未体験なのに体験した感じ……懐かしさとともに訪れるデジャブ現象とは?

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なんかさ、日常で出くわす奇妙な現象に「これってなんていうんだっけ……?」なんてこと考えたことない?

奇妙な現象?

※陽炎(かげろう)とか※蜃気楼とか、そういうものか?

※強い日差しで地面(コンクリートなど)の空気が熱せられ、発生した上昇気流が通常の空気と混ざり密度が変化することで起きる。風のない真夏などに景色がユラユラしていたらたいがいコレ。

※大気の温度差で光の屈折が変わり、実際にないものが見えたり景色が歪んで見えたりする現象。砂漠で迷った旅人がオアシスを見つけ、その場所に行ったら何もなかったというのは典型的な例。

いや、そういう自然現象じゃなくて、気持ち的なやつ。

ほら、なんかあるじゃん。

実際にあったこともないのに、ふわっと頭の中で「こんなこと前もあったような」って感覚になったり。

ああ、それなら分かるかもだぞ。

昔、道端の木陰の下で一休みしていると、目の前を旅人が通りかかり、こちらに会釈をしてきてな(すれちがい挨拶というやつだ)。

私がそれに応じると同時に風が吹いて、舞い落ちてきた木の葉が私の頭のてっぺんにピタとのっかったんだ。

(その状況なんかウケるな)

それを見て旅人が「たぬきが化けるようだ」とクスクス笑い、私はどこか気恥ずかしくなってしまってな。

だがその時、はじめてあったことにも関わらず不思議と「懐かしいな」と思ってしまった……そういうことだろうか?

やたら具体性のある話だね。

でもそんな感じ。

それってさ、デジャブっていうんだって。

……そんな太ったか? 私。

……は?

(まさかコイツ、デブって聞こえた?)

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勝手に作られる経験・デジャブ

a couple of black cats sitting next to each other
Photo by Viktor Talashuk on Unsplash

デジャブとはフランス語の「déjà-vu」に由来し、実際には体験したことがない出来事を、すでに体験したかのように錯覚する現象のこと。

既視感(きしかん)とも呼ばれる。

デジャブは記憶の処理に関する脳の働きによるもので、短期記憶(すぐ忘れる系)と長期記憶(長く覚えていられる系)のズレや、海馬や側頭葉(記憶を担う脳の部分)が関係する一時的なエラー現象ともいわれている。

エラーが起こったという方で考えるなら、ストレスや気疲れが原因の可能性もあるらしい(そうだとしたらムリをせず寝るなり、趣味を楽しむなりのガス抜きをするべきなのかもしれない)

筆者ー、それ自分でもあまり理解できないような情報を探して読んで、ちょちょいっとまとめただけでしょ(海馬なんて脳のどこにあるかも、はっきり分かってないくせに)。

後半なんて専門的な話になってて、わかりづらいしさあ。

こういう時はムリに難しい話をしようとせず、現象に見合うような自分の体験などを語るのが良いと思うぞ。

あ……それもそうですね。

ではここで筆者のデジャブ・シチュエーション。

ある日の夕暮れに道を歩いている時、先の電柱の線にカラスが3羽並んでいて、そいつらが揃って「カーカー」とけたたましく鳴いていた。

「こっちに襲ってこないよね?」と内心警戒しつつ、様子を伺いながら「あそこっていっつもカラス居るんだよね……」などと無意識に思ったが、いざ考えてみると、その道ははじめて通った場所だったという事実。

その後「あ、デジャブ」と即座に認識する。

これが筆者的一例。

もちろん物忘れなどではなく※皆が少なからず経験していることのようなので、平常時であれば「頭がヘンになったんだろうか」などと、おおげさに心配する必要もないと思っている。

※一説では全体の6~7割の人間が、人生で少なくとも一回はデジャブを体験したことがあるともいわれている。

余談だが、映画・マトリックスではキアヌ・リーヴス氏が演じる主人公のネオが、中盤でこのデジャブを体験するシーンが見られる。

短いワンシーンだが、マトリックス設定でのデジャブはあまり良い出来事ではないらしく(ヒロインのトリニティ談)ここから徐々に危機的な状況へと発展する流れとなっている(実際のシーンは映画をご覧下さいませ)。

色々な要素や人の気質がからむ不思議な現象

デジャブが起きる要素って色々あるんだよ。

たとえば色んな景色の光景や、その場所の匂いや音の記憶が条件になるとかね。

それに若い人や感受性が豊かな人、ストレスを感じやすい人なんかもデジャブを体験しやすいっていわれているよ(諸説ありね)。

色々な事が関係して起こるのだな。

その者の性質にもよるということは、個人差もあるということか。

そういうこと。

仕事なんかで色んなとこへ出張に行く人や、旅行好きの人なんかは景色やその土地の匂いや音もたくさん味わってるだろうから、こういう人たちにもデジャブが起きやすいかもね。

ついでだけど、デジャブって正確には類似性認知メカニズムってものが働いて起きるみたいだよ。

類似性認知メカ……?

