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ネタバレはイヤだけど……
ネタバレはイヤだけどゲームには興味ありって人は、ここからこの先ネタバレ注意!までを読んで参考にしてね!
初プレイの楽しみを大事にしたい人は、そこまでなら安心して読める内容にしてあるよ!
それ以降の内容は、ネタバレが問題ない人向けだぞ!
ゲームをすでにプレイ済みの人は思い出を楽しみ、未プレイの人には雰囲気だけでもつかんで、実際にやってみたいと思ってもらえたなら嬉しいな!
情報もろもろ
発売日 | 1993 |
発売元 | ハドソン |
開発元 | ハドソン |
ジャンル | RPG |
プレイ環境 | SFC |
おススメする人
以下のような要素が好きな方におススメ
- レトロRPG
- シリアスなシナリオ(10%くらいコミカル要素あり)
- 日本昔話やおとぎ話ネタが豊富
- 前作・桃太郎伝説をプレイ済(済みの方が物語により入り込めるが、未プレイでも可)
- 和風
- 中~長編
- 無口主人公、桃太郎(その代わり仲間が多くしゃべる)
目安プレイ時間・特徴など
クリアまでのプレイ時間は20時間くらいだよっ。
敵がなかなか強めだから、ちゃんとレベル上げして進まないとけっこう難しいんだ。
だからレベリングメインで少し時間はかかると思うよ。
……それもRPGの楽しさではあるんだけどさ。
このゲームは、昔話に登場する桃太郎を主人公にすえた、壮大で感動的な物語を楽しめるんだ!
新桃のことでおしゃべりできる日がくるなんて、めちゃ感無量だよ!
なんせ、ボクがプレイしてきたSFCRPGの中でも、トップ5に入る面白さだったからね!
特にストーリーの良さはもう最高レベルっていっちゃっても良いね。
桃太郎のみではなく、ほかの昔話やおとぎ話からも多くの登場人物や舞台設定が見受けられるな。
足柄山の金太郎や漁師の浦島太郎、竹取のかぐや姫に竜宮城の乙姫。スズメのお宿や、おむすびころりんの穴、酒呑童子が住まう大江山……。
挙げるとキリがないな。
ちょっとしたミニゲームの屋台があったり、寄り道(行かなくても良いけど行った方がゲームをより楽しめる場所)や、裏技的な隠し要素もあったりするから、内容盛りだくさんな和風レトロRPGを求めてる人にはもううってつけなタイトルだね!
※リンク先は参考価格の商品ページです。ショップ内で同商品を検索すると、より安価な出品が見つかることもあります。
この先ネタバレ注意!
序文
「桃太郎伝説」って聞いてもさ。
レトロゲーム好き以外にはあまり馴染みがないんじゃないかな。
メジャーなのは桃太郎「電鉄」の方だし。
電車を走らせて、ほかの者よりも先に目的地へとたどり着き、各地の物件を購入して金持ちを目指すやつか?
いや、まー、説明はまちがってないけど……
その桃太郎電鉄のキャラたちが活躍するRPGシリーズの初代が、まさしくファミコンの桃太郎伝説で、今作の新桃太郎伝説はその続編ってワケですよ。
……いってもSFCソフトだし、発売からもう30年以上経ってるけどさ。
ちなみに初代桃伝が1987年、初代桃鉄が1988年に発売されてるから、桃鉄よりも早く生まれたシリーズなんだよ。
表記の都合により、ここから新桃太郎伝説ではなく「今作」や「新桃」などと略させていただきます。
なおゲームの桃太郎とは関係ありませんが、新桃太郎と聞いて昭和の台湾映画を想像された方は、相当マニアックな方だと思います。
どちらにしろ今は昔のレトロRPGの一つだな。
ただ、今遊んでもめっちゃ面白いと思うよ。
ほかにはない独特なシステムをいくつも搭載してたり、的当てやクイズとかのミニゲームや、寄り道・隠し要素なんかもけっこうあったり。
それよりもね、シナリオが当時のRPG中でも逸品ものなワケよ。
超真面目な物語でさ「上げて落とす」展開の激しさや魅せ方は、もうトップレベルだね!
ゲーマーを自負しているコチョンどのがそこまで褒めるのは、なかなか珍しいことだな。
そのくらいいってもおおげさじゃないのよ。
キャラは一見デフォルメで可愛らしいけど、その見た目からのギャップってやっぱすごかったじゃない。
「これがあの桃鉄の桃太郎?」って感じで。
そして思わずプレイヤーをうならせるシナリオの立役者は、やっぱ「カルラ」って大悪役の存在ね。
こいつがまー……悪いヤツだったよねーカエデ。
ああ、そいつに関しては、私でもためらわずに成敗したくなるほどの悪役ぶりだったな。
何回やっつけても飽き足らないくらいね。
ともあれ新桃って聞いたら、カルラが真っ先に思い浮かぶこと請け合いなくらいには。
後程、カルラについては詳しい話をするとしよう。
私もやつには思うところがあるからな。
うん、たっぷりとね。
あとさ、新桃は仲間になる人数も多いんだよね。
どのくらい居ただろうか?
ストーリー上かならず仲間になるキャラと、条件を満たさないと仲間にならないキャラも含めて全部で21。
当時のRPGでもかなり多い方だし、仲間をコンプするっていうのも、楽しみ方の一つっていえるね。
しかも。
しかも?
どの仲間も要所要所でけっこうしゃべるしね!
ここまでセリフを詰め込んだタイトルって、この頃のタイトルにしては珍しい気がするよ(まあ主人公の桃太郎がしゃべらない分、仲間がしゃべってるってのもあるだろうけど)。
たいがい仲間になって以降だんまりってのも少なくないでしょ?
っと……これはシステムの方で話すことか。
思い入れがあるせいで早々脱線しちゃったよ!
評価スタイル
ここからはストーリーや総評まで各要素を分けて☆☆☆☆☆って感じの、お星さま評価をさせてもらってるよ!
☆5つなら満足、☆1つなら不満って感じでね。
ちょっぴりありきたりな評価の仕方だけどね。
☆☆☆+や☆☆☆☆-のように評価させてもらうこともあるぞ。
これは次の☆数まであと少しで達する、達したが少々物足りないといった微妙さ加減を表していると思って欲しいな。
ストーリー ☆☆☆☆☆
数多のレトロRPGの中でも、まちがいなく最高レベルの感動が味わえます。
「昔話の桃太郎が、こんなにも人の心を揺さぶるRPGになるなんて……(キャラの見た目がややコミカルなので余計に)」
今でも、そう思えてやみません。
いわば「希望と絶望」が入り混じった、重厚でシリアスなシナリオ。
特に印象深いのが、中盤から急激に増すシビアさ。
本編に深く関わる脇役はもちろん、村人などのモブキャラに至るまで、容赦ない「死」が描かれていきます(つまり中盤以降、登場人物が死ぬ描写が多いということ)。
さらにクライマックス付近でのとてつもない悲壮感や、世界が一気に危機におちいる展開は、これまた心を容赦なく打ち据えます。
もっともこれら一連の出来事は、すべてカルラという一人の大悪党が作り上げたものですが、彼については序文でカエデとコチョンがふれたように、もうしばし後でくわしく……。
ちなみに今作では「殺」という表現も度々出てきます。もし今の時代にリリースされていたなら、間違いなく年齢レーティングは高めだったことでしょう。
こうした重い展開や表現を敬遠する方もいるかもしれません。
ただ、それなりに救いのある展開もあり、険しく長い旅の末には希望を感じさせるエンディングも待っています。
だからこそ「ハッピーエンド至上主義」の筆者でも、心折れることなくクリアまで辿り着けました。
……色々ムリしてキレイにまとめようとしましたが、まあ要するに……。
色々ヤバいことや悲しいことも多かったけど、すげー悪いやつも何とかこらしめたし、この先もみんなで頑張って生きていきましょうや!
……みたいな、そんな感じです。
うわぁ……なんて稚拙なまとめ方……。
今どきの小学生のほうが、もっと気の利いたこと言うよね。
まあまあ、筆者どのの言いたいことは、たしかにこの言葉に集約されているとも言える。
それよりもコチョンどの、その言い方、小学生のみんなに失礼だぞ?
ご、ごめん……!
