確かにちょっと似ているけど……イルカは小さな○○○!

なおタイトルの○○○には、イルカに少し似た生き物の名前が入る。この時点で解る方はかなり察しの良い人かも知れない。




これまで筆者は、その○○○とイルカは互いに全く関係のない生き物かと思っていたが、実際はそうじゃなかったらしい。




イルカと○○○は、サイズがちがうというのが話のミソだったのだ。




また、それとは別にイルカは人間と度々コミュニケーションが取れるから、大変頭が良い生き物だというイメージもあった。本当は人間よりも頭が良いと思える話もあるほどだ。




水族館ショーの主役としても有名な、そんなイルカの記事を今回書いてみた。

イルカは小型のクジラ

dolphin jumping out of the sea during day
Photo by Noah Boyer on Unsplash

成体時の体長が4~5メートル以下のクジラは「イルカ」に分類される。




確かに両者とも見た目が少し似ているような気がしていたが、はたしてそんな単純な分け方で良かったのか。

きっちりとは分けられない

口先がシュッとしているからイルカとか、どうもそういう事でもなかった模様。




ただし、先ほどの体長で分けるという定義は、あくまでおおざっぱなもので、本当のところはクジラとイルカを明確に分ける基準の様なものはまだ出来ていないらしいのだ。




また、4メートルに達していなくてもクジラと呼ぶのもいる。例えば「ゴンドウクジラ」は、成体の体長が2~5メートルほどで、下手をすればイルカとクジラの境目辺りのサイズが居てもおかしくないだろう。




名付ける際はどちらにして良いものか、さぞかし悩んだのかも知れない。





もう少し調べてみると、そもそもイルカとはハクジラ亜目という分類に入っている生き物で、この種類中で4・5メートル以下の小型のものをイルカと呼ぶ。




一方で、ヒゲクジラ亜目という類も存在していて、ほぼすべてのクジラの種類は先のハクジラか、このヒゲクジラのどちらかに入っているそう。




なお、ヒゲクジラは大型のクジラが多く属していて、その中には世界最大の生き物と呼ばれるシロナガスクジラが入っている。

さらに、シロナガスクジラの中には全長が約34メートルもの個体がいたって話だよ。

これは確認されている中、地球上の生き物として一番大きいサイズなんだ。

ちなみに30メートルって長さは、マンションの10階建てに相当するみたい。マニアックな例えだと、トイレットペーパーのダブルを使い切るまで伸ばすとその位になるんだって(良い子はホントにやっちゃダメだよ)。

34メートルってそれよりも長いって事さ。島かよって思うレベルだよね。

なんと!?

では、かつて存在した恐竜よりもデカいのか?

スゴいところを突くね。

でも、恐竜は例外。ああいうのは化石から推測したおおよそのデカさしか解らないし、現存している生き物でもないしね。

ちなみに恐竜で一番大きいのは「アルゼンチノサウルス」ってやつらしい。全長が最大45mもあったと言われているよ。

人間並みに頭が良い?

あまり確かではないが、人間でいうと3才~6才の子どもあたりに相当すると言われている。




とりわけ、イルカショーなどで飼育員さんの言う事を聞いて、輪っかをくぐってジャンプしたり、指示された通り泳いだり、およそ頭が良くなければ出来ない芸当のように思える。




もちろん、言葉で心が通じ合えるとは到底思えないが、人とある程度のコミュニケーションが取れている(指示を理解できる)ほどまで知能が高いのは間違いなさそうだ。




ちなみに「脳化指数」という体重と脳の重さの関係を数値で表したものが存在するが、イルカの脳化指数は人間についで高いのだとか。




ここではその数値上だけの話になるが、人間が約0.8で生物の中ではもちろんトップだ。次点のイルカは0.6で、チンパンジーが0.3となっている(犬やネコは0.1くらい)。頭が良い生き物のイメージだと、何となく納得する結果に思えてこないだろうか。




ただし、これはあくまで体重に対して見合った脳の大きさよりも、どれくらい脳が大きいかを表した数値らしいので、実際頭が良いかどうかはもっと複雑で膨大な要素がからむ話だろう。




しかし、こういう風に数値化されている事は、イルカはすごく頭が良い生物という説を立てるにあたって、重要な材料になっているのではと思っている。

研究者の間では、イルカの精神レベルはすごく高いって言われていて、ボクたちと同じように「悩む」って事があるんだって(ボクはネコだけどしゃべれるし、それについてはツッコまないでね)。

本当に賢いのかも知れないね。

イルカの悩みとは、どのようなものだろうな。

獲物が獲れなくて困るとか、仲間とはぐれて寂しいとか、そういうものだろうか。

それが本当であれば、なんら私たちと中身は変わらない様な気がしてきたな。

超音波で会話できる

イルカはある特殊能力を持っている。それは「エコーロケーション」というものだ。




水中で超音波を出してその反響音(エコー)から、物体との距離や大きさを知る事や、仲間同士でコミュニケーションを取る事が出来る能力だ。ちなみに地上生物の中では、コウモリもこのエコーロケーションスキルの持ち主だ。




このエコーロケーションによって、サメやシャチなどの天敵から逃げたり、獲物である魚の居場所を察知出来たりする。非常に高度なレーダーを搭載しているのと変わらないのだろう。




また、仲間にそれらの居場所を知らせて、連携を取って行動する事もあるため、いわばイルカの会話手段でもある。




しかし本能とは言え、超音波に意味を持たせて発する事が可能なあたり、イルカはやはり頭が良い生き物という説得力がより増したと思える。

まとめ

調べた結果、イルカは小型のクジラという認識で良いだろう。ただし、分け方は4・5メートル以下という大体の基準でしかない。




実際に際どい大きさのイルカだったら、果たしてどちらに分けられるのか。




結論は、研究する人もしくは機関によってちがうというのが現状らしい。例えば、筆者がその際どいサイズのイルカと友達で、誰かに紹介できる都合の良い状況だとしよう。




「こいつってホントにイルカなの?」と、研究者数人に尋ねたら「イルカ!」「いや、クジラ!」と答えが分散するかも知れないのだ。だから現在はそんなものだと納得せざるを得ない。




それとは別に、超音波による特殊能力を持っている事や、ある程度の知能の高さがあるなど、実は人間より進化の度合いが高度な生き物という風に思えた。




ところで、超音波でコミュニケーションがなされているのだったら、一体どんな会話をしているのだろうか?




「ホワワワーン(飼育員の話だと、ドラクエの新作出るってよ!)」





「ホワホワン(コンシューマーか? まさかスマホゲーじゃねーだろうな)」




……筆者の想像なので、あり得ないだろう。万が一にもそんな会話をしていると考えたら、ロマンあふれるが、どうやってプレイするだろうか。

イルカは鏡に映った自分を認識できる数少ない生き物でもあるらしいよ。

それ以外だと人間はもちろん、チンパンジーとゾウとカラスもかな。

イルカはやはり知能が高いのだな。

今度、私もイルカに超音波の出し方を教わるとしよう。仲間同士で超音波を出し合って合図を送れたら、お役目もはかどりそうだしな!

おーい、イルカとどうやって会話するのさ……。

てか、くノ一のカエデが超音波なんて出せたらイルカじゃなくて、それこそ闇に潜むコウモリだね。

了。

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