何だって?

(カエデは横文字がからむと余計分からなくなるよね、ってか、ボクもこんな聞きかじったような専門用語言わなきゃよかったよ……筆者をバカに出来ないかも)

でもボクたちって専門家じゃないし、こんな小難しい呼び名まで覚えなくて良いと思うけどね。

そこから詳しく知りたいならメインの情報や本を見た方が良いと思うな(っていっても、筆者はWebで関係論文読んでメダパニ状態になってたからなあ……)。

そう聞くと、特段難しいことに思えてくるな。

まあ、ボクたちでも分かる範囲のデジャブの考え方って、そこで目にしたり起きたりしたことが実際は体験したことがないってのが特徴だね。

で、昔の経験とかから、起こった出来事に近いものを記憶から呼び起こして、それで「どこかでこんなことあったような」って感覚になると。

場合によっちゃ、昨日夢で見た光景なんかもリンクしちゃうこともあるんだってさ(まるで予知夢みたいに思っちゃうよね)。

日常で起こることの大半は、どこかですでに見聞きし、体験した出来事だとしてもおかしくないからな(たとえそれが夢であっても)。

そうした記憶から近いことをその状況に結び付けるから、まったくの未経験の出来事が、いつか経験したことのように思えると……そういう解釈で良いのか?

まとめるには早いけど、そういう感じ。

ちなみに今まで会ったことがない人に「この人どこかで……」っていうのもデジャブの例だね。

人か場所か、もしくどっちもとかは関係ないみたい。

別に不快じゃない?(体感上での話)

このデジャブというやつ。

わりと平和で穏やかな状況の時に起こっていることの気がするぞ。

たとえば冒頭で話した私の体験や、筆者どのの体験は日常の何でもない一幕だからな。

せっぱつまった状況の時には、なかなか起き得ないと思えるが。

それこそ筆者がデジャブ状態になった時、気持ち悪さはぜんぜん感じなくて、むしろ「懐かしい」って感じになるんだって。

別にイヤな気分じゃないらしいし、なんなら魔法にかけられたように、意識だけが子供の頃にタイムスリップしたって感じになるらしいよ。

ま、その不思議な魔法の効果はすぐ解けちゃうんだけどね。

そういう風に聞くと、何となく素敵な出来事のようにも思えるな。

個人差だと思うんだけどね(人によっちゃ不快かも知れないし)。

まとめ

①デジャブとは既視感とも呼ぶ現象で、フランス語の「déjà-vu」に由来する

②記憶のズレや記憶処理のエラー・性格・過去の体験(夢なども含め)年齢・ストレスなど、起こる要因は様々だが、通常はそこまで気にしなくても良い現象

③体験したことがないのに「前に同じことがあった」「どこかで会った」など実際に体験したことがあるように錯覚する。なお感じ方には個人差もある(懐かしさを感じるなど)

ところでコチョンどのはデジャブ経験があるのか?

あるのは確かだろうけど、あんまり思い出せないなー。

その日その日を難しく考えずに生きるスタイルでいってるもんで。

だからかな?

(説得力があるような、ないような)

だが、なにか1つくらいあるだろう?

あ。

おっ、なにかそれっぽいの思い出したか?

今まさにこの時。

こんな会話も、度々あるような。

それってデジャブじゃないか?

なぜなら今回のような話は、まさしく今回がはじめてだからな。

だって今、筆者が「オチが思い付かないっ!」って思ってるからね。

話してる内容は読み物ごとにちがっても、この段階になるといつものことだし。

それでぼんやりとデジャブ感が。

多分それちがうと思うぞ。

それに、そんな内輪ネタなど誰も得しないから、控えた方が良いと思うぞ。

(という、実にしょうもないオチになってしまったが)

了。

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