ちびっこたちを見下してるわけじゃなくて、筆者の言い回しが雑すぎたのがちょっとね……。
雑くて稚拙ですみませんでした。
また冒険の舞台は、地上のみにとどまらず、海上・海底・月面・鬼ヶ島、さらには地獄の底にまでおよぶ、シリーズ屈指のスケールの大きさとなっています。
月の世界では、かぐや姫が暮らす月の宮殿があり、住人たちはウサギや平安風の女性たちと、幻想的な雰囲気が徹底されているほか。
海底には竜宮城や人魚たちの村も登場し、各舞台ごとのキャラクターや設定が、物語の世界観をいっそう深く印象づけてくれます。
なお、今作については「前作をやっておいた方が良い」タイプのゲームと断言します。
ここでいう前作とは、先ほどもふれたファミコンの桃太郎伝説(1987年10月26日発売。知る人ぞ知るパスワード方式搭載ソフトで、物語のノリはかなりコミカル)のこと。
結論として今から前作を遊ぶには、ファミコン版・桃太郎伝説が入手しやすいので、おススメです(街の中古屋さんでも1,000円前後で売られているのを結構見かけます)。
今から筆者が通販や中古屋さんで購入するとしても、本体&ソフトで5~6千円ほどでまかなえる範囲です(ただし取説や箱の有無は関係なく、本体も中古であることが前提)。
前作というくくりでなら、往年のレトロ機種・PCエンジンにてリリースされた、桃太郎伝説ターボ(1990年7月20日発売。今でいうところのリマスター版)を遊ぶのもありですが、Webでざーっと調べたところ、現在PCエンジン自体がかなりのレア機種となっているため、本体を持っていない場合、コスパ高になる可能性があります(令和7年7月時点の調べでは、中古でも1万数千~4万円ほどの価格帯でした)。
一方で本体を現在も所持、かつ現役で動作するという幸せな方であれば、グラフィックリニューアルのほか、各要素の調整がされた上記ターボの購入はありです(ソフト自体は送料込みでも、中古2~3千円ほどで販売されているのを確認しています)。
ほかの作品については、桃太郎伝説のもう1つの続編、桃太郎伝説2が同機PCエンジンより。さらに外伝として夜叉姫・浦島・貧乏神を主役にすえた3編オムニバス式のRPG※桃太郎伝説外伝が、ゲームボーイ、PCエンジン、ファミコンの3機種でリリースされています。
※リリース順ではGB⇒PCエンジン⇒ファミコン。現在はPCエンジン版・ファミコン版ともにレアソフト化しており中古でも高額(1万円超えがゴロゴロ)GBだけはなぜか1,000円前後で入手可能なものがけっこうある。
ただし桃太郎伝説2は、今作の新桃とは物語のつながりがないパラレルワールド的なもので、※設定も別ものなため、話の流れを理解するにはファミコン・桃太郎伝説⇒今作というプレイの流れで充分です。
※今作では婆娑羅王が夜叉姫の父親ですが、2では地獄王(ラスボス)が父親となっています。もちろん今作での地獄王の登場はありません(そもそも存在すらしない)。なお物語設定は桃太郎外伝に後日談としてそのまま引き継がれています。また2は今作のベースにもなったようです。
余談ですが、今作から月日を経て発売されたPS版・桃太郎伝説は、いわば初代桃太郎+桃太郎伝説2(今作の要素もやや含まれる)な内容となっており(ただしラスボスは地獄王ではなくえんま)ノリもコミカル路線に戻っています。こちらの桃太郎はプレイ済みの筆者からして色々思うところがあり、正直「うーん……」な内容でした。
というのも、ローディングありきのPSで、あの高エンカウント率なのはちょっと……あと鹿角の術の演出も新桃と比べてしょぼい……(新桃の一閃する感じのエフェクトと、チャキン!なサウンドが良かったのに……)
勢いに任せて色々ムダ書きしました。ここまでたいへん読みづらかったと思うので、別途作成したまとめを以下に記載します。
〇前作とのつながり
- ファミコン版『桃太郎伝説』(1987年)は、今作の6年前の物語
- 世界観やキャラクターの成長・変化を感じたいなら、プレイしておくのがベスト
- ノリはかなりコミカル。だからこそ今作とのギャップが楽しめる
〇今でいうリマスター版:桃太郎伝説ターボ(PCエンジン)
- 発売:1990年
- 現在は本体価格が高騰中(1万~4万)
- 本体を所持かつ現役で動かせるならファミコン版の代わりにプレイする価値あり。ソフトのみなら2~3千円程度の出費で済む
〇その他の派生作
- 『桃太郎伝説2』(PCエンジン)…パラレルワールド的続編、直接のつながりはないものの、今作の製作ベースタイトルにもなっているらしい
- 『桃太郎外伝』(GB/PCエンジン/FC)…夜叉姫・浦島・貧乏神を主人公にすえたスピンオフ3編構成。ファミコン版はプレミアソフト化しており、現在でも1万数千円以上の値が付いている。
- 『桃太郎伝説(PS版)』…初代+2+今作をミックスしたような内容、ただしシナリオはコミカル寄りに戻っている。内容はそれほど悪くないものの、ローディングありきの高エンカウント率のせいでテンポは最悪レベル
なぜなら今作は、前作・桃太郎伝説でラスボスのえんま王をこらしめてから※6年後からのスタートとなっており、そちらを遊んでおいた方が世界観の理解や没入感がより深まるためです(やらなくてもプレイには支障ありません)。
※前作での桃太郎は6歳だったので、今作では12歳となっています。うーん、思春期のはじまり(そりゃ女湯のぞきたくなるのも、ね……⦅シリーズお馴染み要素ですが、今作でも隠し要素として女湯の〇きが可能になっています⦆)。
実は本編で年齢がはっきりしているメンバーは何気に桃太郎のみで、ほかは一切不詳です。
他メンバーの歳が分からないぶん「金太郎も同じくらいなのかな」とか、浦島は※身長が桃太郎よりも8センチ高いので「少しお兄さんなのかな」とか、そういう想像をふくらませると楽しいかもしれません。
※何気にキャラごとの身長と体重もステータス画面で確認できる。中盤では体重を用いたギミックまで用意されている。
夜叉姫君は桃太郎どのと同世代に思えるな。
鬼族だけあって一本角が生えている以外は、普通の少女となんら変らないように見えるし。
でも鬼族の実年齢とか寿命って謎に包まれてるんだよね。
桃太郎と戦ったあとの酒呑童子のセリフだと、彼も数百年生きていることが確定してるし、エルフみたいな長寿種族ってことだけは確かだね。
それに夜叉姫が初めて会った時の桃太郎を子ども扱いしてるとこみても、やっぱ年上っぽい感じはするんだよね……でも正確な年齢はさすがに分からないんだな。
でも、ここらへんあまりツッコまない方が楽しめるよ、きっと。
確かに野暮だったかもな。
すまない、続けてくれ。
さらに、桃太郎がえんまをこらしめた時の強さを反映させているためか、40段&全術修得&勇気シリーズ装備でスタートするのも「地続きのストーリーなんだな」と思わせる仕様(ただし直後のダイダ王子とのバトルで、段・術・装備すべてが初期の状態に戻され、そこから本格的な旅がはじまるようになっています)。
またえんまをはじめ、その直属部下の雷神・風神、やまんばやしこめなど、前作にも登場した一部の鬼たちも、かつて桃太郎にこらしめられたことから今作では改心して「良い鬼」となっています。
しかし……。
はじめの方でえんまどのもかぐや姫君同様、幽閉の身となってしまうのだったな。
前作で桃太郎どのの影響を受け、地獄のほかの鬼たちに「勇気」や「愛」を説いていたことが理由だったようだが。
鬼族の秩序を乱す存在として見られたのだろうな。
前は悪の親玉だった人が、今回めっちゃ良い人になっちゃったってことだからね。
それに風神雷神だって桃太郎にこらしめられたから、きっと同じ考え方になっていただろうけど。
でも鬼のトップのバサラ王がえんまにNGだしちゃったから、その直属の部下の2人も決定に従わざるを得なかったってね……。
いわば信頼する上司を人質にとられたようなもんだし。
それこそえんまどのが雷神どの風神どのにとって絶対の存在だったから、心ならずも桃太郎どのたちと戦うことになったんだな。
だが再会時の言動からして、本心では「戦いたくない」というのがありありと見て取れたのが、とても痛ましかったが。
それもこれも全部カルラが悪いんだよ。
っと……やつのことはしつこいけど、もう少し後でね。
あんまり悪いヤツすぎて、長文になりそうだし。
ところで「前作をやっておいた方が良い」とあったな。
別に必須というワケではないとも書いていたが。
別にやってなくても楽しめるよー。
ただやっといた方が話の筋もつかみやすいし、いきなり感も少なくなるんだ。
それと、ある意味で前作をやっておいた方が良いって理由はほかにもあってさ。
その理由とは?
雰囲気の落差を楽しめるってとこさ!
なんたって前作(ファミコン版・桃太郎伝説)はおふざけコメディ感強めだからね。
前作→今作ってやると、あまりの雰囲気のちがいにきっと度肝を抜かれるよ!
ただ、面白キャラやコメディ性は前作から引き継がれたものがいくつもあるんだよ!
