
よろしくー。
材料は生卵(ゆで卵にする)と玉ねぎ、マヨネーズだ。
1~2人分なら、卵一個と中玉ねぎ四分の一くらいで足りるだろう。
卵を茹でているあいだ、玉ねぎをみじん切りにして、水に少々の時間さらしておく。
ゆで卵が出来たら、適量のマヨネーズ、水をきった刻み玉ねぎと混ぜ合わせ完成だ。
玉ねぎの辛みは、水にさらす時間が長いほど抜けやすくなるが、さらしすぎるといくつかの栄養が抜けてしまうからほどほどにな。
辛さや匂いを取るほかの方法は、刻んだやつをレンチンしたり、水につけないで少し放置ってのも良いんだったよね。
味はマヨネーズの量を調節させるだけで良くって、好みでレモンとか塩コショウを足すのもアリなんだっけ?
アレンジすればキリがないが、単純なものを作るならこれで充分だ。
確かに簡単だけど……なんかさ。
めんどかったら、市販の出来てるやつ買えば良いって思っちゃった。
ほら、チューブに入ってるやつ。
……たまには手間を楽しんだらどうだ?
こういうのは、実際に手を動かして作るからこそ気晴らしにもなるんだ。
料理をしているあいだは、何も考えなくて良いという者も居るんだからな(ストレス発散というやつで)。
タイパやれ時短やれを優先しすぎると、人間味がなくなってくるぞ。
時代に一石を投じるような発言だね。
ぜんぜんタルタルと関係ない話になっちゃったけど。
そうはいいつつ、私もチューブのやつを使うことはある。
楽だからな。
あまり手をかけたくないこともあるワケだからな。
ソッコーでダブルスタンダードな答えをありがとう。
了。


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