めちゃ真面目なシナリオになったってのは確かだけど、何から何まで真面目一辺倒ってワケでもないってことだね。
昔話・おとぎ話からのオールスター劇場
桃太郎のお供、ポチ(犬)・モンタ(サル)・キーコ(キジ)のトリオ(名前はデフォルト、旅立ちの村で一度きり変更可能)の登場はもちろん。
足柄山の金太郎や亀を助けた浦島太郎、竹取のかぐや姫にりゅうぐうの乙姫。
三年寝太郎や、おむすびころりんのネズミ、スズメのお宿のスズメ、花咲かじいさん、やまんば。
大江山の酒呑童子、雷神・風神、天邪鬼……と、列挙にいとまがないほど昔話・おとぎ話のキャラ総出演な今作(前作でもこれらのキャラ出演はあったが、引き続いての出番となる今作では、見せ場やセリフが増し、存在感はより強調されている)。
ほかには類を見ないほどのおとぎキャラのお祭り状態に関わらず、皆がそれぞれ役割をもち、しかもちゃんと噛み合うように物語が作られていることが圧巻。
また、乙姫の住む竜宮城とかぐや姫の住む月は、そもそも別な物語のスポットなのに「竜宮城から月へワープ」が出来るほか、鬼ヶ島の地下が地獄であるなど独自の設定も盛り込まれている。
これほど豊富な昔話モチーフの土台に、オリジナル要素をふんだんにミックスして破綻させるどころか、更なる旨味に変えた和風RPGなんて、ほかには……。
あ、※大神があったか。
※カプコン発売の和風アクションロープレ。日本神話とおとぎ話をミックスさせたような物語と世界観が特徴。毛筆で文様をえがいてさまざまな効果を発現させるシステムもユニークで、筆者が遊んだゲームの中でも屈指の名作。無印版はPS2でのリリースだが、Wii・Switch・PS3、4・XboxOneからのXboxシリーズ・Windows版にいたるまで、幅広い機種で絶景版やリマスターがリリースされている(令和7年8月時点)。
別ゲー話、失礼いたしました。続きをどうぞ(一応下に商品リンク⦅Switch版⦆を貼っておくので、気になった方はチェックしてみてください)。
かぐや姫君が鬼族の王子といとこ同士であることや、ポチどのが花咲かじいちゃんどのの飼い犬なこと。
それに本来地獄の裁判官であるえんまどのが、そもそも鬼族であることなど、本来のおとぎ話とは異なった意表を突いた設定に思えたな。
それよりちょっと変なこというけど、もしこれが映画とかなら、登場人物へのギャラがえらいことになりそうだよね。
スタッフ「監督~……出演者へのギャラ、もう予算オーバーっすよ。かぐや姫とかバサラ王とか、あの辺のクラスだと〇〇〇万円かかるっすよ……」
監督「だったらイヌサルキジは動物タレント事務所じゃなくて、どっかそのへんの野っぱらから捕まえてこい!それでギリ足りる!」ってさ。
……っと……変な想像しちゃった、ごめん。先続けて。
仏教の影響を受けた(らしい)深みある設定
※やたら小難しい内容になってしまったので、この項は読み飛ばしてもらってかまいません(解釈をまちがえている可能性もあるため)
開発者の1人、さくまあきら氏(桃太郎シリーズ産みの親として知られている)が考えた設定によると、今作は大乗仏教・小乗仏教の対立がテーマになっているらしい。
参考 Wikipedia 新桃太郎伝説https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E4%BC%9D%E8%AA%AC
なにそのやたら高尚なテーマ。
ボクそんなのがひそんでるゲームだと思ってやってなかったけど、作者さんってそういうことをシナリオに盛り込んでたワケ?
カエデ、そのなんちゃら仏教のことってなんかしってる?
ボクはそういうのさっぱりだから。
こういうのは簡単にいえる話じゃないんだが……
分かる範囲でざっくりいうと「みんなで幸せになろう、助かろう」が大乗仏教で、小乗仏教は「まず自分が厳しい修行をして悟りを開く」といった考え方だな(そもそも小乗仏教とは大乗から見た際の蔑称とされ、現在では上座部仏教と呼ぶのが正しいようだが、コチョンどのが混乱するから、こういう話は伏せておくか)
乗るという字を“船”にかけるなら、大乗は大きな船にみんなで乗り、一緒に救われようとする。
小乗はまずは自分ひとりで舟を漕いで、悟りの岸を目指す。
そういう感じだな。
うん。
多分わかった!(ごめんよカエデ……ホントはぜんぜん分かんない)。
(この満面の笑顔は多分分かっていないな……だが私の説明でもこれが限界だ、すまないコチョンどの)
……この考え方を新桃に当てはめるとおそらくこうなるんじゃないか?
・鬼族は小乗仏教的な価値観
自他に厳しく、自己研鑽を重視するストイックな一族。
自分を高めることには熱心だが、その分、弱者や他種族に対する理解がうすい。自然にたとえるなら一本の強靭な大木を目指す。
・人間は大乗仏教的な価値観
「皆で助け合い、平和に生きよう」とする。
力がない分、他者との協力(他力本願的な意味でも)を大事にし、結束を重んじる。自然にたとえるなら川辺にそよぐ葦の集団を目指す。
これはどちらかが正しいということではなく、相反しつつそれぞれで成り立っている考え方としてみてほしい。
そして鬼(大乗)と人間(小乗)による互いの対立と歩み寄りを描こうとして、ゲームという型に落とし込んだのだと思うが……作者どのがそう意図したかはどうかまでは私にも分からない。
すまない、結局難しい話になってしまったな。
いやいや、ボクなりに分かったよ(半分くらい)。
でもそういう難しいテーマを取り入れてるって知った後だと、前作との雰囲気のちがいを余計感じちゃうね。
何せ前作は村に居るウン〇と普通にしゃべったり、お地蔵さんが「なーほーざーワールド!」とかいってたのに。
なんだ「なーほーざーワールド」って。
けっこう昔に、ある人気クイズ番組があってね。
その番組名をパロったセリフなんだ。
……全然物語とは関係なさそうだな。
そういうなんも関係ない「ちょっぴりおふざけ」な要素が多かったのさ!
以前のシリーズにはね。
あ、でも今作にも一応あるじゃん。おふざけ要素がとりわけスゴいスポットがさ。
ほら、ほほえみの大地。
なんとも珍妙な鬼たちが出てくる地域だったな。
今作の「そういう」要素のほとんどは、あそこに集約されていたといっても過言ではないな。
中央部にはおふざけ感丸出しの文字もあるくらいだしねっ(あそこのホの字のとこに、お地蔵さんと商人が配置されてるってのもまた、ね)。
仏教テーマらしきはいたるところに
前作の鬼ヶ島(地獄)はただの単一MAPでしかなかったが、今作ではさらに三途の川※階層の概念が追加され、いかにもな仏教テイストが色濃く反映されている(なお地獄それぞれの階層は2にも存在した)。
※黒縄地獄(こくじょうじごく)・極寒地獄(ごっかんじごく)・阿鼻地獄(あびじごく)などが存在し、ラストダンジョンの各フロア名にもなっている。
なお実際の仏教上の階層とはやや異なるものの、最もどぎつい地獄とされる阿鼻地獄が最下層なところは共通。
オマケとして、仏教上での地獄の階層も表記(一層から)⇒等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、阿鼻地獄(無間地獄)
またダイダ王子の母(バサラ王の第一夫人)が※鬼子母神であることも仏教的な設定の一つ(本編ではあるアイテムを使うことで名前のみが確認できるが、生死を含めて詳細は一切不明)
※伝説上では他人の赤子をさらって食べる恐ろしい鬼女だったが、釈迦(おしゃかさま)に自分の子どもを隠されたことで、他人の親の悲しみを悟って悔い改め、弟子となった。現在では、安産・育児・子授けの守護神となり、日本各地の寺院でまつられている。
なおサンスクリッド語では「ハーリーティー」と呼ばれている。
カルラの名前も、仏法の守護神「迦楼羅⦅ヒンズー教でのガルダ・ガルーダとも呼ばれる⦆」から由来したと思われる(人々にさまざまな利益をもたらす存在とされるため、新桃のカルラとは性質がまるで真逆……)。
まあ「三千世界」って鬼が出てくる時点でもうね……という感じである(彼の登場時のセリフもかなり和の厨二病仏教的。あの世界にもあるんだな、須弥山……)。
RPG史上最凶レベルの悪役、その名は「カルラ」
いよいよカルラの話だぞ。
ゲームとはいえ……いやむしろゲームのような創作だからこそか、あれほどの悪者が存在出来るのは。
それも「とんでもない」ね。
まずさ、性格が「卑劣・狡猾・残虐・強欲……」で、何ならこういう2文字の悪イメージの言葉がぜんぶ当てはまっちゃいそうなやつだったね。
しかもセリフの度に「ケーッケッケッ!」って笑い方すんだよ!こんな笑い方する時点でもう悪いヤツでしょ!
あげくにさ!オープニングから最後までずっーと出っ放しで、出番がとぎれることがないんだよ!
先々のイベントの度、いちいちまちかまえてるんだかしらないけど、バサバサ飛んでくるし、イベント後の地獄の場面でもセリフシーンが多いし。
……もうね、夢にまで出てきそうなレベルなんだよ。
(最初から予想していたが、フキダシの顔がスクロールで早々に消えるほどのセリフの嵐だな、コチョンどの)
出番も多く、悪役の要素も十二分に満たしているからこそ印象に強く残ったしな。
すさまじい悪行の数々
悪さの数や、内容の凶悪さも実際ハンパじゃなかったしね。
ストーリーの振り返りも兼ねて、ここで思い出す限りダーッってそれを挙げちゃおうかな(この際見やすさとか考えないよ)。
あ、もちろんネタバレな話だけど、さらに超絶ネタバレな内容だからね。
ここまで読んでくれた人にとっては今更だろうけど、一応ことわっとくよ。
・自分では戦わず、たいがいは手下を桃太郎にけしかける高見の見物スタイル。
・こらしめられた手下は、役立たずとののしられ、斬られる(本編シーンでカルラに斬られた手下は、ばっかんきと竜燈鬼だったが、裏ではしくじった無数の鬼が斬られたと思われる)
・花咲の村の桜を全部燃やす(ただし後から花咲かじいさんが、昔話お馴染み演出にて再度復活させる)
・足柄山で子供を人質にとって大人に金を掘らせていたほか、浦島の村では養老の滝を枯らしたうえ、玉手箱の力で桃太郎をおじいちゃんに変えてしまう(ステータスの弱体化に加え、移動速度の低下もあってか、今作屈指のイライライベント)
・大江山の謎解きの度に、ちゃかしにくる。選択肢によっては手下までけしかけてくる。
・自分より身分が上な鬼には建前で服従
・改心して桃太郎側についた鬼に対しては、鬼族の姫で自分より身分が上なはずの夜叉姫をも呼び捨てするようになる。
なお本編で彼が敬語を使うのは、バサラ王・ダイダ・夜叉姫・アジャセたち王族の鬼に対してのみ(しかしこれも途中までで、アジャセやダイダはおろか、クライマックスではバサラすら眼前で呼び捨てにする)
・バサラ王・ダイダ王子や幹部の鬼に、桃太郎をイメージダウン(卑劣漢と思わせる)させるウソを徹底的に吹き込みまくる。
質の悪いことに最初はほとんどの鬼がそれを信じてしまう(かつて桃太郎にこらしめられて改心したはずのやまんばですら、当初は洗脳されていた)
・えんまの身柄をダシに、直属配下のあしゅらや雷神風神を懐柔しようとする。
しかも実際にはえんまを、深い罪を犯した鬼以外は投獄されるはずのない奈落の牢獄へと幽閉してしまう(鬼の世界をえんまとともに築いたという知古の間柄なはずのバサラ王も、これについては黙認)
・会うたび桃太郎に皮肉や暴言など悪態をつきまくる(気まぐれで両をくれることもあり、こういう面が一筋縄ではいかないキャラを演出させている)
・改心した鬼と人間が協力して作った「新しい村」では、仲間を人質(張り付け状態にされる)にとり、火をかけようとして桃太郎を脅す
・上記のイベント後、新しい村に毒の雨を降らせて壊滅させる。
村の人々が助けをもとめて叫ぶ様子は、もはや惨劇でしかなく、当然ながら村人は全員死亡。
小さな希望が巨大な絶望へと塗りつぶされるかのごとく、カルラの悪っぷりが極まる今作きってのトラウマイベント。
・重要アイテム・人魚の涙を強奪するため、人魚の村を襲撃。大半の人魚をこ〇してしまう(人魚たちの連係プレーによって結局涙は奪われることはなかった)。
・長い因縁の末、月の宮殿での戦いを通じてようやく桃太郎と理解しあったダイダ王子を、背後から斬りかかって〇ろす(あげくに桃太郎がやったとバサラ王に進言する。しかも彼はそれを信じてしまう)
・最終局面の少し前、鬼ヶ島の内部、地獄への入り口前でのこと、アジャセやパーティーメンバーの命乞いも袖にして弄んだあげく、シナリオのキーパーソンである、かぐや姫をもカルラは〇ろしてしまうが……。
なお、今作では姫の生存によって地上と月の大地が維持されているという設定。
つまり。
この地母神というべき存在をカルラが手にかけたことで、地上のほとんどの地域が赤い海に沈み、月も宮殿と一つの村を残すのみとなってしまう。さらに世界中の人々の大半が、崩壊に巻き込まれ命を落とすという大惨事をまねく(しかもこういうとんでもない事態になることを、ある程度予測しての確信犯)。
まぎれもなく、今作においてのカルラ最大の悪行。
・桃太郎にこらしめられ、ようやく改心したバサラ王を見限ったあげく、〇ろすよう左魂鬼・右魂鬼に命令するが拒否されてしまい(自分が生み出した分身鬼にすら逆らわれるあたり、もはや目も当てられない)ついには自らバサラ王へと斬りかかるが、アジャセがそれをかばって倒れてしまう。
その後、倒れた彼の血をすすることで巨大怪鳥と化し、さらなる血を求めて月へと向かう(この時、左魂鬼・右魂鬼は踏みつぶされてしまう)。
・ラストバトル突入時のカルラのセリフはもはや最上級のゲスっぷり。
反面、体力を減らしていくと見られる数々の焦りのセリフは、怒りを通り越してどこか哀れに思えてくる(これまでカルラの犠牲になった人々や鬼たちの霊体?が彼にまとわりつくという、ややホラーなテキストもランダムで流れる)。
・物語が進行するほど、カルラ特有の「ケーッケッケッ」のセリフへの嫌悪感が増していく(になるプレイヤーも相当数居ると思われる)
・ラスボスとしての強さはもちろん、通常ボスとしても結構強いあたりがムカつく(お供の左魂鬼・右魂鬼のサポートに加え、本人も最強クラスの術である雷電や津波、打撃ダメ半分反射のやまびこの術が使えるところなど)
(最後らへんは悪事と関係ないような気がするが)
筆舌に尽くしがたいとはこのことだな。
ホントにね。
でもカルラって、実はえんまと同じくらいの権限持ってるっぽいんだよね。
だから地獄でもかなり階級の高い鬼だったってこと。
そりゃ鬼族の王と直に口聞いたり、あれこれ進言したり出来るわけだから、普通の鬼じゃないことくらいは最初から分かることだけどさ。
何気に出世頭だったというワケか。
性格と能力の高さが比例しない一例のようでもあるな。
「ずる賢さ」も能力のうちっていうならね……っていうのも、出世の手段がまたぜんぜん褒められたもんじゃないんだよ。
元々自分に鬼としての力がないのが分かっていたからか、力のあるほかの鬼を利用したり、その手柄を横取りしたりとか。
そうこうしてるうちに、後継者のダイダ王子の世話役を任されるようにまでなったっていう。
つまり姑息な手段で出世したのであって、ほとんど自力じゃなかったってことだね。
ことさらいっても仕方ないが、どこか哀れなやつにも思えてきたな。
……なんか予想外のセリフだね。
なして?
自分に力がないと分かっていたなら「力を重んじる鬼族として失格」という自覚もあったのかもしれない。
そして自らを認められず、心が歪み切ったその果てに、道をあやまるようになってしまったとも思えるな。
もし……もしだぞ?
カルラが「道をあやまる前」の若かりし頃に「桃太郎どのと出会っていた」なら、どういう風になっていただろうか?
ちなみにこれは、やつがやらかした悪行の数々に目をつぶるといった話ではないぞ。
それはたらればってやつだけど……もしかしたらもうちょいマシなやつになってたかもね。
でもそういうのって最後の戦いの後に、みんながカルラの石像の前(こらしめた敵の中でカルラだけがなぜか石化するんだよね)でいったセリフにぜんぶ集約してるんだと思うよ。
哀れみも憎しみも全部含めてさ。
中盤以降(船入手後)におとずれることができる神仙郷(しんせんきょう・仙人たちが住む里)や七夕の村の住民からは、カルラの過去の話を聞くことができ、彼がただの「ぽっと出の悪人」ではなかったことが分かります。
鬼族の中でも出世の手段を大きくまちがえたカルラですが、カエデがいうように、彼が悪に染まる前の頃に桃太郎によってこらしめられていたら……。
もっともそうなっていた場合、今作の物語自体が成立しないことになるため、それこそただの「たられば」の話ということにしておきます。
むしろカルラが「どうしようもない絶対悪」キャラだったからこそ、新桃のシナリオに強烈なスパイスを与えてくれていたのだと考えています。
システム・ゲーム内容 ★★★★
探索(2DMAP)や戦闘(コマンド式)は、当時のRPGシステムのスタンダードスタイルというべきで、ごく慣れ親しまれたもの。
ゆえにレトロRPG好きのユーザーにとっても非常にとっつきやすい。
またそのスタンダードさの中にも、いくつかの新桃独自システムが光っています。
バトル中の天候
天気の要素があるのは斬新だったな。
タクティカルウェザーバトルってのが正式名称ね。
桃太郎たちと敵側(の一部)には得意不得意な天気があってさ、戦闘中ランダムで決まる天気次第で色んな効果が出てくるんだよね。
キミのいうとおり、昔のゲームにしては新鮮なシステムだったと思うよ。
同時期に発売されたロマサガ2にも地形システムってのがあるけど、それとはまたちがったユニークなものになってるね。
晴れや雨のほか、日本晴れ、雷に雪、海では時化などがあるのは、実に現実にも即しているものだ。
(今カエデがほとんどの天気いっちゃったけど、足りないのは日照りだけだね)
そのキャラが得意な天気だと攻撃力が25%増えて、毎ターン最大体力の10%回復なほか、技の消費量も半分になるんだよね。
めちゃ有利になる効果ばっかりだけど、反対に苦手な天気は、守備力半分、素早さも20%下がって、毎ターン体力も最大値の10%減る上に、技の消費まで倍になるんだ。
こうしてみると苦手な天気の効果の方が上だね……。
そこまでの効果をおよぼすなら、攻略にも割と重要な要素じゃないか?
いや、そこまで天気にこだわることないと思うよ。
だってこれフィールドバトル限定だし。
ボスとか強いザコとかはたいがいダンジョンで出てくるからね。
屋内は天気関係ないから、攻略のカギをにぎるほどのもんじゃないってこと。
ウリのシステムなのに身もフタもないな。
フィールドでバトル突入して、連れてるメンバーとの相性が良い天気だったらラッキー、そうじゃなかったらアンラッキーくらいに思っとけば良いよ。
たまに敵の使う術とも天気がマッチしてて、こっちがピンチになることはあるけどね。
そんくらいだよ。
術と天気の相性もあるのか?
うん、たとえば日照りだと炎系の術が強くなって倍の威力に、波系の術は弱くなって半分の威力になるんだ。
雷雨だと当然雷系が強くなって、反対に炎系が弱くなる(威力への影響は上と一緒ね)。
これは敵味方どっちも影響を受けるから、それぞれにメリットデメリットがあるってことだけど。
たとえば各系統の最強術の雷電や火走りをこっちが使う分には良いけど、敵が使ってきたらパーティー壊滅必至だね。
なるほど。
まったく侮れない要素というワケでもなさそうだな。
あ、それと敵の中にも天気の力で能力が変わるやつがいるんだよ。
たとえばカエル系の敵は自分で雨ごいして、天気を雨に変えて強くなっちゃったりとかね(しかもカエルは最初のエリアで出てくるから、いきなりこれやられてあぼーんしちゃったりしたなあ)
敵の個性まで反映されているあたりは、やはり面白いシステムだと思えたが。
それでも敵に天気が関係するのってほぼ術だけで、強さまで変わるカエルのようなヤツはそこまで多くないんだけどね。
晴れの石や雨呼びの石などの天気石(勝手に命名)を戦闘中に使うことで、その名前の天気へと変更することも出来る。
天気石は中盤に行けるからくり村で全種購入できるほか、人気度が80越えたら利用できる各茶店の掘り出し物や、ダンジョンのつづらなどいたるところで入手可能。
しかし……
ボクは新桃何回もやってるけど、天気石一回も買ったことないし、道々手に入るやつもあんまし使った記憶がないなあ(売るか捨てるかしてたかな)。
それ使うくらいなら普通に戦った方が早いし。
天気を変えなきゃないくらい強い敵も居ないし。
……趣向もなにもあったものじゃないな。
仲間が結構しゃべる
ほかのゲームでもあるけど、仲間キャラってそれこそ仲間になった時点から「一気に無口」な感じになるやつってあるじゃん。
イベントでもなんにもしゃべんなかったりとかさ。
ああいうのってなんか味気ないよね。
容量の都合というやつでは?
意外とメタなこというね。
そういうのもあるだろうけど……あ、話が変わっちゃってるね。
新桃だとイベントやボスバトルで仲間が結構しゃべるんだよ!
それもキャラごとのセリフも豊富なんだ。
これヴァリアブル・メッセージっていうシステム名なんだよね、今作だと。
にぎやかで良いことだ。
物語への没入感が増すな。
当時のメガ程度の容量で、よくここまでのセリフ量を用意したなって思うよ。
(テキストデータならそこまで容量喰わないかもしれないけどさ)
夜叉姫君は実際の出番もふくめ、セリフも特に多いような気がするが。
鬼族の姫っていう立場もそうだけど、まあヒロイン格だからね。
数も優遇されてて当然だろうさ。
仲間としてはあんま強くないけどね……
敵として出てきた時はやたら強かったが。
それはいわない約束。
仲間入りの時には鬼族の強さを捨てて、ちょっぴりか弱い女の子になったってことで。
そこまで弱くなったワケでもないだろう。
夜叉姫に限らず、仲間キャラはみんな一段(レベル1)で加入する。
しかし体感上、氷の塔でボスとして登場する夜叉姫とのバトルは、ゲーム中1・2を争う難度(サルカニ村の風神雷神戦と並ぶ)なので、彼女が仲間になった際の「生まれ変わったつもりで一段からやりなおすわ!」発言には、仕様上仕方なくとも「そのままでいいったら!」と思わずにはいられない。
せめて全体攻撃の流れ星の術が、桃太郎の鹿角とおなじく防御力無視だったら、まだ打撃キャラとして使い出があったかもしれないが……(ほかに使える術がばいりきくらいしかないというのもトホホである)
それこそ彼女のキャラ性でもある「愛」をもって育てるほかないだろう(数少ない女性の仲間ということもあってか、常にパーティーインさせている男子プレイヤーも多いとか)。
広大さを感じられるフィールド
あれが近いよね。
天地創造。
あ、一応今作の「コレ」にもシステム名が付いててさ。
その名もベベルビュウ・マップ!
べべる……あんだって?
いや……それより、唐突に別なゲームの話をするんだな。
いやごめん。
一応発売時期は新桃の方が先なんだけど、似てるなって。
フィールドの移動画面が斜め見降ろし型で奥行ある感じが。
ホントに地球の上を歩いてる(広大な球体を歩いてる感)って感じもよけいにね(たまたま似かよっただけで、かかわりはないと思うけど)。
仲間はゾロゾロ、個性的にウロウロ
連れている仲間やお供たちがズラッと並ぶのは壮観だが、やたら世話しなく動きまわるな。
あれはなんだったのだろうか。
それがアクティブ・ウォーキングってやつさ!
ドラクエタイプのロープレって、仲間たちがみーんな軒並み主人公のあとを、キレイに隊列組んでくっついていくじゃん!
それに一石を投じたシステムだよね。
しかも仲間ごとに動きも個性的でさ。
特に面白いのは天邪鬼とかはらだしの動きね。
天邪鬼はキャラそのまんまって感じで進行方向と逆に歩くし、はらだしは「一体どうなってんの」って感じのブルブルした歩き方だし。
実際の映像がないから、言葉で伝わりづらいのが残念なところだな。
絶好調は有利だが……
歩いてるといきなりキャラの上に星が出てきて、戦闘中やたら強くなるだろう?
「絶好調になった!」というやつだったな。
そ、キャラごとに発生確率の差があるんだけど、能力がアップしたり、会心が出やすくなったり、敵の攻撃を受け止めたりとか、スゴいメリットがあるんだよね。
ボス戦だと効果にはいくらか制限かかっちゃうけど、それでも十分なくらいの強化がされるってね。
テクの一つだけど、絶好調状態になるまでボス手前で歩いて粘るって方法もあるくらいだし。
まあ狙ってなるようなものじゃないから、さっさと先に進んだ方が良いけど。
発生したらそれこそラッキーってことで。
城持ちになれる
まさか城を作ってもらえるとは思わなかったな。
あしゅら、こらしめたあとだね!
おもに仲間待機所って感じだけど、屋上ありの4階建てなうえ、最初からエレベーター付き、宿付き、といちや付き。
さらに希望の都でお金払って機能拡張させると、お医者さんと茶店までくるし、屋上にひのき風呂までつくってもらえるんだもんな。
ブルジョワ~!
後に行けるからくり村では、さらに海空両用(潜水と飛行)の改造をほどこしたり、大砲までがつけられるものな。
ここまで出来るとまるで移動要塞のようだ。
城は奈落の洞窟に行くためにも必要だし、ストーリー上でも大事な拠点だね!
だな。
ところで、想像の話になるんだが、物語のあとあの城はどうなるのだろうな?
心優しい桃太郎どののこと、自分やおじいさんどの、おばあさんどののみが住むためには使わないと思うんだが。
やっぱ、残された人や鬼たちのために開放するんじゃないかな?
屋上に温泉もあることだし(作ってればだけど)この際、屋台なんかも入れちゃって、憩いの城型総合リゾートなんて感じにするのもアリかもね!
それはいいな!
大地がよみがえったとはいえ、あの様子では村々や都の復興にも時がかかりそうだし、そんな中で心身ともにやすらげる場所というのは貴重になりそうだ。
きっと人々にとって中心的でにぎやかな施設になるだろうな。
んで、ある程度復興が軌道にのったら、有料化してリゾート収入とってガッポガポ!
ボクが桃太郎ならそうするなー。
……はじめは良いこと言うと思ったが、撤回するぞ。
(人気度最悪の桃太郎だな)
ちょっとしたプレイメモ(裏技的な話もふくむ)
筆者どのがプレイ中書き留めた雑多な情報だな。
相変わらずズラーっと並べ立てていて、見づらいだろうが、勘弁してほしい。
ボクもやったからわかるけど、攻略的な話ばかりだね。
ちゃんとしたサイトでやることだと思うけど……ここじゃレビューのクセに脱線して、こういう話にまで踏み込むこともザラだから、今更か。
ま、これからプレイする人の参考程度にでもなればいいし、プレイ済みの人でも「ああーそんなんだったな」的に懐かしんでくれればいっか。
〇桃太郎が倒れた時点で全滅扱い。容赦なくタイトルメニューに戻される。
また桃太郎自体がメンバーから外せないため、常時彼の防御力の強化や残体力に気を配ることは必須(しかも常に先頭に配置されるため攻撃も被弾しやすい。自動復活の根性の玉をいくつか彼に常備させるのも手の一つ)
〇ゲーム中さまざまな恩恵があり、特定の物事(イベントクリア)などで上がる人気度は、旅立ちの村の神社の池を調べると稀に出てくるコイにより「最序盤にも関わらず」MAX100に出来る。
ただし調べても大半カエル(はずれ)が出てくる上、コイが出現しても1づつしか上がらない(ちなみにコイの出現率は1/16)。したがって人気度をここでMAXにするにはある程度の時間粘る必要がある(持っていれば連射パッドを使うのが楽)。
なお人気度を100にすることで「崑崙の玉(こんろんのたま・所持キャラが倒れた時に体力と技がマックス状態で復活する一品)」が一度限りで手に入るが、もし旅立ちの村で手に入れたらキープせず、即座に売って路銀にした方が良い(22500両で売れるため、最序盤から装備も道具もウハウハになれる)。
〇レア刀・四神の各刀は一本限定。万一下取りで売ってしまった場合、とりかえしがつかなくなるため、装備中に買い物をする際は細心の注意を払いたい(あやまって売ってしまうと以降再入手不可、筆者はこれで朱雀の刀を売ってしまった経験あり)。
なお朱雀の刀以外は各所の地面に埋まっており、テキストでは伝わりづらい位置にあるため、どこかの攻略情報を参考にさせてもらった方が早い(画像掲載は割愛)。
〇えんまはさすがに前作のラスボスだったこともあってか、仲間中で唯一二回行動が出来る特殊キャラ(2回コマンド選択が出来る)だが、ここにちょっとしたヤバめのバグがあり、えんまのコマンド一つ目を選択した後、キャンセルすることで、なぜかさらに二回分のコマンド選択が可能になる。
つまり「コマンド1回目決定→キャンセル→またコマンド決定→キャンセル」の行程を繰り返すことで、最大99回まで行動させられるという狂ったことに。
したがって、彼を仲間にした時点でゲームバランスが崩壊するともいえる(ただしコマンド選択や行動の繰り返しで時間がとられるため、戦闘でピンチになった時以外は行わない方が良い⦅通常で行う場合は数回程度に留める方が無難⦆)。
〇ましらのみが可能な特殊行動、ピアノ鍵盤の組み合わせによる技の数々。その中にはチート級の効果を持つものがある。下に特筆すべき3つのものをメモしておく。
・ミ→シ→ラ(数ターンのあいだ、味方キャラの行動後に攻撃力が上がる、いわば自動全体ばいりきの術で、技消費もなし。使い勝手ナンバー1)
・シ♭→ド→シ(数ターンのあいだ、ましらがメンバー中一番攻撃力の高いキャラの攻撃力と同じ数値になる。桃太郎・金太郎が選ばれる有力候補)
・ファ→ラ→ラ♭(メンバーの行動と同じ行動をとる⦅選ばれるキャラはランダム⦆。運が良ければ桃太郎とのダブル鹿角という強力コンビネーションが可能。シ♭→ド→シの効果を先に発動させることで、さらに凶悪なことに)
〇微笑みの大地でエンカウントする大黒様に無敵にしてもらったあと、ひえんの術で任意の地域(後半ほど良い)に行き、その場で※鬼の笛(無限に使用できる敵寄せアイテム)を使うことで、セミオート稼ぎが可能。
※非売品だが、銀次の盗むによって獄卒・オオカミなどから手に入れることが可能。ほかは海で釣りざおを使って入手する手段もある(釣れるものはランダムなため、前者の方法が手軽)。
無敵状態なので、戦闘にはいったとたん全敵を一瞬でこらしめることができる。数歩歩くと無敵効果が消滅する仕様を逆手に取ったこの方法は、もはや裏技大賞級。
ただし鬼の笛のちょっと長めの旋律はスキップできず、都度ウィンドウを開いたり、戦闘画面をはさんだりするため、手作業でやるにはかなりの手間と時間がかかる。
〇貧乏神を99段まで育てると、桃鉄でお馴染み「キングボンビー」へと強制的に変身するという同メーカーのパロディ要素。ただし貧乏神時に覚えた術はすべて忘れる上(術はほうひくらいしか役に立たないので別に困らないが)能力もそのままである……なんのために変身した?
極限まで育てたことへのスタッフさんからの有難迷惑サービスとしか思えないが、見た目が変わるほかに、かつて苦手だった雷の天候が今度は得意になるという一応の変化はある……本当にただのオマケなようです。
せめて変身が任意だったら、まだ良かったかもしれない(一旦キングボンビー化すると元の貧乏神にはもう戻れない)
〇風神の谷ではメンバー全員の平均体重を48キロにしないと門が開かないという、今作1のユニーク&ギミックなイベントが待ち受ける。ここで正解の組み合わせパターンと所感を以下に記載。ちなみにメンバーの身長および体重はステータス画面で確認できる。
・桃太郎・金太郎・浦島・夜叉姫
桃太郎伝説のテーマの一つ、勇気・希望・正義・愛をそれぞれ体現したお約束メンバーで門は開く。
初見での筆者もそうだったが、加入順の関係で、意図せずこの編成になっているプレイヤーも少なくないと推察(何となく風神の谷に入りなおしたら、そのまま門を通過できたのであっけにとられた)。
ただし、その後風神に仲間が飛ばされて一時離脱するイベントについては、それぞれの再加入場所や手間がまるで異なる。
また飛ばされる仲間によっては、今後の難易度を大きく左右しかねないため注意したいところ。
この組み合わせでいうと、夜叉姫は風神の谷を出てすぐのすずめのお宿でのイベント後に再加入し、金太郎は寝太郎の村で雪だるま化しているのを話かけるだけで復帰する。
しかし、ザコ・ボス戦ともに回復補助役として終始活躍する浦島は、かなり先のダンジョン・やまんばの洞窟で囚われている彼を助けることでようやく復帰するため(全メンバー中最遅)この編成で門を開くのはぶっちゃけやめた方が良い(なんなら浦島がいないだけで、夜叉姫復帰後に待ち受ける風神・雷神戦の難易度が跳ね上がることになる⦅歯ごたえが欲しい場合はチャレンジしてみるのも良いが⦆)。
〇桃太郎・金太郎・あしゅら・夜叉姫
浦島離脱を回避するための組み合わせの一つ(何気にあしゅらと浦島は同じ体重⦅46キロ⦆。公式イラストを見るに到底そうは見えない)。
※まほろばの術のおかげで、浦島に次ぐ回復要員として活躍できるあしゅらだが、純粋な回復要員としてはやはり浦島に軍配が挙がるので、このメンバーで門を開くのもあり。
※1~100までのランダム数値で全体を回復させる。要は回復量の安定しない劣化版みなせんたんだが、取得段が早い(8段)のと、消費技の少なさから実はコスパ良な回復術。かりそめの術との組み合わせで分身と一緒に使うとかなり役立つ。またあしゅら自身の素早さも高いことから、ターンのはじめの方で使えるという安定さも加わる。
また、あしゅらは初期加入時期の関係で浦島よりも育成時期が遅いぶん、離脱してもあまり影響もない……はず(プレイヤーによっては、時点で浦島よりも段を上げている可能性もあるが)。
なお飛ばされた場合、浦島ほど遅い再加入ではないものの、こちらもやや先のダンジョン・鬼の牢獄でとらえられているのを助ける必要がある(再加入には金太郎必須)。
〇桃太郎・夜叉姫・ましら
浦島・あしゅら両名の離脱を回避できる、おススメの開門メンバー。
ましらは金太郎の村の神社下あたりで、踊りながら悦に入っているのを話しかけるだけで再加入するため、手間も少ない。
時短および先々の攻略難度を下げたいなら、むしろこの組み合わせ一択。
〇桃太郎・夜叉姫・貧乏神・雪だるま
かなり変則的な組み合わせだが、前述よりも一人分余計に仲間回収の手間が増えるだけなので、あまりおススメできない。
一応飛ばされ先を書くと、貧乏神は希望の都のといちやに、雪だるまは旅立ちの村の池でぷかーしている(両方とも話かけるだけで〇)。
いやそんなことよりも……。
神々の里で話しかけるだけで仲間になる貧乏神はともかく、雪だるまは希望の都で売られている「風鈴」を所持し、かつ唯一彼女が出現する雪国でランダムエンカするというやや裏技的な加入条件なため、そもそも仲間入りさせるまでが手間。
よって普通に進めていれば、この組み合わせにすること自体が起きない。
ちなみに。
今更にもほどがあるが、上記いずれの組み合わせにもかならず夜叉姫が必要になる。
したがって、風神の谷直後のすずめのお宿イベントは、ストーリー上必須ということになる。
またこれも今更すぎるが、イヌ・サル・キジも風神に飛ばされてしまうものの、上記のイベント後の雷神の洞窟でのボス戦中に全員自動で再加入するため、お供については心配無用。
そんな短い期間で……
これさ、恐ろしいのがたった4ヶ月の期間で作られたゲームって話。
のちのち発売されたPS版・桃太郎伝説の攻略本にのってた話らしいんだけどね……
参考 ウィキペディア 新桃太郎伝説https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E4%BC%9D%E8%AA%AC
なぬ!
にもかかわらず、これだけの出来のものが完成させられたのか?
そうらしいよ。
4ヶ月なんてさ、あっという間だよ?
当時の開発現場はさぞかし修羅場だったろうね……
だろうな……
何にせよそういう裏話を聞くと、プレイ時はより感慨深くなるな。
(あんまりすさまじい話や、スタッフ同士もめたみたいな現実がもしあって、それをこっちが知っちゃったら、純粋な気持ちでゲームを楽しめなくなるってデメリットもあるんだけどね……)
実はこういう裏話って当時の攻略本にもいくらか書いてあったりするんだよ(これは桃太郎に限らずで、昔も今も関係ないけど)。
その中に「新桃太郎伝説究極本」って通常の攻略本より内容が濃いやつ(裏技情報がのってたり、開発秘話がのってたり……ファンには貴重な本)があってね。
実はさ、ボクこの本持ってたんだよね。
持ってた?
ということは今は手元にないと?
そう、もうとっくに売っちゃったんだよね!アハハハ!
まだ手元にあったら、もっと「へえ」って思える話も出来たかもだけど、今のところWebで拾った情報(ほかにも本を読んだ人とかの)を参考に言うしかできないよね。
だってボク「ごんた!あられ!」のことしか覚えてないんだから。
…………は?
予想通りのリアクションどうも。
興味がある人は本買ってみてよ(Webで見たらオークションとかでもまだけっこうころがってたし)。
確か開発中の画面のってるページ(バトル中のメッセージがのってるとこだったかな)に「ごんたあられ」って謎メッセージも見られるはずだからさ。
まあこんなの確認するのに本買うくらいだったら、いっそソフトも買って実プレイもしてほしいとこだけど。
データが消えやすい(体感)
ゲーム内容とかシステムの話ですらないんだけどさ。
フツーに正しい方法でゲームを終わらせても、セーブデータ消えやすいんだよね、新桃って。
ボクは3度遭遇したよ(ドラクエの冒険の書消えた時みたいに、おっかない音楽とメッセージ流れるのも心臓に悪いんだよね)。
頑張って進めたのに、費やした時間が一瞬で無に帰してしまう瞬間だな。
そのうち一回はもう後半でさ、奈落でえんまを仲間にする手前で消えちゃったから。
しばらくやる気になれなかったもんな。
ほかのRPGに比べて、データの保存箇所がきっと繊細なんだろうね(ソフト自体にセーブするROMゆえんかな)。
単に扱いが雑だったのでは?
どっかにぶつけたり、落としたりとかな。
失礼な!
こう見えて物を大事にするタイプなんだからね、ボクは。
扱いには細心の注意を払ったさ。
……まあ一回だけ床に「カツーン!」って、落としちゃったことは確かなんだけど。
やっぱりな。
消えたろ?データ。
いや、なんでか無事だった。
落っことした瞬間「あ、100パーきろく飛んだ……」って思ったけど。
すぐさま確認したら、データ全部(新桃は3つまでセーブ可能ね)無事だったし、普通に再開も出来たし。
ウケるよね。
物理的な衝撃では大丈夫だったのか……謎なところだな。
それもケースバイケースで、たまたま無事なだけだったと思うけど……(取説にも書いてるけど、そもそも衝撃を与えたらダメだからね)。
あと憶測だけど……熱にめっぽう弱いのかもね(これも取説に極端な温度シチュでやらないでって書いてるし)。
10時間とか長時間プレイしてた時があったからか、機械(本体&ソフト)に熱溜まっちゃったのかも……本体もソフトもさわるとほんわりあったかいこととかあったし。
思い出してみれば、3回のデータ消失もそういう長時間プレイの後に起こったような気がするし。
そうだとしたら、のめり込みすぎるというのも考え物だな。
「適度にプレイヤーも機械も休憩をはさむ」というのが良さそうな気がするが。
かもねえ……。
特に当時のROM機種は気を付けなきゃだね。
当時のFCやSFCといったROMソフトには、セーブデータをソフト内部に保存する機能が搭載されているものがあり、電源を切っていてもリチウム電池(ボタン電池・CR2032など)で電力をソフトに供給することでセーブデータを保持している(総じてバッテリーバックアップシステムと呼ぶ)。
この方式は、セーブデータをソフト内に保存するタイプのゲームでは主流であり、特にRPGのように「途中再開」が前提となるタイトルでは欠かせなかった。ただし、この電池が切れるとセーブデータは保持できなくなるため、必要に応じて電池交換が求められる場合もあった。
※当時の新品状態であれば電池切れになるのも相当な期間がかかると思われるため(調べでは5年くらいは持つらしい)それまでに充分遊びきれるものだと思うが、時を越えて「久しぶりにやってみよー……あれ?再開しようと思ったのにデータ消えてんぞ!?」となっている場合はたいがいのケースですでに電池切れになっていると思われる。
つまりセーブデータの消失は単なる衝撃や熱の影響以外にも、このボタン電池切れによるものも可能性として考えられる。
かつてはメーカーが電池交換を受け付けていたが、現在ではいずれもサービスを終了しているため、電池交換には次の2つの方法が挙げられる。
1 有償で交換を請け負っている業者に依頼する(ネットで検索可能、費用はぞれぞれ異なる)
2 自分で電池交換を行う(はんだ作業が必要で、工具の用意や一定の技術が求められる)
したがって新桃に限らず、リチウム電池内臓のレトロゲーを今から上記のような手間をかけずにプレイしたいなら、店に「ちゃんと動作するか、電池交換済みか」を問い合わせして、もしされていないor不明な場合は改めて交換済みのものを探すか、もしくはソフトのみ割り切って購入して、ここで上記の「業者に頼むor自分で交換」という風にするのがセオリーになる。
※良心的な中古ショップでは、商品に「電池交換済み」と明記していることもあるため、そうしたショップを街やWebで探すのもあり。
なお今ではSwitchなどに用意されたサブスクでレトロゲームをプレイできるサービスもあるものの(この場合、セーブデータ消失の危機は無縁)世にリリースされている全てのタイトルが遊べるわけではなく、ここまでは当時の機種でしか遊べないタイトルでの話となる。
余談だが、筆者が持っているロマサガ3のソフトを久しぶりに稼働させてみたら、データがすべて残っていたのを確認(「おおー」と思わず感動してしまった)。
※ちなみにソフトは人からもらったもので、以前の持ち主のセーブデータもそのまま残っていた。データが一体何年物なのかはもはや想像もつかない(下手すると、発売当初から残っているデータの可能性もあるし、おそらく電池交換もしていないと思われる)。
ソフトにより個体差や稼働頻度の影響も充分あるのかもしれない(もしかすると後年発売のソフトほど、データが消えづらい様に、電池消費電力などが改良されているのかも)。
風神と銀次が涙目なイベントスルーバグ(初期ロムのみ?)
バグとは何やらおだやかじゃないぞ。
とりあえず結論いっちゃうね。
中盤の風神の谷に入ってすぐ桃太郎のぬけだしの術使うと、当然フィールドに出るんだけど、ちょうど建物とキャラが重なる位置にワープするんだ。
んで、そのまま谷をスルーして上にいけちゃうんだよね。
映像や画像すらないから分かりづらいが……。
それについても今はスルーしてもらって、話だけでなんとか分かってちょうだい。
つまり、風神の谷で本来起こる風神とのバトルどころか、仲間も飛ばされることなく、先に進められるってことなんだけど……要はイベントスルーが出来ちゃうってことね。
まあ、開発側から見た場合はバグっていうほどのものじゃないだろうし、ぬけだしの術のワープ地点を一歩下にずらすだけで、回避出来たことなんだけど。
盲点だよね。
あまり聞くべきではないだろうが、そのまま進めるとどうなる?
あくまで予想だけど……本来起こるはずのイベントが起きなくなったり、仲間になるはずのキャラがならなかったり、下手すればハマる可能性があるかも。
ところによると、夜叉姫のイベントで関わる銀次が永久に再加入しなくなっちゃうってのは確定してるみたいだよ。
一応さ、ボクもぬけだしの術を使ったとこまでは検証したんけど……※マジで建物と重なって、一歩上に進むだけでスルー出来るようになってたね。
でもその先はボクも怖くて、そっこーひえんの術で前の村に戻ったけど。
※ちなみに上から風神の谷に入ると、立ちふさがる風神とカルラの後ろに回り込めるが、風神に話掛けても無言(メッセージウィンドウすら出ない)なところが、いかにも本来起こしてはいけないヤツ感をかもしている。
……やらずにおくのが、一番良さそうだな。
ま、ね。
正常な進み方にはならないのは確かだし、最悪セーブデータ消えちゃうかもしんないし。
総まとめのとこにもちょっと書いてるけど、初期ロムでしか起きないことなのかもね。
グラフィック ★★★+
たいがいのレトロゲームに対していうけど。
こんくらいで良いんだよ、グラフィックなんて。
むしろドット絵様様で、もう古美術みたいなもんだね。
褒めてるのかソレ?
だが、確かに近年のゲームのような質を求めるのは、無茶というものだからな。
でもね、まったく手放しで「良い!」ってわけじゃないからね。
なんなら「もう少しで良かったのになー」って感じ。
その話は次でね。
敵の色ちがいパターン多し
これも昔のゲームゆえ仕方ないのでは?
うん、だいたいビッグタイトルのドラクエやFFでさえ「色ちがいで強さと能力だけちがう敵」の存在なんて、ぜんぜんあることだし(今でもそうじゃん)。
でもこの新桃は、ボクにとってすごーく思い入れのあるタイトルの一つで、内容が良いだけに、ほかの要素のハードルもついつい上げちゃってるんだよね。
ここまでこだわったゲーム性だから、敵のグラフィックもカラーパターンだけちがうヤツが多いことが、やっぱ少し残念だったかな……って思うのが一つ。
しかもこれ、ボスだってそうだからね。やまんばとか蛇骨婆とか奪衣婆あたりもみんな一緒(おばあちゃん鬼三連)。
でもね。
でも?
ただの色ちがいで終わらせるんじゃなく、アニメーションで差別化させてるとこは、さすがに抜かりないなって思ったよ。
モーションの有り無しだったり、目を光らせたりとかね!
でもやっぱ赤鬼系とか、大ボスなのに羅生門と三千世界とかは残念ながら「ホントにただの色ちがい」なんだよね。
だがバサラ王やカルラ(ラスボス形態)の見た目はさすがに圧巻だったな。
バサラ王は甲冑を身にまとった大鬼という感じで、迫力と猛々しさが伝わってきたし、カルラは凶悪さと……なんというかある意味、美しさも入り混じった異様な外見だったな。
意外なことだが。
翼とか極彩色ですごい目引いたよね。
(あの感じはやっぱ、神鳥ガルーダをモチーフにしてると思うんだけど……オリエンタルなお店に像とか絵とか置いてあったりもするよね、アレ)
サウンド ☆☆☆☆☆
ボクはね。
レトロゲームほどサウンドが耳に残りやすいって思ってんの。
短いループの曲ばかりだけど、それがかえってイイっていうかね。
何やら筆者どのも同じようなことをいっていたな。
音の数が今のゲームより少ないからこそ、印象深くなるのだと。
そういう話を踏まえて、新桃には良曲がそろいまくってるんだ。
珍しいことなんだけど、ほとんどのシーンのBGMがそのシーンと一緒に脳内で再現できるレベルなんだよね。
と、いうワケで星マックス評価にさせてもらったよ。
大絶賛だな。
やはり真面目な物語の効果もあってということか。
うん!場面の雰囲気にもすごくマッチしてるんだよね。
その中でも特に「良い&特に印象深い」ってなったボクのセレクションと、コメントを下に書いておくね!
……中にはちょっと特殊なBGMもあったけどね(ましらのやつ)。
フィールド曲
メインテーマっていってもいいんじゃないかな?
明るくて勇ましくて、桃太郎らしい元気な曲だよ。
フィールドでかかるだけあって、通常戦闘や村の曲と同じくらい何度も聴くんだ。
それもあるからかな?
やたら印象に残ってるのは。
大ボス曲(夜叉姫・あしゅら・ダイダ王子戦など)
激しい曲じゃないけど、なんとなく「争うことの悲しさ」みたいなのが伝わってくるメロディだね……
ボス戦の曲にしてはちょっと稀なタイプかも……変なこと言ってるかな?
ラスボス曲
「ティロリ!デケデケデケ!」ってな感じの不穏なイントロが耳に残ってるなあ。
でもメイン部は最悪最後の敵とのバトルって感じで、めっちゃしっくりきたよ(けっこう低音も効いてる感じがするんだよね)
だからこそこれまでのカルラのしたことを思い出すと、こんちくしょーってなるし、ぜったいにこらしめてやる!って気持ちにさせられるし、めっちゃ毛穴ひらきそうになるね!
ああ……多分この時ボクは、もう完全に桃太郎と一体化してたね……(曲と関係ないけど、ダイダ王子が霊体?で出てきて、カルラをビビらせるテキストがなんかウルっときたし)
ましらの曲
そう、これこれ……キャラ通りっていうか、もうね、めっちゃジャイ〇ンだね。
音とテンポのずらし方がまた……ってかホントに曲なの?
でもところどころ曲っぽく聴こえるのが絶妙っていうか、なーんか腹立つんだよなあ。
とにかく、ほかのゲームでもなかなか聞けないヘンテコサウンドなのは確かだね。
ちなみにパーパーパー!聴こえるのって、ましらの声なんだろうね、きっと。
あー思い出しちゃった。
ある意味これが新桃で一番印象に残った曲でイイよ、もう(やけくそだよもう)
仙人戦
桃太郎に術教えてくれる仙人と戦う時に掛かる曲だけど……すごいそれっぽいんだよね。
コミカルだけどバトルしてるなーってノリで。
これ聴くと「仙人に手玉にとられてる桃太郎」がついつい思い浮かんじゃうんだよな。
海バトル
なんか「海賊と嵐」みたいな感じで、勇ましくてカッコいい曲なんだ!
まさしく海原の戦いって感じだよ……いや、カエデさ「思い付いた単語をソレっぽく組みあわせただけの、えらく簡素な感想をソレっぽくいってるだけじゃないか?」とかいわないでよ……
だってボク曲なんて作ったことないんだし「やれフレーズが~やれコード進行が~」とかいかにもな言葉でもいえないしさ。
でもさ、ボクが好みのものってやっぱバトル曲が多いなって思ったよ(筆者と一緒だねっ)
余談ですが、今作およびシリーズの楽曲を手掛けている方は、あのサザンオールスターズのメンバー・関口和之氏。
氏が作られた曲は未だに筆者の脳内サウンドトラックで再生されております(料理作ってる時とか、なぜか仙人とのバトル曲がかかったりしています)。
こうしたプロフェッショナルの方にとっては、どの分野の楽曲づくりもお茶の子さいさいといったところかもしれません。
心から尊敬いたします。
総まとめ ★★★★+
桃鉄でもお馴染みなキャラたちによる、壮大で感動的な物語。
見た目のほのぼの感(デフォルメ感)を大きく裏切ってくる、めちゃめちゃ真面目なRPGです(BGMも最高です)。
寄り道要素や隠し要素も豊富で「SFCロープレで何かおススメある?」と聞かれたら、絶対推したい一作。
むしろ数あるレトロRPGの中で、新桃をやらずにいるのは、たいへんもったいないです。
あと。
RPG史上最悪レベルの悪役が登場するタイトルでもあるので「どのくらい悪いやつなのかなー?」と少しでも気になった方にもおススメ、
その邪悪っぷりは、ぜひ実プレイにて肌で感じ取ってほしいところ。
レトロゲーの中でもそこまで珍しくもなく、様々な通販サイトや街の中古屋さんでも割とお手頃価格で見かけるソフトなので、現在でも入手はしやすいかと思われます(令和7年7月時点調べで、Web上での中古価格は送料込みで1500円~3000円ほど。あくまで参考価格なのでご留意ください)。
※リンク先は参考価格の商品ページです。ショップ内で同商品を検索すると、より安価な出品が見つかることもあります。
え?ソフトのバージョン?
……ニッチな疑問を持っている方ですね、あなたは(独演)。
なら、筆者調べにて分かる範囲で。
Web調べによると、初期ロム(型式・SHVC-M5・多く出回っているやつ)と後期ロム(型式SHVC-M5-1・ややレア)があり、初期ロムはバグがそのまま、後期ロムはバグ改善されているものらしいです(バグについては後々リライトついでに付け書きするかもしれません)。
なお筆者所持のロムを情報に照らし合わせると、どうやら初期ロムなようでしたが、ひとまず大きなバグにも遭遇せず、通しでしっかりプレイ出来たので、普通に遊ぶ分にはそこまで神経を使う必要はないと思われます。
※後期ロムはエミュレーター(互換機も?)などでの起動が出来ないらしいです。もっとも公式の本体であるSFCで遊ぶことが前提なので、バージョンにそこまで気を配る必要はやはりないでしょう。
むしろバグが改善された後期ロムの方が良いはずなので、Web情報を頼りに中古屋さんで探してみるのも一興かと思われます(ただしロムのバーションというものが分かっている店舗さんであれば、高値を付けている可能性はあります)。
こういうのに限らず、きちんと現役動作するレトロゲーの入手も運次第ですので、購入する際はちゃんとしたソフトに巡りあえるよう桃太郎にあやかって福の神にでも祈りましょう(ぜんぜん上手くありませんが)。
逆にさ、新桃をプレイしても面白くないっていう人は「反対にどういうRPGだったら面白いの?」って聞きたいくらいだよ、ボクは。
なかなか物申してるな。
もちろん好き嫌いあるうえでね。
ボクはドツボだったよ。
それに開発期間が極短なのにすごく丁寧に作られてるしね(なにかとはいわないけど「これホントにテストプレイしたの?」って出来のソフトも世の中にはあるワケだし)。
桃鉄の桃太郎しかしらないプレイヤーさんは、ぜひ真面目桃太郎……勝手に略するけど「真桃」を手に取って遊んでほしいとこだね。
和風でストーリー重視のレトロRPGが好きな人なら120%損はしないよ!
それなりゲーマーのコチョンどのがここまでいうんだし、私からしてもやってみる価値は充分あると思うぞ!
「それなり」って……褒めてんのソレ?
了。
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